石井いしい隼はやぶさ太ふとし

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石井いしい 隼はやぶさ太ふとし（いしい はやた、1856年ねん（安政あんせい3年ねん8月がつ[1][注ちゅう 1]） - 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）2月がつ10日とおか[1]）は、日本にっぽん陸軍りくぐんの軍人ぐんじん。最終さいしゅう階級かいきゅうは陸軍りくぐん中将ちゅうじょう。正せい四よん位い勲くん二に等とう功こう三さん級きゅう[要よう出典しゅってん]。旧姓きゅうせい・小牧こまき。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

日向ひなた国こく（現げん宮崎みやざき県けん）出身しゅっしん[1]。旧きゅう佐土原さどわら藩はん士し[要よう出典しゅってん]。小牧こまき七なな之これ亟の三男さんなんとして生うまれ、石井いしい平三へいぞうの養子ようしとなる[2]。1873年ねん（明治めいじ6年ねん）陸軍りくぐん幼年ようねん学校がっこうに入はいり[2]、1875年ねん（明治めいじ8年ねん）12月、陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう（旧きゅう2期き）に入学にゅうがく。1877年ねん（明治めいじ10年ねん）4月がつから翌月よくげつまで西南せいなん戦争せんそうに出征しゅっせい。1879年ねん（明治めいじ12年ねん）2月がつ、砲兵ほうへい少尉しょういに任官にんかんし[3]、同年どうねん12月がつ、陸士りくしを卒業そつぎょう。日にち清しん戦争せんそうに野砲やほう兵へい第だい6連隊れんたい第だい3大隊だいたい長ちょうとして出征しゅっせい[1]。旅順りょじゅん口こうの戦たたかいなどに参戦さんせん[1]。1896年ねん（明治めいじ29年ねん）12月から1898年ねん（明治めいじ31年ねん）4月がつまで陸軍りくぐん大臣だいじん秘書官ひしょかんを務つとめ高島たかしま鞆之助すけ・桂かつら太郎たろう両りょう大臣だいじんに仕つかえた[4]。

1900年ねん（明治めいじ33年ねん）4月がつ、野砲やほう兵へい第だい10連隊れんたい長ちょうに就任しゅうにん[5]。1901年ねん（明治めいじ34年ねん）11月、砲兵ほうへい大佐たいさに昇進しょうしん[5]。日にち露ろ戦争せんそうに出征しゅっせいし、奉天ほうてん会戦かいせんなどに参戦さんせん[1]。1906年ねん（明治めいじ39年ねん）7月がつ、陸軍りくぐん少将しょうしょうに進級しんきゅうし由良ゆら要塞ようさい司令しれい官かんとなる[1][5]。1907年ねん（明治めいじ40年ねん）11月、重砲じゅうほう兵へい第だい2旅団りょだん長ちょうに転てんじ、1909年ねん（明治めいじ42年ねん）8月がつ、韓国かんこく統監とうかん付づけ武官ぶかんに異動いどう[1][5]。1910年ねん（明治めいじ43年ねん）11月、野戦やせん砲兵ほうへい第だい2旅団りょだん長ちょうに着任ちゃくにん[1][5]。

1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）12月、陸軍りくぐん中将ちゅうじょうに進すすみ下関しものせき要塞ようさい司令しれい官かんに就任しゅうにん[1][5]。1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）8月がつに待命たいめいとなり、1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）5月がつ、予備よび役やく編入へんにゅうとなった[1][5]。

墓所はかしょ[編集へんしゅう]

墓所はかしょは広尾ひろおの東北寺とうほくじ[要よう出典しゅってん]。これは当とう寺院じいんが佐土原さどわら藩主はんしゅ島津しまつ家かの菩提寺ぼだいじであるためだと考かんがえられる[要よう出典しゅってん] 。但ただし島津しまづ家かの墓はかは明治めいじ時代じだいに島津しまつ伯爵はくしゃく家かとなった以降いこうのものしかない。[要よう出典しゅってん]

栄典えいてん[編集へんしゅう]

位階いかい
勲章くんしょう等とう
外国がいこく勲章くんしょう佩用はいよう允許いんきょ

親族しんぞく[編集へんしゅう]

  • 妻つま 石井いしいスエ（養父ようふ二女じじょ）[2]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい3版はん、い225頁ぺーじでは、安政あんせい2年ねん7月がつ19日にち。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 『日本にっぽん陸軍りくぐん将官しょうかん辞典じてん』59頁ぺーじ。
  2. ^ a b c 『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい3版はん、い225頁ぺーじ。
  3. ^ 『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』52、55頁ぺーじ。
  4. ^ 『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』第だい2版はん、306頁ぺーじ。
  5. ^ a b c d e f g 『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』55頁ぺーじ。
  6. ^ 『官報かんぽう』第だい4302号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1897年ねん11月1日にち。
  7. ^ 『官報かんぽう』第だい8502号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1911年ねん10月がつ21日にち。
  8. ^ 『官報かんぽう』第だい558号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1914年ねん6月がつ11日にち。
  9. ^ 『官報かんぽう』第だい3692号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1895年ねん10月がつ18日にち。
  10. ^ 『官報かんぽう』第だい5960号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1903年ねん5月がつ18日にち。
  11. ^ 『官報かんぽう』第だい205号ごう・付録ふろく「辞令じれい」1913年ねん4月がつ9日にち。
  12. ^ 『官報かんぽう』第だい1310号ごう・付録ふろく「辞令じれい」1916年ねん12月13日にち。
  13. ^ 『官報かんぽう』第だい4810号ごう「敍任じょにん及辞令れい」1899年ねん7月がつ14日にち。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』第だい2版はん、東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2005年ねん。
  • 福川ふくかわ秀樹ひでき『日本にっぽん陸軍りくぐん将官しょうかん辞典じてん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、2001年ねん。
  • 外山とやま操みさお編へん『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、1981年ねん。
  • 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい3版はん、1911年ねん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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