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にじのかなた

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ドラマ30 > にじのかなた

にじのかなた』(にじのかなた)は、毎日放送まいにちほうそう(MBS)製作せいさくTBS系列けいれつ放送ほうそうされたひるドラマ。『ドラマ30わく2004ねん8がつ2にちから10月1にちにかけて、毎週まいしゅう月曜日げつようびから金曜日きんようびまで13:30から14:00にかけて放送ほうそうされた。主演しゅえん榎本えのもと加奈子かなこ尾崎おざきせんあきら

概要がいよう[編集へんしゅう]

会社かいしゃ経営けいえいしゃ裕福ゆうふく家庭かていらす主人公しゅじんこう小川おがわちひろ(小学生しょうがくせい)は、ミュージカルオズの魔法使まほうつか」を観劇かんげきし、女優じょゆうになることをこころざす。しかし、中野なかのいさむ謀略ぼうりゃくにより会社かいしゃ倒産とうさんさせ、ちひろの両親りょうしんんだことで、のこされたちひろはまずしいらしをいられることになる。さまざまな困難こんなん出会であいをえ、大人おとなになったちひろは中野なかの復讐ふくしゅうたくらむ…。

キャッチコピーは「まえだけは、ゆるさない」。オープニングテーマのイントロ部分ぶぶんでちひろによるコピーのセリフがながれるのと同時どうじにタイトルが表示ひょうじされている。一部いちぶ放送ほうそうばなしではなんらかの都合つごうでセリフがながれないことがった。

作品さくひんは「ゆめ」と「家族かぞく」をメインテーマとしたヒューマン・ファンタジーとしており、「ひときてゆくため必要ひつようなものとはなにか?」をかく登場とうじょう人物じんぶつとおして視聴しちょうしゃげかけた。しかしながら、クライマックスにけてサスペンスひるドラマ特有とくゆうのドロドロさがつよまっていった。

主演しゅえん榎本えのもと加奈子かなこはじもとアイドルとして活躍かつやくした女性じょせいタレント・女優じょゆうや、小木おぎ茂光しげみつをはじめめいバイプレーヤー数多かずおお出演しゅつえんしており、当時とうじのドラマ30作品さくひんとしては豪華ごうか配役はいやくとなっている。

MBSのドラマ30作品さくひんでははじめて「公式こうしきガイドブック」としょうするムックほん宝島社たからじましゃより発売はつばいされ、出演しゅつえんしゃ制作せいさくしゃのインタビューなどが掲載けいさいされている。2005ねん1がつに3かん分割ぶんかつしたDVD-BOXと、ぜんはなし収録しゅうろくのComplete BOXを発売はつばいしている。

タイトルは1939ねん映画えいがオズの魔法使まほうつかい』の主題歌しゅだいかにじ彼方かなた」にちなむ。

キャスト[編集へんしゅう]

ミュージカル「オズの魔法使まほうつかい」を女優じょゆうこころざす。
ちひろのはは小川おがわ直之なおゆきつま旧姓きゅうせい遠藤えんどう直之なおゆき結婚けっこん社長しゃちょう夫人ふじんとしてなに不自由ふじゆう生活せいかつをしていたが、直之なおゆき中野なかの策略さくりゃくはまってからはつら生活せいかついられるが、しんやさしい性格せいかくでちひろのゆめかなえようと奮闘ふんとうする。
  • 小川おがわ 直之なおゆき(おがわ なおゆき) - とみぶんまわしせいげんとみノリマサ
「(かぶ)オガワ」社長しゃちょう。ちひろのちちしんやさしい性格せいかくで、家庭かていじんでもあるが、その性格せいかく裏目うらめ悲劇ひげきまねく。
小川おがわ運転うんてんしゅだったが、ねたみから策略さくりゃくをめぐらせて直之なおゆき裏切うらぎり「(かぶ)ナカノ」を設立せつりつ社長しゃちょうになる。
中野なかのいさむ息子むすこ。ちひろをねたみ、いじめるようになる。
うどんてん「けむりや」店主てんしゅ久美子くみこおとうと恐妻きょうさい久美子くみこ、ちひろ母子ぼしにかけているが美由紀みゆきあたまがらず、つらおもいをさせてしまう。
りゅうつま独身どくしん時代じだい大昔おおむかしにミス日本にっぽんではない、ただの田舎いなかのミスコン「ミス巨峰きょほう」にえらばれたこといまだに自慢じまんしている。つよくてヒステリー気味ぎみのキツい性格せいかくりゅうしりき、久美子くみこ薄給はっきゅうでこき使つかい、おさないちひろにもからくあたる典型てんけいてきな「おによめ[注釈ちゅうしゃく 1]
遠藤えんどう夫妻ふさいむすめ。ちひろとは従姉妹いとこ同士どうしだが美由紀みゆきゆずりの意地いじわるかお意地いじわる性格せいかくすべてがており、ちひろをいじめる。成人せいじん佳和よしかず交際こうさいする。
演出えんしゅつ志望しぼう青年せいねんのち奈緒子なおこ交際こうさいする。
芸能げいのうかい裏面りめんぼう企業きぎょう会長かいちょうしょくにある老人ろうじん
川嶋かわしまプロダクションの敏腕びんわんマネージャー。のちに独立どくりつして水沢すいたくオフィス社長しゃちょう
「(かぶ)オガワ」もと部長ぶちょうのちに「(かぶ)ナカノ」専務せんむ
「(かぶ)オガワ」の誠実せいじつ社員しゃいん
「(かぶ)オガワ」もと専務せんむ
久美子くみこ内職ないしょくさき工場こうじょうちょう好色こうしょくで、美人びじん久美子くみこ下心したごころつ。
佳和よしかずはは拘置こうちしょ看護かんご
久美子くみこ内職ないしょく仲間なかま
けいなり病院びょういん医師いし
川嶋かわしまプロダクション社長しゃちょう
川嶋かわしまプロダクション部長ぶちょう
川嶋かわしまプロダクション社員しゃいん。のちに水沢すいたくオフィス社員しゃいん
クラブのママ。子供こども時代じだいはビタースウィーツのメンバーでちひろの親友しんゆう 
ベビーシッターで1はは子供こども時代じだいはビタースウィーツのメンバーでちひろの親友しんゆう
真紀まきむすめ
往年おうねん国民こくみんてき女優じょゆう
静子しずこむすめ
柴田しばたもと愛人あいじん
柴田しばたちち

