洋館ようかん長屋ながや

洋館ようかん長屋ながや（仏蘭西ふらんす館かん）
	; 洋館ようかん長屋ながや（右みぎ）
所在地しょざいち	兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し中央ちゅうおう区く北野きたの町まち2-3-18
旧きゅう所在地しょざいち	神戸こうべ旧きゅう居留きょりゅう地ち
類型るいけい	異人いじん館かん
形式けいしき・構造こうぞう	木造もくぞう、地上ちじょう2階かい建けん、寄よせ棟とう造づくり、桟瓦葺かわらぶき、外壁がいへき下見したみ板張いたばりオイルペンキ塗ぬり、片かた開ひらき窓まど鎧戸よろいど付づけ
建築けんちく年ねん	1908年ねん（明治めいじ41年ねん）
文化財ぶんかざい	北野きたの・山本やまもと地区ちくの伝統でんとう的てき建造けんぞう物ぶつ-8
所在しょざい施設しせつ・区域くいき	北野きたの町まち山本通やまもとどおり
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洋館ようかん長屋ながや（ようかんながや）は兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し中央ちゅうおう区くの北野きたの通どおりに面めんして建たつ異人いじん館かん。旧きゅうボシー邸てい、仏蘭西ふらんす館かんとも。重要じゅうよう伝統でんとう的てき建造けんぞう物ぶつ群ぐん保存ほぞん地区ちく「北野きたの町まち山本通やまもとどおり」を構成こうせいする洋館ようかんの一ひとつで、「ひょうごの近代きんだい住宅じゅうたく100選せん」に選定せんていされる^[1]。

概要がいよう

1908年ねん、旧きゅう居留きょりゅう地ちに外国がいこく人じん向むけアパートとして建設けんせつされ、後年こうねん北野きたの町まちの北野きたの通どおりに面めんした現在地げんざいちに移築いちくされた。通とおりに面めんして左右さゆう対称たいしょうの2棟むねが中央ちゅうおうで連結れんけつし、連結れんけつ部ぶの階段かいだんの左右さゆうに入口いりくちが設もうけられている。その洋館ようかんとして一いち風ふう変かわった外観がいかんが日本にっぽんの長屋ながやのようであることから、「洋館ようかん長屋ながや」と呼よばれるようになった。現在げんざい、当初とうしょ存在そんざいしていた煙突えんとつは撤去てっきょされ、窓まどの形式けいしきが引ひき違ちがいに改あらためられるなど、若干じゃっかんの変更へんこうが加くわえられている。

館内かんない装飾そうしょくは仏蘭西ふらんす館かんの名なの通とおりフランス色しょくで統一とういつされ、アール・ヌーヴォーを代表だいひょうする作家さっかエミール・ガレやドーム兄弟きょうだいらのガラスアートの佳作かさくをはじめ、エコール・ド・パリのシャガールや藤田ふじた嗣治つぐじの絵画かいが、ナポレオン時代じだいのピアノや、草創そうそう期きのヴィトンのトランクなどが展示てんじされている。