岡田おかだ重一しげかず

岡田おかだ 重一しげかず（おかだ じゅういち / しげかず、1898年ねん（明治めいじ31年ねん）6月がつ16日にち - 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）4月がつ12日にち）は日本にっぽんの陸軍りくぐん軍人ぐんじん。最終さいしゅう階級かいきゅうは少将しょうしょう。

経歴けいれき

高知こうち県けん出身しゅっしん。陸軍りくぐん中将ちゅうじょう岡田おかだ重久しげひさ（陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう4期き）の長男ちょうなんとして生うまれる。大阪おおさか陸軍りくぐん地方ちほう幼年ようねん学校がっこう、陸軍りくぐん中央ちゅうおう幼年ようねん学校がっこうを経へて、1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）5月がつ、陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう（31期き）を卒業そつぎょう。同年どうねん12月がつ、歩兵ほへい少尉しょういに任官にんかんし歩兵ほへい第だい11連隊れんたい附つけとなる。1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）11月、陸軍りくぐん大だい学校がっこう（41期き）を卒業そつぎょうした。

以後いご、陸軍りくぐん省しょう軍務ぐんむ局きょく課員かいん、参謀さんぼう本部ほんぶ員いん、陸りく大だい教官きょうかん、参謀さんぼう本部ほんぶ員いん兼けん軍令ぐんれい部ぶ員いんなどを経へて、1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）10月がつ、第だい10軍ぐん参謀さんぼう充用じゅうようとなり日にち中ちゅう戦争せんそうに出征しゅっせい。関東軍かんとうぐん参謀さんぼうを経へて、1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）3月がつ、参謀さんぼう本部ほんぶ庶務しょむ課長かちょうに就任しゅうにんし、同年どうねん8月がつ、歩兵ほへい大佐たいさに昇進しょうしん。同年どうねん10月がつ、参謀さんぼう本部ほんぶ作戦さくせん課長かちょう（第だい1部ぶ第だい2課長かちょう）に就任しゅうにん。以後いご、歩兵ほへい第だい78連隊れんたい長ちょう、陸軍りくぐん省しょう人事じんじ局きょく補任ほにん課長かちょうを務つとめ、1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）8月がつ、少将しょうしょうに昇進しょうしん。以後いご、人事じんじ局長きょくちょう、北きた支ささえ那な方面ほうめん軍ぐん参謀さんぼう副長ふくちょう、支ささえ那な派遣はけん軍ぐん総そう参謀さんぼう副長ふくちょうを務つとめて終戦しゅうせんを迎むかえた。1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）5月がつに復員ふくいんした。1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）11月28日にち、公職こうしょく追放ついほう仮かり指定していを受うけた。

1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）4月がつ、肺炎はいえんのため東京医科歯科大学とうきょういかしかだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういんで死去しきょした。墓所はかしょは多磨たま霊園れいえん。

親族しんぞく

• 弟おとうと 岡田おかだ重美しげみ（陸軍りくぐん大佐たいさ、近衛このえ第だい2師団しだん参謀さんぼう長ちょう、陸士りくし34期き）

参考さんこう文献ぶんけん

• 秦はた郁いく彦編『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』第だい2版はん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、2005年ねん。
• 福川ふくかわ秀樹ひでき『日本にっぽん陸軍りくぐん将官しょうかん辞典じてん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、2001年ねん。
• 『現代げんだい物故ぶっこ者しゃ事典じてん 1980〜1982』日外にちがいアソシエーツ、1983年ねん。
• 外山とやま操みさお編へん『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、1981年ねん。