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常住 じょうじゅう 人口 じんこう (じょうじゅうじんこう)とは、ある調査 ちょうさ の時刻 じこく に、調査 ちょうさ の地域 ちいき に常住 じょうじゅう している場所 ばしょ (常住 じょうじゅう 地 ち )で調査 ちょうさ する方法 ほうほう で把握 はあく した人口 じんこう のことである。現住 げんじゅう 人口 じんこう とも呼 よ ばれ、英語 えいご では de jure population と表現 ひょうげん される。これに対 たい し、ある調査 ちょうさ の時刻 じこく に、調査 ちょうさ の地域 ちいき に実際 じっさい に存在 そんざい している場所 ばしょ (現在地 げんざいち )で調査 ちょうさ する方法 ほうほう で把握 はあく した人口 じんこう を現在 げんざい 人口 じんこう と呼 よ ぶ。
日本 にっぽん における常住 じょうじゅう 人口 じんこう と現住 げんじゅう 人口 じんこう [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では、国勢調査 こくせいちょうさ を初 はじ めとする諸 しょ 人口 じんこう 統計 とうけい で、常住 じょうじゅう 人口 じんこう や現住 げんじゅう 人口 じんこう に異 こと なる定義 ていぎ が与 あた えられており、両者 りょうしゃ は用語 ようご として区別 くべつ される。
日本 にっぽん の各種 かくしゅ 統計 とうけい における「常住 じょうじゅう 人口 じんこう 」とは、調査 ちょうさ 日 び 時 じ (例 たと えば10月 がつ 1日 にち )の午前 ごぜん 0時 じ に調査 ちょうさ 地域 ちいき 内 ない の住居 じゅうきょ に3か月 げつ 以上 いじょう に渡 わた って住 す んでいるか、又 また は住 す むことになっている住人 じゅうにん (常住 じょうじゅう 者 しゃ )の人口 じんこう であり、常住 じょうじゅう 地 ち のない者 もの は調査 ちょうさ 時 じ にいた場所 ばしょ の「常住 じょうじゅう 者 しゃ 」とみなす。また学校 がっこう の施設 しせつ に宿泊 しゅくはく している者 もの 、3か月 げつ 以上 いじょう 入院 にゅういん している者 もの 、海上 かいじょう に生活 せいかつ の本拠 ほんきょ を置 お く者 もの 、自衛隊 じえいたい の営舎 えいしゃ 、刑務所 けいむしょ ・少年院 しょうねんいん などについては、それぞれの施設 しせつ が所属 しょぞく する地域 ちいき 、船舶 せんぱく の寄港 きこう 地 ち における「常住 じょうじゅう 者 しゃ 」とみなす。
日本 にっぽん 国内 こくない に常住 じょうじゅう している者 もの は外国 がいこく 人 じん を含 ふく めすべて調査 ちょうさ の対象 たいしょう とするが、外国 がいこく 政府 せいふ の外交 がいこう 使節 しせつ 団 だん ・領事 りょうじ 機関 きかん の構成 こうせい 員 いん 及 およ びその家族 かぞく 、外国 がいこく 軍隊 ぐんたい の軍人 ぐんじん ・軍属 ぐんぞく 及 およ びその家族 かぞく は除 のぞ く。
なお昭和 しょうわ 23年 ねん の常住 じょうじゅう 人口 じんこう 調査 ちょうさ 、昭和 しょうわ 25年 ねん の国勢調査 こくせいちょうさ においては、常住 じょうじゅう の判定 はんてい の基準 きじゅん となる居住 きょじゅう 期間 きかん は6か月 げつ 以上 いじょう であった。また昭和 しょうわ 22年 ねん 以前 いぜん の国勢調査 こくせいちょうさ 、人口 じんこう 調査 ちょうさ 、臨時 りんじ 国勢調査 こくせいちょうさ においては、「常住 じょうじゅう 人口 じんこう 」ではなく「現在 げんざい 人口 じんこう 」をもとに人口 じんこう が集計 しゅうけい された。
