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糖尿病性神経障害 - Wikipedia コンテンツにスキップ

糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい(とうにょうびょうせいしんけいしょうがい、えい: diabetic neuropathy)は糖尿とうにょうびょう患者かんじゃにみられる種々しゅじゅ末梢まっしょう神経しんけい障害しょうがい総称そうしょうインスリン作用さよう不足ふそくないし慢性まんせいだか血糖けっとう状態じょうたい起因きいんする末梢まっしょう神経しんけい障害しょうがいである。こう血糖けっとうによってしょうじる末梢まっしょう神経しんけい代謝たいしゃ障害しょうがい血管けっかん障害しょうがいだい因子いんしとして発症はっしょうするとかんがえられ、ポリオール代謝たいしゃ亢進こうしんによる神経しんけいないソルビトールの蓄積ちくせき蛋白たんぱく糖化とうか、フリーラジカル、神経しんけい栄養えいよう因子いんし異常いじょうほそ血管けっかん障害しょうがいによる神経しんけいきょせつなどの仮説かせつ提唱ていしょうされる。糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいでは多数たすう臨床りんしょうびょうがたられている。

疫学えきがく[編集へんしゅう]

1がた糖尿とうにょうびょうではEURODIAB IDDM Complication Studyでは糖尿とうにょうびょうせい末梢まっしょう神経しんけい障害しょうがい合併がっぺいりつは28%であった。糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい発症はっしょう頻度ひんどは30%から40%という記載きさいおおいが診断しんだん基準きじゅんによってばらつきがある[1]

臨床りんしょうびょうがた[編集へんしゅう]

Thomasの分類ぶんるい[2]がよくもちいられる。この分類ぶんるいでは糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいではこう血糖けっとう神経しんけい障害しょうがい対称たいしょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい非対称ひたいしょうせい神経しんけい障害しょうがい局所きょくしょせいおよびせい神経しんけい障害しょうがい)、混合こんごうがたの4つの大別たいべつしている。こう血糖けっとう神経しんけい障害しょうがい治療ちりょうこう血糖けっとう状態じょうたいつづ患者かんじゃにみられるあし針刺はりさかんおもしるしとする状態じょうたいす。このしびれかんないし疼痛とうつうかん血糖けっとうコントロールとともに軽快けいかいする。これはこう血糖けっとうによるチャネル機能きのう変化へんか背景はいけいにした生理せいりてきないし機能きのうてき状態じょうたいかんがえられている。対称たいしょうせい障害しょうがい糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい(diabetic polyneuropathy)と総称そうしょうされる。糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい種々しゅじゅたん神経しんけい障害しょうがい(diabetic mononeuropathy)および躯幹くかん神経しんけい障害しょうがいすじ萎縮いしゅくしょうからなる。これらのやまいがた臨床りんしょうぞう糖尿とうにょうびょう以外いがい病因びょういんによる疾患しっかん酷似こくじするものがおおい。混合こんごうがたはほとんどの場合ばあい糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい非対称ひたいしょうびょうがた併発へいはつする場合ばあいす。また治療ちりょう糖尿とうにょうびょう患者かんじゃ慢性まんせい炎症えんしょうせいだつずいせい多発たはつ神経しんけいえん(CIDP)の併発へいはつがしばしば報告ほうこくされており病因びょういんてき関連かんれんせいうたがわれている。

糖尿とうにょうびょうせいたん神経しんけい障害しょうがい[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせいたん神経しんけい障害しょうがい急性きゅうせいがた慢性まんせいがたけられる。急性きゅうせいがたにはそとすじ麻痺まひ眼瞼がんけん下垂かすいふく眼球がんきゅう運動うんどう制限せいげんなど、とくどう神経しんけい麻痺まひ)、顔面がんめん神経しんけい麻痺まひ、聴・前庭ぜんてい神経しんけい障害しょうがい難聴なんちょう、めまい)、躯幹くかん神経しんけい障害しょうがいむね腹部ふくぶのしびれやいたみ)、外側そとがわ大腿だいたいがわ神経しんけい障害しょうがい大腿だいたいがい側部そくぶのしびれやいたみ)、腓骨ひこつ神経しんけい障害しょうがい下腿かたいがい側部そくぶのしびれやあしこごめりょく低下ていか)などがられている。急性きゅうせいがた糖尿とうにょうびょうせいたん神経しんけい障害しょうがい特徴とくちょう発症はっしょう前後ぜんごしてみられる障害しょうがい神経しんけい周辺しゅうへん鈍痛どんつう比較的ひかくてき良好りょうこう経過けいかがあげられる。糖尿とうにょうびょうせいたん神経しんけい障害しょうがいおおくは血管けっかん栄養えいよう神経しんけい閉塞へいそく関係かんけいした病態びょうたい推察すいさつされ、とくどう神経しんけい麻痺まひ海綿かいめん静脈じょうみゃくほらでの栄養えいよう神経しんけい閉塞へいそく剖検ぼうけんれいでも確認かくにんされている。糖尿とうにょうびょうせいどう神経しんけい麻痺まひでは瞳孔どうこう回避かいひわれる所見しょけん特徴とくちょうである。瞳孔どうこう回避かいひではうちすじ麻痺まひ瞳孔どうこうひらきだい軽度けいどになる。躯幹くかん神経しんけい障害しょうがいむね腹部ふくぶのデルマトームに一致いっちした異常いじょう感覚かんかく疼痛とうつう感覚かんかく鈍麻どんましょうじるもので肋間ろっかん神経痛しんけいつうさまはげしい症状しょうじょうがみられる。片側かたがわせいのものがおおい。むねずい神経しんけい障害しょうがいでありこしずい神経しんけい障害しょうがいでは糖尿とうにょうびょうせいすじ萎縮いしゅくしょうとなる。これらは炎症えんしょう反応はんのう基盤きばんとした多発たはつ神経しんけいえんであり脊髄せきずいえんなどミエロパチー鑑別かんべつとなる。慢性まんせいがた圧迫あっぱくせい障害しょうがいおおい。かん症候群しょうこうぐん代表だいひょう疾患しっかんである。

糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい糖尿とうにょうびょう患者かんじゃ大半たいはん罹患りかんし、緩徐かんじょだが確実かくじつ進行しんこうし、はげしいしびれや疼痛とうつうのためADL(日常にちじょう生活せいかつ動作どうさ)がいちじるしく阻害そがいされる場合ばあいがあり、自律じりつ神経しんけい障害しょうがいのため生命せいめい短縮たんしゅくするためもっと問題もんだいとなるやまいがたである。糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい頻度ひんど血糖けっとうコントロールがわるいほど、糖尿とうにょうびょう罹患りかん年数ねんすう長引ながびくほどたかくなる。病理びょうり学的がくてきにはとおくらいせいじくさく障害しょうがい(dying-back degeneration)である。糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経症しんけいしょうじょう足首あしくびよりきん運動うんどう感覚かんかく症状しょうじょうひろがることはかなり進行しんこうした症例しょうれいかぎられ、あし病変びょうへん類似るいじ変化へんかがでることはすくない。

成因せいいん[編集へんしゅう]

とくにポリオール代謝たいしゃ活性かっせい亢進こうしん、プロテインキナーゼC(PKC)活性かっせい異常いじょう酸化さんかストレスの増加ぞうか、グリケーションの増加ぞうか糖尿とうにょうびょう慢性まんせい合併症がっぺいしょう重要じゅうよう役割やくわりになっている。

ポリオール代謝たいしゃ
ポリオールは2以上いじょう水酸基すいさんきゆうするとうアルコールの総称そうしょうで、グルコースのポリオールはソルビトールわれる。ポリオール経路けいろはグルコースからソルビトール、ソルビトールからフルクトースというわずか2段階だんかいはんおうからり、アルドース還元かんげん酵素こうそがそのりつそく段階だんかいである。ポリオール代謝たいしゃ成因せいいんとのあいだ密接みっせつなクロストークが存在そんざいする。末梢まっしょう神経しんけいではシュワン細胞さいぼうにおけるポリオール代謝たいしゃ亢進こうしん神経しんけい障害しょうがい発症はっしょう進行しんこうふか関与かんよするとかんがえられる。アルドース還元かんげん酵素こうそ阻害そがいやくであるエパルレスタット日本にっぽん開発かいはつされ臨床りんしょう応用おうようされている。
プロテインキナーゼC
プロテインキナーゼC(PKC)は細胞さいぼう普遍ふへんてき発現はつげんしているキナーゼであり、リン脂質ししつ、カルシウムイオン、ジアシルグリセロールなどにより活性かっせいされる。糖尿とうにょうびょう末梢まっしょう神経しんけいでは血管けっかんけい組織そしき主体しゅたい神経しんけいがいまくでPKC活性かっせい亢進こうしんし、神経しんけいけい主体しゅたい神経しんけいないまくでPKC活性かっせい低下ていかする。神経しんけいけいのPKC活性かっせい低下ていか血管けっかんけいのPKC活性かっせい亢進こうしん神経しんけい機能きのう障害しょうがい原因げんいんとなる。
酸化さんかストレス
活性かっせい酸素さんそ過剰かじょう産出さんしゅつまたはこのまざる組織そしきでの活性かっせい酸素さんそ産出さんしゅつこう酸化さんか酵素こうそこう酸化さんか物質ぶっしつ能力のうりょく上回うわまわり、局所きょくしょ産出さんしゅつ消去しょうきょのバランスがくずれると活性かっせい参加さんかによる細胞さいぼう組織そしき障害しょうがい発生はっせいする。この状態じょうたい酸化さんかストレスんでいる。末梢まっしょう神経しんけい酸化さんかストレス防御ぼうぎょ機構きこう脆弱ぜいじゃくであり酸化さんかストレスが神経しんけい障害しょうがい発症はっしょう進展しんてん寄与きよしている。こう酸化さんかやくであるαあるふぁ-リポさん糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい改善かいぜんさせることが報告ほうこくされている。ドイツでは臨床りんしょう応用おうようされているが日本人にっぽんじんではαあるふぁ-リポさんによるインスリン自己じこ免疫めんえき症候群しょうこうぐん報告ほうこくされており内服ないふくには特別とくべつ配慮はいりょ必要ひつようである。
グリケーション異常いじょう
グリケーション異常いじょうとしてはAGE-RAGEけい重要じゅうようである。AGE-RAGEけいこう血糖けっとう記憶きおく形成けいせいするのにかかわっている。これは終末しゅうまつ糖化とうか産物さんぶつ(AGEs)とその受容じゅようたいであるRAGEによるけいである。AGEsはとうによる蛋白たんぱく脂質ししつ核酸かくさん酵素こうそてき糖化とうか反応はんのうメイラード反応はんのう)の結果けっか生体せいたいない促進そくしんてき形成けいせい蓄積ちくせきされる糖化とうか修飾しゅうしょく物質ぶっしつ総称そうしょうである。AGEsは酸化さんかストレスや炎症えんしょうこう血糖けっとう内因ないいんせい形成けいせいされるだけでなく外因がいいんせい食品しょくひんちゅう喫煙きつえんにより摂取せっしゅされている。糖尿とうにょうびょう患者かんじゃがある程度ていど期間きかんだか血糖けっとう暴露ばくろされてしまうと生体せいたいがそれを「こう血糖けっとうのつけ・借金しゃっきん」として認識にんしきしてしまい、その血糖けっとうコントロールをはかってもかならずしも血管けっかん合併症がっぺいしょう進展しんてんおさえることができないという現象げんしょうである。
神経しんけい栄養えいよう因子いんし
末梢まっしょう神経しんけいけい中枢ちゅうすう神経しんけいけいとことなり再生さいせい能力のうりょくゆうするが糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいでは再生さいせい能力のうりょく極端きょくたん低下ていかしている。神経しんけい栄養えいよう因子いんしであるNGF、IL、VEGFIGF[よう曖昧あいまい回避かいひ]などを投与とうよしたりウイルスベクターもちいた遺伝子いでんし治療ちりょう神経しんけい栄養えいよう因子いんし補充ほじゅう目的もくてきとした骨髄こつづい由来ゆらいあいだけいみき細胞さいぼう骨髄こつづい由来ゆらい内皮ないひ細胞さいぼう前駆ぜんく細胞さいぼう移植いしょくなどの細胞さいぼう移植いしょくによる治療ちりょう研究けんきゅうされている。
りゅう障害しょうがい
糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいではりゅう障害しょうがい発症はっしょう関与かんよしている。だい血管けっかんしょう血管けっかん内皮ないひ細胞さいぼう障害しょうがいきょさい灌流障害しょうがいこる。

神経しんけい症候しょうこうがく[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい症状しょうじょう感覚かんかく障害しょうがいであることがおおい。進行しんこうすると自律じりつ神経しんけい機能きのう障害しょうがいあらわれはじめ、筋力きんりょく低下ていかうったえる患者かんじゃはごく少数しょうすう進行しんこう患者かんじゃかぎられる。しかし末梢まっしょう神経しんけい伝導でんどう速度そくど検査けんさでは初期しょきからFなみせん延長えんちょうみとめられるため神経しんけい障害しょうがい自体じたい早期そうきから出現しゅつげんしているとかんがえられる。自律じりつ神経しんけい徴候ちょうこう筋力きんりょく低下ていか出現しゅつげんしにくい理由りゆうについてはなんらかの症状しょうじょう抑制よくせい機構きこうはたらいているというかんがえもある。

感覚かんかく障害しょうがい
初期しょき症状しょうじょうとしてはあしさきあしうら異常いじょう感覚かんかくおおい。多少たしょう左右さゆうはあっても両足りょうあし対称たいしょうせいみとめられる。皮膚ひふれるとザラザラ、ビリビリする錯感覚かんかくもみられる。これらは残存ざんそん神経しんけい再生さいせい神経しんけい異常いじょう神経しんけいインパルスの結果けっかである。あしそこ薄皮うすかわおおわれたような感覚かんかく鈍麻どんま陰性いんせい症状しょうじょうであり神経しんけい線維せんい現象げんしょう反映はんえいした症状しょうじょうである。初期しょき感覚かんかく障害しょうがいあし限局げんきょくするが、進行しんこうすると靴下くつしたがたになりさらに進行しんこうすると手袋てぶくろ靴下くつしたがたになる。
運動うんどう障害しょうがい
運動うんどう神経しんけい神経しんけい線維せんい感覚かんかく神経しんけい線維せんい同様どうよう初期しょきから障害しょうがいされるが糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい筋力きんりょく低下ていか初期しょきから目立めだつことはない。運動うんどう神経しんけい緩徐かんじょ変性へんせいでは生存せいぞん運動うんどう神経しんけい線維せんいによるだつ神経しんけいすじ線維せんいさい支配しはい有効ゆうこう作用さようするためである。つまり、筋力きんりょく低下ていか筋力きんりょく維持いじ機構きこう破綻はたん結果けっかであり、進行しんこうした患者かんじゃかぎられる。とおくらい優位ゆういせい障害しょうがい糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい運動うんどう神経しんけいけい破綻はたん最初さいしょにみられるのはあしすじである。とくたん趾伸すじ萎縮いしゅくアキレス腱あきれすけん反射はんしゃ低下ていか振動しんどうさとし低下ていか同様どうよう重要じゅうよう症候しょうこうせい徴候ちょうこうである。あし趾をくっさせてたん趾伸すじ確認かくにんできなければ萎縮いしゅくしているとかんがえられる。
自律じりつ神経しんけい障害しょうがい
糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがいでは全身ぜんしん自律じりつ神経しんけい徴候ちょうこうみとめられる。生命せいめい短縮たんしゅくふか関連かんれんするのは起立きりつせいてい血圧けつあつなどのしん血管けっかんけい異常いじょうはげしい下痢げり頑固がんこ便秘べんぴ麻痺まひなどの消化しょうかけい徴候ちょうこう排尿はいにょう困難こんなんざん尿にょうなどの泌尿器ひにょうきけい異常いじょうである。糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい独自どくじ症状しょうじょうとして無自覚むじかくせいてい血糖けっとうがあげられる。
ゆうつうせい神経しんけい障害しょうがい
糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい経過けいかちゅう四肢ししからだみきはげしい疼痛とうつうをきたす状態じょうたいである。ちょあかり体重たいじゅう減少げんしょうともな場合ばあいやインスリン治療ちりょう血糖けっとうやヘモグロビンA1cを急速きゅうそく低下ていかさせた場合ばあいおおい。おおくは触覚しょっかく疼痛とうつうしょうじるはげしい錯疼つうていする。あしゆかくだけではげしくいたみ、苦痛くつうのために歩行ほこう不能ふのうとなる。疼痛とうつう数ヶ月すうかげつから1ねんつづき、自然しぜんきえ退ずさするが高度こうど感覚かんかく鈍麻どんまのこる。

検査けんさ[編集へんしゅう]

一般いっぱん身体しんたい所見しょけん[編集へんしゅう]

脛骨けいこつぜん色素しきそまだら
脛骨けいこつぜん色素しきそまだらぜん脛骨けいこつ褐色かっしょく萎縮いしゅくはんともわれる。両側りょうがわぜん脛骨けいこつ中心ちゅうしん多数たすう出現しゅつげんするあわ茶色ちゃいろ円形えんけい斑点はんてんである。ぜん脛骨けいこつかる炎症えんしょうともなってべにむらしょう水泡すいほう紫斑しはん出現しゅつげんする。いで表面ひょうめん平滑へいかつくら赤色あかいろはんがみられる。徐々じょじょ直径ちょっけいおおきくなるとともにかずえ、色素しきそ沈着ちんちゃく皮膚ひふ萎縮いしゅくともなってしょう円形えんけい褐色かっしょく萎縮いしゅくはんとなる。糖尿とうにょうびょう経過けいかなが男性だんせいでみられることがある。
デュピュイトランかかわちぢみ
デュピュイトランかかわちぢみ結節けっせつじょう線維せんい細胞さいぼう増殖ぞうしょくしててのひらけんまく短縮たんしゅくしょうじ、進行しんこうせいゆび屈曲くっきょく変形へんけいをきたす結合けつごう組織そしきびょうのひとつである。糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい進行しんこうした男性だんせいにみられることがある。

神経しんけいがくてき所見しょけん[編集へんしゅう]

感覚かんかく障害しょうがい
自覚じかく症状しょうじょうとしては手足てあしのしびれなど異常いじょう感覚かんかくいたみをうったえる。糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいでは左右さゆうあしさきまたはあしそこ症状しょうじょう最強さいきょうとなる。手指しゅしにはじまるしびれは糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいよりだい2/3ゆび場合ばあいかん症候群しょうこうぐんだい4/5ゆび場合ばあいひじかん症候群しょうこうぐん頚椎けいついしょううたがう。陽性ようせい症状しょうじょう神経しんけい障害しょうがい軽度けいどでもこう血糖けっとうなどにともなって一過いっかせいしょうじる場合ばあいがある。陰性いんせい症状しょうじょう神経しんけい障害しょうがい反映はんえいする。痛覚つうかく振動しんどうさとし低下ていか客観きゃっかんてき陰性いんせい症状しょうじょう所見しょけんとなる。振動しんどうさとしうちくるぶしでC128アルミ音叉おんさもちいて測定そくていする。うちくるぶしで10びょう以下いかという基準きじゅんが「糖尿とうにょうびょう神経しんけい障害しょうがいかんがえるかい」での診断しんだん基準きじゅんかれている。しかしぜん糖尿とうにょうびょう患者かんじゃで10%しかこの基準きじゅんたさない。振動しんどうさとし障害しょうがい検出けんしゅつするにははは趾で振動しんどうさとし測定そくていしたほうが検出けんしゅつりつたかい。とくはは趾のIP関節かんせつがわならばぜん糖尿とうにょうびょう患者かんじゃの28%で10びょう以下いかとなる。
運動うんどう障害しょうがい
糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい運動うんどう障害しょうがいあしさきからはじまる。あし趾でものをつかむ、つまさきるといった行為こうい影響えいきょうがでるが患者かんじゃおおくは自覚じかくしていない。客観きゃっかんてきにはすじ萎縮いしゅく筋力きんりょく低下ていかがわかりやすい。すじ萎縮いしゅくたん趾伸すじもっと観察かんさつしやすい。ほねあいだすじ萎縮いしゅくするとハンマーあしていする。はは趾外てんすじすじ萎縮いしゅくすると凹足になる。筋力きんりょく低下ていかあし趾のうちてんそとてん評価ひょうかしやすい。糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい患者かんじゃではあし趾をひろげるように指示しじをしてもほねあいだすじ筋力きんりょく低下ていかあし趾をひろげることができないことがある。アキレス腱あきれすけん反射はんしゃ消失しょうしつもしばしばみとめられる。けん反射はんしゃ消失しょうしつはJendrassikほう誘発ゆうはつしても出現しゅつげんしないことを確認かくにんする。糖尿とうにょうびょう患者かんじゃアキレス腱あきれすけん反射はんしゃ消失しょうしつするとのはおよそ半数はんすうであり、高齢こうれいしゃではアキレス腱あきれすけん反射はんしゃ消失しょうしつしてもただちに異常いじょうとはえない。すじ痙攣けいれん(muscle cramp)は自覚じかくされやすい症状しょうじょうである。これは運動うんどう神経しんけい過敏かびんせい異常いじょう発射はっしゃ異常いじょう伝搬でんぱん反映はんえいする。血糖けっとう管理かんり厳密げんみつにすると出現しゅつげんしにくくなる。
自律じりつ神経しんけい障害しょうがい
起立きりつせいてい血圧けつあつによるちくらみ、膀胱ぼうこう直腸ちょくちょう障害しょうがい糖尿とうにょうびょうせい下痢げり発汗はっかん異常いじょうといった症状しょうじょうをうったえる。糖尿とうにょうびょうせい下痢げり夜間やかんしょうじる腹痛はらいたともなわないはげしい下痢げりである。ヘッドアップティルト試験しけん心電図しんでんずのCVRRなどがよくおこなわれる検査けんさである。

神経しんけい伝導でんどう速度そくど検査けんさ[編集へんしゅう]

神経しんけい伝導でんどう速度そくど検査けんさでは初期しょき変化へんかでは脛骨けいこつ神経しんけいFなみ最短さいたんせん延長えんちょうみとめられる。進行しんこうするとこむらはら神経しんけいのSNAP振幅しんぷく低下ていか、さらに進行しんこうすると脛骨けいこつ神経しんけい腓骨ひこつ神経しんけいのCMAP振幅しんぷく低下ていかこる。そのこむらはら神経しんけいのSNAPが誘発ゆうはつされなくなり、最終さいしゅうてきには脛骨けいこつ神経しんけいのCMAPも誘発ゆうはつされないようになる。

診断しんだん[編集へんしゅう]

サンアントニオ合意ごうい基準きじゅんとその開発かいはつされたNIS(LL)+7testsがゴールドスタンダードである。簡便かんべんのため日本にっぽんでは糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいかんがえるかい簡易かんい診断しんだん基準きじゅんもちいられることもある。

鑑別かんべつ診断しんだん[編集へんしゅう]

筋力きんりょく低下ていか目立めだ場合ばあい上肢じょうし感覚かんかく障害しょうがい目立めだ場合ばあい下肢かし非対称ひたいしょう感覚かんかく障害しょうがい場合ばあい糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい以外いがい可能かのうせいうたが精査せいさするべきである。

筋力きんりょく低下ていか目立めだ場合ばあい
感覚かんかく障害しょうがい自律じりつ神経しんけい障害しょうがい軽微けいび脱力だつりょく目立めだ場合ばあいはCIDPなどのニューロパチーや多発たはつ筋炎きんえんなどの可能かのうせい検討けんとうする。
上肢じょうし感覚かんかく障害しょうがい目立めだ場合ばあい
上肢じょうし障害しょうがい下肢かしくらべて顕著けんちょ場合ばあい頚椎けいついしょうせい神経しんけいしょう頚椎けいついたて靭帯じんたいこつしょうあるいはかん症候群しょうこうぐんひじかん症候群しょうこうぐんなどのしぼ扼性神経しんけい障害しょうがい可能かのうせいたかい。
下肢かし非対称ひたいしょう感覚かんかく障害しょうがい
腰部ようぶ脊柱せきちゅうかん狭窄きょうさくしょうではしばしば左右さゆう目立めだつ。

治療ちりょう[編集へんしゅう]

血糖けっとうコントロール
いた
ゆうつうせい糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい治療ちりょう国際こくさい疼痛とうつう学会がっかい神経しんけい障害しょうがいせい疼痛とうつう管理かんりガイドラインや日本にっぽん糖尿とうにょうびょう学会がっかい科学かがくてき根拠こんきょもとづく糖尿とうにょうびょう診療しんりょうガイドラインにもとづいておこわなれる。
代謝たいしゃ異常いじょう改善かいぜんやく
エパルレスタットもちいられる。
漢方薬かんぽうやく治療ちりょう
牛車うしぐるまじんまる(ごしゃじんきがん、ツムラ107ばん)が糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいのしびれの緩和かんわ有効ゆうこうなことがある[3]牛車うしぐるまじんまる坐骨ざこつ神経痛しんけいつうもちいられることがおおい。

糖尿とうにょうびょうせい自律じりつ神経しんけい障害しょうがい[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせい自律じりつ神経しんけい障害しょうがい(diabetic autonomic neuropathy)は無自覚むじかく潜在せんざいてき進行しんこうしていくことから、患者かんじゃ自身じしん症状しょうじょううったえた時点じてんでは相当そうとう症状しょうじょう進行しんこうしていることがおおい。診断しんだんでは自律じりつ神経しんけい障害しょうがい原因げんいんとなるほか疾患しっかん系統けいとう萎縮いしゅくしょうアミロイドーシスはた腫瘍しゅようせい神経しんけい症候群しょうこうぐんなど)の合併がっぺい除外じょがいする必要ひつようがある[4]。このため、家族かぞくれき既往きおうれき薬物やくぶつ使用しようれきをふくむ注意ちゅういふか問診もんしん臨床りんしょう徴候ちょうこう把握はあくおよび理学りがくてき検査けんさ必要ひつようである。とく循環じゅんかんけい障害しょうがい突然とつぜんのリスクがあり重要じゅうようである。それ以外いがい循環じゅんかんけい障害しょうがいとしては安静あんせいしきみゃく運動うんどうたいせい運動うんどう心拍しんぱく血圧けつあつ低下ていか)、起立きりつせいてい血圧けつあつなどがられている。病態びょうたい糖尿とうにょうびょうせい多発たはつ神経しんけい障害しょうがい同様どうようかんがえられている。

系統けいとう 障害しょうがい 症状しょうじょう
循環じゅんかんけい 起立きりつせいてい血圧けつあつ QOLの低下ていか失神しっしん網膜もうまくしょうじんしょう進展しんてん
無痛むつうせい心筋梗塞しんきんこうそく 心不全しんふぜん突然とつぜん
心拍しんぱく変動へんどう障害しょうがい 安静あんせいしきみゃく不整脈ふせいみゃく突然とつぜん
血圧けつあつない変動へんどう障害しょうがい 夜間やかん高血圧こうけつあつ心臓しんぞう肥大ひだいじん障害しょうがい
血管けっかん交感神経こうかんしんけい障害しょうがい インスリン浮腫ふしゅちゅうまく石灰せっかい
神経しんけいせい骨関節こつかんせつ障害しょうがい(シャルコー関節かんせつ
皮膚ひふりゅう障害しょうがい 動静どうせいみゃく吻合ふんごう静脈じょうみゃく怒張どちょう
消化しょうかけい 食道しょくどうアトニー 嚥下えんか障害しょうがい血糖けっとうコントロール悪化あっかてい血糖けっとう
胆嚢たんのうアトニー 胆石たんせきしょう
糖尿とうにょうびょうせい下痢げり QOLの低下ていか起立きりつせいてい血圧けつあつ
肛門こうもんアトニー、便秘べんぴ 便びん失禁しっきん、QOL低下ていか
泌尿器ひにょうき生殖せいしょくけい 弛緩しかんせい膀胱ぼうこう 尿にょう感染かんせんしょうじん障害しょうがい尿にょう失禁しっきん
勃起ぼっき障害しょうがい逆行ぎゃっこうせい射精しゃせい QOL低下ていか、うつ状態じょうたいにん
その 無自覚むじかくてい血糖けっとう 血糖けっとうコントロール悪化あっか事故じこ突然とつぜん
発汗はっかん低下ていか えき感染かんせんせい皮膚ひふあし病変びょうへん壊疽えそ
瞳孔どうこう障害しょうがい ちぢみひとみ視力しりょく障害しょうがい

糖尿とうにょうびょうせいすじ萎縮いしゅくしょう[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがいなか急性きゅうせいまたは急性きゅうせい経過けいか臀部でんぶ大腿だいたいなどの下肢かしきん筋力きんりょく低下ていかすじ萎縮いしゅく出現しゅつげんする病態びょうたい遭遇そうぐうする。この病態びょうたい糖尿とうにょうびょうせいすじ萎縮いしゅくしょうといい、Thomasの分類ぶんるいでは下肢かしきんニューロパチーと明記めいきされている。日本にっぽんではぜん糖尿とうにょうびょう症例しょうれいやく1.7%にみとめられ男性だんせいおおいと報告ほうこくされるまれ病態びょうたいである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

中高年ちゅうこうねんの2がた糖尿とうにょうびょう患者かんじゃ体重たいじゅう減少げんしょうともなって急性きゅうせいもしくは急性きゅうせい経過けいか発症はっしょうし、下肢かしきんすじぐん中心ちゅうしん非対称ひたいしょう筋力きんりょく低下ていかおよびすじ萎縮いしゅくみとめることにくわえて、どう部位ぶいつよ疼痛とうつうみとめることがおお糖尿とうにょうびょうせいすじ萎縮いしゅくしょう発症はっしょう糖尿とうにょうびょう罹患りかん年数ねんすう血糖けっとうコントロールは関連かんれんとぼしい。治療ちりょうゆうつうせい神経しんけい障害しょうがい合併がっぺい糖尿とうにょうびょうせい躯幹くかん神経しんけい障害しょうがい合併がっぺい報告ほうこくがある[5]基本きほんてきにはたん相性あいしょう経過けいか自然しぜん寛解かんかいすることがおおいが、遷延せんえんした治療ちりょう経過けいかしめすことがおおく、後遺症こういしょうのこすこともおおい。とく筋力きんりょく低下ていか経過けいかちゅう高度こうどであることがおおく、つよ疼痛とうつうくわわっておおくの症例しょうれい自立じりつ歩行ほこう困難こんなんになる。疼痛とうつう筋力きんりょく低下ていか以外いがいにもやく半数はんすう起立きりつせいてい血圧けつあつせい機能きのう障害しょうがい膀胱ぼうこう直腸ちょくちょう障害しょうがいなどの自律じりつ神経しんけい障害しょうがいみとめる。

病態びょうたい[編集へんしゅう]

糖尿とうにょうびょうせいすじ萎縮いしゅくしょう臀部でんぶ大腿だいたいなどの下肢かしきんすじぐんはた脊柱せきちゅうすじ急性きゅうせい神経しんけいばらせい変化へんか特徴とくちょうとして、こし仙骨せんこつ神経しんけい神経しんけいくさむらしゅたる責任せきにん病巣びょうそうとするため糖尿とうにょうびょうせいこしせん神経しんけいくさむら障害しょうがい(diabetic lumbosacral radiculoplexus neuropathy;DLRPN)とばれることがある。DyckらはDLRPN症例しょうれいこむらはら神経しんけいせいけん詳細しょうさい検討けんとうした結果けっか神経しんけいじょうまく血管けっかん周囲しゅういたんたま主体しゅたいとした炎症えんしょう細胞さいぼう浸潤しんじゅん血管けっかんかべ炎症えんしょう血管けっかん周囲しゅういのヘモジデリン沈着ちんちゃく血管けっかん新生しんせいみとめ、ほそ動静どうせいみゃく毛細血管もうさいけっかん中心ちゅうしん存在そんざいする血管けっかんえんともな神経しんけいきょがDLRPNの原因げんいんであると報告ほうこくしている[5]。また、DLRPN症例しょうれいたいするステロイド、免疫めんえき抑制よくせいやく免疫めんえきグロブリン療法りょうほう有効ゆうこうせい報告ほうこくされている[6]ことから血管けっかんえん原因げんいんとしてなんらかの免疫めんえき異常いじょう関与かんよしているものとかんがえられる。DLRPNは糖尿とうにょうびょうせいニューロパチーのほか病態びょうたいあきらかにことなりひとつの独立どくりつした神経しんけい疾患しっかんという意見いけんもある。

