虚無きょむ主義しゅぎ (倫理りんり)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

倫理りんりがくでいう虚無きょむ主義しゅぎ(きょむしゅぎ、えい: moral nihilism)は、正邪せいじゃ善悪ぜんあく道徳どうとく倫理りんり規範きはん)といったものは存在そんざいしないとする立場たちばである。絶対ぜったい主義しゅぎ相対そうたい主義しゅぎ対立たいりつする。また、おなじような立場たちば思想しそうニヒリズムがある。

プラトーンの『国家こっか』にてくるソフィストであるトラスュマコス (Θρασύμαχος) の態度たいど虚無きょむ主義しゅぎちかい。また情動じょうどう主義しゅぎは「○○がただしい」というぶん感情かんじょうてき主張しゅちょう意味いみするというせつとなえる立場たちばで、倫理りんりそのものを否定ひていする虚無きょむ主義しゅぎとはことなる。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]