(Translated by https://www.hiragana.jp/)
水野俊平 - Wikipedia コンテンツにスキップ

水野みずの俊平しゅんぺい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
水野みずの 俊平しゅんぺい
（みずの しゅんぺい）
人物じんぶつ情報じょうほう
別名べつめい 野平のだい 俊しゅん水すい
（のひら しゅんすい）
生誕せいたん (1968-01-05) 1968年ねん1月がつ5日にち（56歳さい）
学問がくもん
活動かつどう地域ちいき 北海道ほっかいどう室蘭むろらん市し
研究けんきゅう分野ぶんや 朝鮮ちょうせん語学ごがく
研究けんきゅう機関きかん 北海ほっかい商科しょうか大学だいがく
特筆とくひつすべき概念がいねん けったい本ほん
主要しゅような作品さくひん 『日本人にっぽんじんはビックリ！韓国かんこく人じんの日本にっぽん偽にせ史し』（2002年ねん）
『韓国かんこくの若者わかものを知しりたい』（2003年ねん）
『韓かんvs日び「偽にせ史しワールド」』（2007年ねん）
『韓国かんこくの歴史れきし』（2007年ねん）
学会がっかい 朝鮮ちょうせん学会がっかい、国語こくご学会がっかい (韓国かんこく)、計量けいりょう国語こくご学会がっかい、地名ちめい学会がっかい、朝鮮ちょうせん研究けんきゅう会かい
テンプレートを表示ひょうじ

水野みずの 俊平しゅんぺい（みずの しゅんぺい、1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）1月がつ5日にち - ）は、日本にっぽんの言語げんご学者がくしゃ。北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ。文学ぶんがく博士はかせ。研究けんきゅうテーマは朝鮮ちょうせん語ご教育きょういく（論文ろんぶん講読こうどく）、北東ほくとうアジアにおける国家こっか・民族みんぞく間あいだ相互そうご感情かんじょうの分析ぶんせきと異い文化ぶんかコミュニケーションの展開てんかい可能かのう性せい[1]。野平のだい 俊しゅん水すい（のひら しゅんすい）というペンネームで執筆しっぴつすることもある。野平のだい名義めいぎの自著じちょにおいて「韓国かんこくで一番いちばん有名ゆうめいな日本人にっぽんじん」と呼よばれたとする[2]。

経歴けいれき

[編集へんしゅう]

北海道ほっかいどう室蘭むろらん市し出身しゅっしん。登別のぼりべつ南みなみ高等こうとう学校がっこうを経へて、1990年ねん（平成へいせい2年ねん）に天理大学てんりだいがく外国がいこく語ご学部がくぶ朝鮮ちょうせん学科がっか卒業そつぎょう。韓国かんこくの国立こくりつ全ぜん南大みなみおお学校がっこう国語こくご学部がくぶ国語こくご学科がっか大学院だいがくいんに留学りゅうがくし、1993年ねん（平成へいせい5年ねん）に修士しゅうし学位がくいをとり、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）に博士はかせ課程かていを修了しゅうりょう、同どう大学だいがくの日本語にほんご学科がっか非常勤ひじょうきん講師こうしとして働はたらき始はじめた[3]。2001年ねん（平成へいせい13年ねん）に博士はかせの学位がくいを取とった[4]。

1998年ねん（平成へいせい10年ねん）から、韓国かんこくにいる日本人にっぽんじん識者しきしゃとして、しばしば韓国かんこくのテレビ番組ばんぐみに出演しゅつえんし、CMにも出演しゅつえんした[3]。全羅道ぜんらどう方言ほうげんで韓国かんこくと日本にっぽんのことをジョーク交まじりで話はなすことが茶ちゃの間まに受うけ「もっとも有名ゆうめいな在ざい韓かん日本人にっぽんじん」といわれた[5]。その模様もようは、2005年ねん（平成へいせい17年ねん）2月がつ6日にちに放送ほうそうされた日本にっぽんのドキュメンタリー番組ばんぐみ『夢ゆめの扉とびら 〜NEXT DOOR〜』（第だい18回かい）でも紹介しょうかいされたことがある[6]。妻つまは韓国かんこく人じん[3]で3人にんの息子むすこがいる[4]。

