脚本
概要
[種類
[台本 元来 は脚本 を台本 と称 したが、現在 は演者 に使 われる台詞 を特 に中心 としたものを指 すことが多 い。
- シナリオ。
- シナリオは
映画 の脚本 、台本 [2]。scenarioはアメリカの映画 用語 である。scenarioの表現 を、その語源 から説明 すると、もとはラテン語 のscena(舞台 、場面 という意味 の言葉 )から派生 した言葉 であり[2]、イタリアではイタリア語 で演劇 やオペラの "場面 (シエーナ)をつないだ筋書 き" の意味 で使 われていた(もともとは即興 劇 用 のおおまかな筋 を書 いたものを意味 していた[3]とも)、転 じてアメリカで映画 用語 として使 われた。
日本 でアメリカの映画 用語 の「シナリオ」を使 い始 めた経緯 は、1920年 に松竹 が映画 事業 に乗 り出 すため、アメリカから招聘 したヘンリー・小谷 がアメリカの映画 用語 のsecenarioを使 ったことに始 まる。それまでは日本 では「台本 」と称 した[4]。
- 「シナリオ」の
辞書 に載 る基本 的 な用法 としては、映像 劇 の脚本 を舞台 の脚本 から区別 するために使 われる。
- 「シナリオ」は、コンピュータゲームを
制作 するために時代 ・場所 ・人物 (キャラクター)の設定 やセリフなどを書 いたテキストを指 すためにも使 われる。
映像 脚本 編集 により撮影 時 から前後 の不要 な部分 が切 られた一 つの動画 をカットと称 する。カットは「屋外 の昼 の光 のもと少女 の顔 が上 を見上 げる」などの単一 の映像 である。このカットが集 まって「昼間 の草原 で。少女 が空 を見上 げる。眩 しい太陽 に目 を細 める。母 の呼 ぶ声 が聞 こえ振 り向 く、母 がやってくる」などの同一 の場所 と同 じ時間 の流 れで一 つの場面 を作 り、これをシーンと称 する。シーンが集 まって「少女 と母 の再会 」などの単一 のストーリー(エピソード)になり、これをシークエンスと称 する。さらにそのシークエンスが集 まり「父母 の離婚 で母 と別 れた少女 が数 年 後 にまた同居 する」などの大 きなストーリー(エピソード)になる。そしてさらにこのパターンが集 まったものが作品 である。つまりカットの集合 はシーンを形成 し、それの集合 はシークエンスを形成 し、それの集合 は作品 を形成 する。その設計 図 である脚本 では作品 が最終 的 にはカットの集合 で表現 されることを意識 しつつも同一 の場所 ・時間 ごとであるシーン毎 にその場面 の内容 を記述 する。脚本 は関係 者 全員 が作品 とその内容 について統一 されたイメージを持 つための唯一 の基礎 になる。作品 の中核 となるアイデアとストーリー、登場 人物 達 の性格 付 け、物語 の整合 性 が脚本 で完成 していなければならない。また、脚本 は作品 の規模 や完成 までの作業 期間 、必要 な予算 を見積 もるためにも必要 である。関係 者 は脚本 に基 づいてそれぞれの担当 分野 でのプランを作成 する。役者 は脚本 に基 づいて役 の肉付 けを考 え、照明 スタッフは照明 プランを、美術 スタッフはセットや衣装 のプランを、音響 スタッフは音響 プランを、特撮 スタッフは特撮 カットのプランを練 り上 げていく。- よって、そこには
