菊池きくち武範たけのり

菊池きくち 武範たけのり（きくち たけのり、1895年ねん11月5日にち - 1975年ねん5月14日にち）は、日本にっぽんの実業じつぎょう家か。タイガたいがー魔法瓶まほうびん創業そうぎょう者しゃ。同社どうしゃ会長かいちょうを務つとめる菊池きくち嘉人よしとは長男ちょうなん、同どう社長しゃちょうを務つとめる菊池きくち嘉よしみ聡さとしは孫まごに当あたる。

経歴けいれき

愛媛えひめ県けん西宇和にしうわ郡ぐん三島みしま村むら皆江みなえ（のちに三瓶さんべ町まち、現げん・西にし予よ市し）に生うまれる。生家せいかは皆江みなえで村長そんちょうを務つとめた庄屋しょうやであった。12歳さいの時ときに父ちちが事業じぎょうに失敗しっぱい、さらに脳のう内ない出血しゅっけつで病臥びょうがするに至いたり、小学校しょうがっこう高等こうとう科かを中退ちゅうたいすることを余儀よぎなくされた。

その後ご、従姉妹いとこの夫おっとが経営けいえいするメリヤス製造せいぞう所しょ（大阪おおさか市し西にし区く）の店員てんいん見習みならいとなり、この時期じきに簿記ぼき学校がっこうに通学つうがくした。また、大阪おおさかに出でて間あいだもない1910年ねん、伊藤いとう喜き商店しょうてんが輸入ゆにゅうした魔法瓶まほうびんを船場ふなばで目撃もくげきし、以来いらいその商品しょうひんとしての可能かのう性せいに着目ちゃくもくした。しかし、1912年ねんに店みせの経営けいえい者しゃがコレラで死去しきょ、半年はんとし後ごに店舗てんぽが閉鎖へいさされたため帰郷ききょうした。

後のちにイーグル魔法瓶まほうびんに就職しゅうしょくして事業じぎょう経験けいけんを積つんだ後のち、1923年ねんに28歳さいでタイガたいがー魔法瓶まほうびんの前身ぜんしんである菊池きくち製作所せいさくしょを創設そうせつした。1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）政府せいふの統制とうせい令れいにより菊池きくち製作所せいさくしょを離はなれ日本にっぽん魔法瓶まほうびん会社かいしゃの代表だいひょう取締役とりしまりやくになったものの、戦後せんごに再ふたたび菊池きくち製作所せいさくしょへ戻もどり事業じぎょう再開さいかいした。菊池きくち製作所せいさくしょは1949年ねん（昭和しょうわ28年ねん）に日新にっしん工業こうぎょうとなり、1953年ねんにタイガたいがー魔法瓶まほうびん工業こうぎょうとなる。

1963年ねん紺綬こんじゅ褒章ほうしょう受章じゅしょう、1968年ねんに社長しゃちょうの座ざを嘉人よしとに譲ゆずり、自身じしんは73歳さいの時ときに代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょうとなる。1969年ねん秋あき、勲くん五ご等とう双そう光こう旭日きょくじつ章あきら受章じゅしょう。

1975年ねん5月がつ14日にちに79歳さいで死去しきょ。

菊池きくち武範たけのりを題材だいざいとした作品さくひん

• 久保田くぼた千せん太郎たろう(原作げんさく）・今道いまみち英治えいじ（漫画まんが）『しあわせの魔法瓶まほうびん 菊池きくち武範たけのり物語ものがたり』 - 『小学しょうがく三さん年生ねんせい』1989年ねん2月がつ号ごう - 3月がつ号ごう

外部がいぶリンク

• 菊池きくち武範たけのり「冷つめたいご飯はん」タイガたいがー魔法瓶まほうびん創業そうぎょう者しゃ 成功せいこうのための名言めいげん・格言かくげん