肝硬変かんこうへん

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肝硬変かんこうへん
肝硬変かんこうへん合併がっぺいしたかん細胞さいぼうがん
概要がいよう
診療しんりょう 消化しょうかがく, 肝臓かんぞうがく
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 K70.3, K71.7, K74
ICD-9-CM 571
DiseasesDB 2729
eMedicine med/3183 radio/175
Patient UK 肝硬変かんこうへん
MeSH D008103

肝硬変かんこうへん(かんこうへん)は、かん細胞さいぼうかえ大量たいりょうんで減少げんしょうし、その補修ほしゅうさい線維せんい組織そしきによって置換ちかん線維せんい)された結果けっか肝臓かんぞうかた変化へんかし、さらに線維せんい組織そしきによって残存ざんそんしているきも細胞さいぼうまでけられ、本来ほんらいなめらかな肝臓かんぞう表面ひょうめんがデコボコに変形へんけいした状態じょうたいである。肝硬変かんこうへんになると、肝臓かんぞう残存ざんそんするきも細胞さいぼうかずかぎられるうえに、かたくなった肝臓かんぞうへの流量りゅうりょう減少げんしょうするために、きも機能きのう低下ていかする。ただし、生体せいたい恒常こうじょうせいたもてる程度ていどかん機能きのう低下ていかんでいる代償だいしょうせい肝硬変かんこうへんと、もはや生体せいたい恒常こうじょうせいたもれないほどにかん機能きのう低下ていかすすんだ代償だいしょうせい肝硬変かんこうへんがある。いずれにしても、肝硬変かんこうへん慢性まんせいきも疾患しっかん終末しゅうまつぞう可逆かぎゃくてき病変びょうへんであり、治癒ちゆのぞめず、そのさきっているのは肝不全かんふぜんつづいてのである。なお、肝硬変かんこうへんになると、肝臓かんぞうがん発生はっせいしやすい状態じょうたいとなるほか様々さまざま合併症がっぺいしょう出現しゅつげんしてくることが普通ふつうであり、合併症がっぺいしょうによって死亡しぼうすることもある。したがって、肝硬変かんこうへんになるまえに、肝硬変かんこうへんこす原因げんいんのぞ治療ちりょうおこなって、肝硬変かんこうへん予防よぼうすることが重要じゅうようである。肝硬変かんこうへんになっていなければ、肝臓かんぞう再生さいせい能力のうりょくたか臓器ぞうきであるため治癒ちゆのぞめる。肝硬変かんこうへんになってからの治療ちりょうは、線維せんいした細胞さいぼう正常せいじょうかん細胞さいぼうもどことはないため、残存ざんそんするきも機能きのう可能かのうかぎなが維持いじし、合併症がっぺいしょう出現しゅつげん防止ぼうしする、延命えんめい治療ちりょう中心ちゅうしんとなる。

疫学えきがく[編集へんしゅう]

ウイルスせい肝炎かんえんBがた肝炎かんえんCがた肝炎かんえんなど)、アルコールせいきも疾患しっかん原発げんぱつせい胆汁たんじゅうせいきもかんえん原発げんぱつせい硬化こうかせいきもかんえんてつ過剰かじょうによる臓器ぞうき損傷そんしょう[1]自己じこ免疫めんえきせい肝炎かんえんウィルソンびょうなどの慢性まんせいきも疾患しっかん原因げんいんとなり、あるいはこれらの疾患しっかん進行しんこうした終末しゅうまつぞうである[2]。2002ねん現在げんざい日本にっぽんにはやく40まんにん肝硬変かんこうへん患者かんじゃがおり、60%がCがた肝硬変かんこうへん、15%がBがた肝硬変かんこうへん、12%がアルコールせい肝硬変かんこうへんである[3]。かつては日本にっぽんでも日本にっぽんじゅう吸虫ゆうびょうにおいて、むしたまご栄養えいよう不良ふりょう原因げんいんとする肝硬変かんこうへんもみられた。最近さいきんではメタボリックシンドローム関連かんれんしたアルコールせい脂肪しぼうせい肝炎かんえん (NASH) が原因げんいんとして注目ちゅうもくされている。

症状しょうじょう所見しょけん[編集へんしゅう]

肝硬変かんこうへんになった肝臓かんぞう顕微鏡けんびきょう写真しゃしんトリクローム染色せんしょく英語えいごばんによって線維せんい組織そしきあおめてある。きも細胞さいぼう線維せんい組織そしきによってけられている様子ようすれる。
アルコールせい肝硬変かんこうへんになった肝臓かんぞう顕微鏡けんびきょう写真しゃしん。トリクローム染色せんしょくによって線維せんい組織そしきあおめてある。こちらもきも細胞さいぼう線維せんい組織そしきによってけられている。さらに、過度かど飲酒いんしゅしゃにありがちな脂肪しぼうきも所見しょけんである脂肪しぼうそら胞(あかえるきも細胞さいぼうなかえるまるけたしろ場所ばしょ)もえる。

