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檀那だんな

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

檀那だんな(だんな)は、本来ほんらい仏教ぶっきょう用語ようごで、「布施ふせ」を意味いみするサンスクリット(梵語ぼんご)「ダーナ(दानdāna)」の訳語やくごである。旦那だんなともく。

概要がいよう

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インド・ヨーロッパ祖語そごの"donum(おくる)"を起源きげんとしてから派生はせいしたのは、サンスクリットではこの項目こうもくの「ダーナ(旦那だんな)」であるが、一方いっぽう西洋せいようつたわり英語えいごまれたり、日本語にほんごした単語たんご"donation(ドネーション)"、"donor(ドナー)"もおなじような起源きげん意味いみ単語たんごである。[1][2]

日本にっぽんにおける用法ようほう

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日本にっぽんでは、のち特定とくてい寺院じいんぞくしてその経営けいえいたすける「布施ふせをするひと梵語ぼんご: dānapati、ダーナパティ、かんやく: 陀那はちそこ)」をも意味いみするようになって「檀越だんおち(だんおつ、だんえつ)」ともしょうされた。中世ちゅうせい以降いこう有力ゆうりょく神社じんじゃしょくかれて祈祷きとうなどをとおした布教ふきょう活動かつどうさかんになると、寺院じいんかぎらず神社じんじゃにおいても祈祷きとうなどの依頼いらいしゃを「檀那だんな」としょうするようになった。

また、奉公人ほうこうにんがその主人しゅじん場合ばあいなどの敬称けいしょうにも使つかわれ、現在げんざいでも女性じょせいがその配偶はいぐうしゃ場合ばあい使つかわれている。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 馬場ばばきの寿ひさし初期しょき仏教ぶっきょう――ブッダの思想しそうをたどる』岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみ新書しんしょ〉、113ぺーじISBN 978-4004317357 
  2. ^ Online Etymology Dictionary

関連かんれん項目こうもく

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