白はく龍りゅう

松浦まつうら静しず山さん『甲子きのえね夜話やわ』巻まき34より「白はく竜りゅう」

白はく竜りゅう（はくりゅう、白龍はくりゅう、拼音: báilóng パイロン）は、古代こだい中国ちゅうごくで、天上てんじょう界かいの皇帝こうていである天帝てんていに仕つかえているとされた竜りゅうの一種いっしゅ。名前なまえのとおり、全身ぜんしんの鱗うろこが白しろい。

竜りゅうは基本きほん的てきに空そらを飛とべるが、白はく竜りゅうは特とくに空そらを飛とぶ速度そくどが速はやく、これに乗のっていれば他たの竜りゅうに追おいつかれないともいう。ときおり魚さかなに化ばけて地上ちじょうの泉いずみなどで泳およいでいることもある。

曲亭馬琴きょくていばきんの読本とくほん『南総里見八犬伝なんそうさとみはっけんでん』にも登場とうじょうし、白竜はくりゅうが光ひかりを放はなち、波なみを巻まきたてながら南みなみの方ほうへ飛とんで行いくという場面ばめんがあり、白竜はくりゅうが物ものを吐はくとそれが地面じめんに入はいって金かねになるという解説かいせつがついている。

五ご行ぎょう思想しそうにおいては、白しろは西にしを意味いみするため、白竜はくりゅうを白虎びゃっこと同様どうよう、西方せいほうを守護しゅごする神聖しんせいな竜りゅうとする異説いせつがある。

日本にっぽんの各地かくちの神社じんじゃ等とうにおいては無数むすうの白竜はくりゅうが祀まつられている。

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• 白はく龍りゅう (南みなみ漢かん) - 中国ちゅうごく・五ご代だい十じゅう国こく時代じだいの王朝おうちょう、南みなみ漢かんの元号げんごう。925年ねん - 928年ねん。