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）に韓国かんこくでネットへの投稿とうこうがきっかけでバッシングを受うけた[4]。「野平のだい俊しゅん水すい」名義めいぎで日本にっぽんで出版しゅっぱんした本ほん『日本人にっぽんじんはビックリ！韓国かんこく人じんの日本にっぽん偽にせ史し』の中なかに日本にっぽんの右翼うよく的てきな歴史れきし認識にんしきに立たった記述きじゅつがあると報ほうじられた。そのため「親おや韓かんを装よそおう裏うらで日本にっぽんの右翼うよくと手てを組くんでいる」と韓国かんこくのネチズンに批判ひはんされ、韓国かんこくのテレビ番組ばんぐみでも「“極右きょくうミズノ”の正体しょうたいを暴あばく！」と採とり上あげられた。同年どうねん2月がつに全ぜん南大みなみおお学校がっこうを退官たいかんし[7]、2006年ねん（平成へいせい18年ねん）に日本にっぽんに帰国きこく、北海ほっかい商科しょうか大学だいがくで教授きょうじゅに就任しゅうにんし、朝鮮ちょうせん語ごを教おしえている[8]。

エピソード

[編集へんしゅう]

登別のぼりべつ南みなみ高校こうこうの文芸ぶんげい部ぶ[9]にいた時ときに、同級生どうきゅうせいから「これからはアジアの時代じだいだ。アジアに羽はばたくのは水野みずの、おまえしかいない」と言いわれた事ことがきっかけで、韓国かんこくにのめり込こんだ[10]。

大学だいがく2年ねんの時ときに先生せんせいに頼たのまれて、韓国かんこくから日本にっぽんに来きた慶けい煕ひろし大学だいがく女子じょしホッケー部ぶの通訳つうやくを任まかされた。韓国かんこくに留学りゅうがくすると、偶然ぐうぜん、近ちかくに天理大学てんりだいがくに来きていた女子じょしホッケー選手せんしゅの実家じっかがあり、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）に結婚けっこんした。妻つまは完全かんぜんに体育たいいく会かい系けいである[3]。

テレビ番組ばんぐみ収録しゅうろくのため、週しゅう2回かいはソウルと光州こうしゅうを往復おうふくする生活せいかつが4、5年ねん続つづいた。韓国かんこく生うまれの長男ちょうなんは日本語にほんごが話はなせないので、ソウルの日本人にっぽんじん学校がっこうに入いれようとしたが、学校がっこう近ちかくに住すむために妻つまが子供こどもを連つれソウルに行いった。ソウルで家いえを借かりるために5千せん万まんウォンの借金しゃっきんをし、テレビの出演しゅつえん料りょうは全部ぜんぶ消きえた。指導しどう教授きょうじゅからは早はやく日本にっぽんに帰かえって朝鮮ちょうせん語ごを教おしえるよう言いわれもした[4]。

バッシングを受うけて、テレビ出演しゅつえんが全まったくなくなった。大学だいがく講師こうしだけでは、ソウルで子供こども3人にん抱かかえて生活せいかつできるだけ稼かせげず、精神せいしん的てきに苦くるしかった。テレビに出でたことが、勉強べんきょうに良よくなかった。学者がくしゃは論文ろんぶんを書かくのが本分ほんぶんだから、「またテレビに出でて」と誘さそわれても「他たの人ひとにして下ください」と言いっている[11]。

著書ちょしょ

[編集へんしゅう]

単たん著ちょ

[編集へんしゅう]
  • 『韓国かんこくの若者わかものを知しりたい』岩波書店いわなみしょてん〈岩波ジュニア新書いわなみじゅにあしんしょ433〉、2003年ねん5月がつ。ISBN 4-00-500433-4。 
  • 『ソウルで学まなぼう』岩波書店いわなみしょてん〈岩波ジュニア新書いわなみじゅにあしんしょ528〉、2006年ねん2月がつ。ISBN 4-00-500528-4。 
  • 『韓かんvs日び「偽にせ史しワールド」』小学館しょうがくかん、2007年ねん3月がつ。ISBN 978-4-09-387703-9。 
  • 『韓国かんこくの歴史れきし』李り景けい珉 監修かんしゅう、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2007年ねん9月がつ。ISBN 978-4-309-22471-8。 
    • 『韓国かんこくの歴史れきし』李り景けい珉 監修かんしゅう（増補ぞうほ改訂かいてい版ばん）、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2017年ねん1月がつ。ISBN 978-4-309-22693-4。 
  • 『朝鮮ちょうせん王朝おうちょうを生いきた人々ひとびと その隠かくされたエピソード』河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2012年ねん9月がつ。ISBN 978-4-309-22581-4。 
  • 『庶民しょみんたちの朝鮮ちょうせん王朝おうちょう』角川かどかわ学芸がくげい出版しゅっぱん(出版しゅっぱん) 角川かどかわグループホールディングス(発売はつばい)〈角川かどかわ選書せんしょ 527〉、2013年ねん6月がつ。ISBN 978-4-04-703527-0。 
  • 『笑わらい日にち韓かん論ろん』フォレスト出版しゅっぱん〈フォレスト2545新書しんしょ 103〉、2014年ねん7月がつ6日にち。ISBN 978-4-89451-952-7。 