肝硬変かんこうへんであっても、代償だいしょうせい肝硬変かんこうへん段階だんかいであれば、肝臓かんぞうなどに異常いじょう所見しょけんはあっても、患者かんじゃにはほとんど症状しょうじょうないこともあれば、食欲しょくよく不振ふしんえき疲労ひろうかんつかれやすくなる)とった、いくつかの症状しょうじょうられる程度ていどであったりすることもある。肝臓かんぞう能力のうりょく余裕よゆうのある臓器ぞうきであり、たとえかん細胞さいぼう少々しょうしょう減少げんしょうしたり、機能きのう低下ていかしたりしても、ある程度ていどホメオスタシスたもてるためである。しかし、きも機能きのう低下ていか限界げんかいえて、代償だいしょうせい肝硬変かんこうへん進行しんこうすると、患者かんじゃ多彩たさい症状しょうじょうおそわれる[4]

肝硬変かんこうへん進行しんこうすると、体重たいじゅう減少げんしょうてのひらべにまだら(palmer erythema、てのひら小指こゆびがわ紅潮こうちょう)がられる場合ばあいもある。腹部ふくぶちょう音波おんぱ検査けんさなどで肝硬変かんこうへんいたった肝臓かんぞう場合ばあい本来ほんらい比較的ひかくてきなめらかな表面ひょうめんをしているはずの肝臓かんぞうは、表面ひょうめん凹凸おうとつられるようになる。肝硬変かんこうへんはヒト以外いがい動物どうぶつにもこり病変びょうへんであり、動物どうぶつしゅによって肝臓かんぞう形状けいじょうにこそちがいはあるものの、肝硬変かんこうへんになると肝臓かんぞう表面ひょうめん凹凸おうとつあらわれるのは共通きょうつうである。なお、肝硬変かんこうへんいたったヒトの肝臓かんぞうは、ひだりしゅだいし、みぎ萎縮いしゅくした形状けいじょう変化へんかしているのが観察かんさつされる。場合ばあいによっては、鳩尾みずおち(みぞおち)付近ふきんに、かた変形へんけいした肝臓かんぞうを、皮膚ひふうえからでもさわ可能かのうなこともある。また、肝臓かんぞうかた変化へんかしたために、とくもんみゃくから肝臓かんぞうへの血液けつえき流入りゅうにゅうしにくくなるため、もんみゃくあつ亢進こうしんしょうきてくる。脾臓ひぞうからの血液けつえきもんみゃくへとながむようになっている関係かんけいで、もんみゃくあつ亢進こうしんによって脾腫ばれる状態じょうたいになることもある。そのうえもんみゃくまった血液けつえきは、かたくなった肝臓かんぞう迂回うかいして心臓しんぞうもどるべく挙動きょどうするため、痔核じかく食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶメデューサのあたまばれる腹部ふくぶ静脈じょうみゃく怒張どちょうクモじょう血管腫けっかんしゅ(vascular spider)がられることもある。さらに、もんみゃくから血漿けっしょう成分せいぶん血管けっかんがいるなどして、腹水ふくすいしょうじ、腹部ふくぶが膨満することもある。きも機能きのう低下ていかともなって、肝臓かんぞう合成ごうせいされるアルブミンなどの血漿けっしょうタンパク質たんぱくしつ合成ごうせいりょう減少げんしょうしてくると、血液けつえき正常せいじょう浸透しんとうあつ維持いじできなくなり、血液けつえきからは水分すいぶん血管けっかんがいへとてゆきやすくなるわけだが、これも腹水ふくすい増加ぞうかさせ、胸水きょうすいまでられるようになる場合ばあいもある。血液けつえきからの血管けっかんがい水分すいぶんやすくなったことにともなって浮腫ふしゅられるようになり、とく下肢かし浮腫ふしゅ目立めだってくる。肝硬変かんこうへんともな血液けつえき異常いじょうはこれにまらない。脾腫にともなって、脾臓ひぞう機能きのう亢進こうしんするために、赤血球せっけっきゅう破壊はかい亢進こうしん血小板けっしょうばん分布ぶんぷ異常いじょう[5][6]などにより惹起じゃっきされる、ひろし血球けっきゅう減少げんしょうしょうたすこともある。赤血球せっけっきゅう破壊はかい亢進こうしんによって、貧血ひんけつビリルビン大量たいりょう遊離ゆうりきてくる。さらに、血小板けっしょうばん分布ぶんぷ異常いじょうによってしょうじる循環じゅんかん血液けつえきない血小板けっしょうばん減少げんしょうくわえて、肝臓かんぞうによる血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし合成ごうせいりょう低下ていかするために、出血しゅっけつ傾向けいこうとなり、鼻血はなぢ歯茎はぐきからの出血しゅっけつりょう増加ぞうか皮下ひか出血しゅっけつともな紫斑しはん(purpura)、消化しょうかかんからの出血しゅっけつによるタール便びん(tarry stool)などがられることもある。そして、これらの出血しゅっけつによって、貧血ひんけつはさらに悪化あっかする。また、食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ破裂はれつなどにともな消化しょうかかん出血しゅっけつは、しばしば大量たいりょう出血しゅっけつこし、これによって死亡しぼうする場合ばあいもある。消化しょうかかん出血しゅっけつによるまぬかれても、吐血とけつしもひどにおいのタール便びん貧血ひんけつ悪化あっかなどにくるしむことになる。

