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蘇芳すおうしょく

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蘇芳すおう
すおう
 
16しん表記ひょうき #973C3F
RGB (151, 60, 63)
HSV (358°, 60%, 59%)
マンセル 4.5R 3.7/8.8
表示ひょうじされているいろいちれいです

蘇芳すおうしょく(すおういろ)とはくろあじびた赤色あかいろ蘇方すおうしょく蘇枋すおうしょくともく。蘇芳すおうとは染料せんりょうとなる植物しょくぶつ名前なまえで、このいろはこれをアルカリ性あるかりせい水溶液すいようえき媒染ばいせんしたもの。今昔こんじゃく物語ものがたりでは凝固ぎょうこしかけた血液けつえき表現ひょうげんにも使つかわれている。

蘇芳すおう

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インドマレー原産げんさんマメ染料せんりょう植物しょくぶつ学名がくめいBiancaea sappanマレーめいpokok sepang・中国ちゅうごくみsufang←すべて第一声だいいっせい)をす。心材しんざいさいかちブラジリン赤色あかいろ色素しきそふくみ、この色素しきそもちいて明礬みょうばん媒染ばいせんすると赤色あかいろ木灰きばいなどのアルカリ性あるかりせい水溶液すいようえきだといろ見本みほんあかむらさきてつもちいるとくろっぽいむらさきむらさき)にがる。

中国ちゅうごくなどでは、毛織物けおりもの絹織物きぬおりもののほかに木材もくざい蘇芳すおうめて高価こうか紫檀したんのイミテーションなどもつくられていた。日本にっぽんには奈良なら時代じだいころ渡来とらいし、独立どくりつした染料せんりょうとしても、べに紫根しこんだい用品ようひんとしても貴族きぞく社会しゃかい非常ひじょう愛好あいこうされた。伝来でんらいしては、蘇芳すおうはなあるいは蘇芳すおうあわばれる日本にっぽん絵具えのぐとしても使つかわれており、べにおなじく心材しんざいせんめたものを陶器とうきなどにって乾燥かんそうさせてもちいる。

かさね色目いろめにも登場とうじょうし、色目いろめ断面だんめんしたひょう薄茶うすちゃうら赤色あかいろ通年つうねん使用しよう可能かのうかさねである。

JISにおける定義ていぎ

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蘇芳すおうJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 4R 4/7

日本工業規格にほんこうぎょうきかくでは、JIS慣用かんようしょくめいの1つとしてみぎのようにマンセル定義ていぎされている。

近似きんじしょく

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関連かんれん項目こうもく

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