ほか

ストーリー[編集へんしゅう]

以下いか38ぶんまで記述きじゅつ

だい1少女しょうじょ時代じだい悲劇ひげき[編集へんしゅう]

だい14·小川おがわちひろがうであらっていた公園こうえん
川嶋かわしまプロ主催しゅさいのオーディション最終さいしゅう選考せんこう会場かいじょうかうちひろは、嫉妬しっとした遠藤えんどう奈緒子なおこ通学つうがく河原かわらばされてしまう。ちひろはどろまみれになったふく手足てあし公園こうえん水道すいどうあらい、オーディション会場かいじょうかった。
だい17·唐沢からさわ佳和よしかず再会さいかいした小川おがわちひろ】
ちひろは、川嶋かわしまプロの送迎そうげいバスの車窓しゃそうから「劇団げきだんポプラ」の公演こうえんチラシをくばる「ゆびきりのおにいさん(唐沢からさわ)」を発見はっけん水沢みずさわあきらにバスをローソンわきめさせる。現在げんざい、ローソンは解体かいたい撤去てっきょされている。

小川おがわ悲劇ひげきから、ちひろがビタースウィーツでデビューするまで

小学しょうがく4年生ねんせい小川おがわちひろは、環境かんきょう機器ききメーカー「株式会社かぶしきがいしゃオガワ」の社長しゃちょう令嬢れいじょうであった。社長しゃちょう小川おがわ直之なおゆきは、もと運転うんてんしゅ中野なかのいさむから逆恨さかうらみされてしん製品せいひん特許とっきょうばわれて倒産とうさんまれてしまう。直之なおゆきは、手当てあてたり次第しだいさき電話でんわをかけて説明せつめいをするがはなしいてもらえず、生産せいさん工場こうじょう工場こうじょうちょう生産せいさん中止ちゅうしもうると剣幕けんまく怒鳴どなられ、ついには会社かいしゃまえ路上ろじょう販売はんばい決行けっこうするが、チンピラがあらわれて暴行ぼうこうされておかねまでげされた。窮地きゅうちまれた直之なおゆきは、自身じしん生命せいめい保険ほけん社員しゃいん生活せいかつ会社かいしゃ負債ふさい返済へんさいすると決心けっしんし、むすめのちひろとつま久美子くみこいて自殺じさつ

のこされた直之なおゆきつま久美子くみこむすめのちひろは、久美子くみこおとうと遠藤えんどうたかしをたより、そのうどんみせみではたらくことになるが、たかしつま美由紀みゆきは、収入しゅうにゅうのない小川おがわ母子ぼしよわみにつけこみうどんてん仕事しごとをさせたほかに家事かじをさせ、いそがしさのために病院びょういん定期ていき検診けんしんにもいけないくらいだった。それでも久美子くみこはお芝居しばいきでたまらないちひろのために中野なかの会社かいしゃ内職ないしょくをこっそりはじめるのだった。しかし、久美子くみこ無理むりがたたりがん再発さいはつし、さらに中野なかの会社かいしゃ内情ないじょう秋庭あきば工場こうじょうちょう殺害さつがいした容疑ようぎつみをなすりつけられ、拘置こうちしょ収容しゅうようされる。

病気びょうき日々ひび悪化あっかしていくなかで久美子くみこは、警察けいさつから毎日まいにちざいみとめればけいかるくなるという誘導ゆうどう尋問じんもんたいして、ちひろの劇団げきだん月謝げっしゃ中野なかの保証ほしょうしてもらいたいばかりに黙秘もくひつづけ、がんは悪化あっかし、拘置こうち所内しょない医務いむしつ看護かんごであり佳和よしかず母親ははおやである唐沢からさわゆき(あき竹城たけじょう)に看取みとられながら、「ゆめはだれにもぬすめない。ゆめはちひろだけのたからものなの」という最愛さいあいむすめへのメッセージともとれる遺言ゆいごんのような言葉ことばのこしていきをひきとってしまう。やがてちひろは、中野なかの陰謀いんぼうにより、中野なかのいえ(きゅう小川おがわてい)にられることになる。