治療ちりょう[編集へんしゅう]

血糖けっとうコントロールと疼痛とうつう管理かんり免疫めんえき療法りょうほう検討けんとうされる。

血糖けっとう管理かんり
こう血糖けっとう管理かんり全身ぜんしん管理かんりじょう重要じゅうようであるが、治療ちりょうゆうつうせい神経しんけい障害しょうがい合併がっぺいをふせぐため急激きゅうげき血糖けっとう管理かんりけることがのぞましい。
疼痛とうつう管理かんり
ゆうつうせい神経しんけい障害しょうがい治療ちりょうじゅんじる。
免疫めんえき療法りょうほう
ステロイド免疫めんえき抑制よくせいやく血漿けっしょう交換こうかん免疫めんえきグロブリン療法りょうほういずれも有用ゆうようかんがえられている。しかしすべての症例しょうれい免疫めんえき療法りょうほう奏効そうこうするわけではない[7]

糖尿とうにょうびょうせい舞踏ぶとうびょう[編集へんしゅう]

高齢こうれいしゃおお下肢かし随意ずいいてき舞踏ぶとう運動うんどうやバリズムをする症候しょうこう突然とつぜん発症はっしょうする。発症はっしょうじょ不明ふめい[8]

原因げんいん[編集へんしゅう]

おおくはこう血糖けっとうせい脳症のうしょう[8]ともなって発症はっしょうするが、血糖けっとう改善かいぜんともなって発症はっしょうしたれい報告ほうこくもある[9]

治療ちりょう[編集へんしゅう]

えき血糖けっとうコントロール[10]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 糖尿とうにょうびょう合併症がっぺいしょう p103 ISBN 9784521733760
  2. ^ Diabetes. 1997 46 Suppl 2 S54-7. PMID 9285500
  3. ^ 本当ほんとう明日あしたから使つかえる漢方かんぽうシリーズ2 フローチャート漢方薬かんぽうやく治療ちりょう ISBN 9784880028231
  4. ^ Lancet. 2005 365 1259-1270. PMID 15811460
  5. ^ a b Muscle Nerve. 2002 25 477-491. PMID 11932965
  6. ^ Arch Neurol. 1995 52 1053-1061. PMID 7487556
  7. ^ Acta Neurol Scand. 2003 107 299-301. PMID 12675705
  8. ^ a b 永井ながい知代子ちよこ舞踏ぶとう運動うんどうとバリズム 日本内科学会にほんないかがっかい雑誌ざっし Vol.93 (2004) No.8 P.1545-1550, doi:10.2169/naika.93.1545
  9. ^ 西尾にしおしん也、山谷やまたに洋子ようこ尾本おもと貴志たかし ほか、インスリン導入どうにゅう比較的ひかくてき急速きゅうそく血糖けっとう改善かいぜんともなって発症はっしょうし,長期ちょうきにわたりフォローアップした糖尿とうにょうびょうせい舞踏ぶとうびょうの1れい 糖尿とうにょうびょう Vol.58 (2015) No.6 p.413-418, doi:10.11213/tonyobyo.58.413
  10. ^ 末丸すえまる大悟たいご石塚いしづか高広たかひろ橋田はしだあきら ほか、典型てんけいてき画像がぞう所見しょけんともなわない糖尿とうにょうびょうせい舞踏ぶとうびょうていした83さい高齢こうれい発症はっしょう1がた糖尿とうにょうびょうの1れい 2015ねん 58かん 6ごう p.407-412, doi:10.11213/tonyobyo.58.407

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 糖尿とうにょうびょうせい神経しんけい障害しょうがい 出版しゅっぱんしゃ中山なかやま書店しょてん著者ちょしゃ荒木あらき栄一えいいち中村なかむら二郎じろう、2013 ISBN 9784521733838
  • Peripheral Neuropathy. Dyck, Peter James /Thomas, P. K., ISBN 9780721694917

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]