一定 の文法 なり、書式 が存在 する。かつて溝口 健二 が、修行 時代 の新藤 兼人 の脚本 を一読 し、「これは脚本 ではなくストーリーだ」とコメントしたことに象徴 される。ただし最近 [いつ?]では、漫画 風 の絵 コンテとアバウトな説明 だけを用意 する岩井 俊二 や、登場 人物 の台詞 を全 て役者 のアドリブに任 せる石川 寛 など、従来 のスタイルとは異 なる脚本 を使用 する監督 も少数 ながらいる。 演劇 (舞台 作品 )の脚本 稽古 の段階 で演出 家 の演技 指導 が細 かく入 る場合 が多 く、したがってト書 きは極端 に少 なく、台詞 だけで構成 されることが多 い。美術 、舞台 監督 は本番 に近 い舞台 装置 を稽古 場 に仮設 し、音響 、照明 スタッフは芝居 が作 られるにしたがって、演出 家 がねらった効果 を作 り上 げていく。
戯曲 舞台 演劇 の脚本 のなかでも、テキスト(読 み物 )として鑑賞 できるものは戯曲 とも呼 ばれる。通常 「戯曲 」と言 うと、印刷 されたテキスト自体 を独立 した作品 として読 んで鑑賞 することができる水準 の作品 であることを意味 する。シェークスピアの作品 群 は、すぐれた古典 戯曲 であり(つまり、印刷 された古典 文学 作品 として楽 しめ)、同時 にそのままで特 上 の演劇 台本 (演劇 脚本 )である[1](つまり舞台 上演 用 の脚本 として用 いても最上級 のものである)。一方 、作家 によっては、表現 したいこと(読者 に伝 えたいこと)と作品 形式 の関係 を熟慮 して、あえて小説 ではなく戯曲 形式 (脚本 形式 )で作品 を書 いて、そもそもそれが未来永劫 舞台 で上演 されることを全然 期待 しない場合 もあり、つまりあくまで最初 から読者 に "読 み物 " として楽 しんでもらう目的 で戯曲 形式 (脚本 形式 )で作品 を書 くこともある。
漫画 原作 の中 の脚本 形式 のもの漫画 作品 の原作 には脚本 形式 のものも含 まれる。ただし漫画 原作 は脚本 形式 でないものもあり別 概念 であり、本来 は当 記事 で説明 するのが妥当 か微妙 なので(おそらくは本来 は【漫画 の原作 】という別 記事 を立 てるべきなので)、詳細 は末尾 の#漫画 原作 の節 で説明 。
あらすじ
[- ストーリー
物語 の表面 を浅 くなぞったもの。深 く掘 り下 げたものは必要 なく、あらすじよりも短 く、盛 り上 がりを誇張 して企画 書 に添付 することが多 い。- プロット
構成 や展開 を意識 したもの。ストーリーやあらすじよりも掘 り下 げ、脚本 執筆 の準備 に近 いもの。
人物 表
[脚本 ・戯曲 脚本 の中 に登場 する人物 を主役 から端役 まで一覧 表 にしたもの。主要 な人物 は名前 、年齢 、性別 、人物 関係 が書 き込 まれる。名前 のつかない人物 は、通行人 1、若 しくは店員 Aなどの記号 で表記 する。漫画 原作 書式 は脚本 と同 じ。身長 差 や顔 の特徴 、またキャラクターを立 てる行動 を要求 される。《例 :両津 勘 吉 (28)警察 署 ・巡査 》など。性別 、人間 関係 は割愛 されることが多 い。
柱 書 き
[※「
脚本 ・漫画 原作 - シーンの
最初 に書 かれ、その場所 と時間 を示 している。柱 の頭 にはシーンナンバーを振 る。シーンナンバーは打 ち合 わせを円滑 に進 め、映像 の場合 は撮影 計画 、または編集 作業 に必要 とされる。 - 《