母親ははおや死後しご小川おがわちひろははは突然とつぜん叔母おば劇団げきだん強引ごういん退団たいだんさせられてしまったことが原因げんいんで、はげしい絶望ぜつぼうかんなか、いつも公園こうえんちこんでいた。そんなとき老人ろうじん公園こうえんあたたかいはげましのこえをかけてくれた。のちにちひろの師匠ししょうとなるしげじいこと立野たてのしげるづくりである。

かすかな希望きぼうひかりえてきたちひろは、親戚しんせき奈緒子なおこやその友達ともだちたちが泥水どろみず地面じめんてた芸能げいのう雑誌ざっしかがやかせる。そこには「川嶋かわしまプロのオーディション」の記事きじいてあり、ちひろはすぐにけようと決心けっしんする。 しかし、保護ほごしゃである中野なかの[注釈ちゅうしゃく 3]同意どういしてもらえないことにあせりをかんじ、夜中よなか印鑑いんかんをこっそりさがして自分じぶんすと最後さいご手段しゅだんをとる。[注釈ちゅうしゃく 4]しかし、中野なかの息子むすこけんいちつかる。 味方みかただとしんじていた叔父おじたかしにも中野なかの吹聴ふいちょう原因げんいん理解りかいしてもらえず、鉄橋てっきょうふたたはげしい絶望ぜつぼうかんじていたところ、以前いぜん近所きんじょ公園こうえん出合であった不思議ふしぎ老人ろうじんしげじい」にたすけられ、オーディションに応募おうぼすることができた。

ちひろは、しげじいのレッスンとアドバイスをけて才能さいのう発揮はっきし、書類しょるい選考せんこう地方ちほう予選よせん次々つぎつぎ通過つうかしていった。全国ぜんこく大会たいかい選考せんこう会議かいぎでは、うたたくみくないが不思議ふしぎ才能さいのうかんじさせる小川おがわちひろを意見いけんと、アイドルの王道おうどうともいえるビジュアルと歌声うたごえ田代たしろあかね意見いけんおおかった。

水沢みずさわあきら伊藤いとうかずえ)は、オーディションの申込もうしこみしょわたしたときから、ちひろを10ねんいち以上いじょう才能さいのう見込みこんでいた。あきらは、遠藤えんどう美由紀みゆきのちひろの過去かこについての「告発こくはつ」にもかかわらず、選考せんこう会議かいぎでちひろをしょうえらぶことをつよ主張しゅちょうし、ちひろは、審査しんさいん特別とくべつしょうえらばれることになった。

グランプリ受賞じゅしょう田代たしろあかね小川おがわ真奈まな)と最終さいしゅう選考せんこう合格ごうかくしゃ広川ひろかわ真紀まき(北村きたむらよしなぎさ)とともに、「ビタースウィーツ」というグループを結成けっせいし、デビューきょくPure」は、だいヒットし、マスコミからは次々つぎつぎげれて国民こくみんてきなアイドルとなる。

しかし、それをこころよおもわない中野なかのは、怪文書かいぶんしょ週刊しゅうかんゴシップ記事きじ川嶋かわしまプロにおどしをかける。川嶋かわしまプロの社長しゃちょう(鶴田つるたしのぶ)は、なみだ記者きしゃ会見かいけん企画きかくしてちひろに同情どうじょうさせて味方みかたにつけてけようとするが中野なかの攻撃こうげきはやまなかった。

ちひろは、大変たいへん状況じょうきょうなかでも仲間なかまはげましにより前向まえむきにきようとおもっていた。そんなとき以前いぜん久美子くみこ一緒いっしょ工場こうじょうはたらいていた松村まつむら栄子えいこ(すみがえ和枝かずえ)がその記者きしゃ会見かいけん放送ほうそう偶然ぐうぜんていて内容ないよう事実じじつちがうとかんじ、ちひろをさがす。ちひろは以前いぜんんでいたけむりやへき、久美子くみこからの手紙てがみ発見はっけんする。そこで久美子くみこ自分じぶんゆめため犠牲ぎせいになっていたことをり、さらに中野なかのよわみをにぎられていたせいで病気びょうき悪化あっかしていったことをさとり、だんだんと中野なかのへの不信ふしんかんいままでだましてきたいかりがこみあげてくる。そしてちひろは中野なかのていき、真実しんじつ中野なかのいただす。

中野なかのはちひろと久美子くみこをバカにしたようにはなし、みずか無関係むかんけいだといいはな態度たいどたちひろは、「あんたなんて人殺ひとごろしよ!!」といいはなち、はげしいいかりのなか、ちひろは中野なかの復讐ふくしゅうをすることを決心けっしんして姿すがたしたのであった。一方いっぽう川嶋かわしまプロは「ビタースウィーツ」に見切みきりをつけ、あきら責任せきにんをとって退職たいしょくした。

だい2復讐ふくしゅう[編集へんしゅう]

