背理法(はいりほう、英: proof by contradiction, reduction to the absurd, indirect proof, apagogical argument など、羅: reductio ad absurdum, RAA)とは、ある命題P を証明したいときに、P が偽であることを仮定して、そこから矛盾を導くことによって、P が偽であるという仮定が誤り、つまり P は真であると結論付けることである[1]。帰謬法(きびゅうほう)とも言う。
P を仮定すると、矛盾⊥ が導けることにより、P の否定¬P を結論付けることは否定の導入などと呼ばれる[2]。
これに対して ¬P を仮定すると矛盾⊥ が導けることにより P を結論付けることを狭義の背理法あるいは否定の除去ということがある。