例 :○警察 署 ・外観 (夜 )》など。原稿 を執筆 する段階 では、シーンナンバーは○で示 される。これはシーンが移動 する場合 があるため。印刷 される段階 で、初 めてシーンナンバーを振 ることがほとんどである。 英語 では、sluglineと呼 ぶ。場所 の名称 の前 に、その場所 の内側 なのか外側 なのかを表 すために、INT(内 )やEXT(外 )などの記号 を付記 するのが、アメリカ映画 脚本 では一般 的 である。たとえば、ただ「ジョージの家 」と書 いてあっても、家 の前 なのか室内 なのかが区別 できないからである。戯曲 舞台 装置 を転換 してシーンを変 えることを「場 」。幕 を下 ろすほどの場面 転換 や休憩 を挟 む間 を「幕 」という。したがって戯曲 の柱 に当 たる部分 はそれにナンバーを付 けたものが書 かれる。《例 :第 一幕 第 一場 下町 の路上 》など。
台詞 (セリフ)
[脚本 登場 人物 がしゃべる言葉 を「」で括 って記述 する。「の前 に役者 の役名 を記述 する。性別 が分 かりやすいように男性 は名字 、女性 は名前 で書 くのが一般 的 。ナレーションの場合 はNと書 く。その場 にいない(映像 では画面 に映 っていない)人物 の台詞 は、冒頭 に(OFF)《読 み:オフ・ボーカル》と書 くことで指定 する。内心 の台詞 は(M)《読 み:モノローグ》と表記 する。《例 :両津 (OFF)「そんなことが……」》または《例 :山田 の声 「そんなことが……」》など。戯曲 書式 は脚本 と同 じ。劇場 の規模 によっては、役者 の演技 や持 ち道具 、小道具 が見 えない場合 が多々 あるため、または演出 家 の狙 いで状況 を台詞 で説明 する場合 が多 い。これによって、大 怪獣 が現 れたり、数 百 人 の機動 隊 に囲 まれたりする芝居 の世界 観 を作 り出 す。台詞 の流 れを印象 付 けるため、「倒置 法 」の台詞回 しを使 うことがある。《例 :「今日 はいい天気 だね」→「いい天気 だね!今日 は」》など。漫画 原作 書式 は脚本 と同 じ。台詞 は吹 き出 しに収 まるように要求 される。長 台詞 の場合 は三 行 台詞 があって行動 (ト書 き)し、三 行 台詞 を繰 り返 す。基本 的 にはテキストなので、「強敵 (ライバル)」または「友人 (ライバル)」などのルビを入 れて、二 つの意味 を持 たせることもある。擬音 (オノマトペ)なども原作 者 の仕事 である。語尾 などにキャラクターを立 てる台詞 を要求 されることもある。《例 :「…だよーん」「…なのだ」》など。- ナレーション
登場 人物 の心象 や内心 、人間 関係 の説明 。状況 、事情 などを語 るときに使 われる。登場 人物 自 らがナレーションする場合 と、別 にナレーターを立 てる場合 がある。多用 すると、映像 作品 としての意味 を問 われる場合 があるので、あまり好 まれないが、見 せたいシーンの構成 や、込 み入 ったストーリーでは物語 の整理 をつけ、分 かりやすくするために使 われる。同様 の意味 で、物語 の冒頭 でテキストされることもある。
ト書 き
[「
脚本 登場 人物 の動作 や、照明 、演出 の大 まかな指示 を記述 する。目 に見 える具体 的 な動作 を書 くことが必須 とされており、人物 の心理 描写 や抽象 的 な表現 を書 くことは通常 は行 われない。必要 ならば映像 効果 を指定 する。最終 的 には監督 、演出 家 の采配 に委 ねるが、これは台詞 で人物 の性格 を浮 き彫 りにすると同様 、映像 描写 に関 わることは脚本 家 の仕事 である。ま男女 の絡 み、いわゆる濡 れ場 やアクションなどはストーリーの流 れだけ書 き、具体 的 なことは書 かない。この長 さで全体 の尺 の長 さが左右 されることが多 く、アクションは特 に殺陣師 の領域 になるためである。戯曲 舞台 上 に何 があるか。役者 は板 付 きか。上手 、下手 どちらから出 るかが中心 になる。舞台 装置 との絡 みがあればそれも書 くが、重要 でなければ書 かない。