14ねん.....潜伏せんぷくして復讐ふくしゅう機会きかいをねらうちひろとちいさな劇団げきだん主演しゅえん女優じょゆうのちひろ

佳和よしかず主宰しゅさいする劇団げきだんレインボウの稽古けいこじょう】ストーリーじょう重要じゅうよう場面ばめん時々ときどき登場とうじょうする建物たてもの
だい22:チケットだいげしたもと劇団げきだんいんのヒロツグを佳和よしかずいかけていた場所ばしょ

14ねん小川おがわちひろ最愛さいあい母親ははおや久美子くみこつみせられた秋庭あきば殺害さつがい事件じけん時効じこうまであと10かげつせまったころ、大人おとなになったちひろ(榎本えのもと加奈子かなこ)は、はは無実むじつ証明しょうめいするために、昼間ひるまベビーシッター企業きぎょう調査ちょうさ事務所じむしょよるは、ホステスになりすまし、中野なかの身辺しんぺんさぐっていた。中野なかの部下ぶか名越なごや専務せんむ(小林こばやしすすむ)がクラブ「Bitter Sweets」の常連じょうれんきゃくであることったちひろは、ホステスになりすまして気付きづかれないように盗聴とうちょうをしかけ、秋場あきば殺害さつがい実行じっこうはん柴田しばたというおとこであることをる。そして、雑誌ざっし記者きしゃとして中野なかの悪事あくじあばいた記事きじ本格ほんかくてき復讐ふくしゅう開始かいしした。

一方いっぽう、14ねんまえ、ミュージカル「オズの魔法使まほうつかい」の舞台裏ぶたいうらはたらいていた演劇えんげき青年せいねん唐沢からさわ佳和よしかず(りょうたいら/げん小田井おだいすずかたいら)は、自分じぶん主宰しゅさいする劇団げきだん公演こうえんひかえているが資金繰しきんぐりにくるしんでいた。

そんななか、なけなしのチケットだい劇団げきだんいんげされる。佳和よしかずは、持逃もちにはん劇団げきだんいんばされたちひろに偶然ぐうぜん出会であうことになり、『オズの魔法使まほうつかいがきなひとがそんなに簡単かんたんゆめをあきらめられるのか?』とちひろにかえされて初心しょしんもどす。またちひろは、匿名とくめいで150にんぶんのチケット45まんえん購入こうにゅうして佳和よしかず劇団げきだん公演こうえん窮地きゅうちすくうが、それがぎゃく佳和よしかず恋人こいびとである遠藤えんどう奈緒子なおこ岡元おかもと夕紀子ゆきこ)の嫉妬しっとしんをあおることになる。

チケットだいはなし佳和よしかずからいた奈緒子なおこは、ちひろの好意こうい自分じぶんったかのようにとうそをつき、得意とくいそうに劇団げきだんレインボウの練習れんしゅう見学けんがくしにいく。そのさい主役しゅやく女優じょゆうめぐみ(松本まつもとまりか)がフィナーレ部分ぶぶん苦戦くせんしているところを奈緒子なおこにけなされてやるがなくなり、劇団げきだんめてしまう。

佳和よしかずめぐみ代役だいやく劇団げきだんいんともさがすがなかなかつからず、公演こうえん中止ちゅうし危機ききまれる。そんななか佳和よしかずはずっとしん片隅かたすみになっていたちひろにたのめないかとかんがえはじめていた。それをみとった奈緒子なおこは、佳和よしかずられるため自分じぶん主役しゅやくをやることをもうたが、その演技えんぎ稚拙ちせつであり、監督かんとく気取きどりで見下みくだした態度たいど劇団げきだんいん激怒げきどしてしまう。

佳和よしかずは、ちひろをつけだして主役しゅやくたのむが、いくらすのか、他人たにんゆめにはつきあっていられない、とすげなくことわられてしまう。だが、そのちひろの言葉ことばには、佳和よしかず迷惑めいわくをかけたくないというおもいやりと、中野なかのへの復讐ふくしゅうのことであたまがいっぱいだからだった。

そのかえみち、ちひろは秋庭あきばころしの実行じっこうはんである柴田しばた山本やまもと龍二りゅうじ)の父親ちちおや入院にゅういんしている病院びょういん情報じょうほうさぐため知人ちじんよそおって看病かんびょうしにくるが、そこで偶然ぐうぜんにも殺人さつじんはん柴田しばた病院びょういんないですれちがうことになる。

面識めんしきがない柴田しばたはちひろのことを不信ふしんおもい、をつけ、神社じんじゃ背後はいごからちひろにおそいかかる。たまたまとおりかかった佳和よしかずは、ちひろをたすすが、柴田しばたばされ、神社じんじゃ石段いしだんからころげおちてだい怪我けがをしてしまう。そしてかれしんいんせい言語げんご障害しょうがいおちいってこえなくなってしまった。

