本山もとやま英世ひでよ

本山もとやま英世ひでよ（もとやまひでよ、1925年ねん 8月がつ27日にち - 2005年ねん 11月22日にち）は、日本にっぽんの実業じつぎょう家か。キリンビール（現げんキリンホールディングス）社長しゃちょう・会長かいちょうや、ビール酒造しゅぞう組合くみあい代表だいひょう理事りじ、全国ぜんこく清涼せいりょう飲料いんりょう連合れんごう会かい会長かいちょうを務つとめた。通称つうしょう「キリンの天皇てんのう」。勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう受章じゅしょう。

人物じんぶつ[編集へんしゅう]

新潟にいがた県けん出身しゅっしん。1950年ねんに旧制きゅうせい東京とうきょう商科しょうか大学だいがく（のちの一橋大学ひとつばしだいがく）を卒業そつぎょうし、キリンビール入社にゅうしゃ、一貫いっかんして営業えいぎょう畑はたけを歩あゆんだ。1984年ねん同社どうしゃ社長しゃちょう就任しゅうにん。キリン一番いちばん搾しぼり生なまビールを発売はつばいし、ヒットさせるなど、ビール市場いちばでのシェア低下ていかを食くい止とめ、1991年ねんにはシェア50パーセントを達成たっせいさせた。また腎じん性せい貧血ひんけつ治療ちりょう薬やくのエスポーを発売はつばいするなど、医薬いやく部門ぶもんを拡大かくだいさせ、事業じぎょう多角たかく化かを行おこなったほか、飲料いんりょう部門ぶもんをキリンビバレッジとして独立どくりつさせるなど、組織そしき再編さいへんも行おこなった^[1]。1999年ねん酒類しゅるい業ぎょうの振興しんこうに功労こうろうがあったとして勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょうの叙勲じょくんが内定ないていしたものの辞退じたいし、2000年ねん受章じゅしょう。同年どうねん「一番いちばん搾しぼり」で新語しんご・流行りゅうこう語ご大賞たいしょう流行りゅうこう語ご部門ぶもん・銅賞どうしょうを受賞じゅしょうした。