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星雲せいうん

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星雲せいうん(NGC 604)

星雲せいうん(せいうん、英語えいご: nebula)とは、宇宙うちゅう空間くうかんただよう、重力じゅうりょくてきにまとまりをもった宇宙塵うちゅうじんほしあいだガスなどから天体てんたいのこと。

概説がいせつ

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星雲せいうんは、ひかりはなたない暗黒あんこく星雲せいうんひかり放射ほうしゃあるいは付近ふきんにある恒星こうせいなどのひかり反射はんしゃする散光さんこう星雲せいうんとがある。また、恒星こうせいから放出ほうしゅつされたガスによってできた惑星わくせいじょう星雲せいうんおよび超新星ちょうしんせい爆発ばくはつ結果けっかまれる超新星ちょうしんせい残骸ざんがいといったものもある。

銀河ぎんが (英語えいご: galaxy) もかつては星雲せいうんばれていた。これは、銀河ぎんが正体しょうたい正確せいかくにとらえられていなかったために銀河ぎんが星雲せいうんの1つの形態けいたいぎないとかんがえられていたからである。しかし近代きんだいになり銀河ぎんが太陽系たいようけいのある銀河系ぎんがけいそらかわ銀河ぎんが)のそとにある天体てんたいであることが判明はんめいし、それ以降いこう銀河系ぎんがけいがい星雲せいうんけいがい星雲せいうん)とばれるようになった。この名残なごりで、たとえばアンドロメダ銀河ぎんがのことを「アンドロメダ星雲せいうん」としょうすることがよくある。現在げんざいでは、このようなけいがい星雲せいうん銀河ぎんがばれるようになり、星雲せいうん銀河ぎんが区別くべつ明確めいかくになっている(銀河ぎんがのことを星雲せいうんんでいた歴史れきしについては、銀河ぎんが観測かんそくくわしい)。

なお、ほんこうあつかっている星雲せいうん(Nebula、現在げんざいにおいて星雲せいうんばれている天体てんたい)にかんしては、銀河ぎんがである銀河系ぎんがけいがい星雲せいうんたいして銀河系ぎんがけいない星雲せいうんけいない星雲せいうん)とんでいた[1]

星雲せいうん番号ばんごう

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とく有名ゆうめい一部いちぶのものをのぞいて、星雲せいうんはしばしば M や NGC といった番号ばんごう呼称こしょうされる。

  • M番号ばんごうは、シャルル・メシエによる『メシエカタログ』に記載きさいされた天体てんたい(メシエ天体てんたい)110番号ばんごうである。M1 であればかに星雲せいうん、M42 ならばオリオンだい星雲せいうんとなる。M はただしくは「メシエ」とみ、「エム」ではない。
  • NGC番号ばんごうは『ニュージェネラルカタログ』(New General Catalogue)の頭文字かしらもじったもので、これには全部ぜんぶで7,840天体てんたいふくまれる。著名ちょめい星雲せいうん星団せいだんなどでは M と NGC の両方りょうほう番号ばんごうっているものもある。

なお、どちらのカタログもとく星雲せいうん区別くべつして収録しゅうろくしたものではないため、記載きさいされた天体てんたい星雲せいうんかぎらず、銀河ぎんが星団せいだんといったものもふくまれる。

天体てんたいれい

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脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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