柴田しばた父親ちちおや敬三けいぞう(品川しながわとおる)はついに病死びょうししてしまうが、ちひろが最後さいごまで看病かんびょうつづけてきてくれたことに満足まんぞくしてくなっていった。その看病かんびょうするちひろの姿すがた父親ちちおや最後さいご姿すがた柴田しばたは、もとヤクザの義理ぎり人情にんじょうもどしたのか、ちひろに興味きょうみせて自分じぶん部屋へやまねく。柴田しばた復讐ふくしゅう意図いといかけるが、ちひろは、自分じぶん父親ちちおや母親ははおやわなにはめた中野なかのたいしてのつようらみやにくしみ、小学生しょうがくせい母親ははおや父親ちちおやくし、自分じぶんゆめまでを"くさせられた"くやしさやにくさ、かなしみ、いかりの言葉ことばを、なみだながしながらだれかにけるようにはな彼女かのじょ姿すがたて、復讐ふくしゅう協力きょうりょくすることを約束やくそくしたのだった。

その、ちひろは、自分じぶん復讐ふくしゅうのためにきこんで入院にゅういんすることになってしまった佳和よしかずのために劇団げきだんレインボウの公演こうえん主役しゅやくける。ちひろは、芝居しばい世界せかいもどることを期待きたいしているしげじいにチケットをおくった。うどんてん「けむりや」の主人しゅじんたかしは、雑誌ざっし記事きじ真偽しんぎ中野なかのにたずねるが、これをひそかにうるさがった中野なかのは、居留守いるす使つかったうえ社員しゃいんであるたかしむすめ奈緒子なおこ突然とつぜん解雇かいこした。広報こうほう課長かちょうであった中野なかの息子むすこ健一けんいち松田まつだ悟志さとし)は、部下ぶか同窓生どうそうせいだった奈緒子なおこ解雇かいこされたことでちちである中野なかのたいして不信ふしんかんつよめた。

そんなとき、真紀まき本多ほんだ彩子あやこ)の子供こども、まひろ(工藤くどうゆう)が迷子まいごになり、健一けんいち保護ほごされるという「事件じけん」があった。まひろはちひろの子供こどもだとおもんでいる健一けんいちはちひろを中野なかのし、まひろにあやまるようにう。まひろは、すっかり健一けんいちになついてしまい、つぎ土曜日どようびに3にんうことになる。その、「けむりや」が放火ほうかされるという事件じけんこる。ちひろは、あかね浅井あさい江理名えりな)がやとわれママをしているクラブ「Bitter Sweets」で「チカ」というのホステスとしてはたらいていたが、きゃくとしてやってきた中野なかの会社かいしゃ専務せんむである名越なごしがやけどで包帯ほうたいいているのをて、「けむりや」の放火ほうか中野なかの指示しじだと確信かくしんする。

劇団げきだんレインボウは、無事ぶじ公演こうえん当日とうじつむかえ、会場かいじょうには、ちひろを「小沢おざわ史子ふみこ」とかんがえている真紀まき健一けんいち、ホステスのチカとかんがえているあかね、そして、「しげじい」がていた。未知みち原石げんせきえるかもしれないとかんがえ、たまたま会場かいじょうていたあきらは、「しげじい」の姿すがたて、おどろきをおぼえていた。

劇団げきだんレインボウの「オズの魔法使まほうつかい」を現代げんだいふうにアレンジしたげき「オズを夢見ゆめみて」の公演こうえん成功せいこうおわり、劇団げきだんいんたちは口々くちぐちよろこびをいいあらわした。

ちひろの演技えんぎあきらは、ちひろの事務所じむしょおとずれ、芸能げいのうかいもどるようすすめるが、ちひろは、きっぱりとことわった。しかしあきらは、けっしてあきらめない意志いしをいいのこしてそのした。

ちひろは、復讐ふくしゅう機会きかいねら生活せいかつもどる。

放火ほうかされたあと、なん中野なかの会社かいしゃおとずれたたかしは、そのたびに居留守いるす使つかわれていたが、ある名越なごし火傷かしょうて、中野なかのへのうたがいをつよめた。うるさがった中野なかのは、しぶ名越なごしたかしのことをなにとかするよう指示しじする。火災かさいかたづけをしているたかし一人ひとりになったところをねらって暴漢ぼうかんたちにたかしおそわせるのだった。

クラブ「Bitter Sweets」に名越なごしは、悪事あくじ加担かたんさせられているのに嫌気いやけがさしていた。チカことちひろは、ひそかにしん商品しょうひん横流よこながしを教唆きょうさする。

ちひろは、また叔父おじりゅう暴漢ぼうかんおそわれてだい怪我けがをしたことにショックをけ、れなくなって行方ゆくえをくらました。ちひろのいたマンションの一室いっしつ真紀まきれた留守電るすでんが、あかるく、しかしむなしくひびいた…。

だい3(ちひろさいデビュー)[編集へんしゅう]

行方ゆくえをくらまして1かげつ、ちひろがあらわれたのは、なんとブラウン管ぶらうんかんなかだった。自分じぶんうたがけんいちニューヨークきをしたばかりの中野なかの驚愕きょうがくする。「ビタースウィーツのちひろ復活ふっかつ」の番組ばんぐみて、レインボウの劇団げきだんいんあかねをはじめとするクラブ「Bitter Sweets」のホステスときゃくたち、真紀まきをはじめとするベビーシッター仲間なかまおどろく。