ほかにも、きも機能きのう低下ていかともなって、ビリルビンの処理しょり排泄はいせつとどこおり、眼球がんきゅう結膜けつまく黄色きいろくなるといった黄疸おうだんあらわれてくる。黄疸おうだんひどくなると、皮膚ひふ褐色かっしょくになったり、ややどすぐろ色調しきちょうしめすようになる。これにたいして、肝臓かんぞう自体じたい胆汁たんじゅううつとどこおによって緑色みどりいろびてくることがある[7]。また、胆汁たんじゅうとして排泄はいせつされるべきもの排泄はいせつ上手うまくゆかなくなったことで老廃ろうはいぶつ全身ぜんしんめぐり、結果けっかとして、患者かんじゃ全身ぜんしんかゆみなどをうったえることもある。肝臓かんぞうにおける女性じょせいホルモンの処理しょり能力のうりょくちるため、男性だんせい場合ばあい女性じょせい乳房ちぶさ精巣せいそう萎縮いしゅくなどがこることもある。その物質ぶっしつ肝臓かんぞう処理しょりする能力のうりょくち、タンパク質たんぱくしつ代謝たいしゃ結果けっかしょうずるアンモニア処理しょりとどこおったことや、おも肝臓かんぞう代謝たいしゃされる芳香ほうこうぞくアミノ酸あみのさん処理しょりとどこおったことなどが原因げんいんで、きもせい脳症のうしょう合併がっぺいし、ばたきせん(flapping tremor)があらわれたり、見当けんとう障害しょうがいなどがることもあれば、昏睡こんすい状態じょうたいおちい場合ばあいもある。なお、肝不全かんふぜん原因げんいん死亡しぼうすることもある。そのうえ肝硬変かんこうへんになった肝臓かんぞうかんがん発症はっしょうしやすい状態じょうたいにあり、しばしばかんがんを合併がっぺいし、かんがんも死因しいんとなりる。

検査けんさ[編集へんしゅう]

血液けつえき検査けんさ[編集へんしゅう]

肝硬変かんこうへんいたった肝臓かんぞうは、すでにかん細胞さいぼうかず減少げんしょうしていることもあり、なんらかの原因げんいんあらたにかん細胞さいぼう破壊はかいされたことによってちゅう遊離ゆうりしてくるALTASTは、軽度けいど上昇じょうしょうとどまっていることがおおい。このため、肝硬変かんこうへん程度ていどをはかる指標しひょうとしてALTなどの逸脱いつだつ酵素こうそもちいることは不適切ふてきせつである。

肝硬変かんこうへん程度ていど指標しひょうとしては、むしろ肝不全かんふぜんにどれだけちかいかを血液けつえき検査けんさ項目こうもく注目ちゅうもくされる。血小板けっしょうばん肝硬変かんこうへん早期そうきから減少げんしょう傾向けいこうしめし、肝不全かんふぜんちかくなると各種かくしゅ老廃ろうはいぶつ肝臓かんぞうでの処理しょり排泄はいせつ無毒むどくおくれるために、肝臓かんぞうでのビリルビン処理しょり排泄はいせつとどこおったことによるちゅうそうビリルビン濃度のうど上昇じょうしょうしたり、肝臓かんぞうでの尿素にょうそ回路かいろ充分じゅうぶんうごいていないことによるちゅうのアンモニア濃度のうど上昇じょうしょうしたりする。また、肝不全かんふぜんちかくなると肝臓かんぞうでのタンパク質たんぱくしつ合成ごうせい能力のうりょくちるために、肝臓かんぞう合成ごうせいされるちゅうタンパク質たんぱくしつ低下ていかしてくる。すなわち、ちゅうアルブミン濃度のうど低下ていかちゅうブチリルコリンエステラーゼ濃度のうど低下ていかなどがこる。さらに、肝臓かんぞう合成ごうせいされる血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし減少げんしょうするために、プロトロンビン時間じかん延長えんちょうきてくる。このように肝臓かんぞう合成ごうせいされるちゅうタンパク質たんぱくしつは、そうじて低下ていか傾向けいこうとなるために、血清けっせいそうタンパク(Serum total protein)も低下ていか傾向けいこうとなるため、その代償だいしょうとして、γがんまグロブリン上昇じょうしょうしてくることもある[8]

