第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい決勝けっしょう

第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい決勝けっしょう再さい試合しあい

決勝けっしょう再さい試合しあいのスコアボード
駒沢大学こまざわだいがく苫小牧とまこまい 早稲田わせだ実業じつぎょう 3 4
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E 駒沢大学こまざわだいがく苫小牧とまこまい 0 0 0 0 0 1 0 0 2 3 6 1 早稲田わせだ実業じつぎょう 1 1 0 0 0 1 1 0 × 4 6 0
開催かいさい日時にちじ	2006年ねん8月がつ21日にち (2006-08-21)
開催かいさい球場きゅうじょう	阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう

第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい決勝けっしょう

駒沢大学こまざわだいがく苫小牧とまこまい 早稲田わせだ実業じつぎょう 1 1
延長えんちょう15回かい引分ひきわけ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 R H E 駒沢大学こまざわだいがく苫小牧とまこまい 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1 早稲田わせだ実業じつぎょう 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 10 1
開催かいさい日時にちじ	2006年ねん8月がつ20日はつか (2006-08-20)
開催かいさい球場きゅうじょう	阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう

第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい決勝けっしょう（だい88かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかいけっしょう）は、2006年ねん（平成へいせい18年ねん）8月がつ20日はつか及および8月がつ21日にちに阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょうで行おこなわれた、南みなみ北海道ほっかいどう代表だいひょうの駒大こまだい苫小牧とまこまい高校こうこうと西東京にしとうきょう代表だいひょうの早稲田実業学校わせだじつぎょうがっこうの試合しあいである。8月がつ20日はつかの試合しあいは延長えんちょう15回かいで決着けっちゃくがつかず、翌日よくじつに再さい試合しあいが行おこなわれている。

背景はいけい

第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいの決勝けっしょうは、1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）から1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）に中京ちゅうきょう商業しょうぎょう学校がっこうが成なし遂とげた夏なつ3連覇れんぱという記録きろくを史上しじょう2校こう目め、73年ねんぶりに達成たっせいしようとした田中たなか将すすむ大だい擁ようする駒澤大学こまざわだいがく附属ふぞく苫小牧高等学校とまこまいこうとうがっこうと、投手とうしゅの斎藤さいとう佑たすく樹じゅを中心ちゅうしんに、1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）に荒木あらき大輔だいすけらを擁ようして以来いらい26年ねんぶりの決勝けっしょう進出しんしゅつで、初はつ優勝ゆうしょうを狙ねらう早稲田実業学校わせだじつぎょうがっこう高等こうとう部ぶとの対戦たいせんであった。

試合しあい経過けいか

• 8月がつ20日はつか13時じ試合しあい開始かいし。先攻せんこう・駒大こまだい苫小牧とまこまい（先発せんぱつ投手とうしゅ：菊地きくち）、後こう攻おさむ・早稲田わせだ実み（先発せんぱつ投手とうしゅ：斎藤さいとう）。試合しあいは投手とうしゅ戦せんとなり、規定きていの延長えんちょう15回かいをもっても決着けっちゃくが付つかず、翌日よくじつの再さい試合しあいが決定けっていした。

