藤本ふじもと一郎いちろう (実業じつぎょう家か)

藤本ふじもと一郎いちろう（ふじもといちろう、1909年ねん 1月がつ21日にち^[1] - 1998年ねん 8月がつ27日にち）は、日本にっぽんの経営けいえい者しゃ。川崎製鉄かわさきせいてつ社長しゃちょう、会長かいちょうを務つとめた。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

和歌山わかやま県けん新宮しんぐう市し出身しゅっしん^[1]。1928年ねんに東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく工学部こうがくぶ冶金やきん学科がっかを卒業そつぎょうし、同年どうねんに川崎かわさき造船ぞうせん所しょに入社にゅうしゃ^[1]。1950年ねん8月がつに川崎製鉄かわさきせいてつに転てんじ、1953年ねん10月に取締役とりしまりやくに就任しゅうにんし、常務じょうむ、専務せんむを経へて、1964年ねん6月がつに副ふく社長しゃちょうに就任しゅうにんした^[1]。1966年ねん7月がつに社長しゃちょうに昇格しょうかくし、1977年ねん6月がつには会長かいちょうに就任しゅうにんし、1981年ねん6月がつから相談役そうだんやくを務つとめた^[1]。社長しゃちょう在任ざいにん時じには、千葉ちば製鉄せいてつ所しょや水島製鉄所みずしませいてつしょなどの臨海りんかい大型おおがた製鉄せいてつ所しょの建設けんせつと溶鉱炉ようこうろの大型おおがた化かを推進すいしんし、1974年ねんにはブラジルにツバロン製鉄せいてつを設立せつりつし、川崎製鉄かわさきせいてつの基盤きばんを築きずいた^[2]。