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多摩川たまがわ梨なし

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（稲城いなぎの梨なしから転送てんそう）
多摩川たまがわ梨なし（川崎かわさき市し）

多摩川たまがわ梨なし（たまがわなし）は、多摩川たまがわ流域りゅういきで栽培さいばいされるナシの総称そうしょう。現在げんざいは神奈川かながわ県けん川崎かわさき市し、東京とうきょう都と稲城いなぎ市し・日野ひの市し・多摩たま市し[1]などの地域ちいきで栽培さいばいされている。

上記じょうき地域ちいきでは多摩たま（たま）、幸こう水すい（こうすい）、清しん玉だま（せいぎょく）、二に十じゅう世紀せいき （にじゅっせいき）、豊水ほうすい（ほうすい）、新高にいたか（にいたか）、東京とうきょう都とのみで栽培さいばいされる稲城いなぎ（いなぎ）などたくさんの種類しゅるいが栽培さいばいされている[2][3]。

川崎かわさき市し[編集へんしゅう]

2012年ねん（平成へいせい24年ねん）現在げんざい、中原なかはら区く、高津たかつ区く、宮前みやまえ区く、多摩たま区く、麻生あそう区くで栽培さいばいされている[4]。

2013年度ねんど（平成へいせい25年ねん）時点じてんで作付さくづけ面積めんせきは26.85ヘクタール、収穫しゅうかく量りょうは361トンとなっている[5]。

新しんかながわ名産めいさん100選せん[6]、かながわブランド[7]、梨なしを試験しけん栽培さいばいしている多摩たま区く菅仙谷すげせんごくの川崎かわさき市し農業のうぎょう技術ぎじゅつ支援しえんセンターの梨なしの花はながかながわの花はなの名所めいしょ100選せんに選えらばれている[8]。

1650年ねん代だいには川崎かわさきの大師河原だいしがわら（現在げんざいの川崎かわさき区く出来野できの）で梨なしの栽培さいばいがおこなわれていたとしている[9]。寛政かんせい年間ねんかん（1789年ねん〜1801年ねん）になると生産せいさんが活発かっぱつ化かするも、安政あんせいの津波つなみによって衰退すいたい[9]。1874年ねん・75年ねん（明治めいじ7年ねん・8年ねん）川崎かわさき市し南部なんぶで生産せいさんが増ふえ、1882年ねん～1892年ねん（明治めいじ15年ねん～25年ねん）ごろには稲田いなだ村むら・生田いくた村むら（現在げんざいの多摩たま区く）まで伝つたわる。1892年ねん・94年ねん・1900年ねん（明治めいじ25年ねん・27年ねん・33年ねん）ごろには正岡子規まさおかしきが川崎かわさきを訪おとずれ、多摩川たまがわ梨なしに関かんする句くを複数ふくすう詠よんでいる[10][11]。

1893年ねん（明治めいじ26年ねん）に現在げんざいの川崎かわさき区く日ノ出ひので町まちの当麻とうま辰次郎たつじろうが発見はっけん[9]。屋号やごうから長十郎ちょうじゅうろうと命名めいめい[9]。1897年ねん（明治めいじ30年ねん）に発生はっせいした黒星くろぼし病びょうではまったくの影響えいきょうを受うけず、病気びょうきに強つよいことが認みとめられ、一気いっきに広ひろまった[9]。1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）には昭和しょうわ天皇てんのう、香こう淳じゅん皇后こうごうに早生わせ赤あかを献上けんじょう[12]。大正たいしょう後期こうきには栽培さいばい面積めんせきは200ヘクタールを超こえるほどであったが、川崎かわさき地区ちくの工業こうぎょう化かによって1933年ねん・34年ねん（昭和しょうわ8年ねん・9年ねん）ごろに大師だいし地区ちくからは梨なし栽培さいばいは消滅しょうめつしたものの、稲田いなだ、生田いくた、高津たかつ、菅かんでは活発かっぱつに生産せいさんされ[9]、二に十じゅう世紀せいきを朝香あさか宮みやに献上けんじょうした[12]。1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）生産せいさん名めいがこれまでの稲毛いなげ梨なしから多摩川たまがわ梨なしに統一とういつされる[8][13]。日にち中ちゅう戦争せんそう・太平洋戦争たいへいようせんそうがはじまると梨なし栽培さいばいから水田すいでんへの転換てんかんが相次あいつぎ、作付さくづけ面積めんせきは終戦しゅうせん時じに最盛さいせい期きの6分ぶんの1まで減少げんしょうした[12]。その後ご、川崎かわさき市しは多摩川たまがわ梨なし復活ふっかつのための5か年ねん計画けいかくを策定さくていし、苗なえの導入どうにゅう助成じょせいを行おこなった[12]。1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）には125ヘクタールまで回復かいふくしたものの、高度こうど経済けいざい成長せいちょうに伴ともなう都市とし化かなどによって再ふたたび減少げんしょうしていくことになる[12]。