あきらは、ちひろのために、久々ひさびさにビタースウィーツの感動かんどう再会さいかいくわだて実行じっこうした。真紀まきあかねは、再会さいかいできたことと、ちひろが芸能げいのうかいもどれたことについて口々くちぐちよろこびをいあらわすが、芸能げいのうかいもどれたのにあまりうれしそうでないちひろににんは、くびをかしげるのだった。あきら真紀まきあかね同様どうよう、ちひろの様子ようす不審ふしんおもい、しげじいのところへおとずれる。

あきらは、ちひろがしんひらかず、ただ義務ぎむてき仕事しごとをしていることについて、どうしたらいいのか、しげじい相談そうだんちかける。しげじいは、自分じぶん憶測おくそくぎないが、母親ははおや久美子くみこ関係かんけいした殺人さつじん事件じけん時効じこう関係かんけいがあるのでは、とあきらはなす。

そんなおりワイドショー出演しゅつえんしたちひろは、母親ははおやである久美子くみこが、無実むじつつみせられてころされたこと、そのことについてはかならつぐなわせることを中野なかのていることなか意識いしきして発言はつげんをするのだった。

ちひろのワイドショーをていた中野なかののところへ、柴田しばたから電話でんわがかかってくる。口止くちどりょう要求ようきゅうする電話でんわだった。佳和よしかずは、はは久美子くみこのメッセージをつたえようと水沢すいたくオフィスをたずねるが、そこであきらからちひろが不在ふざいであること、連絡れんらく事務所じむしょあてにするよう自分じぶん名刺めいしかれ手渡てわたした。佳和よしかずは、健一けんいちならなにとかなるかもしれないとあきら名刺めいしけんいちにわたすのだった。 ちひろは、ふたたマスコミ取材しゅざいで、具体ぐたいてき名前なまえさなかったが、中野なかのがオガワのしん商品しょうひんうばって、ちち自殺じさついやり、その事情じじょう人物じんぶつ秋場あきば)をころさせて、そのつみははになすりつけたこと、中野なかの名前なまえは、以前いぜん小沢おざわ史子ふみこ取材しゅざいした記事きじめばかること、中野なかのがこの情報じょうほうひろがらないように莫大ばくだい広告こうこくりょう出版しゅっぱんしゃ買収ばいしゅうしたと証言しょうげんし、ますますさわぎはおおきくなった。

中野なかの会社かいしゃでは、自社じしゃのことだとづいた社員しゃいんたちで大騒おおさわぎになった。健一けんいちは、りやまない抗議こうぎ疑義ぎぎ電話でんわたいし、名誉めいよ毀損きそんうったえる準備じゅんびがあるとこたえ、社員しゃいんたちにもそのように応対おうたいさせた。

一方いっぽう名越なごしは、ついに退職たいしょくねがいす。健一けんいちは、ちひろをバーNemesisし、佳和よしかず大事だいじはなしがあるようなのでうようにということ、中野なかの社員しゃいんをちひろからまもることをはなす。あきらは、しげじいのところへき、ちひろに復讐ふくしゅうをやめさせるよう相談そうだんする。あきらは、大原おおはら静子しずこのようなだい女優じょゆうになってほしかったちひろが、このままでは大原おおはら静子しずこ本人ほんにんのように悲惨ひさんなことになってしまうとり、しげじいは、かなしみと無力むりょくかんおもわずあたまててしまった。あきらあやまると、かまわないとこたえ、なにしずかに決心けっしんしたように、後悔こうかいしんどくだ、と一言いちげんつぶやいた。

一方いっぽう人目ひとめがなくなるときねらって始末しまつするようにと、中野なかのから命令めいれいされていた「刺客しかく」がちひろをはしうえ一人ひとりでいるところを背後はいごからおそいかかって、頸をしめる。それをつけたのは、佳和よしかずだった。かれおもわずさけんで、「刺客しかく」をばした。それは、佳和よしかず言語げんご障害しょうがいなおった瞬間しゅんかんでもあったが、それを奈緒子なおこ気持きもちは複雑ふくざつだった。

佳和よしかずは、レインボウの楽屋がくやで、母親ははおや拘置こうちしょ看護かんごだったこと、母親ははおや拘置こうちしょくなった久美子くみこのメッセージをちひろにつたえたいとねがっていたこと、久美子くみこくるしいいきしたから懸命けんめいにちひろにつたえようとしたメッセージ「ゆめだれにもぬすめない、ちひろのゆめは、ちひろだけの宝物ほうもつなの、ブリキマンのむねにハートのすずをつけるのよ。」をつたえる。

ナカノでは、予定よていしていたしん商品しょうひん名越なごし転職てんしょくしたライバル会社かいしゃ・グローバルエコーにされた経済けいざい記事きじで、大騒おおさわぎになった。そんなとき健一けんいちは、奈緒子なおこにNemesisにされる。佳和よしかずとちひろが関係かんけいした、ちひろをボロボロにしてくれ、とまれるが平常へいじょうしんよそお健一けんいち。しかし、ちひろをたずねて、しん商品しょうひん設計せっけい横流よこながしをしたのかとうと、法的ほうてき処置しょちったら、とかえされ、おもわず彼女かのじょたおしてしまう。あいつ(佳和よしかず)ならいいのかとさけけんいちに、あなたがしたかったのはこういうことなのかとちひろがいかけ、健一けんいちかえる。ちひろは、あなたのおとうさんがやってきたことをそのままかえしているだけ、冷静れいせいかんがえれば真実しんじつわかるとい、健一けんいちちからをなくしたようにちひろの部屋へやった。