1. 初回しょかい表ひょう、先頭せんとうの三谷みたにがヒットで出でて送おくり、チャンスを作つくるものの得点とくてん出来できず。
   • 最後さいごのセンターフライは後こう一いち伸のび足たりず。
   • 初回しょかい裏うら、早はや実みも2四球しきゅうでチャンスを作つくるが、併殺へいさつで得点とくてん出来できず。初回しょかいは共ともに0点てんスタートの立たち上あがりだった。
2. 2回かい表ひょう、先頭せんとうが四球しきゅうで出でて送おくるが、後続こうぞく続つづかず。
   • 裏うら、2アウトから内藤ないとうがヒットで出塁しゅつるいするが動うごいて盗塁とうるい失敗しっぱい。
3. 3回かい表ひょう、初はじめて三さん者しゃ凡退ぼんたい。
   • 裏うら、1アウト後ご佐々木ささきがショートの深ふかい所ところへ内野ないや安打あんだを放はなつと、川西かわにしはセーフティバントを決きめチャンスに。
   • ここで駒こま苫とま、エースの田中たなかがリリーフ。2三振さんしんを奪うばい抑おさえる。
4. 4回かい表ひょう、1四球しきゅうでランナーを出だし、2･意表いひょうをついた3盗とうを決きめ駒こま苫とまチャンスだったが、2三振さんしんで切きり抜ぬけ。
   • 裏うら、2アウト後ご斎藤さいとうがヒットを放はなつが、得点とくてん出来できず。
5. 5回かい表ひょう、セーフティ失敗しっぱいもあり三さん者しゃ凡退ぼんたい、裏うらも三さん者しゃ凡退ぼんたい。
6. 6回かい表ひょう、先頭せんとうが四球しきゅうで出でるが、バントはセカンドアウト。次つぎは送おくれたが、得点とくてんは出来できず。
   • 裏うら、先頭せんとうの小柳こやなぎがヒットで出でると、檜垣ひがきの時ときタッチが認みとめられず記録きろくはヒット。送おくって得点とくてんのチャンスだったが、後続こうぞくが抑おさえられ得点とくてん出来できず。
7. 7回かい表ひょう、ショートゴロエラーと死球しきゅうでチャンスを作つくるが得点とくてん出来できず。
   • 裏うら、1アウト後ご白川しらかわがヒットで出でるが得点とくてん出来できず。
8. 8回かい表ひょう、1アウト後ご三木みきが大会たいかい第だい58号ごうのホームラン。これで均衡きんこうが破やぶれて1-0。これがチーム2安打あんだ目め。しかし後続こうぞくは凡退ぼんたい。
   • 裏うら、1アウト後ご檜垣ひがきがツーベース。中継ちゅうけいの乱みだれを突ついて一気いっきに3塁るいへ。このチャンスに後藤ごとうが大おおきな犠飛ぎひ。1-1の同点どうてんに。しかしこちらも後続こうぞくが凡退ぼんたい。
9. 9回かい表ひょう、1アウト後ご田中たなかがヒットで出でるが、得点とくてん出来できず。
   • 裏うらは三さん者しゃ凡退ぼんたい、この大会たいかいとしては6度目どめ・決勝けっしょう戦せんとしては1996年ねんの第だい78回かい大会たいかい以来いらい、10年ねんぶり11度目どめそして21世紀せいきの大会たいかいとしては初はつの延長えんちょう戦せんへ。
10. 10回かい表ひょう、2三振さんしん含ふくむ三さん者しゃ凡退ぼんたい。裏うらも三さん者しゃ凡退ぼんたい。
11. 11回かい表ひょう、先頭せんとうの中澤なかざわのヒットとデッドボールでランナーがたまり、送おくられると満塁まんるい策さくに。
    • そしてスクイズを仕掛しかけるが失敗しっぱい。3塁るいで微妙びみょうな判定はんていも走者そうしゃタッチアウト。
    • 岡川おかかわがヒットを打うつが後続こうぞくが凡退ぼんたい。
    • 裏うらは三さん者しゃ凡退ぼんたい。
12. 12回かい表ひょうは2三振さんしん含ふくむ三さん者しゃ凡退ぼんたい。裏うらも三さん者しゃ凡退ぼんたい。
13. 13回かい表ひょう、先頭せんとうの中澤なかざわがヒットで出でて送おくるが得点とくてんはならず。
    • 裏うら、1アウト後ご川西かわにしがヒットで出でて送おくり、その後ご捕と逸いっでランナーに3塁るいまで進すすまれるとこちらも満塁まんるい策さく。
    • 一いち打だ、一いち四死球ししきゅう出でればサヨナラ勝がちのチャンスだったが無得点むとくてんに終おわる。
14. 14回かい表ひょう、先頭せんとうの岡川おかかわがヒットで出でて2塁るいまで進すすむが得点とくてん出来できず。
    • 裏うら、斎藤さいとうがヒットで出でて送おくってチャンスを生いかすが、ショートへの強つよい当あたりで飛とび出だしアウト。後続こうぞくも抑おさえられ得点とくてん出来できず。
15. 最終さいしゅう回かいの15回かい、表ひょうは三さん者しゃ凡退ぼんたい。なお、この時とき斎藤さいとうは15回かいにもかかわらず最速さいそく147km/hを記録きろくした。
    • 裏うら、1四球しきゅうでランナーを出だしたが抑おさえ切きり引ひき分わけ、翌日よくじつに再さい試合しあいとなった。試合しあい終了しゅうりょうの瞬間しゅんかん、観客かんきゃくはスタンディングオベーションで選手せんしゅ達たちを迎むかえた。試合しあい時間じかんは3時じ間あいだ37分ふんで試合しあい終了しゅうりょう時刻じこくは16時じ37分ふんだった。