以下いかは野平のだい名義めいぎ

  • 『韓国かんこく・反日はんにち小説しょうせつの書かき方かた』亜紀あき書房しょぼう、1996年ねん6月がつ。ISBN 4-7505-9608-6。 
  • 『日本人にっぽんじんはビックリ！韓国かんこく人じんの日本にっぽん偽にせ史し』小学館しょうがくかん〈小学館しょうがくかん文庫ぶんこ〉、2002年ねん5月がつ。ISBN 4-09-402716-5。 
  • 『なぜだか韓国かんこくでいちばん有名ゆうめいな日本人にっぽんじん 私わたしがTVで人気にんき者しゃになった深ふか～い理由りゆう』亜紀あき書房しょぼう、2003年ねん7月がつ。ISBN 4-7505-0303-7。 

共著きょうちょ

[編集へんしゅう]

以下いかは野平のだい名義めいぎ

解説かいせつ・監修かんしゅう

[編集へんしゅう]
  • 『韓国かんこくドラマで学まなぶ韓国かんこくの歴史れきし 大だい特集とくしゅう韓国かんこくの歴史れきし超ちょう解説かいせつ 『イ・サン』『風ふうの国くに』『イルジメ〈一枝いちえだ梅うめ〉』『善徳ぜんとく女王じょおう』人気にんき作さく満載まんさい！』水野みずの俊平しゅんぺい歴史れきし解説かいせつ、キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ〈キネ旬しゅんムック〉、2009年ねん7月がつ。ISBN 978-4-87376-686-7。 
  • 『ここが一番いちばんおもしろい！ 朝鮮ちょうせん王朝おうちょうの王おうと女おんなたち』水野みずの俊平しゅんぺい解説かいせつ、青春せいしゅん出版しゅっぱん社しゃ〈青春せいしゅん文庫ぶんこ〉、2011年ねん12月20日にち。ISBN 978-4-413-09526-6。 
  • 『朝鮮ちょうせん王朝おうちょう101の謎なぞ 27代だいの王おうをめぐる栄光えいこうと悲劇ひげき』水野みずの俊平しゅんぺい監修かんしゅう、PHPエディターズ・グループ、2012年ねん5月がつ。ISBN 978-4-569-80399-9。 
  • 西家にしいえヒバリ『韓かん流りゅう時代じだい劇げきにハマりまして』水野みずの俊平しゅんぺい監修かんしゅう、小学館しょうがくかん、2012年ねん7月がつ。ISBN 978-4-09-388241-5。 

論説ろんせつ

[編集へんしゅう]

朝鮮ちょうせん語ごによる著書ちょしょ

[編集へんしゅう]
  • 속 터지는 일본인 (Japanese people bursting from inside). Yongnak. (June 2000). ISBN 8995057157 
  • 다테마에를 넘어 일본인 속으로 (Beyond tatemae, inside Japanese people). Joheun Chaek Mandeulgi. (December 2000). ISBN 8989222079 
  • 한국인을 바보로 만드는 엉터리 책 비판 (A Critique of Lousy Books That Make Fools of Koreans). Aidio. (March 2003). ISBN 8990001080 

論文ろんぶん

[編集へんしゅう]

