松本まつもと達郎たつお

松本まつもと 達郎たつお
生誕せいたん	(1913-11-02) 1913年ねん11月2日にち 日本にっぽん東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し小石川こいしかわ区く小日向おびなた
死没しぼつ	(2009-02-07) 2009年ねん2月がつ7日にち（95歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく
主おもな受賞じゅしょう歴れき	勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう(1986年ねん) 西日本にしにほん文化ぶんか賞しょう(1944年ねん) 朝日あさひ文化ぶんか賞しょう(1960年ねん) 日本学士院にほんがくしいん賞しょう(1968年ねん) 日本にっぽん古こ生物せいぶつ学会がっかい賞しょう(1981年ねん)
プロジェクト:人物じんぶつ伝でん

松本まつもと 達郎たつお（まつもと たつろう、1913年ねん11月2日にち - 2009年ねん2月がつ7日にち）は、日本にっぽんの地質ちしつ学がく者もの。

父ちちは心理しんり学者がくしゃの松本まつもと亦また太郎たろう。岳父がくふ（妻つまの父ちち）は心理しんり学者がくしゃ・言語げんご学者がくしゃの佐久間さくま鼎かなえ。義弟ぎてい（妻つまの弟おとうと）は心理しんり学者がくしゃの佐久間さくま章あきら。

経歴けいれき

東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し小石川こいしかわ区くに生うまれる。旧制きゅうせい静岡高等学校しずおかこうとうがっこうを経へて、1936年ねんに東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく理科りか大学だいがく地質ちしつ学科がっかを卒業そつぎょう。大学院だいがくいんに進すすんだ後のち、1936年ねんに九州きゅうしゅう帝国ていこく大学だいがく理学部りがくぶの助教授じょきょうじゅ、1944年ねんに同どう教授きょうじゅとなる。1977年ねんに九州大学きゅうしゅうだいがくを退官たいかんし、以後いご名誉めいよ教授きょうじゅ。同年どうねん西南学院大学せいなんがくいんだいがく教授きょうじゅ、1986年ねんに退職たいしょく。2009年ねんに心不全しんふぜんで死去しきょ。

白はく亜紀あき地層ちそうの研究けんきゅうを専門せんもんとする。戦前せんぜんには大日本帝国だいにっぽんていこくの伸張しんちょうに合あわせ、樺太からふと・マラヤなど環太平洋かんたいへいよう圏けんの白亜はくあ系けいの同定どうていを積極せっきょく的てきに進すすめた。戦後せんごも日本にっぽん各地かくちの白亜はくあ系けい層そう序じょの研究けんきゅうを行おこなったが、特とくに白はく亜紀あきの海洋かいよう化石かせき産地さんちとして世界せかいに名高なだかい蝦夷えぞ層そう群ぐんの発掘はっくつ研究けんきゅうを行おこない、示しめせ準じゅん化石かせきであるアンモナイトやイノセラムスを多数たすう発見はっけんし、白はく亜紀あきにおける進化しんかの詳細しょうさいを明あきらかにした。

平成へいせい8年ねんより日本学士院にほんがくしいん会員かいいん。