スコア

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	R	H	E
駒大こまだい苫小牧とまこまい	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	7	1
早稲田わせだ実み	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	10	1

1. （延長えんちょう15回かい・大会たいかい規定きていにより引ひき分わけ）
2. 駒こま：菊地きくち（2回かい1/3）、田中たなか（12回かい2/3）
3. 早はや：斎藤さいとう（15回かい）
4. 本塁打ほんるいだ
   駒こま：三木みき（8回かい・ソロ）
   
5. 審判しんぱん
   ［球審きゅうしん］赤井あかい
   ［塁審るいしん］長谷川はせがわ・日野ひの・小山こやま
6. 試合しあい時間じかん：3時じ間あいだ37分ふん

出場しゅつじょう選手せんしゅ

駒大こまだい苫小牧とまこまい 打順だじゅん 守備しゅび 選手せんしゅ 1 [三さん] 三谷みたに忠ただし央ひさし（3年ねん） 2 [遊ゆう] 三木みき悠ゆう也（3年ねん） 3 [一いち] 中澤なかざわ竜也たつや（3年ねん） 4 [中なか] 本間ほんま篤史あつし（3年ねん） 5 [右みぎ] 鷲谷わしや修也しゅうや（3年ねん） 6 [投とう] 菊地きくち翔太しょうた（2年ねん） 投とう 田中たなか将すすむ大だい（3年ねん） 7 [左ひだり] 渡辺わたなべ準じゅん輝てる（3年ねん） 打だ 西田にしだ佑たすく真しん（3年ねん） 左ひだり 岡川おかかわ直樹なおき（3年ねん） 8 [二に] 本間ほんま直紀なおき（3年ねん） 打だ二に 山口やまぐち就継（3年ねん） 9 [捕と] 小林こばやし秀しげる（3年ねん）

早稲田わせだ実み 打順だじゅん 守備しゅび 選手せんしゅ 1 [中なか] 川西かわにし啓介けいすけ（2年ねん） 2 [三さん] 小柳こやなぎ竜りゅう巳み（3年ねん） 3 [一いち] 檜垣ひがき皓あきら次じ朗ろう（3年ねん） 4 [遊ゆう] 後藤ごとう貴司たかし（3年ねん） 5 [左ひだり] 船橋ふなばし悠ゆう（3年ねん） 6 [投とう] 斎藤さいとう佑たすく樹じゅ（3年ねん） 7 [二に] 内藤ないとう浩ひろし嵩かさ（2年ねん） 打だ二に 神田かんだ雄二ゆうじ（3年ねん） 8 [捕と] 白川しらかわ英えい聖きよし（3年ねん） 9 [右みぎ] 佐々木ささき孝たかし樹じゅ（1年ねん） 打だ右みぎ 小澤おざわ秀志ひでし（2年ねん）

再さい試合しあい経過けいか

1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）の第だい51回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいの松山まつやま商しょう対たい三沢みさわ以来いらい37年ねんぶりの決勝けっしょう再さい試合しあい（当時とうじは18回かい決着けっちゃくだった為ために15回かいになってからは初はじめて・春はる夏なつ通つうじると同年どうねんの春はるの第だい78回かいセンバツ大会たいかいの岡山おかやま・関西かんさい高校こうこうと東京とうきょう・早稲田わせだ実業じつぎょう（関西かんさい対たい早稲田わせだ実業じつぎょう延長えんちょう15回かい引ひき分わけ再さい試合しあいを参照さんしょう）以来いらい、3試合しあい目め）となった。