観光かんこう化か

1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）に開園かいえんした多摩たま区くの向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえんに来きた客きゃくが帰かえりに土産みやげとして農家のうかから買かっていく姿すがたからヒントを得えて、1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）ごろから小田急電鉄おだきゅうでんてつの協力きょうりょくの元もと梨なしのもぎ取とりを開始かいしした[14][15]。小田急電鉄おだきゅうでんてつは向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえんの宣伝せんでんとともに新宿しんじゅく駅えきで梨なし狩かりの案内あんないを積極せっきょく的てきに行いったとしている[14]。1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）の戦後せんご、次第しだいに他た県けんが生産せいさんする梨なしに押おされるようになり、価値かちが低下ていかすると、一気いっきに市場いちばへの出荷しゅっかではなく、梨なし狩かり観光かんこうへシフトした[16]。1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）には梨なし狩かりの活動かつどうが評価ひょうかされ、稲田堤いなだづつみもぎとり遊園ゆうえんが朝日あさひ農業のうぎょう賞しょうを受賞じゅしょうしている[17]。1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）ごろになると梨なし狩かり需要じゅようは減少げんしょう、宅配たくはいが中心ちゅうしんとなる[18]。『多摩川たまがわ梨なしもぎとり連合れんごう会かい 35年ねんのあゆみ』発行はっこうの時点じてんで多摩川たまがわ梨なしの80％が宅配たくはいによって発送はっそうされているとしている[19]。

品種ひんしゅ[編集へんしゅう]

長十郎ちょうじゅうろう（ちょうじゅうろう）

かつては和わなしを代表だいひょうする主要しゅよう品種ひんしゅであったが、現在げんざいはあまり生産せいさんされていない。本来ほんらいは十分じゅうぶんに甘あまいが、収量しゅうりょうを上あげるために糖度とうどを下さげていることが多おおい。肉質にくしつは硬かたく、やや劣おとる。受粉じゅふん用ようの花粉かふん採取さいしゅのためによく使つかわれている。発祥はっしょうの地ち川崎かわさき区くでは栽培さいばいされていないものの、2005年ねん（平成へいせい17年ねん）に多摩たま区くから川崎かわさき区くの若宮わかみや八幡宮はちまんぐうに長十郎ちょうじゅうろうの苗木なえぎが移植いしょくされた[20]。2012年ねん（平成へいせい24年ねん）には川崎かわさき区くの区くの木きに選定せんていされた[21]。

生水なまみず（いくすい）

2001年ねん（平成へいせい13年ねん）に[8]豊水ほうすいと二に十じゅう世紀せいきを掛かけ合あわせて作つくられた[4]。多摩たま区く生田いくたで作つくられたことからこの名前なまえが付つけられた[4]。販売はんばいは直売ちょくばいのみとなっている[4]。

稲城いなぎ市し[編集へんしゅう]

梨園りえんと直売ちょくばい所しょがセットとなっている場所ばしょが多おおい
住宅じゅうたくと梨なし畑はたけが混在こんざいする

2015年ねん現在げんざい、東京とうきょう南みなみ農業のうぎょう協同きょうどう組合くみあい稲城いなぎ支店してん内ないにある稲城いなぎの梨なし生産せいさん組合くみあいが作つくられている。2006年ねん（平成へいせい18年ねん）稲城いなぎの梨なしが商標しょうひょう登録とうろく化かされブランド化かされている[22]。

2008年ねん度ど（平成へいせい20年ねん）時点じてんで作付さくづけ面積めんせきは31.8ヘクタール[23]、収穫しゅうかく量りょうは1,057トンとなっている[24]。

