神かみ鞭むち常つね孝こう

神かみ鞭むち常つね孝こう

神かみ鞭むち 常つね孝こう（こうむち つねたか、1883年ねん（明治めいじ16年ねん）2月がつ24日にち – 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）6月27日にち）は、日本にっぽんの大蔵おおくら官僚かんりょう。南みなみ満州まんしゅう鉄道てつどう理事りじ、北きた支ささえ那な開発かいはつ副ふく総裁そうさい。

経歴けいれき

京都きょうと府ふ出身しゅっしん。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん・法制ほうせい局きょく長官ちょうかん神かみ鞭むち知ち常つねの長男ちょうなんとして生うまれる。第だい四よん高等こうとう学校がっこうを経へて、1907年ねん（明治めいじ40年ねん）に東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく政治せいじ科かを卒業そつぎょうし、同年どうねんに高等こうとう文官ぶんかん試験しけんに合格ごうかくした。大蔵省おおくらしょうに入はいって、ロンドン駐在ちゅうざい財務ざいむ官かん附ふとなり、1911年ねん（明治めいじ44年ねん）に帰国きこく。税関ぜいかん事務じむ官かんとして横浜よこはま税関ぜいかんに勤務きんむし、大蔵省おおくらしょう関税かんぜい課長かちょう、横浜よこはま税関ぜいかん長ちょうを歴任れきにんした。

1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）、南みなみ満州まんしゅう鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃの理事りじに就任しゅうにんし、経理けいり部長ぶちょう・販売はんばい部長ぶちょう・用度ようど部長ぶちょうを務つとめた。さらに昭和しょうわ製鋼せいこう所しょ常務じょうむ取締役とりしまりやくとなり、1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）からは北きた支ささえ那な開発かいはつ株式会社かぶしきがいしゃの副ふく総裁そうさいを務つとめた。

戦後せんご、公職こうしょく追放ついほうとなった。

栄典えいてん

• 1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）11月1日にち - 勲くん四よん等とう瑞宝章ずいほうしょう

参考さんこう文献ぶんけん

• 帝国ていこく秘密ひみつ探偵たんてい社しゃ編へん『大衆たいしゅう人事じんじ録ろく 第だい3版はん』帝国ていこく秘密ひみつ探偵たんてい社しゃ、1930年ねん。 
• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく 第だい14版はん 上巻じょうかん』人事じんじ興信所こうしんじょ、1943年ねん。 
• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん：1868 - 2000』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん。