生なま写真しゃしん

生なま写真しゃしん（なまじゃしん）は、フィルムから現像げんぞう・引ひき伸のばし等ひとしの通常つうじょうの過程かていで作つくられた写真しゃしんのこと。 かつては光学こうがく的てきに直接ちょくせつ、感光かんこう紙し（印画いんが紙し）に投影とうえい、定着ていちゃくしたものを指さしていた。デジタルカメラによる撮影さつえいは、この限かぎりではない。

アイドル等ひとしの人物じんぶつ写真しゃしんについて、写真しゃしん集しゅうやグラビア写真しゃしんなど版はんを起おこして印刷いんさつした写真しゃしんと区別くべつするために使つかう言葉ことばである。 また、一いち点てんモノの写真しゃしんではなく、頒布はんぷ・販売はんばいするために焼やき増ましで大量たいりょう生産せいさんした写真しゃしんについて言いうことが多おおい。

単品たんぴんで販売はんばいされたり、写真しゃしん集しゅうやCDなどの特典とくてんとして添付てんぷされたりする。

日本にっぽんでの生なま写真しゃしんブーム

昭和しょうわ40年代ねんだいからのグループサウンズ、山口やまぐち百恵ももえ、キャンディーズ、ピンクレディーなどの流行りゅうこうの中なかで、ファンたちがコンサート会場かいじょうなどにカメラを持もち込こみ、タレントの写真しゃしんを自分じぶんで撮影さつえいして楽たのしんでいた。さらに、業者ぎょうしゃがタレント本人ほんにんやその所属しょぞくプロダクションに無む許可きょかで撮影さつえいした写真しゃしんを大量たいりょうに印刷いんさつして販売はんばいする行為こういが常態じょうたい化かした（生なま写真しゃしんブーム）。これに対たいし、1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）に芸能げいのうプロダクションなどからなる業界ぎょうかい団体だんたい肖像しょうぞうパブリシティ権けん擁護ようご監視かんし機構きこうが設立せつりつされた。

関連かんれん項目こうもく

• 肖像しょうぞう権けん

外部がいぶリンク

• JAPRPO 特定とくてい非ひ営利えいり活動かつどう法人ほうじん 肖像しょうぞうパブリシティ権けん擁護ようご監視かんし機構きこう