に、肝硬変かんこうへん特有とくゆう検査けんさとして、肝臓かんぞう線維せんいマーカーであるヒアルロンさんやIVがたコラーゲン7S,プロコラーゲンIIIペプチド(P-III-P)ももちいられる。これらの異常いじょう肝硬変かんこうへんであることをつよ示唆しさする。排泄はいせつのう評価ひょうかにはインドシアニングリーンせいちゅう15ぶん停滞ていたいりつ測定そくていすることがおおい(略号りゃくごうICG15)。

それから、肝硬変かんこうへんともなってもんみゃくから肝臓かんぞうへのりゅうはいりにくくなった結果けっかもんみゃくあつ上昇じょうしょうしたことによって、しばしば脾腫しょうずる。脾腫にともなって、しばしば脾臓ひぞう機能きのう亢進こうしんし、結果けっかとして、必要ひつよう以上いじょう血球けっきゅう破壊はかいされ、すなわち、赤血球せっけっきゅう血小板けっしょうばんなどがそうじて減少げんしょう傾向けいこうとなるひろし血球けっきゅう減少げんしょうしょうられる場合ばあいもある。

特筆とくひつすべきこととして、肝硬変かんこうへん患者かんじゃ糖尿とうにょうびょう合併がっぺいする場合ばあいがあるため、糖尿とうにょうびょう指標しひょう注目ちゅうもくされることもある。血糖けっとうげるホルモンであるインスリンが肝硬変かんこうへんになった肝臓かんぞうたとしても、肝臓かんぞうでグリコーゲンを合成ごうせいするなどして血糖けっとうげることがむずかしくなることが一因いちいんである。この結果けっか食後しょくごだか血糖けっとうこりやすくなり、HbA1c(ヘモグロビンA1cぶん)の上昇じょうしょうられることがある。ただし、肝硬変かんこうへん患者かんじゃてい血糖けっとうこしやすくなる。これは、肝硬変かんこうへんになった肝臓かんぞうは、グルカゴン、成長せいちょうホルモン、とうしつコルチコイドといった血糖けっとう上昇じょうしょうさせるホルモンがても、肝臓かんぞうたくわえることのできるグリコーゲンのりょう減少げんしょうするためグリコーゲンの分解ぶんかいによる血糖けっとう維持いじつづけることがむずかしくなるうえに、肝臓かんぞうにおいてコリ回路かいろをはじめとするとう新生しんせい能力のうりょく低下ていかするためである。

なお、肝硬変かんこうへん原因げんいんさぐるための血液けつえき検査けんさ項目こうもくとしては、ウイルスがくてき検査けんさHBV抗原こうげん抗体こうたい, HCV抗体こうたいなど)、自己じこ免疫めんえきがくてき検査けんさ(ANA(Anti-Nuclear Antibodyこうかく抗体こうたい)、AMA(Anti-Mitochondrial Antibodyこうミトコンドリア抗体こうたい)、AMA-M2ふん=こうPDH抗体こうたいなど)などをおこなう。

線維せんい進展しんてん予測よそくできる指標しひょうとして FIB-4 index がある[9][10]

  • FIB-4 index 算出さんしゅつ方法ほうほう
( AST 年齢ねんれい ) ( 血小板けっしょうばんすう )
注記ちゅうき:AST および ALT は、IU/L。血小板けっしょうばんすうは、109/L (0.1まん/μみゅーL)
  • 判定はんてい
2.67以上いじょうかん線維せんい確実かくじつで NASH の可能かのうせいたかい。ようきもせいけん[11]
ALT基準きじゅんないであっても NAFLD の場合ばあいは、1.659以上いじょう(≧)、きも線維せんい可能かのうせい[12]
1.3以下いかかん線維せんいなし。経過けいか観察かんさつ[11]

きもせいけん[編集へんしゅう]

きもせいけんでは、再生さいせい結節けっせつともな線維せんいしたかん組織そしきみとめる。再生さいせい結節けっせつおおきさが3 mmよりちいさいものはしょう結節けっせつせい肝硬変かんこうへん分類ぶんるいされ、アルコールせい肝硬変かんこうへんおおくみられる。3 mm以上いじょうのものはだい結節けっせつせい肝硬変かんこうへん分類ぶんるいされ、ウイルスせい肝硬変かんこうへんおおられる。ただし、ちょう音波おんぱ検査けんさ腹部ふくぶCT検査けんさなどのおかせかさねてき画像がぞう診断しんだん技術ぎじゅつ進歩しんぽともない、おかせかさねてききもせいけんは、肝硬変かんこうへん診断しんだんにおいて意義いぎうすれつつある。きもせいけん必要ひつようとされるのは、肝硬変かんこうへんともなってかんがんとられる腫瘍しゅよう組織そしきらしきものが画像がぞう診断しんだん発見はっけんされたときである。