• 8月がつ21日にち13時じ試合しあい開始かいし。先攻せんこう・駒大こまだい苫小牧とまこまい（先発せんぱつ投手とうしゅ：菊地きくち）、後こう攻おさむ・早稲田わせだ実み（先発せんぱつ投手とうしゅ：斎藤さいとう）。先制せんせいした早さ実みが優勢ゆうせいに試合しあいをすすめ、9回かいに1点てん差さにまで迫せまる駒大こまだい苫小牧とまこまいを振ふり切きり初はつ優勝ゆうしょうを遂とげる。

1. 初回しょかい表ひょう、三さん者しゃ凡退ぼんたい。早はや実じつ斎藤さいとうが上々じょうじょうの滑すべり出だしを見みせる。
   • 初回しょかい裏うら、先頭せんとう川西かわにしが四球しきゅうで出塁しゅつるいするも盗塁とうるい死し。（後のちに和泉いずみ監督かんとく語かたる「（選手せんしゅを鼓舞こぶし試合しあいを優勢ゆうせいにするために）試合しあい前まえから初回しょかい川西かわにしが出塁しゅつるいしたら盗塁とうるいと決きめていた。」）続つづく小柳こやなぎの内野ないや安打あんだを足掛あしがかりに2死しから船橋ふなばしのセンター前ぜんタイムリーで早はや実じつ先制せんせい。
   • 田中たなかがすぐさま登板とうばん、斎藤さいとうを打うち取とり1点てんに抑おさえる。
2. 2回かい表ひょう、初回しょかいに続つづき三さん者しゃ凡退ぼんたい。
   • 裏うら、先頭せんとう内藤ないとうが四球しきゅうで出塁しゅつるい、白川しらかわが送おくり1死後しご川西かわにしがレフト線せんへタイムリー2塁打るいだで早はや実じつ2点てん目め。
3. 3回かい表ひょう、三さん者しゃ凡退ぼんたい。連投れんとうの疲つかれを見みせない早はや実じつ斎藤さいとうが好調こうちょうを見みせ付つける。
   • 裏うら、三さん者しゃ凡退ぼんたい。斎藤さいとうと田中たなかの投手とうしゅ戦せんを予想よそうさせる展開てんかいだが、田中たなかは力ちからで押おさず打うたせて取とるピッチング。
4. 4回かい表ひょう、中澤なかざわが駒こま苫とま初はつヒットを放はなつも後ごが続つづかず。
   • 裏うら、ショート三木みきの悪あく送球そうきゅうでランナーを出だすも後ごが続つづかず。
5. 5回かい表ひょう、岡川おかかわのレフト前まえ、山口やまぐちセンター前まえと2本ほんのヒットがあったが、ダブルプレーなど斎藤さいとうの投球とうきゅう術じゅつの前まえに無む得点とくてん。
   • 裏うら、2番ばんから始はじまる好こう打順だじゅんも、調子ちょうしを上あげた田中たなかに三さん者しゃ凡退ぼんたいに。
6. 6回かい表ひょう、この回かい先頭せんとうの三さん谷たにに大会たいかい第だい59号ごうHRが出でるが後続こうぞくは三さん者しゃ凡退ぼんたい。
   • 裏うら、2死しから四球しきゅうで出塁しゅつるいの内藤ないとうを還かえす白川しらかわレフトフェンス直撃ちょくげきの2ベースで早はや実みが突つき放はなす。
7. 7回かい表ひょう、代打だいだ渡辺わたなべを送おくるも三さん者しゃ凡退ぼんたい。
   • 裏うら、先頭せんとうの川西かわにしが死球しきゅうで出塁しゅつるい、小柳こやなぎの送おくりバント（犠打ぎだ大会たいかいタイ記録たいきろく）で進すすませ、1死後しご4番ばん後藤ごとうがタイムリーで早はや実じつ4点てん目め。
8. 8回かい表ひょう、代打だいだ岡田おかだを起用きようするが、好調こうちょう斎藤さいとうの前まえに三さん者しゃ凡退ぼんたい。
   • 裏うら、田中たなか力投りきとうの前まえに早さ実みも三さん者しゃ凡退ぼんたい。いよいよ最終さいしゅう回かいへ。
9. 9回かい表ひょう、先頭せんとう三木みきレフト前ぜんヒット、続つづく中澤なかざわが1点てん差さに迫せまる2ランHR（大会たいかい第だい60号ごう）。ノーアウトで1点てん差さとなり打者だしゃは4番ばん。
   • しかし本ほん間あいだ三振さんしん、岡川おかかわセカンドフライで2アウト。次つぎ打者だしゃ・田中たなかの4球きゅう目めに斎藤さいとうはこの日ひ最速さいそくとなる147km/hを計測けいそくする。ファウルで粘ねばる田中たなかも7球きゅう目めに空振からぶり三振さんしんで試合しあい終了しゅうりょう。決勝けっしょう戦せんの所要しょよう時間じかんは24イニングで5時じ間あいだ33分ふんであった。