「現住 げんじゅう 人口 じんこう 」とは、調査 ちょうさ 日 び 時 じ (1886年 ねん 以降 いこう は月末 げつまつ の深夜 しんや 24時 じ )に戸籍 こせき 上 じょう 実際 じっさい に現住 げんじゅう している場所 ばしょ (現住 げんじゅう 地 ち )で集計 しゅうけい した、一種 いっしゅ の登録 とうろく 人口 じんこう である。明治維新 めいじいしん において戸籍 こせき 制度 せいど が統一 とういつ されてから生 う まれた概念 がいねん であり、戸籍 こせき 上 じょう の本籍 ほんせき 地 ち によって集計 しゅうけい された「本籍 ほんせき 人口 じんこう 」より出入 でいり 寄留 きりゅう 者 もの 、逃亡 とうぼう 失踪 しっそう 者 しゃ 、陸海 りくかい 軍 ぐん の兵営 へいえい 艦船 かんせん に在 あ る者 もの 、監獄 かんごく に在 あ る者 もの 、外国 がいこく 行 い きの者 もの を加除 かじょ して得 え た人口 じんこう で、一種 いっしゅ の戸籍 こせき 上 じょう の「常住 じょうじゅう 人口 じんこう 」であるが、外国 がいこく 人 じん や無籍 むせき の者 もの 、皇族 こうぞく (ただし皇族 こうぞく は1885年 ねん 以前 いぜん は本籍 ほんせき 人口 じんこう 、現住 げんじゅう 人口 じんこう に含 ふく まれた)など、戸籍 こせき を持 も たない者 もの は調査 ちょうさ の対象 たいしょう 外 がい であった。
なお現住 げんじゅう 人口 じんこう は、死亡 しぼう ・脱 だつ 籍 せき 等 とう の届出 とどけで 漏 も れによる虚数 きょすう がかなり含 ふく まれており余 あま り正確 せいかく な統計 とうけい ではなかった。そのため明治 めいじ 時代 じだい 後半 こうはん から、生 せい の集計 しゅうけい 結果 けっか である現住 げんじゅう 人口 じんこう を「現住 げんじゅう 人口 じんこう (甲種 こうしゅ ) 」と称 しょう し、これとは別 べつ に全国 ぜんこく の入 いれ ・出 で 寄留 きりゅう 者 しゃ の差 さ 数 すう を各 かく 県 けん 別 べつ の入 いれ ・出 で 寄留 きりゅう 者 しゃ 数 すう の比 ひ で各 かく 県 けん に按分 あんぶん 修正 しゅうせい して算出 さんしゅつ するという、統計 とうけい 的 てき 補正 ほせい を加 くわ えた現住 げんじゅう 推計 すいけい 人口 じんこう である「現住 げんじゅう 人口 じんこう (乙種 おつしゅ ) 」が考案 こうあん された。 さらに警察 けいさつ 署 しょ に地域 ちいき 住民 じゅうみん を調査 ちょうさ させて集計 しゅうけい した「警察 けいさつ 署 しょ 調査 ちょうさ 現住 げんじゅう 人口 じんこう 」も、国勢調査 こくせいちょうさ 開始 かいし 以前 いぜん に作成 さくせい された。
昭和 しょうわ 27年 ねん (1952年 ねん )に住民 じゅうみん 登録 とうろく 制度 せいど が開始 かいし されることにより、本籍 ほんせき 人口 じんこう ・現住 げんじゅう 人口 じんこう を初 はじ めとする戸籍 こせき をベースとした人口 じんこう 統計 とうけい の集計 しゅうけい は終了 しゅうりょう し、住民 じゅうみん 基本 きほん 台帳 だいちょう による登録 とうろく 人口 じんこう の集計 しゅうけい へと移行 いこう した。
推計 すいけい 人口 じんこう を指 さ して「常住 じょうじゅう 人口 じんこう 」や「現住 げんじゅう 人口 じんこう 」という用語 ようご が用 もち いられることもある。特 とく に福島 ふくしま 県 けん では、過去 かこ の国勢調査 こくせいちょうさ 人口 じんこう や推計 すいけい 人口 じんこう を「現住 げんじゅう 人口 じんこう 」として公表 こうひょう している。[1]
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