上部じょうぶ消化しょうかかん内視鏡ないしきょう検査けんさ[編集へんしゅう]

上部じょうぶ消化しょうかかん内視鏡ないしきょう検査けんさにて、食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ定期ていきてき調しらべることは、静脈じょうみゃくこぶ破裂はれつともなだい出血しゅっけつによる突然とつぜんふせぐために、必要ひつようだとされている。

画像がぞう診断しんだん(CT、ちょう音波おんぱなど)[編集へんしゅう]

しゅたいしたきもひだり萎縮いしゅくしたかんみぎmesh pattern小網こあみじょう)の実質じっしつ鈍化どんかしたあたりえんかん表面ひょうめん凹凸おうとつ腹部ふくぶちょう音波おんぱ検査けんさ腹部ふくぶCT検査けんさ共通きょうつうにみられる典型てんけいてき肝硬変かんこうへんぞうである。ひだりしゅだいについては、腹部ふくぶちょう音波おんぱ検査けんさじょう(S1)が大動脈だいどうみゃく位置いちまでたっしていれば、ひだりしゅだい判定はんていする。なお、「アルコールせい肝硬変かんこうへん」では、再生さいせい結節けっせつちいさく均一きんいつ分布ぶんぷするため、りょうしゅだいし、実質じっしつあらくなく、表面ひょうめん凹凸おうとつ目立めだたない。

腹部ふくぶちょう音波おんぱ検査けんさでは、肝臓かんぞう再生さいせい結節けっせつもんみゃくあつ亢進こうしん反映はんえいした胆嚢たんのうかべ肥厚ひこうみとめる。これは胆嚢たんのう静脈じょうみゃくが、もんみゃく還流かんりゅうするためである。もんみゃくあつ亢進こうしんともなって、はたほぞ静脈じょうみゃくひだり静脈じょうみゃく拡張かくちょう・脾後腹膜ふくまくたんなど、がわふく血行けっこう形成けいせいみとめる。また、しばしば腹水ふくすいられる。

肝硬変かんこうへんにはしばしばかん細胞さいぼうがん合併がっぺいするが、造影ぞうえいざいもちいたダイナミックCT・MRI検査けんさちょう音波おんぱドップラーほうなどで、がん組織そしきないりゅう評価ひょうかする検査けんさがん診断しんだん有用ゆうようである。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

残存ざんそんきも機能きのう程度ていど評価ひょうかするものとして以下いかの 「Child-Pugh (チャイルド・ピュー) 分類ぶんるい」または「きも障害しょうがい分類ぶんるい」が一般いっぱんてきもちいられている[13]

Child-Pugh分類ぶんるい(Child-Turcotte分類ぶんるいあらため
1てん 2てん 3てん
きもせい脳症のうしょう 軽度けいど 昏睡こんすいあり
腹水ふくすい 少量しょうりょう ちゅう等量とうりょう以上いじょう
アルブミン(Alb:g/dl) 3.5 ちょう 3.5-2.8 2.8 未満みまん
プロトロンビン時間じかん(PT:%) 70 ちょう < 70-40 40 未満みまん
ビリルビン(T-Bil:mg/dl) 2.0 未満みまん 2.0-3.0 3.0 ちょう

合計ごうけいてんで、A : 5-6 , B : 7-9 , C : 10-15 の分類ぶんるいおこなう。

  • MELD score(Model for end-stage liver disease)
血清けっせいビリルビンクレアチニンプロトロンビン時間じかん(PT-INR)によって算出さんしゅつされるきも機能きのう評価ひょうかしきメイヨークリニックのサイトで自動じどう計算けいさん可能かのう。また血清けっせいナトリウム(Na)を加味かみするものもある。
かん障害しょうがい分類ぶんるい[14]
かん障害しょうがい A B C
腹水ふくすい ない 治療ちりょう効果こうかあり 治療ちりょう効果こうかすくない
血清けっせいビリルビン(mg/dL) 2.0未満みまん 2.0-3.0 3.0ちょう
血清けっせいアルブミン(g/dL) 3.5 ちょう 3.0-3.5 3.0未満みまん
ICGR15(%) 15未満みまん 15-40 40ちょう
プロトロンビン活性かっせい(%) 80ちょう 50-80 50未満みまん

2項目こうもく以上いじょう該当がいとうしたかん障害しょうがいが2カ所かしょ以上いじょうにある場合ばあいは、たかほうかん障害しょうがい分類ぶんるいされる。

おも合併症がっぺいしょう[編集へんしゅう]