語学ごがく書しょ

[編集へんしゅう]
  • 미즈노 선생님과 함께 일본어 급소찌르기 (Get to the Vital Points of Japanese with Mizuno-Sensei). Munyerim. (March 2002). ISBN 8974821915 
  • 미즈노 선생의 액션 일본어 회화 2 (Mizuno-Sensei's Action Japanese Conversation 2). J Plus. (August 2002). ISBN 8992215207 
  • 미즈노 선생의 동시통역 일본어회화사전 (Mizuno-Sensei's Simultaneous Interpretation Japanese Conversation Dictionary. J Plus. (August 2002). ISBN 8988701313 
  • 일본어작문 플러스 (Japanese-language Composition Plus). J Plus. (March 2000). ISBN 8988701100 
  • Action Japanese. J Plus. (September 2004). ISBN 8988701658 
  • 미즈노의 120분 일문법 (Mizuno's 120-minute Japanese Grammar). Nexus Japanese. (August 2005). ISBN 8991795013 
  • 현지에서 바로 통하는 일본어 회화표현 500 (500 Japanese conversational expressions you can use right away). Nexus Japanese. (October 2006). ISBN 8991795773 

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ 水野みずの俊平しゅんぺい　教授きょうじゅ - 北東ほくとうアジアコミュニケーション分野ぶんや | 教員きょういん紹介しょうかい
  2. ^ 野平のだい 2003b
  3. ^ a b c d 【話はなしの肖像しょうぞう画が】水野みずの俊平しゅんぺい・北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ（45）（3）ホッケーが取とり持もつ縁えんで結婚けっこん 韓国かんこく人じんの妻つまは完全かんぜんに体育たいいく会かい系けい 産経新聞さんけいしんぶん2013年ねん7月がつ10日とおか
  4. ^ a b c d 【話はなしの肖像しょうぞう画が】水野みずの俊平しゅんぺい・北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ（45）（4）「水野みずの教授きょうじゅ」、韓国かんこくで人気にんき絶頂ぜっちょうから突然とつぜんバッシング… 産経新聞さんけいしんぶん 2013年ねん7月がつ11日にち
  5. ^ “ゲスト水野みずの俊平しゅんぺいさん（北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ）”. 北海道放送ほっかいどうほうそう『中村なかむら美彦よしひこの無頼ぶらい放談ほうだん』公式こうしきサイト (2008-05-00). 2014年ねん12月9日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “2005年ねん2月がつ6日にち放送ほうそう「韓国かんこく語ご教育きょういくを通つうじて日にち韓かん文化ぶんか交流こうりゅうの架かけ橋はしになりたい」”. TBSテレビ『夢ゆめの扉とびら』番組ばんぐみ公式こうしきサイト (2005年ねん2月がつ6日にち). 2014年ねん12月9日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “水野みずの教授きょうじゅ「愛情あいじょうあっての韓国かんこく批判ひはん」” (日本語にほんご). 中央日報ちゅうおうにっぽう日本語にほんご版ばん (中央日報ちゅうおうにっぽう). (2005年ねん3月がつ3日にち). http://japanese.joins.com/article/063/61063.html?servcode=400&sectcode=400 2012年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。 
  8. ^ 黒田くろだ勝弘かつひろ (2006年ねん3月がつ18日にち). “【外信がいしんコラム】ソウルからヨボセヨ 韓国かんこくを去さった人ひと”. 産経新聞さんけいしんぶん. http://mirs.web.fc2.com/log/060408/1142655922.html 2012年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。 
  9. ^ 【話はなしの肖像しょうぞう画が】水野みずの俊平しゅんぺい・北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ（45）（1）「韓国かんこくで最もっとも有名ゆうめいな日本人にっぽんじん」が書かきたかった朝鮮ちょうせん庶民しょみん生活せいかつ 産経新聞さんけいしんぶん2013年ねん7月がつ8日にち[リンク切きれ]
  10. ^ 【話はなしの肖像しょうぞう画が】水野みずの俊平しゅんぺい・北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ（45）（2）ベストセラー、AMラジオ…「韓国かんこく」にのめり込こんだ高校こうこう時代じだい 産経新聞さんけいしんぶん2013年ねん7月がつ9日にち [リンク切きれ]
  11. ^ 【話はなしの肖像しょうぞう画が】水野みずの俊平しゅんぺい・北海ほっかい商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ（45）（5）韓国かんこくでの壮絶そうぜつな非難ひなん…そして帰国きこく 水野みずの教授きょうじゅ「人気にんきは麻薬まやくでした」 産経新聞さんけいしんぶん2013年ねん7月がつ12日にち[リンク切きれ]

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=水野みずの俊平しゅんぺい&oldid=100048060」から取得しゅとく