スコア

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
駒大こまだい苫小牧とまこまい	0	0	0	0	0	1	0	0	2	3	6	1
早稲田わせだ実み	1	1	0	0	0	1	1	0	X	4	6	0

1. 駒こま：菊地きくち（0回かい2/3）、田中たなか（7回かい1/3）
2. 早はや：斎藤さいとう（9回かい）
3. 本塁打ほんるいだ
   駒こま：三谷みたに（6回かい・ソロ）、中澤なかざわ（9回かい・2ラン）
   
4. 審判しんぱん
   ［球審きゅうしん］赤井あかい
   ［塁審るいしん］長谷川はせがわ・日野ひの・小山こやま
5. 試合しあい時間じかん：1時じ間あいだ56分ふん

出場しゅつじょう選手せんしゅ

駒大こまだい苫小牧とまこまい 打順だじゅん 守備しゅび 選手せんしゅ 1 [三さん] 三谷みたに忠ただし央ひさし（3年ねん） 2 [遊ゆう] 三木みき悠ゆう也（3年ねん） 3 [一いち] 中澤なかざわ竜也たつや（3年ねん） 4 [中なか] 本間ほんま篤史あつし（3年ねん） 5 [左ひだり] 岡川おかかわ直樹なおき（3年ねん） 6 [投とう] 菊地きくち翔太しょうた（2年ねん） 投とう 田中たなか将すすむ大だい（3年ねん） 7 [右みぎ] 鷲谷わしや修也しゅうや（3年ねん） 打だ 渡辺わたなべ準じゅん輝てる（3年ねん） 8 [二に] 山口やまぐち就継（3年ねん） 9 [捕と] 小林こばやし秀しげる（3年ねん） 打だ 岡田おかだ雅まさ寛ひろし（3年ねん） 捕と 及川おいかわ雅哉まさや（3年ねん）

早稲田わせだ実み 打順だじゅん 守備しゅび 選手せんしゅ 1 [中なか] 川西かわにし啓介けいすけ（2年ねん） 2 [三さん] 小柳こやなぎ竜りゅう巳み（3年ねん） 3 [一いち] 檜垣ひがき皓あきら次じ朗ろう（3年ねん） 4 [遊ゆう] 後藤ごとう貴司たかし（3年ねん） 5 [左ひだり] 船橋ふなばし悠ゆう（3年ねん） 6 [投とう] 斎藤さいとう佑たすく樹じゅ（3年ねん） 7 [二に] 内藤ないとう浩ひろし嵩かさ（2年ねん） 8 [捕と] 白川しらかわ英えい聖きよし（3年ねん） 9 [右みぎ] 佐々木ささき孝たかし樹じゅ（1年ねん）

