李り元もと慶けい

李り 元もと慶けい（り げんけい、生年せいねん不ふ詳しょう - 麟徳元年がんねん4月がつ5日にち（664年ねん5月5日にち））は、中国ちゅうごくの唐とうの高祖こうそ李り淵ふかしの十じゅう六ろく男なん。道みち王おうに立たてられた。

経歴けいれき

李り淵ふかしと劉りゅう婕妤のあいだの子ことして生うまれた。武徳ぶとく6年ねん（623年ねん）、漢かん王おうに封ふうじられた。武徳ぶとく8年ねん（625年ねん）、陳ひね王おうに改あらため封ふうされた。貞さだ観かん9年ねん（635年ねん）、趙ちょう州しゅう刺史ししとして出向しゅっこうした。貞さだ観かん10年ねん（636年ねん）、道みち王おうに改あらため封ふうされ、豫よ州しゅう刺史ししに任にんじられた。貞さだ観かん23年ねん（649年ねん）、実じつ封ふう千せん戸こを受うけた。永えい徽4年ねん（653年ねん）、滑なめら州しゅう刺史ししとなり、その治績ちせきが高こう宗はじめに上聞じょうぶんされて、報償ほうしょうを賜たまわった。のちに徐じょ州しゅう・沁州・衛まもる州しゅうの刺史ししを歴任れきにんした。母ははに孝こう事ごとして、その喪もにあたっては、母ははの墳墓ふんぼに自分じぶんも入いれるよう願ねがい出でたが、高こう宗はじめはき入きいれなかった。

麟徳元年がんねん（664年ねん）に世よを去さると、司つかさ徒と・益えき州しゅう都みやこ督ただしの位いを追贈ついぞうされ、献けんじ陵りょうに陪葬された。

子こが9人にんいたとされ、臨淮王おう李り誘さそえと李り詢の名なのみ伝つたわる。

伝記でんき資料しりょう

• 『旧きゅう唐とう書しょ』巻まき64 列伝れつでん第だい14「道みち王おう元もと慶けい伝でん」
• 『新しん唐とう書しょ』巻まき79 列伝れつでん第だい4「道みち王おう元もと慶けい伝でん」

関連かんれん項目こうもく

• 王おう玄げん策さく