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ドイツの森 もり のようちえんの様子 ようす
森 もり のようちえん (もりのようちえん、森 もり の幼稚園 ようちえん 、ドイツ語 ご : Waldkindergarten , ヴァルト・キンダーガルテン[ 1] )は、一般 いっぱん に3歳 さい から6歳 さい までの幼児 ようじ (一部 いちぶ では3歳 さい 以下 いか も含 ふく め)に殆 ほとん どの時間 じかん 、園 えん 舎 しゃ の外 そと の屋外 おくがい で、大抵 たいてい は森 もり の中 なか の自然 しぜん の中 なか での幼児 ようじ 教育 きょういく を行 おこな う運動 うんどう や団体 だんたい を指 さ す。デンマーク 、スウェーデン ではそもそも園 えん 舎 しゃ がない所 ところ も多 おお い。森林 しんりん の中 なか で子供 こども が感性 かんせい を研 と ぎ澄 す ませ、自然 しぜん との関 かか わりを学 まな ぶことができる[ 2] 。
日本 にっぽん には2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )時点 じてん で約 やく 70か所 しょ 存在 そんざい する[ 3] 。
1950年代 ねんだい にデンマーク でエラ・フラタウ(Ella Flatau)という一人 ひとり のお母 かあ さんが森 もり の中 なか で保育 ほいく をしたのが始 はじ まりとされている。スカンジナビア からドイツ にも広 ひろ がり、ドイツ国内 こくない だけでおよそ300ある[ 1] 。
1954年 ねん に、デンマーク で親 しん グループが自主 じしゅ 保育 ほいく 活動 かつどう として開始 かいし した[ 3] 。同国 どうこく やドイツでは1990年代 ねんだい から2000年代 ねんだい にかけて広 ひろ がりを見 み せ、同 どう 時期 じき に日本 にっぽん にも知 し られるようになった[ 4] 。2000年 ねん のデータではデンマークに60園 えん 、ドイツに220園 えん 以上 いじょう 存在 そんざい した[ 3] 。
日本 にっぽん では2005年 ねん から毎年 まいとし 「森 もり のようちえん全国 ぜんこく フォーラム」が開催 かいさい されている。2008年 ねん 11月、「森 もり のようちえん全国 ぜんこく ネットワーク」設立 せつりつ 。
大阪 おおさか 大谷大学 おおたにだいがく の井上 いのうえ 美智子 みちこ によれば、日本 にっぽん における森 もり のようちえんの活動 かつどう は、民間 みんかん のインフォーマルな団体 だんたい による実践 じっせん が中心 ちゅうしん で、「従来 じゅうらい の自然 しぜん 体験 たいけん 活動 かつどう の対象 たいしょう を幼児 ようじ まで拡大 かくだい したもの」、「よりよい保育 ほいく のために自然 しぜん を活用 かつよう するもの」の2つの方向 ほうこう 性 せい があるという[ 5] 。鳥取 とっとり 県 けん 八頭 やつがしら 郡 ぐん 智頭 ちず 町 まち では、無認可 むにんか 保育 ほいく 所 しょ ではあるが町 まち の事業 じぎょう として2009年 ねん (平成 へいせい 21年 ねん )に森 もり のようちえんを開設 かいせつ し、町内 ちょうない の森林 しんりん を舞台 ぶたい に野外 やがい 活動 かつどう を実践 じっせん している。町内 ちょうない の鳥取 とっとり 県立 けんりつ 智頭 ちず 農林 のうりん 高等 こうとう 学校 がっこう の教員 きょういん もこの活動 かつどう に参加 さんか している[ 6] 。鳥取 とっとり 県 けん では、2015年 ねん 3月 がつ に鳥取 とっとり 県内 けんない の恵 めぐ まれた自然 しぜん のフィールドを活用 かつよう して保育 ほいく を行 おこな う園 えん を“自然 しぜん 保育 ほいく を行 おこな う園 えん ”として認証 にんしょう している [ 7] 。保育 ほいく 士 し は子供 こども たちと「横並 よこなら びの目線 めせん 」で接 せっ し、保護 ほご 者 しゃ にも子供 こども の成長 せいちょう を待 ま つという姿勢 しせい が現 あらわ れてきている[ 8] 。
Frank Francesco Birk: Frühkindliche Bildung in Deutschland und Südkorea unter besonderer Berücksichtigung der Bildungsbereiche Bewegung, Spiel und Ästhetik in Waldkindergärten. Dr. Kovac Verlag, Hamburg 2020.
井上 いのうえ 美智子 みちこ (2009)"幼児 ようじ 期 き の環境 かんきょう 教育 きょういく 研究 けんきゅう をめぐる背景 はいけい と課題 かだい "環境 かんきょう 教育 きょういく (日本 にっぽん 環境 かんきょう 教育 きょういく 学会 がっかい ).19 (1):95-108.
今村 いまむら 光章 みつあき (2009)"幼児 ようじ 教育 きょういく ・保育 ほいく と環境 かんきょう 教育 きょういく ―教材 きょうざい 論 ろん の立場 たちば から"環境 かんきょう 教育 きょういく (日本 にっぽん 環境 かんきょう 教育 きょういく 学会 がっかい ).19 (1):109-110.
林 はやし 沙織 さおり ・乾 いぬい 英理子 えりこ ・杉 すぎ 万 まん 俊夫 としお (2011)"保育 ほいく と療育 りょういく における身体 しんたい の「溶 と け合 あ い」"ジャーナル「集団 しゅうだん 力学 りきがく 」(集団 しゅうだん 力学 りきがく 研究所 けんきゅうじょ ).28 :66-85.
早 さ 尻 しり 正 せい 宏 ひろし (2011)"高等 こうとう 学校 がっこう 森林 しんりん ・林業 りんぎょう 系 けい 学科 がっか の教育 きょういく 実践 じっせん と地域 ちいき づくりの担 にな い手 て 形成 けいせい "日本 にっぽん 森林 しんりん 学会 がっかい 誌 し (日本 にっぽん 森林 しんりん 学会 がっかい ).93 (4):171-178.