稲城いなぎ市しの梨なし栽培さいばいの歴史れきしは、元禄げんろく年間ねんかん（1688年ねん〜1704年ねん）に代官だいかんの増岡ますおか平ひら右みぎ衛門えもん、川島かわしま佐治さじ右みぎ衛門えもんが山城やましろ国こくから淡雪あわゆき（あわゆき）の苗なえを持もち帰かえり、植うえたことが始はじまりとされる[25]。明治めいじ中期ちゅうきごろから梨なし栽培さいばいが活発かっぱつ化かする[26]。水田すいでんから梨なし栽培さいばいに転換てんかんする農家のうかが多おおかったおいう[26]。1884年ねん（明治めいじ17年ねん）に梨なしの組合くみあいが作つくられ、生産せいさん名めいを稲城いなぎ梨なしとする[27]。1900年ねん（明治めいじ33年ねん）に長十郎ちょうじゅうろうが導入どうにゅう[26]、1905年ねん（明治めいじ38年ねん）に二に十じゅう世紀せいきが導入どうにゅうされる[27]。1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）生産せいさん名めいが稲城いなぎ梨なしから多摩川たまがわ梨なしに統一とういつされる[13]。日にち中ちゅう戦争せんそう・太平洋戦争たいへいようせんそうがはじまると人手ひとで・物資ぶっし不足ふそく、梨なし栽培さいばいから麦むぎへの転換てんかんが相次あいつぎ、1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）には作付さくづけ面積めんせきは最盛さいせい期きの5分ぶんの1まで減へった[28]。1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）には梨なしの価格かかくが暴騰ぼうとうし、それによって再ふたたび生産せいさんは増加ぞうかする[29][30]。

観光かんこう化か

1950年ねん代だい（昭和しょうわ20年代ねんだい）に入はいると稲城いなぎでも梨なし狩かりが盛さかんとなり[15]、1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）には小規模しょうきぼ農家のうかはグループで観光かんこう果樹かじゅ園えん組合くみあいが結成けっせい、大だい規模きぼ農家のうかは独自どくじにバス会社かいしゃと契約けいやくし、梨なし狩かりの団体だんたい客きゃくを迎むかえた[31][32]ものの他た県けんが生産せいさんする梨なしに押おされるようになり[33]、1960年ねん代だい（昭和しょうわ30年代ねんだい）には市場いちばへの出荷しゅっかはほぼ消滅しょうめつ、観光かんこう特とく化か・直売ちょくばい化かした[31]。しかし1970年ねん代だい以降いこう（昭和しょうわ40年代ねんだい）になると住宅じゅうたく地ち化かが進すすみ、梨なし畑はたけが減少げんしょうすることとなる[34]。2007年ねん（平成へいせい19年ねん）稲城いなぎを使用しようした稲城いなぎの梨なしワインが、他たには稲城いなぎ市内しないにおいて梨なしけーき、稲城いなぎの梨なしシャーベットなどが発売はつばいされている[35][36]。2012年ねん（平成へいせい23年ねん）大河原おおかわら邦男くにおと井上いのうえジェットによって梨なしをモチーフとした稲城いなぎ市しのイメージキャラクター「稲城いなぎなしのすけ」が誕生たんじょうしている[37]。

品種ひんしゅ[編集へんしゅう]

稲城いなぎ（いなぎ）

大玉おおたま、強つよい甘あまみが特徴とくちょうである[38][2]。

東京とうきょう都とのみで生産せいさんされ[2]、生産せいさん量りょうが少すくないことから幻まぼろしの梨なしとも呼よばれる[22][39]。

1950年代ねんだい（昭和しょうわ20年代ねんだい）後半こうはんごろから、品種ひんしゅ改良かいりょうをしていた梨なし農家のうかの遠藤えんどう益えき延のべが新高にいたかと八雲やくもを掛かけ合あわせて作つくられたとされる[40]。1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）から稲城いなぎ市内しないの他ほかの農家のうかでも栽培さいばいが開始かいしされる[40]。

日野ひの市し[編集へんしゅう]