その他た

• 田中たなか将すすむ大だいがメジャーリーグ・ニューヨークヤンキースに移籍いせきした際さいに、地元じもとの新聞しんぶん『ニューヨーク・タイムズ』が1面めんトップ記事きじで田中たなかの大だい特集とくしゅうを行おこなったが、その記事きじの中なかでこの試合しあいのことも言及げんきゅうされており、斎藤さいとう佑たすく樹じゅとの一騎打いっきうちは「日本にっぽんの美び」だったという高校こうこう時代じだいのコーチの言葉ことばが紹介しょうかいされている。
• 北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ内野ないや手しゅの清宮きよみや幸太郎こうたろうは、小学生しょうがくせい時代じだい（早はや実じつ初等しょとう部ぶへの在学ざいがく中ちゅう）に再さい試合しあいを甲子園こうしえん球場きゅうじょうで観戦かんせんしたことをきっかけに、軟式なんしき野球やきゅうチームの「オール麻布まふ」で野球やきゅうを始はじめた。後のちに中等ちゅうとう部ぶを経へて高等こうとう部ぶへ進学しんがくすると、1年ねん時じの2015年ねんに、野球やきゅう部ぶの「3番ばん・一塁いちるい手しゅ」として第だい97回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいへ出場しゅつじょう。高等こうとう部ぶ3年ねんの2017年ねんにNPBドラフト会議かいぎの1巡じゅん目めで日本にほんハムに指名しめいされたことを受うけて、2018年ねんに入団にゅうだんした。ちなみに日本にほんハムには、高等こうとう部ぶの先輩せんぱいに当あたる斎藤さいとうが、早稲田大学わせだだいがく野球やきゅう部ぶを経へて2011年ねんから在籍ざいせきしている。
• 全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいや選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいを主催しゅさいする日本にっぽん高等こうとう学校がっこう野球やきゅう連盟れんめいでは、2018年ねん開催かいさいの第だい90回かい記念きねん選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいから、（都道府県とどうふけん・地区ちく連盟れんめいが主催しゅさいする地方ちほう大会たいかいを含ふくめた）すべての公式こうしき戦せんを対象たいしょうにタイブレーク制度せいどを導入どうにゅう。ただし、高校こうこう野球やきゅう特別とくべつ規則きそく第だい22章しょう（タイブレーク制度せいどの採用さいよう）の第だい2項こうに「決勝けっしょう戦せんではタイブレーク制度せいどを採用さいようしない」という条文じょうぶんを設もうけたため、公式こうしき戦せんの決勝けっしょうが本ほんカードのような展開てんかいになった場合ばあいには再さい試合しあいで決着けっちゃくを付つけていた。しかし、2021年ねん2月がつ19日にちに開催かいさいされた理事りじ会かいで、「出場しゅつじょう選手せんしゅに対たいする障害しょうがいの予防よぼう」という観点かんてんから上記じょうきの条文じょうぶんを削除さくじょすることを決定けってい。決勝けっしょうでも延長えんちょう12回かい裏うらまでに決着けっちゃくが付つかなかった場合ばあいには、同年どうねんの第だい93回かい選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいから、原則げんそくとして13回かい表ひょう以降いこうの攻撃こうげきでタイブレークを採用さいようしている。ただし、降雨こううなどの影響えいきょうで同点どうてんのまま決勝けっしょうを続行ぞっこうできなくなった場合ばあいには、従来じゅうらいと同おなじく、引ひき分わけ扱あつかいで打うち切きった後のちに再さい試合しあいを設定せってい。2023年ねんの第だい95回かい記念きねん選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかい（選手権せんしゅけん大会たいかいでは同年どうねんの第だい105回かい大会たいかい）から、決勝けっしょうが9回かい裏うらまでに決着けっちゃくしていなくても、試合しあいの続行ぞっこうが可能かのうな場合ばあいに10回かい表ひょう以降いこうの攻撃こうげきからタイブレークを採用さいようすることを認みとめている。

参考さんこう資料しりょう

• 別冊べっさつ宝島たからじま　名門めいもん野球やきゅう部ぶの甲子園こうしえん伝説でんせつ　伝説でんせつのチーム編へん　p76-81、p94-97（2009年ねん07月がつ18日にち発行はっこう）ISBN 978-4-7966-7171-2
• 洋よう泉いずみ社しゃMOOK　甲子園こうしえん 激闘げきとう!「最終さいしゅう回かい」伝説でんせつ　p80-81（2010年ねん6月がつ28日にち発行はっこう）ISBN 978-4-86248-578-6

関連かんれん項目こうもく

• のじぎく兵庫ひょうご国体こくたい（高校こうこう野球やきゅう決勝けっしょう戦せんで早稲田わせだ実みと駒大こまだい苫小牧とまこまいが再戦さいせん）