もっとおお合併症がっぺいしょうもんみゃくあつ亢進こうしんしょう。ほかに、はいだか血圧けつあつしょう血液けつえき疾患しっかんなど。

  • もんみゃくあつ亢進こうしんしょうにより食道しょくどう直腸ちょくちょう静脈じょうみゃくこぶからの消化しょうかかん出血しゅっけつもんみゃくあつ亢進こうしんせいしょう腹水ふくすい急性きゅうせいじん障害しょうがいなどの症状しょうじょうあらわれる[4]
  • こころ血管けっかんけい合併症がっぺいしょうにより、血管けっかん拡張かくちょうはいない右左みぎひだり短絡たんらくてい酸素さんそしょうきもはい症候群しょうこうぐん[4]
  • はいだか血圧けつあつしょう
  • 血液けつえき疾患しっかんにより、貧血ひんけつ、脾機能きのう亢進こうしんしょう慢性まんせい消化しょうかかん出血しゅっけつ葉酸ようさん欠乏症けつぼうしょう[4]

治療ちりょう[編集へんしゅう]

肝硬変かんこうへんいたった肝臓かんぞうもともどすことは不可能ふかのうなため、その治療ちりょう基本きほんてき対症療法たいしょうりょうほうおこなわれ、合併症がっぺいしょう発生はっせいけるといったことがおもおこなわれる。また、食事しょくじ制限せいげんおこなうことによって、肝硬変かんこうへん進行しんこうすこしでもおくらせたり、合併症がっぺいしょうふせぐといったこともおこなわれる。これらによって肝硬変かんこうへん患者かんじゃ延命えんめいはかる。なお、肝硬変かんこうへんいたった原因げんいんによっては、それにおうじた治療ちりょうおこなわれることもある。

一般いっぱんてき治療ちりょう[編集へんしゅう]

肝不全かんふぜんようアミノ酸あみのさん製剤せいざいれい

肝硬変かんこうへんは、一般いっぱん飲酒いんしゅによって悪化あっかするため、食事しょくじ制限せいげんの1つとして、節酒せっしゅではなく一切いっさい飲酒いんしゅきんずるだんしゅふくまれることが通常つうじょうである。ほかにも、肝臓かんぞうにおいて尿素にょうそ回路かいろ充分じゅうぶん機能きのうしないためにこうアンモニアしょう英語えいごばんしょうじないように、体内たいないでのアンモニアの発生はっせいらす処置しょちおこなわれる場合ばあいがある。よって、タンパク質たんぱくしつがエネルギーとして利用りようされたときしょうずるアンモニアをらすための食事しょくじ制限せいげんおこなわれる。さらに、ラクツロース経口けいこう投与とうよすることで、これがちょうない分解ぶんかいされてちょうないのpHを低下ていかさせることによって、ちょうないのアンモニアをイオン化いおんかさせて吸収きゅうしゅうされにくくするといったこともおこなわれる。に、腸管ちょうかんないちょうない細菌さいきんによってアンモニアが遊離ゆうりされることをふせぐために、経口けいこう投与とうよしてもほとんど吸収きゅうしゅうされない抗菌こうきんやく経口けいこう投与とうよしてちょうない細菌さいきん殺菌さっきんするといったことがおこなわれる場合ばあいもある。

また、肝硬変かんこうへんともなこうアンモニアしょうほかに、肝臓かんぞうでのアミノ酸あみのさん代謝たいしゃ能力のうりょく低下ていかしたことによって、芳香ほうこうぞくせいがわくさりったアミノ酸あみのさん蓄積ちくせきしたことなどもわさって発症はっしょうするきもせい脳症のうしょうふせぐために、上記じょうきほかに、分岐ぶんきくさりアミノ酸あみのさんおおふくみ、芳香ほうこうぞくアミノ酸あみのさんの含量がすくない、肝不全かんふぜんようアミノ酸あみのさん製剤せいざい投与とうよされる場合ばあいもある。

肝硬変かんこうへんともなって発生はっせいしたもんみゃくあつ亢進こうしんしょうによって発生はっせいした脾腫などの結果けっかとしてしょうずる、貧血ひんけつ改善かいぜんのためには、鉄剤てつざいもちいることもあるものの、肝硬変かんこうへん原因げんいんによってはてつ過剰かじょうによってかん細胞さいぼう打撃だげきける可能かのうせいがあるため、慎重しんちょうさがもとめられる。また、脾腫による血小板けっしょうばん減少げんしょうと、肝臓かんぞうによる血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし合成ごうせいりょう減少げんしょうともな出血しゅっけつ傾向けいこうについては、軽度けいどであればビタミンK補充ほじゅうによって肝臓かんぞうでの血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし合成ごうせい促進そくしんする方法ほうほうもあるものの、もはや肝臓かんぞうによる血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし合成ごうせいのぞめない場合ばあいは、血液けつえき凝固ぎょうこ因子いんし補充ほじゅうするために新鮮しんせん凍結とうけつ血漿けっしょう輸血ゆけつおこなわれることもある。新鮮しんせん凍結とうけつ血漿けっしょう輸血ゆけつによって、肝硬変かんこうへん肝臓かんぞうでは合成ごうせい不足ふそくしがちになるアルブミンも補充ほじゅうできる。ただし、この治療ちりょうおこなうと、輸血ゆけつともな感染かんせんしょうのリスクを患者かんじゃうことになる。

