肛門こうもん腺せん

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肛門こうもん腺せん膿瘍のうよう

肛門こうもん腺せん(英えい: anal gland)とは肛門こうもん管かんの粘膜ねんまく組織そしきに存在そんざいし、肛門こうもん腺せん液えきを分泌ぶんぴつする管状かんじょう胞状腺せん。クマを除のぞくネコ目め、ブタ、ラッコなどで認みとめられる。イヌでは脂質ししつを、ブタでは粘液ねんえきを主おもに分泌ぶんぴつする。糞くそをする際さいに肛門こうもん腺せんが圧迫あっぱくされ肛門こうもん腺せん液えきが糞くそとともに排出はいしゅつされる。イヌやネコは肛門こうもん腺せん液えきの臭においで自分じぶん以外いがいの個体こたいを識別しきべつしたり縄張なわばりのマーキングをする。イタチやスカンクは悪臭あくしゅうを帯おびた分泌ぶんぴつ液えきを噴出ふんしゅつできるように肛門こうもん腺せんを発達はったつさせており外敵がいてきから身みを守まもる手段しゅだんとしている。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 日本にっぽん獣医じゅうい解剖かいぼう学会がっかい編集へんしゅう『獣医じゅうい組織そしき学がく 改訂かいてい第だい二に版はん』学窓がくそう社しゃ、2003年ねん　ISBN 4873621135
  • 獣医じゅうい学がく大だい辞典じてん編集へんしゅう委員いいん会かい編集へんしゅう『新しん獣医じゅうい学がく辞典じてん』チクサン出版しゅっぱん社しゃ。2008年ねん　ISBN 978-4885006548
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