中野なかのは、柴田しばたからふたたおどしの電話でんわける。どくづいて対策たいさくろうとする中野なかのであるがしん動揺どうようかくせなかった。そこへ健一けんいち帰宅きたくして、父親ちちおや部屋へやいっぱいにかみ散乱さんらんさせてなにかをさがしているのをて、小川おがわ一家かずやなにをしたのかとめ、中野なかののやってきたことをひとひとげて詰問きつもんする。中野なかのは、すべてはけんいち貧乏びんぼうくるしみをあじわわせたくなかったからやってきたことだと反論はんろんするが、健一けんいちは、はんきでからだふるわせながら、返事へんじをするしかなかった。

「けむりや」では、りゅうみせ再開さいかいするために、準備じゅんびをしようとするが熱湯ねっとうをひっくりかえしてしまう。佳和よしかずは、みせ手伝てつだうとい、仲間なかまたちには二言目ふたことめにはゆめいかけるとってきたが、ゆめあそんできただけのようながしてならない、もう一度いちどかんがなおしたいと劇団げきだん解散かいさんしたいとつたえる。すると仲間なかまたちからは、佳和よしかずとちひろのおかげで公演こうえんができたと感謝かんしゃされる。さらにちひろとの関係かんけいわれて、14ねんまえからわすれることができないくらいの大切たいせつ仲間なかまだと佳和よしかずこたえたのを早合点はやがてんし、結婚けっこんしてしまえと仲間なかまたちからこえがる。皮肉ひにくにもそれをドアのそといてしまった奈緒子なおこは、ショックで自暴自棄じぼうじきになり、ふらふらと道路どうろし、交通こうつう事故じここしてしまう。

さいわいにも奈緒子なおこ怪我けが軽傷けいしょうんだがあたま多少たしょうっていた。そのためか、言葉ことばやしぐさが幼児ようじ退行たいこうしていた。ショックをけるたかし佳和よしかず

ちひろは、ワイドショーで、ナカノの専務せんむが「けむりや」放火ほうか事件じけんのち火傷かしょうっているのをたと証言しょうげんし、また大騒おおさわぎになる。あきらは、そんなちひろに復讐ふくしゅうをやめさせるための説得せっとくをしようとしたとき、14ねんまえ久美子くみこ調しらべた鳥羽とば刑事けいじ(丸岡まるおかすすむ)が「水沢みずさわオフィス」にやってくる。鳥羽とば刑事けいじは、14ねんまえから、久美子くみこ黙秘もくひがどうしてもになって仕方しかたがなかったのだ。警察けいさつ悠長ゆうちょうだ、とちひろにわれ、確信かくしんがあるようだが、証拠しょうこがあるのか、真犯人しんはんにんっているのか、とたずねる。ちひろは、真犯人しんはんにん中野なかのだとこたえる。あなたは母親ははおやそっくりだ、証拠しょうこをもっていながらかくとおすなら、母親ははおや同様どうよう間違まちがったみちあゆむことになる、といいのこして鳥羽とば刑事けいじかえっていった。あきらは、人生じんせいかけて復讐ふくしゅうしてほしいなんておやがいるか、とちひろを説得せっとくしようとするが、ちひろは、われた仕事しごとはきちんとします、どうせお芝居しばいなんてつくりごと、わたしにとって復讐ふくしゅう手段しゅだんで、水沢みずさわさんの商売しょうばい道具どうぐで、わたし水沢みずさわさんの商品しょうひん口走くちばしってしまう。あきらは、かなしみのあまりちひろを強烈きょうれつにビンタしてしまう。

