愚 地 克巳
プロフィール[編集 ]
年齢 :20歳 (最大 トーナメント編 )、21歳 (野人 戦争 編 )- ファイトスタイル:
神 心 会 空手 身長 :186.5センチメートル体重 :116キログラム
担当 声優 [編集 ]
瀧川 英次 (ゲーム『グラップラー刃 牙 バキ最強 列伝 』)藤原 啓 治 (テレビアニメ第 1作 、パチンコ版 )前川 優子 (テレビアニメ第 1作 ・幼少 時 )川原 慶久 (テレビアニメ第 2作 )
概要 [編集 ]
ベンチプレス300キロ、100メートル10
ファイトスタイル[編集 ]
下段 突 き真下 に向 けて突 きを放 つ。コンクリートブロック三 枚 を粉砕 する威力 を誇 る。蹴 り足 ハサミ殺 し敵 の打 突を肘 打 ちと膝 蹴 りで挟 み潰 す技 。しかし規格 外 の威力 をもつ花山 のパンチに対 しては通用 しなかった。蹴 り込 んだ水月 を踏 み台 に肩 へ駆 け上 がっての蹴 り作者 曰 く実在 の技 で、習得 には自己 を発狂 寸前 にまで追 い込 む荒行 を必要 とするという。作中 では、金的 を蹴 り上 げて膝 を付 かせ、水月 を蹴 り込 み、肩 へ駆 け上 がって膝 蹴 りで顎 を打 ち上 げ、全 体重 を乗 せた肘 打 ちを顔面 に叩 き落 とす。正中 線 四 連 突 き飛 び上 がりながら、正中 線 上 の急所 (顔面 、喉 、水月 、金的 など)を打 突する。- オール
急所 五 連 撃 一瞬 のうちに身体 の急所 (舌根 、雁 上 、稲妻 、夜光 、伏 兎 )に打撃 を入 れる。- マッハ
突 き - 「
音速 拳 」とも呼 ばれる。背骨 を含 む全身 27箇所 の関節 [1]の回転 を連結 加速 させ、音速 を超 える打 突を放 つ。発動 の際 には衝撃波 が発生 し、破裂 音 を生 じる。 真 マッハ突 き[2]骨 の関節 を増 やすイメージにより、マッハ突 きがさらなる高速度 に至 ったもの。- その
研鑽 には烈 海王 と郭 海 皇 の協力 を得 ており、また脱力 や菩薩 の拳 などの要素 も含 まれている。 片 手打 ちでも音速 を超 える術 理 を全身 で行 うため、従来 のマッハ突 きよりも大幅 に高速 化 。その衝撃波 は道場 の窓 ガラスを全 て吹 き飛 ばし、空気 の壁 で拳 足 が自壊 するほどの速度 に達 する。術 理 の応用 により、正 拳 のみならず全 ての打撃 を超 音速 化 可能 。続編 のバキ道 では更 なる研鑽 によってピクル戦時 よりも完成 度 の高 い『骨格 の鞭 化 』に到達 している当 てない打撃 - マッハ
突 きの最終 形 。鞭 は振 り戻 す瞬間 にこそ最高 速度 に達 するという原理 を応用 したもの。 打 突をあえて当 てず、腕 を相手 に当 てる直前 に急激 に引 き戻 すことで、真 マッハ突 きをも上回 る速度 に達 し、甚大 な衝撃波 で相手 を打倒 する。同時 にソニックブームによって自 らの拳 足 も完全 に崩壊 する。劇 中 では右腕 の肉 が弾 け飛 び、肘 から先 は手首 を残 してわずかな筋肉 と骨 だけと化 した。現在 最 も進化 した打撃 として父 独歩 や刃 牙 を驚嘆 させ、観戦 していた郭 海 皇 には「ものの数日 で武 を50年 は進化 させた」と言 わしめている。対 武器 術 敵 の刃物 や打 突を打 ち払 った後 、片足 だけで膝 、金的 、水月 、喉 を蹴 り抜 く。
作中 での活躍 [編集 ]
『グラップラー刃 牙 』[編集 ]
作中 での初 登場 は最大 トーナメント編 の1話 。神 心 会 では世界 大会 用 の切 り札 として温存 されていた。
範 馬 勇次郎 との対決 に敗 れた独歩 が、神 心 会 の面子 を保 つために地下 闘技 場 の最大 トーナメントへ参加 させた。当初 は非凡 な才能 をひけらかす高慢 な性格 で、途中 、夜叉 猿 Jrの乱入 などの一幕 で刃 牙 と対立 することもあった(刃 牙 と直接 対決 することはなかった)。
- 1
回戦 では師 同士 が因縁 を持 つローランド・イスタスと対戦 。腕 を振 り下 ろした遠心 力 で外 された肩 の関節 を戻 し、さらには完璧 に決 まった腕 固 めから片腕 一本 で脱出 。独歩 越 えを宣言 のち快勝 。
- 2
回戦 の花山 薫 との対戦 では大 いに苦戦 するが、自分 の慢心 を反省 し、天才 ゆえに知 らなかった闘 う喜 びを認識 しつつ、温存 していた「マッハ突 き」を解禁 し辛勝 。
- 3
回戦 では近代 空手 の代表 として、中国 拳法 の代表 烈 海王 に臨 むものの、見 えない目潰 しで機先 を制 され、マッハ突 きを放 ちかけたところでカウンターの一 撃 を受 け倒 されてしまう。
