徳島とくしま刑務所けいむしょ

徳島とくしま刑務所けいむしょ（とくしまけいむしょ）は、法務省ほうむしょう矯正きょうせい局きょくの高松たかまつ矯正きょうせい管区かんくに属ぞくする刑務所けいむしょ。

所在地しょざいち

〒779-3133 徳島とくしま県けん徳島とくしま市し入田にゅうた町まち大久おおく200-1
- JR四国しこく徳島とくしま駅えきから、徳島とくしまバス17系統けいとう（延命えんめい経由けいゆ）・一宮いちのみや線せん（大木たいぼく経由けいゆ）「天てんの原げん西にし」行ぎょうで約やく45分ふん、終点しゅうてん「刑務所けいむしょ前まえ」下車げしゃ。

収容しゅうよう分類ぶんるい級きゅう

LB級きゅう
B級きゅう

定員ていいん

860人にん

組織そしき

所長しょちょうの下したに2部ぶ1課かを持もつ2部ぶ制せいである。

総務そうむ部ぶ（庶務しょむ課か、会計かいけい課か、用度ようど課か）
処遇しょぐう部ぶ（処遇しょぐう担当たんとう、企画きかく担当たんとう）
医務いむ課か

特記とっき事項じこう

徳島とくしま刑務所けいむしょ担当たんとう医師いしによる虐待ぎゃくたい疑惑ぎわく報道ほうどう

「徳島とくしま刑務所けいむしょ暴動ぼうどう事件じけん」も参照さんしょう

2001年ねん（平成へいせい13年ねん）12月に刑務けいむ官かんが受刑じゅけい者しゃの尻しりに向むけて消防しょうぼう用ようホースで放水ほうすいして1人ひとりを死亡しぼうさせた事件じけんが発生はっせい後ご（名古屋なごや刑務所けいむしょ事件じけん）、全国ぜんこく的てきに刑務所けいむしょ内ないでの受刑じゅけい者しゃの扱あつかいに関かんして改善かいぜんが行おこなわれたはずであったが、徳島とくしま刑務所けいむしょ内ないで担当たんとう医師いしによる不調ふちょうを訴うったえて医務いむ室しつに来きた受刑じゅけい者しゃに対たいして虐待ぎゃくたい（性的せいてき虐待ぎゃくたい）が多数たすう行おこなわれていた疑惑ぎわくが同どう所内しょない受刑じゅけい者しゃ80人にんの告発こくはつにより判明はんめいした。虐待ぎゃくたいは医師いし及および職員しょくいん数すう人にんで受刑じゅけい者しゃを押おさえ付つけ、肛門こうもんに対たいして指ゆび数すう本ほんを出血しゅっけつする程ほど強つよく挿入そうにゅうして肛門こうもん破裂はれつをさせたり、男性だんせい器きである睾丸こうがんを握にぎり潰つぶしたりした。他ほかにも、薬くすりを与あたえない、治療ちりょうをしない等ひとしの受診じゅしん拒否きょひ等とうで、虐待ぎゃくたいは多岐たきにわたる。医師いしのみでなく立たち会あっていた職員しょくいんもいた事ことから組織そしきぐるみの虐待ぎゃくたいの可能かのう性せいもある。被害ひがい者しゃの多おおくは、無期むき懲役ちょうえき、親族しんぞくがいない、高齢こうれい者しゃである等とうの受刑じゅけい者しゃでも特とくに立場たちばの弱よわい者ものを選えらんで行おこなわれていた様ようである。法務大臣ほうむだいじんや徳島とくしま県けん警察けいさつにも告発こくはつしたが事態じたいが進すすまない為ため、テレビ朝日てれびあさひに告発こくはつして、2007年ねん（平成へいせい19年ねん）11月13日にちの同局どうきょく報道ほうどう番組ばんぐみ『スーパーモーニング』の特集とくしゅうにて公おおやけの場ばに報道ほうどうされた。
2007年ねん11月16日にち朝あさ刑務所けいむしょ内ないの工場こうじょうで作業さぎょうをしていた受刑じゅけい者しゃ数すう名めいが刑務けいむ官かん1人にんを別室べっしつにつれ込こみ暴行ぼうこうを加くわえた。刑務けいむ官かんは全治ぜんち4 - 5日にちの怪我けが。この暴行ぼうこうの原因げんいんが医務いむ課長かちょうの行為こういと関連かんれんしているとされる。

面会めんかい不ふ許可きょか問題もんだい

同どう刑務所けいむしょに服役ふくえきした暴力団ぼうりょくだん組長くみちょうと、組長くみちょうと養子ようし縁組えんぐみした男性だんせいの組員くみいんが、同どう刑務所けいむしょから「勾留こうりゅう中なかの養子ようし縁組えんぐみであり、面会めんかいは認みとめられない」として、面会めんかい不ふ許可きょかとされた。この組長くみちょうと組員くみいんの両者りょうしゃは、面会めんかいの権利けんりを侵害しんがいされ精神せいしん的てき苦痛くつうを受うけたとして、同どう刑務所けいむしょを相手取あいてどり、大阪おおさか地裁ちさいに訴訟そしょうを起おこした。これに対たいし同どう刑務所けいむしょ側がわは、「暴力団ぼうりょくだん関係かんけい者しゃ同士どうしの接触せっしょくの機会きかいを確保かくほするための形式けいしき的てきな養子ようし縁組えんぐみである」などと主張しゅちょうしており、2011年ねん 11月現在げんざい係争けいそう中ちゅう^[1]。