片岡かたおか我わが當とう (5代目だいめ)

ごだいめ かたおか がとう 五ご代目だいめ 片岡かたおか 我わが當とう
屋号やごう	松嶋屋まつしまや
定紋じょうもん	七ななつ割わり丸まるに二に引
生年月日せいねんがっぴ	(1935-01-07) 1935年ねん1月がつ7日にち（89歳さい）
本名ほんみょう	片岡かたおか（かたおか） 秀しゅう公こう（ひできみ）
襲名しゅうめい歴れき	1. 片岡かたおか秀しげる公おおやけ 2. 五ご代目だいめ片岡かたおか我わが當とう
俳名	壽ことぶき蘭らん
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・東京とうきょう都と
父ちち	十じゅう三さん代目だいめ片岡かたおか仁左衛門にざえもん
兄弟きょうだい	二に代目だいめ片岡かたおか秀太郎ひでたろう 十じゅう五ご代目だいめ片岡かたおか仁左衛門にざえもん 片岡かたおか静香しずか（女優じょゆう）
子こ	片岡かたおか進之介しんのすけ
当あたり役やく
歌舞伎かぶき 『桜さくら時雨しぐれ』の三郎兵衛さぶろべえ 『信州しんしゅう川中島かわなかじま合戦かっせん』（輝虎てるとら配膳はいぜん）の長尾ながお輝虎てるとら 『松浦まつうらの太鼓たいこ』の宝井たからい其角きかく

五ご代目だいめ 片岡かたおか 我わが當とう（ごだいめ かたおか がとう、1935年ねん1月がつ7日にち - ）は上方かみがたの歌舞伎かぶき役者やくしゃ。屋号やごうは松嶋屋まつしまや。定紋じょうもんは七ななつ割わり丸まるに二に引、替紋かえもんは五ご枚まい銀杏いちょう。俳名に壽ことぶき蘭らん。本名ほんみょうは片岡かたおか 秀しげる公おおやけ（かたおか ひできみ）。

人物じんぶつ

十じゅう三さん代目だいめ片岡かたおか仁左衛門にざえもんの長男ちょうなんとして東京とうきょうに生うまれる。同志社大学どうししゃだいがく工学部こうがくぶ卒業そつぎょう。

1940年ねん10月大阪おおさか歌舞伎座かぶきざで片岡かたおか秀しげる公おおやけの名なで『堀川ほりかわ』のおつる役やくで初舞台はつぶたい。戦後せんごは父ちち、兄弟きょうだいと共ともに関西かんさいに本拠地ほんきょちを移うつし、「七なな人にんの会かい」、「仁左衛門にざえもん歌舞伎かぶき」に参加さんか。

1971年ねん大阪おおさか新しん歌舞伎座かぶきざで『桜さくら時雨しぐれ』の三郎兵衛さぶろべえ、『二に月がつ堂どう』の良弁りょうべんで五ご代目だいめ片岡かたおか我わが當とうを襲名しゅうめい。その後ご、父ちち、弟おとうとや三さん代目だいめ實川じつかわ延若えんじゃく、三さん代目だいめ中村なかむら鴈治郎がんじろうらとともに関西かんさい歌舞伎かぶきの復興ふっこうに活躍かつやく、大阪おおさか府民ふみん劇場げきじょう賞しょうを受賞じゅしょうする。また父ちちのすすめで菊五郎きくごろう劇団げきだんに加くわわり、江戸えど歌舞伎かぶきを学まなんだ。

立役たちやくや荒事あらごと、敵役かたきやく、老ろう役やくなどをこなし、堂々どうどうとした体躯たいくと張はりのある口跡こうせきを持もつ堅実けんじつな芸風げいふうである。『夏なつ祭さい』の三さん婦ふ、『輝虎てるとら配膳はいぜん』の長尾ながお輝虎てるとら、『封印ふういん切きり』の八右衛門はちえもん、『時とき平たいらの七なな笑わらい』の時とき平たいら公こう、『沼津ぬまづ』の平作へいさく、『松浦まつうらの太鼓たいこ』の宝井たからい其角きかくなどが当あたり役やく。

弟おとうとには二に代目だいめ片岡かたおか秀太郎ひでたろう、十じゅう五ご代目だいめ片岡かたおか仁左衛門にざえもんがおり、我わが當とうは片岡かたおか三さん兄弟きょうだいのまとめ役やくとしても重要じゅうような役割やくわりを果はたしている。長男ちょうなんに片岡かたおか進之介しんのすけがいる。

外部がいぶリンク

• 片岡かたおか 我わが當とう (5代目だいめ) - 歌舞伎かぶき俳優はいゆう名鑑めいかん
• 片岡かたおか我わが當とう - 日本にっぽん俳優はいゆう協会きょうかい