肝硬変かんこうへんによるもんみゃくあつ亢進こうしんしょう結果けっか、脾腫以外いがいにも様々さまざま合併症がっぺいしょうあらわれるために、それらの対処たいしょもとめられる場合ばあいもある。もんみゃくながれがわるくなったことなどによって発生はっせいする腹水ふくすいについては、体液たいえき貯留ちょりゅうふせぐためにも塩分えんぶん制限せいげん患者かんじゃし、利尿りにょうやく投与とうよこころみられるものの、効果こうか不充分ふじゅうぶんであれば、腹部ふくぶはりして直接ちょくせつ腹水ふくすい場合ばあいもある。もんみゃくまった血液けつえき無理むり心臓しんぞうもどろうとした結果けっか、しばしば痔核じかく食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ形成けいせいする。このうち食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ破裂はれつによる出血しゅっけつは、致死ちしてきである場合ばあいもあるために、食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ破裂はれつ防止ぼうしする処置しょちこころみられる場合ばあいもある。これらのように、もんみゃくあつ亢進こうしん様々さまざま合併症がっぺいしょうこすため、TIPS(けいけい静脈じょうみゃくてききもない静脈じょうみゃく短絡たんらくじゅつ)がこころみられる場合ばあいもある。このほか肝硬変かんこうへんともなってかんがん発生はっせいした場合ばあいは、その治療ちりょうこころみられることもある。

ただし、いずれの治療ちりょう肝硬変かんこうへんやまい進行しんこうともなって治療ちりょう困難こんなんになりがちであり、死亡しぼういたることもある。これをけるために、かん移植いしょくおこなわれる場合ばあいもあるものの、かりきも移植いしょく成功せいこうしたとしても、拒絶きょぜつ反応はんのう防止ぼうしするために生涯しょうがいにわたって免疫めんえき抑制よくせいざい使用しようつづける必要ひつようがあるため、患者かんじゃ日和見ひよりみ感染かんせんしょうふくめて感染かんせんしょう全般ぜんぱん注意ちゅういせねばならない。また移植いしょく長期ちょうき経過けいかなかで、移植いしょくされた肝臓かんぞう機能きのう低下ていかなどさらなる問題もんだいてくる場合ばあいもある。

原因げんいんべつ治療ちりょう[編集へんしゅう]

以上いじょうくわえて、肝硬変かんこうへん発生はっせいした原因げんいんによって、以下いか治療ちりょうこころみられたり、とく患者かんじゃつよ食事しょくじ制限せいげんしたりする場合ばあいがある。

  1. アルコールせい肝硬変かんこうへんでは、まず禁酒きんしゅこそがもっと重要じゅうようであり、患者かんじゃただちにだんしゅをしなければならない。たとえば、アルコールせい脂肪しぼうきもであれば可逆かぎゃくてきなので、一時いちじてき禁酒きんしゅによって脂肪しぼうきも解消かいしょうされれば、適量てきりょう飲酒いんしゅならばゆるされるようになる場合ばあいがあるのにたいして、肝硬変かんこうへんいたった肝臓かんぞう可逆かぎゃくてきであるために生涯しょうがいだんしゅもとめられる。残存ざんそんしているきも機能きのう可能かのうかぎなが維持いじしておくために、だんしゅけられない。なお、その原因げんいんによる肝硬変かんこうへんであっても禁酒きんしゅ改善かいぜんするため、いずれにしても肝硬変かんこうへんになった場合ばあいだんしゅもとめられる。
  2. Bがた肝炎かんえん結果けっか発生はっせいした肝硬変かんこうへんでは、HBV-DNA陽性ようせい場合ばあいにはエンテカビルなどによる、こうBがた肝炎かんえんウイルス治療ちりょうこころみられる[15]。なお、5年間ねんかんにわたるテノフォビル投与とうよにより、HBVによる肝硬変かんこうへん患者かんじゃやく75%は、肝硬変かんこうへん改善かいぜんしていた[16]

病気びょうき治療ちりょうへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

肝硬変かんこうへんおちいった患者かんじゃは、きも機能きのう低下ていかするために、もしも、肝硬変かんこうへん患者かんじゃ肝臓かんぞう以外いがいにも疾患しっかんかかえていて、なんらかの治療ちりょうおこなっていた場合ばあいには、その治療ちりょうにまで影響えいきょうおよぼす場合ばあいがある。たとえば、その疾患しっかん治療ちりょうのために使用しようしていた薬物やくぶつが、肝臓かんぞう代謝たいしゃされたり、胆汁たんじゅうへと排泄はいせつされることが必要ひつよう薬物やくぶつであった場合ばあい、その薬物やくぶつ使用しよう不能ふのうになる可能かのうせいがあるといった具合ぐあいである。

