石泉いしずみ僧そう叡あきら

石泉いしずみ僧そう叡あきら（せきせんそうえい、1762年ねん（宝たから暦れき12年ねん） - 1826年ねん4月がつ10日とおか（文政ぶんせい9年ねん3月4日にち））は、江戸えど時代じだいの浄土真宗じょうどしんしゅう本願寺ほんがんじ派はの僧そう。石泉いしずみ学派がくはの祖そ。号ごうは石泉いしずみ、鷹たか城じょう。

概要がいよう

安芸あき国こく山県やまがた郡ぐん戸河内とがうち村むらの真教寺しんきょうじ円諦えんたいの子ことし生うまれる。三業さんぎょう惑乱わくらん時どきの論客ろんかく・大だい瀛は従兄弟いとこに当あたる。 広島ひろしま城下じょうかの報むくい専せん坊ぼうで芸げい轍わだちの祖そ・慧雲えうんに師事しじ。上洛じょうらくし、大だい瀛とともに西本願寺にしほんがんじ学林がくりんに学まなび、天台宗てんだいしゅうも修おさめる。

高田たかだ郡ぐん専せん教きょう寺てらの住職じゅうしょくとなるが、学問がくもんと講演こうえんに没頭ぼっとうして寺務じむが疎おろかになり、寺てらを出でる。江田島えたじま、能美のみ島とうの諸しょ寺てらに逗留とうりゅうし説教せっきょうに回まわる。 川尻かわじり光明寺こうみょうじ住職じゅうしょくを経へて、長浜ながはま（現げん・広島ひろしま県けん呉くれ市し長浜ながはま）に私塾しじゅく・石泉いしずみ社しゃを開ひらいて弟子でしを指導しどうし、石泉いしずみ学派がくはを開ひらいた。弟子でしに、浄きよし眼め・僧そう鎧よろい・円えん識・慧海えかい・泰たい巌いわおらがいる。 行信ゆきのぶ論ろんに新しん境地きょうちを開ひらいた。1825年ねん（文政ぶんせい8年ねん）、学がく階かい制せいができると司教しきょうとなる。

著書ちょしょ

• 『教行信証きょうぎょうしんしょう文ぶん類るい随ずい聞記』
• 『柴門さいもん玄げん話ばなし』（さいもんげんわ）など