日野ひの市しでは、昭和しょうわ初期しょきから梨なしの栽培さいばいを開始かいし[41]。他た市しと同様どうように梨なし狩かりなどの直売ちょくばいが中心ちゅうしんとなっている[41]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “ナシ - 日野ひの市し観光かんこう協会きょうかい”. 日野ひの市し. 2016年ねん6月がつ3日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c “多摩川たまがわ梨なしのご紹介しょうかい｜管内かんないの農業のうぎょう｜ＪＡ東京とうきょうみなみ”. ＪＡ東京とうきょうみなみ. 2016年ねん6月がつ3日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “梨なしづくりの歴史れきし”. 稲城いなぎ市し. 2016年ねん6月がつ3日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b c d “川崎かわさき市し：ナシの話はなし”. 川崎かわさき市し. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  5. ^ 平成へいせい25年度ねんど農業のうぎょう実態じったい調査ちょうさ結果けっか (PDF)
  6. ^ “農林のうりん水産すいさん品ひん - 神奈川かながわ県けんホームページ”. 神奈川かながわ県けん. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  7. ^ かながわブランドパンフレット (PDF)
  8. ^ a b c 宮田みやた2008、1頁ぺーじ
  9. ^ a b c d e f 連合れんごう会かい1996、2頁ぺーじ
  10. ^ “正岡子規まさおかしき　句碑くひ建立こんりゅう趣旨しゅし”. 川崎かわさきロータリークラブ. 2016年ねん6月がつ8日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “～歌碑かひ・句碑くひ・詩碑しひ～稲毛いなげ神社じんじゃ”. 稲毛いなげ神社じんじゃ. 2016年ねん6月がつ8日にち閲覧えつらん。
  12. ^ a b c d e 連合れんごう会かい1996、3頁ぺーじ
  13. ^ a b 稲城いなぎ市し史し1991、779頁ぺーじ
  14. ^ a b 連合れんごう会かい1996、6頁ぺーじ
  15. ^ a b 稲城いなぎ市し史し1991、816頁ぺーじ
  16. ^ 連合れんごう会かい1996、7頁ぺーじ
  17. ^ 連合れんごう会かい1996、17-18頁ぺーじ
  18. ^ 連合れんごう会かい1996、83頁ぺーじ
  19. ^ 連合れんごう会かい1996、45頁ぺーじ
  20. ^ 長十郎ちょうじゅうろう梨なしのふるさと かわさき区くの宝物ほうもつシート (PDF)
  21. ^ “川崎かわさき区くの「区くの花はな」「区くの木き」を制定せいていしました”. 川崎かわさき市し. 2016年ねん6月がつ8日にち閲覧えつらん。
  22. ^ a b “味覚みかくの秋あき、はや到来とうらい！？”. 朝日新聞あさひしんぶん. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  23. ^ 農作物のうさくもつ別べつ収穫しゅうかく農家のうか数すう及および果樹かじゅ別べつ栽培さいばい農家のうか数すう (Microsoft Excelの.xls) - 稲城いなぎ市し
  24. ^ 第だい３章しょう 稲城いなぎ市し農業のうぎょうの現状げんじょうと課題かだい (PDF)
  25. ^ 稲城いなぎ市し史し1991、760-761頁ぺーじ
  26. ^ a b c 稲城いなぎ市し史し1991、761頁ぺーじ
  27. ^ a b 稲城いなぎ市し史し1991、762頁ぺーじ
  28. ^ 稲城いなぎ市し史し1991、799頁ぺーじ
  29. ^ 生産せいさん組合くみあい2015、27頁ぺーじ
  30. ^ 川島かわしま1981、16頁ぺーじ
  31. ^ a b 稲城いなぎ市し史し1991、817頁ぺーじ
  32. ^ 生産せいさん組合くみあい2015、29頁ぺーじ
  33. ^ 稲城いなぎ市し史し1991、921頁ぺーじ
  34. ^ 稲城いなぎ市し史し1991、839-841頁ぺーじ
  35. ^ “平成へいせい24年度ねんど｢稲いね城じょうの太鼓判たいこばん｣認証にんしょう商品しょうひん”. 稲城いなぎ市し. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  36. ^ 生産せいさん組合くみあい2015、35頁ぺーじ
  37. ^ “稲城いなぎ市しイメージキャラクターの名前なまえが決定けっていしました”. 稲城いなぎ市し. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  38. ^ “稲城いなぎの梨なしの紹介しょうかい”. 稲城いなぎ市し. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  39. ^ “稲城いなぎ｜東京とうきょうどんぶらこWeb版ばん｜東京とうきょう新聞しんぶんほっとWeb｜東京とうきょうホット｜ホットWeb”. 東京とうきょう新聞しんぶん. 2016年ねん6月がつ7日にち閲覧えつらん。
  40. ^ a b 生産せいさん組合くみあい2015、44頁ぺーじ
  41. ^ a b “日野ひのの特産とくさん農産物のうさんぶつ”. 日野ひの市し. 2016年ねん6月がつ8日にち閲覧えつらん。[1]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 川崎かわさき市し多摩川たまがわ梨なしもぎとり連合れんごう会かい『多摩川たまがわ梨なしもぎとり連合れんごう会かい 35年ねんのあゆみ』1996年ねん。 
  • 宮田みやた豊ゆたか『名産めいさん多摩川たまがわ梨なし -80年ねんの歴史れきしとその起源きげんを探さぐる- 改訂かいてい第だい二に版はん』2008年ねん。 
  • 『稲城いなぎ市し史し 下巻げかん』稲城いなぎ市し、1991年ねん。 
  • 稲城いなぎの梨なし生産せいさん組合くみあい『130年ねんの歩あゆみ 梨なし栽培さいばいと共ともに生いきる』稲城いなぎ市し、2015年ねん。 
  • 川島かわしま琢みがく象ぞう『東京とうきょう多摩川たまがわ 梨なしの歩あゆみ』1981年ねん。 
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