延髄 斬 り
概要
[アントニオ
フォーム
[- オリジナル
式 捻 り式 、跳 び蹴 り式 とも呼 ばれる。発案 者 の猪木 と同 じフォームで、立 っている相手 の斜 め後方 あたりからその場 で垂直 にジャンプして、ジャンプのほぼ頂点 で体 を捻 って片足 を差 し出 し、その足 の甲 を相手 の後頭部 へぶつける。旋回 式 肩 掴 み旋回 式 とも呼 ばれる。猪木 の場合 はジャンプの頂点 で蹴 りを繰 り出 すのに対 し、天龍 源一郎 の場合 は斜 め後方 から相手 の片 肩 を掴 み、そこを支点 としてジャンプして旋回 しながら蹴 りを後頭部 に向 けて繰 り出 す。また、肩 を掴 まずに同様 のフォームで繰 り出 すことも多 い。田上 明 がこのフォームで使用 したことがある。- これはアメリカのNWAミッドアトランティック
地区 へ武者 修行 に行 っていた1980年代 初頭 、新 日本 プロレスの興行 から帰 って来 たレスラー達 から「猪木 が妙 なキックを使 う」と言 う話 を聞 き、当時 若手 だった天龍 が興味 を持 ったことに端 を発 する(マスクド・スーパースターに放 った延髄 斬 りをブラックジャック・マリガンに評価 され、使用 するようになったという)。猪木 に比 べジャンプ力 に劣 るため自己流 にアレンジを加 えた結果 とも、「後頭部 に跳 び蹴 りを当 てる技 」という漠然 とした情報 しか得 られなかったことから違 いが生 まれたともいわれているが、詳細 は不明 。ただし、若手 時代 の天龍 は猪木 ほどの高 さは無 いものの「跳 び蹴 り式 」の延髄 斬 りも見 せており、少 なくともまず「肩 掴 み式 」ありきではなかったものと思 われる。また、その時期 の天龍 は相手 の背後 から走 り込 んで放 つ(体勢 的 には、レッグラリアートに近 い。)独特 の延髄 斬 りも使用 していた。 - スイクルデス
齋藤 彰 俊 が使用 するオリジナルの名称 。モーションも全身 を大 きく使 ったダイナミックなものである。オリジナル式 と旋回 式 の合成 の様 なフォーム。- その
他 - ジャンプの
上昇 中 に二 段 蹴 りのように足 を振 り上 げて繰 り出 すレスラーもいる。
主 な使用 者
[- アントニオ
猪木 藤波 辰 爾 渕 正信 天龍 源一郎 川田 利明 橋本 真 也齋藤 彰 俊 永田 裕志 石井 智宏 土方 隆司 棚橋 弘 至 関本 大介 - オカダ・カズチカ
- YAMATO
- KAI
- バッドニュース・ブラウン(バッドニュース・アレン)
- アルベルト・エル・パトロン
- クリス・アダムス
派生 技
[キャッチ式 延髄 斬 り
[相手 に自身 のキックがキャッチされた状態 から、掴 まれた足 を軸 にしてもう片方 の足 で延髄 斬 りを浴 びせる。小川 良成 などのジュニアヘビー級 選手 が使 う事 が多 いが、ヘビー級 選手 でも山崎 一夫 や橋本 真 也など蹴 り技 を得意 技 とする選手 が見 せる事 がある。
シャイニング式 延髄 斬 り
[- シャイニング・ウィザードのように
相手 の膝 を踏 み台 にして延髄 斬 りを浴 びせる。ミラノコレクションA.T.が使用 した。
ステップ式 延髄 斬 り
[- キャッチ
式 の応用 で、シャイニング式 の類似 型 (シャイニング式 よりこちらの方 が古 い)。前屈 みで立 っている相手 の腹部 へ片足 を乗 せてから繰 り出 す延髄 斬 り。アメリカではラウンド・ハウス・キックとも呼 ばれる。
三角 跳 び式 延髄 斬 り
[三角 蹴 りとも呼 ばれる。コーナーポストを駆 け上 るようにジャンプしてオーバーヘッドキックに似 た体勢 、もしくは横 からの体勢 で延髄 斬 りを浴 びせる。主 な使用 者 に望月 成 晃 、輝 優 優 、藤本 つかさがいる。(ビーナス・シュートの名称 で使用 。)
ランニング延髄 斬 り
[立 っている相手 に向 かって助走 を付 けてジャンプして片足 を差 し出 して相手 の後頭部 を蹴 りつける。後頭部 への稲妻 レッグ・ラリアットともいえる。
ダイビング延髄 斬 り
[- コーナー
最 上段 からジャンプして延髄 斬 りを繰 り出 す。猪木 も使用 していた時期 があったのだが、通常 の延髄 斬 りのインパクトには及 ばず得意 技 として愛用 するまでには至 らなかった(猪木 本人 も自覚 していたのか、ダイビング延髄 斬 りを当 てた直後 に通常 の延髄 斬 りでフォローした事 がある。)。主 な使用 者 に山田 敏代 、輝 優 優 のふたり。
延髄 式 ニールキック
[通常 の延髄 斬 りとは異 なり、相手 の後頭部 にニールキックを当 てる。主 な使用 者 は初代 初代 タイガーマスク、ザ・グレート・サスケ、太陽 ケア、中嶋 勝彦 (デスロールの名称 で使用 )。佐山 は「力 加減 が効 かない難 しい技 」であるとの事 。
ジャンピング・ハイキック
[川田 利明 が使用 している。走 ってくる相手 に対 するカウンターとしても使用 される。後頭部 ではなく、顔面 や側 頭部 を狙 った延髄 斬 り。土方 隆司 の場合 、ランニング式 も使用 している。
スプリングボード式 ・ラウンドハウス・キック
[- セカンドロープに
飛 び乗 り、その反動 を利用 してジャンプし、身体 を半 回転 させながら相手 の顔面 に右足 を叩 き込 むスプリングボード式 のラウンドハウス・キック。主 にカウンターやフィニッシャーへの繋 ぎとして使 う。 - ジョン・モリソンはフライングチャック、コーディ・ローデスはディザスター・キックの
名称 で使用 。
脚注
[- ^ 「
観戦 必携 /すぐわかる スポーツ用語 辞典 」1998年 1月 20日 発行 、発行 人 ・中山 俊介 、52頁 。