犬いぬとジャッカル

テーベで発見はっけんされたエジプト第だい13王朝おうちょうのゲーム盤ばん

犬いぬとジャッカル（いぬとじゃっかる、英語えいご：Hounds and Jackals）は、古代こだいエジプトのボードゲームを現代げんだいで名付なづけたものである。古代こだいの正式せいしき名称めいしょうは不明ふめい。翻訳ほんやくの揺ゆれとして、猟犬りょうけんとジャッカル、ハウンドとジャッカル、ハウンド犬けんとジャッカルなどという表記ひょうきもある。また、あまり使つかわれないが58ホールズ（fifty-eight holes）とも現代げんだいにおいて名付なづけられた。

命名めいめい

現代げんだい名めいは、テーベの墳墓ふんぼでエジプト第だい13王朝おうちょうの物ものと考かんがえられる完璧かんぺきなゲーム盤ばんを発見はっけんした考古こうこ学者がくしゃハワード・カーターによって考案こうあんされた。

ゲーム盤ばんの概要がいよう

ゲーム盤ばんは29個この穴あな2セットからなる（計けい：58個この穴あな）。ゲームの駒こまとしてジャッカルまたはイヌの頭あたまを持もつ10個この小ちいさなスティックがつく。

ゲームは紀元前きげんぜん2000年ねん頃ごろにエジプトで登場とうじょうし、エジプト中ちゅう王国おうこく期きに流行りゅうこうした。それはエジプトだけでなく、メソポタミア文明ぶんめいやコーカサスでも知しられていた。

また、アゼルバイジャンのゴブスタン国立こくりつ保護ほご区くにある紀元前きげんぜん2千年紀せんねんきの遊牧民ゆうぼくみんが使用しようした岩窟がんくつにも、同どうゲームが遊あそばれていた形跡けいせきが見みつかっている。

外部がいぶリンク

• Hounds And Jackals- History and Useful Information