『バキ』[編集 ]
最大 トーナメント戦後 は、「中国 拳法 に負 けたなら、空手 の歴史 に意味 はない」と看板 を下 ろした独歩 に対 し、「中国 拳法 から学 んでいない部分 があるなら、それを取 り入 れる」と前向 きな姿勢 をみせ、神 心 会 の長 と成 り代 わる。早速 、烈 海王 を特別 コーチに招 いて訓練 を重 ねるが、独歩 を訪 ねてきたドリアンに不意打 ちされ、首 に重傷 を負 う。これで「試合 と本番 」というものを改 めて考 え直 した克巳 は、加藤 清澄 を師 として実戦 的 な戦 い方 を模索 。高 じて、素手 を旨 とする空手 家 にありながら武器 使用 を肯定 するなど、空手 家 の精神 を損 ないかけたが、直後 に独歩 からその浅 はかさを指摘 されている。これを受 け、武器 を使 わず四肢 を刃物 とする鎬昂昇 もコーチに招 いた。
- その
後 、烈 海王 の保護 したドイルの乱入 に対 する初動 の遅 さが災 いして道場 を爆破 された。これにより全身 に第 二 度 火傷 を負 うが、ドイルの凶器 攻撃 を対 武器 術 で終始 圧 倒 し顔面 を破壊 する。しかし、終始 敗北 を認 めなかったドイルに対 し「これ以上 、壊 すことは出来 ない」とし自 らの敗北 を宣言 する。ドイルもまた克巳 に対 して敗北 を認 めたため、友 としてその亡命 を手助 けし、絆 として正 拳 突 きと黒 帯 を授 けた。
『範 馬 刃 牙 』[編集 ]
他 の格闘 士 同様 ピクルに夜這 いをかけるが、範 馬 勇次郎 に覚悟 のなさを看破 され屈辱 を味 わう。これを契機 に精神 的 な成長 を遂 げたのか、勝 ち負 けとは無関係 にピクルとの対戦 を熱望 するようになる。
- かつて「
勝 てる気 がしない」と恐 れていた独歩 を不意打 ち一 撃 で失神 させた上 、烈 海王 と郭 海 皇 にマッハ突 きのさらなる研鑽 を促 され、技 の大幅 な改良 に成功 。家族 と拳 友 、さらに都下 の門下生 五 万 五 千 人 に見守 られ、東京 ドームでピクルに挑 んだ。
試合 では真 マッハ突 きや当 てない打撃 を駆使 し、拳 足 を自壊 させながらピクルから幾度 もダウンを奪 う。だが、結果 としてピクルを倒 す前 に負傷 が限界 を超 え、戦闘 不能 になったところで右腕 を噛 み千 切 られ[3]敗北 。しかしピクルが克巳 の奮戦 に畏敬 の念 を抱 いたため肉体 を食 されることはなく、また父 と門下生 から神 心 会 新館 長 としての信頼 をも得 た。後日 、見舞 いへと訪 れた刃 牙 にピクルへの挑戦 を託 す。
右腕 を失 ったことに悲観 してはおらず、むしろ本人 は新 たに「隻腕 」という個性 を手 に入 れたと肯定 的 に捉 えており、剣術 の一刀 流 の思想 にも通 ずる新 たな武 の追求 を続 けている。刃 牙 と勇次郎 の親子 喧嘩 はテレビで鑑賞 する。
『刃 牙 道 』[編集 ]
武 の追求 を続 けて「隻腕 」という個性 をものにしつつあり、渋川 との組 手 では「総毛立 った」と言 わせる程 であった。独歩 が宮本 武蔵 に敗北 したことに対 しては烈 海王 に「武蔵 と戦 うとしても、敵討 ちではなく愚 地 克巳 個人 として挑 む」と語 っている。
『バキ道 』[編集 ]
光成 から大相撲 と戦 わないかと誘 われるが、自身 の「隻腕 空手 」はいまだに完成 とは程遠 いからと一 度 は断 る。しかし光成 から宮本 武蔵 との戦 いで死 んだ烈 海王 との共闘 を提案 され、その後 東京 スカイツリー地下 で密 かに保管 していた烈 の右腕 を見 せられた。克巳 はその事実 とその腕 の持 つ珠玉 の価値 を知 るがゆえに激昂 したが、周囲 の説得 と葛藤 を経 て、最終 的 に移植 手術 を受 け入 れる。
大相撲 との対抗 戦 では解説 から「片腕 ブラックジャック」と紹介 を受 けて四 鋒 で獅子 丸 と対決 。右腕 が自身 の意図 しない行動 や「中国 的 」な手 の握 り方 をしていると気 づく。獅子 丸 を圧倒 し、寸 止 めで試合 を辞 め、敗 けで闘 いを終 えた。十分 に大相撲 の凄 さを堪能 しており、あれ以上 続行 して獅子 丸 を壊 すことはできないと語 る。
その他 [編集 ]
脚注 [編集 ]
- ^
初出 時 は背骨 が「腰 」と一 括 りにされ、計 八 箇所 とされていた。 - ^
技 名 は『範 馬 刃 牙 』第 127話 アオリ文 にて初出 。 - ^ この
右腕 は自壊 でほぼ骨 だけとなっており、ピクルが千 切 らずとも二度 と使用 はできない状態 であった。