橋本はしもと実みのる斐

橋本はしもと実みのる斐

橋本はしもと 実みのる斐（旧きゅう字体じたい：橋本はしもと實みのる斐󠄁、はしもと さねあや、1891年ねん（明治めいじ24年ねん）3月がつ5日にち - 1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）10月がつ9日にち）は、大正たいしょうから昭和しょうわ期きの農のう商務しょうむ官僚かんりょう、政治せいじ家か、華族かぞく。貴族きぞく院いん伯爵はくしゃく議員ぎいん。

経歴けいれき

伯爵はくしゃく・橋本はしもと実みのる頴の長男ちょうなんとして生うまれる。西園寺さいおんじ家かの分家ぶんけという位置いちから、幼年ようねん時じには西園寺さいおんじ公望きんもちの家いえで育そだてられた。父ちちの隠居いんきょに伴ともない1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）8月がつ15日にち、伯爵はくしゃくを襲爵しゅうしゃくした。

学習がくしゅう院いん高等こうとう科かを経へて、1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）7月がつ、京都きょうと帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく政治せいじ学科がっかを卒業そつぎょうし、さらに同どう法律ほうりつ学科がっか（仏法ぶっぽう）で学まなんだ。1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）11月、高等こうとう試験しけん行政ぎょうせい科か試験しけんに合格ごうかく。同年どうねん、農のう商務省しょうむしょうに入省にゅうしょうし工務こうむ局きょく属ぞくに任官にんかん。

以後いご、特許とっきょ局きょく事務じむ官かん、同どう抗告こうこく審判官しんぱんかん、農林のうりん事務じむ官かん兼けん産業さんぎょう組合くみあい事務じむ官かん、兼けん内閣ないかく総理そうり大臣だいじん秘書官ひしょかんなどを歴任れきにんし、1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）に退官たいかんした。

1931年ねん11月21日にち、貴族きぞく院いん伯爵はくしゃく議員ぎいん補欠ほけつ選挙せんきょで当選とうせんし、研究けんきゅう会かいに所属しょぞくして活動かつどうし1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）5月がつ2日にちの貴族きぞく院いん廃止はいしまで在任ざいにんした。この間あいだ、岡田おかだ内閣ないかく・内務ないむ参与さんよ官かん、鈴木すずき貫太郎かんたろう内閣ないかく・文部もんぶ政務次官せいむじかん、西園寺さいおんじ公こう葬儀そうぎ司祭しさい長ちょう、中央ちゅうおう失業しつぎょう対策たいさく委員いいん会かい委員いいんなどを務つとめた。

その後ごは、神奈川かながわ県けん大磯おおいそ町まち長ちょうを務つとめた。1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）フランス政府せいふから日ひ・仏ふつ文化ぶんかの交流こうりゅうに貢献こうけんしたとしてレジオンドヌール勲章くんしょうを受章じゅしょう。1976年ねん10月がつ9日にち、心臓しんぞう衰弱すいじゃくのため神奈川かながわ県けん藤沢ふじさわ市しの自宅じたくにて死去しきょ。85歳さい。

親族しんぞく

• 父ちち：橋本はしもと実みのる頴（1867 - 1931）
• 母はは：橋本はしもと敬子けいこ（1868 - 1950）- 六ろく条じょう有ゆう容ようの長女ちょうじょ
• 妻つま：清水谷しみずだに正子まさこ（なおこ、1900 - 1989）- 清水谷しみずだに実みのる英えいの次女じじょ
  • 養子ようし：春彦はるひこ（1954 - ）- 丹呉たんご長光ちょうこうの子こ。

参考さんこう文献ぶんけん

• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく 第だい14版はん 下か』人事じんじ興信所こうしんじょ、1943年ねん。
• 『貴族きぞく院いん要覧ようらん（丙へい）』昭和しょうわ21年ねん12月がつ増ぞう訂てい、貴族きぞく院いん事務じむ局きょく、1947年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん編へん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 貴族きぞく院いん・参議院さんぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 霞かすみ会館かいかん華族かぞく家系かけい大成たいせい編輯へんしゅう委員いいん会かい『平成へいせい新しん修おさむ旧きゅう華族かぞく家系かけい大成たいせい 下巻げかん』霞かすみ会館かいかん、1996年ねん。
• 秦はた郁いく彦編『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん：1868 - 2000』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん。

日本にっぽんの爵位しゃくい
先代せんだい 橋本はしもと実みのる頴	伯爵はくしゃく （羽林はばやし家か）橋本はしもと家か第だい3代だい 1929年ねん - 1947年ねん	次代じだい （華族かぞく制度せいど廃止はいし）