佳和よしかずは、がえりをおこしている奈緒子なおこをつれて「けむりや」へかえるが、奈緒子なおこ相手あいてをしている最中さいちゅうにマスコミ取材しゅざいせ、佳和よしかず質問しつもんあらしびせる。記者きしゃ一人ひとりが、ちひろがワイドショーでまた証言しょうげんするとさけび、そのこえいた記者きしゃたちは、しおくようにっていた。たかしは、家出いえでちゅう美由紀みゆきのところへくが、そこで、ちひろが母親ははおや手紙てがみ公開こうかいしているのをテレビでてしまう。これをほうっておくわけにはいかないと、おもわずかえ自分じぶんにいいきかせてしまい、いちかえになった美由紀みゆきは、嫉妬しっとのあまり、わたしたちのことなんでどうでもいいんだ、かえらない、とごねだしてしまう。たかしはちひろの事務所じむしょたずね、あね手紙てがみさらしものにするのをやめてくれ、復讐ふくしゅう自分じぶんがするからほかのみちかんがえてくれとうが、ちひろに復讐ふくしゅう自分じぶんがするからいま家庭かてい大切たいせつにするようにとことわられてしまう。ちからとしたたかしは、「けむりや」へかえると佳和よしかずにちひろを説得せっとくしてくれと懇願こんがんする。佳和よしかずは「水沢みずさわオフィス」にちひろをたずね、芝居しばいひときずつけるために使つかっている、そんなのは女優じょゆうではない、ひととして芝居しばいあいするものとしてきみ軽蔑けいべつする、といいはなつ。ちひろが自宅じたくもどると、今度こんどは、健一けんいちたずねてきた。ちち社長しゃちょう解任かいにん動議どうぎかんがえている、会社かいしゃちついたら自分じぶん会社かいしゃめる、だから社員しゃいんたすけてくれとちひろに懇願こんがんするが、ちひろはききいれない。健一けんいちは、ちひろのちちとはちが方法ほうほう会社かいしゃまもる、どものころ、ちひろがゆめってあかるくきていることがうらやましく、自分じぶんちちにとってはしっぺがえしになっていたといいのこしてていった。真紀まきにも、自分じぶんおな立場たちばだったらかなら復讐ふくしゅうするとかんがえるが、自分じぶんむすめには復讐ふくしゅうしてほしくない、水沢みずさわさんはおなじことをいたいんだ、水沢みずさわさんは、わたしたちのことをいちだって商品しょうひんだなんておもったことはない、とわれ、ちひろは、あきらたずねてあやまる。あきらは、大原おおはら静子しずこ自分じぶんむすめてきをとろうとして無実むじつだったお手伝てつだいの女性じょせい自殺じさつんでしまい、自分じぶん自身じしんしんんですべてをうしなってしまった悲劇ひげきかたり、なん関係かんけいもないひとたちがしんなかにくしみをけられる、復讐ふくしゅうはやめてくれと説得せっとくしようとするが、ちひろは身体しんたいふるわせ、中野なかのへのにくしみをつのらせるのだった。

健一けんいちは、ちひろに復讐ふくしゅうをやめてもらうために、児童じどう演劇えんげきについての企画きかくしょつくり、佳和よしかずして演出えんしゅつをしてほしいとたのむ。しかし佳和よしかずは、ちひろにたいするおもいをさとり、自分じぶん説得せっとくしてくれとことわる。健一けんいちは、ちひろのことがきなくせに、きでもない遠藤えんどう奈緒子なおこ面倒めんどうなんかるな、佳和よしかずは、かたき息子むすこだからときなおんなにぶつかっていけないで自分じぶんかげにかくれるなといいあって乱闘らんとうになる。やがてにんは、ちひろのためになにとかしなければならないと和解わかいする。

放送ほうそうリスト[編集へんしゅう]

スタッフ[編集へんしゅう]

主題歌しゅだいかげき中歌なかうた[編集へんしゅう]

  • あかいと作詞さくし:Sumika,作曲さっきょく:Yuka(Les.R
  • 「Over the Rainbow」作詞さくし:H.Arien,訳詞やくし:たかのゆみこ
  • 「Pure」作詞さくし:mavie,作曲さっきょくおよ編曲へんきょく渡辺わたなべとおる このきょくは、ドラマ30「がきんちょ〜リターン・キッズ〜」でも使用しようしたことがある。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

ロケ情報じょうほう[編集へんしゅう]

  • 川嶋かわしまプロダクションのビルとちひろがもう用紙ようしをもってはしったとおり(だい11)→品川しながわクリスタルスクエアのビルとそのまえとおり(みなと港南こうなん1丁目ちょうめ6ばん41ごう付近ふきん
  • しげじい大原おおはら静子しずこさがすために、まっていたホテル(だい12だい13第一だいいちホテル東京とうきょうシーフォート
  • 奈緒子なおこにつきとばされたちひろがうであらった公園こうえんだい14)→西河原にしがわら公園こうえん狛江こまえ元和泉もといずみ2丁目ちょうめ付近ふきん本文ほんぶんちゅう写真しゃしんあり)
  • 八王子はちおうじ南大沢みなみおおさわ文化ぶんか会館かいかんだい1だい13だい14だい15
  • 江東こうとう佐賀さがまち1-8佐賀さがまち村林むらばやしビル(劇団げきだんレインボウの稽古けいこじょうがある建物たてもの

その[編集へんしゅう]

  • 最終さいしゅうかい放送ほうそう番組ばんぐみHPのBBSに松田まつだ悟志さとしによるみがおこなわれた(10がつ4にち13:47)

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 佳和よしかず遠藤えんどう転倒てんとうしたさいには心配しんぱいするどころか「ウチでたおれないでよ!縁起えんぎわるい!」といいはなっている
  2. ^ だい45かい新聞しんぶん記事きじ参照さんしょう
  3. ^ ※この時点じてんではちひろはまだ中野なかの自分じぶん母親ははおやわなにはめて間接かんせつてきころした殺人さつじんはんだとはらない
  4. ^ 未成年みせいねんしゃがオーディションに応募おうぼするには保護ほごしゃ署名しょめい捺印なついん必要ひつようとされる

出典しゅってん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

MBSCBC ドラマ30
ぜん番組ばんぐみ 番組ばんぐみめい 番組ばんぐみ
にじのかなた
(2004.8.2 - 10.1)
ことぶきウォーズ
(2004.10.4 - 12.3)