岩波いわなみ全書ぜんしょ

岩波いわなみ全書ぜんしょ（いわなみぜんしょ）とは、岩波書店いわなみしょてんから出版しゅっぱんされていた叢書そうしょ。

概要がいよう

1933年ねん12月10日にちに「もっとも信頼しんらいすべき基礎きそ的てき学術がくじゅつ書しょ」を目指めざして創刊そうかんされ、438点てんが刊行かんこうされた。判はん型がたはやや小こぶりのB6判ばんで、刊行かんこう当初とうしょは箱はこにはいっていたが、1970年ねんごろからの新刊しんかん、重版じゅうはん書目しょもくについては箱はこを使用しようしないことになった。

この形式けいしきで、三笠みかさ書房しょぼうは1930年代ねんだいに、唯物ゆいぶつ論ろん研究けんきゅう会かいの論客ろんかくを著者ちょしゃに起用きようして、〈唯物ゆいぶつ論ろん全書ぜんしょ〉（のちに〈三笠みかさ全書ぜんしょ〉と改名かいめい）というシリーズを発刊はっかんして対抗たいこうした。

2005年ねんより中なかでも特とくに評価ひょうかの高たかい作品さくひんが復刊ふっかんされている。