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肝硬変かんこうへんは、肝臓かんぞう不可ふかぎゃく病変びょうへんであり、治癒ちゆしない。そして肝不全かんふぜんおちいった場合ばあいけることはむずかしい。したがって、残存ざんそんしているきも機能きのうをどれだけ維持いじできるか、いかに代償だいしょうせい肝硬変かんこうへん状態じょうたいなが維持いじできるかによって、左右さゆうされる。このほかに、じん機能きのう低下ていかした患者かんじゃや、はい機能きのう低下ていかした患者かんじゃではきわめてわるい。さらに、肝硬変かんこうへんかんがん発症はっしょうしやすい状態じょうたいであるため、かんがんを発症はっしょうして死亡しぼういたるケースもある。また、肝硬変かんこうへんともな出血しゅっけつ傾向けいこうによって、消化しょうかかん出血しゅっけつとくに、食道しょくどう静脈じょうみゃくこぶ破裂はれつによって急死きゅうしする場合ばあいもある。なお、代償だいしょうせい肝硬変かんこうへんいたったとしても、きも移植いしょく成功せいこうした患者かんじゃ生命せいめい改善かいぜんされる。しかしながら、きも移植いしょくおこなった場合ばあいHLA完全かんぜん一致いっちしないかぎ拒絶きょぜつ反応はんのうおさえるための免疫めんえき抑制よくせい生涯しょうがいおこな必要ひつようてくるなど、問題もんだいもある。

出典しゅってん脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ ヘモクロマトーシス 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく病院びょういん KOMPAS
  2. ^ かん疾患しっかん診療しんりょう実践じっせんマニュアル 文光ぶんこうどう 1995
  3. ^ しん臨床りんしょうない科学かがく だい8はん
  4. ^ a b c d 肝硬変かんこうへん - 02. 肝胆かんたんどう疾患しっかん MSDマニュアル プロフェッショナルばん
  5. ^ 内科ないかがくだい10はんアプリケーションばん 朝倉書店あさくらしょてん
  6. ^ 河田かわた真由子まゆこ, 川中かわなか美和みわ, 石井いしい克憲かつのり, 勝又かつまたりょう, 谷川たにがわ朋弘ともひろ, 浦田うらたのりだい, 西野にしのけん, 末廣すえひろ満彦みつひこ, はるあいだけん, 河本かわもと博文ひろぶみ6かいきもせいけんによりNASH肝硬変かんこうへんへの進展しんてん血液けつえき検査けんさきも組織そしきぞう対比たいひできた1れい」『日本にっぽん消化しょうかびょう学会がっかい雑誌ざっしだい119かんだい12ごう日本にっぽん消化しょうかびょう学会がっかい、2022ねん12月、1103-1111ぺーじCRID 1390575882595340800doi:10.11405/nisshoshi.119.1103ISSN 0446-6586 
  7. ^ 10.肝臓かんぞう (12)かん細胞さいぼうがん肝硬変かんこうへん肝臓かんぞうがんを併発へいはつした肝臓かんぞう写真しゃしん
  8. ^ 今日きょう診断しんだん指針ししんだい6はん 医学書院いがくしょいん 2010
  9. ^ 小林こばやし伸行のぶゆき, 都築つづきたかし, まんづくり知子ともこ ほか、「原著げんちょ脂肪しぼうきも症例しょうれいにおけるきも線維せんい指標しひょうFIB4 Indexの経時きょうじてき変化へんか」 『人間にんげんドック (Ningen Dock)』 2014ねん 29かん 1ごう p.34-41, doi:10.11320/ningendock.29.34
  10. ^ FIB-4 index計算けいさんサイトのご案内あんない(EAファーマ 提供ていきょう)(医療いりょう従事じゅうじしゃけ) 日本にっぽん肝臓かんぞう学会がっかい
  11. ^ a b アルコールせい脂肪しぼう肝炎かんえん(NASH:ナッシュ)の ひろだい 2 だん “Fib-4 index” (PDF) 福井県済生会病院ふくいけんさいせいかいびょういん
  12. ^ 脂肪しぼうきも肝硬変かんこうへんかん細胞さいぼうがんへの進展しんてん Web医事いじ新報しんぽう 日本にっぽん医事いじ新報しんぽうしゃ
  13. ^ かんがんとともに 日経にっけいメディカル
  14. ^ 一般いっぱんけ がん情報じょうほうサービス きも細胞さいぼうがん 国立こくりつがんセンター
  15. ^ 今日きょう治療ちりょう指針ししん 医学書院いがくしょいん 2009
  16. ^ Lancet 2012 Dec 10; [e-pub ahead of print].

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]