日本にっぽん応用地質おうようちしつ学会がっかい

一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん応用地質おうようちしつ学会がっかい（にほんおうようちしつがっかい、英えい: Japan Society of Engineering Geology、通称つうしょうJSEG）とは、応用地質おうようちしつ学がくに関かんする調査ちょうさ研究けんきゅうの推進すいしん、技術ぎじゅつ開発かいはつを行おこなっている学会がっかいである。また、研究けんきゅう者しゃおよび技術ぎじゅつ者しゃの相互そうごの交流こうりゅうを図はかり、学術がくじゅつや文化ぶんかの発展はってんや応用おうようによる社会しゃかい貢献こうけんも目的もくてきとしている。会員かいいん数すうは約やく1,800名めい（2015年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）。

主おもな研究けんきゅう対象たいしょうとして、土壌どじょう・岩石がんせき・水みずを含ふくむ表層ひょうそう地質ちしつなどがある。

事務じむ局きょくを東京とうきょう都と千代田ちよだ区く神田駿河台かんだするがだい2-3-14お茶ちゃの水みず桜井さくらいビル7Fに置おいている。

概要がいよう

• 創立そうりつ 1958年ねん2月がつ1日にち（任意にんい団体だんたい）。 2008年ねんに50周年しゅうねんを迎むかえた。
• 2009年ねん9月がつ1日にちに一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんに移行いこう。
• 北海道ほっかいどう支部しぶ、東北とうほく支部しぶ、北陸ほくりく支部しぶ、中部ちゅうぶ支部しぶ、関西かんさい支部しぶ、中国ちゅうごく四国しこく支部しぶ、九州きゅうしゅう支部しぶと7つの支部しぶがある。
• 地質ちしつ学がくで研究けんきゅうされた事柄ことがらを用もちいて、地球ちきゅう環境かんきょうでの人間にんげん活動かつどうにおける様々さまざまな問題もんだいの解決かいけつ策さくを研究けんきゅうする学問がくもんである応用地質おうようちしつ学がくの活動かつどうを活性かっせい化かさせ、今後こんごの技術ぎじゅつ発展はってんのための学会がっかいである。
• 関連かんれんする学会がっかいとして日本にっぽん地質ちしつ学会がっかい、日本にっぽん情報じょうほう地質ちしつ学会がっかいがある。
• 学会がっかい誌しの発行はっこう、シンポジウム、研究けんきゅう発表はっぴょう会かいなどを行おこなっている。

活動かつどう

研究けんきゅう内容ないようの一いち例れい

• 土木どぼく地質ちしつ学がく（地質ちしつ工学こうがく、土質どしつ力学りきがく）
• 火山かざん工学こうがく
• 水みず文ぶん地質ちしつ学がく（温泉おんせん地質ちしつ学がく）
• 災害さいがい地質ちしつ学がく（防災ぼうさい地質ちしつ学がく）
• 環境かんきょう地質ちしつ学がく（地球ちきゅう環境かんきょう学がく）
• 情報じょうほう地質ちしつ学がく（数理すうり地質ちしつ学がく）
• リモートセンシング（写真しゃしん地質ちしつ学がく）
• 資源しげん地質ちしつ学がく（鉱山こうざん地質ちしつ学がく）

応用地質おうようちしつが登場とうじょうし始はじめた当時とうじは、鉱山こうざん地質ちしつ学がくが主おもであった。現在げんざいは環境かんきょう地質ちしつや土木どぼく地質ちしつ・災害さいがい地質ちしつなどが研究けんきゅうの中心ちゅうしんとなっている。このように、応用地質おうようちしつ学がくは地球ちきゅう環境かんきょうが変化へんかするとともに研究けんきゅう内容ないようも変かわっていくため、私わたしたちの暮くらしに関かかわる社会しゃかいのニーズを解決かいけつするための身近みぢかな学問がくもんであるといえるが、実際じっさいはあまり知しられていない。

学会がっかい誌し

『応用地質おうようちしつ』という学会がっかい誌しを発行はっこうしている。土砂どしゃ災害さいがい・地質ちしつ災害さいがいなどの災害さいがいに関かんする項目こうもくや応用地質おうようちしつに関かんする最新さいしん技術ぎじゅつの特集とくしゅう、研究けんきゅう会かい・シンポジウムの報告ほうこく、また新潟にいがた中越なかこし沖おき地震じしんの概要がいようといったテレビで取とり上あげられている話題わだいも掲載けいさいされている。大学だいがく教授きょうじゅや研究けんきゅう者しゃなどの巻頭かんとう言ごとがあるため、そこを読よむだけでも応用地質おうようちしつに対たいして興味きょうみが持もてるようになっている。

• 全ぜん56巻かん 最新さいしん号ごうは2015年ねん12月発行はっこうの第だい56巻かん 第だい5号ごう
• 「応用地質おうようちしつ」特集とくしゅう号ごう

最新さいしん号ごう 第だい55巻かん 第だい6号ごう 特集とくしゅう 激甚げきじん化かする気象きしょう災害さいがいへの対応たいおう－応用おうよう地質ちしつ学がく的てき観点かんてんから－ (定価ていか3,000円えん)

シンポジウム

近年きんねん行おこなわれたもの

• 平成へいせい19年度ねんど 地質ちしつ調査ちょうさと設計せっけい・施工しこうを結むすぶコーディネート機能きのうとしての岩盤がんばん分類ぶんるい
• 平成へいせい21年度ねんど 関東平野かんとうへいやの地盤じばんと地下水ちかすい環境かんきょう‐都市とし域いきの地下水ちかすい問題もんだいの解決かいけつに向むけて‐

研究けんきゅう発表はっぴょう会かい

近年きんねん行おこなわれたもの

• 平成へいせい18年度ねんど 熊本くまもと 発表はっぴょう論文ろんぶん数すう159編へん 参加さんか者しゃ307名めい

特別とくべつ講演こうえん「阿蘇あそ火山かざんの形成けいせいと最近さいきんの噴火ふんか活動かつどう」熊本大学くまもとだいがく　

• 平成へいせい21年度ねんど 山形やまがた

特別とくべつ講演こうえん「平泉ひらいずみ藤原ふじわら氏しの成なり立たち」福島大学ふくしまだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ 岩手いわて県けん文化財ぶんかざい保護ほご審議しんぎ会かい会長かいちょう

参考さんこう文献ぶんけん

• 日本にっぽんの地質ちしつ増補ぞうほ版ばん編集へんしゅう委員いいん会かい編へん『日本にっぽんの地質ちしつ』（増補ぞうほ版ばん）共立きょうりつ出版しゅっぱん、2005年ねん、374頁ぺーじ頁ぺーじ。ISBN 4-320-04644-7。 

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽん地球ちきゅう惑星わくせい科学かがく連合れんごう
• 地質ちしつ学がく
• 日本にっぽん地質ちしつ学会がっかい
• 日本にっぽん情報じょうほう地質ちしつ学会がっかい

外部がいぶリンク

• 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん応用地質おうようちしつ学会がっかい
• 日本にっぽん応用地質おうようちしつ学会がっかい 九州きゅうしゅう支部しぶ