台詞 よりも映像 、作画 で見 せる脚本 または漫画 原作 とはここが大 きく違 う。台詞 だけでストーリーが分 かり、役者 、演出 家 が自由 に表現 できる「遊 び」がある。様式 が決 まっている歌舞伎 台本 と戯曲 とは、今日 では大 きな隔 たりがある。漫画 原作 美術 、小道具 、衣装 などのスタッフがいないためト書 きの他 、必要 ならば設定 書 を作成 し全 て書 く(主人公 はタバコを吸 うか。吸 うなら銘柄 は何 か。マッチかライターか。ライターなら〜など)。時代 や年代 が大 きく分 かれる場合 は、そのストーリーの年表 も作成 する。原作 を書 く上 で収集 した資料 など、作画 にも必要 なものは揃 える場合 もある。濡 れ場 、アクション・シーンもできるだけ具体 的 に、なおかつ荒唐無稽 に作 りこむ。ストーリーの構成 も起承転結 ではなく、「起 承 転 」までで、引 きを作 る。これは連載 でも読 み切 りでも同 じだが、ストーリーの内容 によってはラスト・シーンに作画 を見 せる余韻 を作 る。1ページの大 ゴマや見開 きなどの指定 も要求 される場合 もある。梶原 一 騎 は少年 小説 出身 なので、原作 は小説 式 で書 いていた。
ハコ書 き
[脚本 ・戯曲 - テーマの
訴求 。尺 (時間 )の制限 。シーンとシークエンスの整理 などの作業 。例 えば起承転結 を四 つのハコに見立 てたものを、大 バコと言 い、さらに具体 的 に構成 したものを小 バコと称 する。台詞 まで書 かない、ト書 きの積 み重 ねが多 い。この時点 で制作 者 や演出 部 との打合 わせをする。 大 バコ大 まかな構成 。ここではトーンを統一 するが具体 的 なことは書 かない。テーマを「起承転結 」に落 とし込 んでいく作業 のみに限 られる。- 「
結 」、落 としどころ(ラスト・シーン)を決 めてから、ストーリーの雰囲気 を掴 む「起 」(ファースト・シーン)を考 え、「承 」でストーリーを転 がして「転 」でサプライズを作 る場合 が多 い。 中 バコ- シークエンスの
考 え方 。大 バコで作 った「起 」(ファースト・シーン)の中 にも「起承転結 」がある。ここで主要 人物 をどう紹介 するかなどを作 る。「承 」の中 での起承転結 は、主要 人物 の葛藤 、絶望 、新 たなる希望 などでドラマを作 る。後半 にサプライズがあれば、ここで伏線 を張 る。ストーリーで一番 長 く面白 く見 せる場所 。「転 」の中 での起承転結 では、今 までの「起 」「承 」が助走 であれば、ここでジャンプし高 く跳躍 する場所 。サプライズがあれば先 に作 ってから「承 」に伏線 を張 る場合 が多 い。高 いジャンプが着地 した場所 が、「結 」の中 での「起 」になり、テンポのよい「承 転結 」(ラスト・シーン)を作 っていく。 小 バコ- シーンの
考 え方 。必要 ならばカット・バックやモンタージュなどを挿入 し、シークエンスをさらに細 かく作 り込 む。「起 」の「起 」の中 での起承転結 では、主要 人物 または主人公 が暴力 的 ならばアクションで始 めるのか、逆 に優 しい人物 に見 せるのか。誰 に対 してその行動 を取 らせるか。クセや特徴 、眼鏡 は掛 けているか、昼 か夜 か、雨 は降 っているか、降 った後 かなど、決定 していく。「起 」の「承 」の中 での起承転結 では、もうストーリーは始 まっているのか、これから巻 き込 まれていくのか、主人公 に相棒 がいるならここで出 すか、二人 の相性 はよいのかなどを作 り、「起 」の「転 」の中 での起承転結 では、敵対 する相手 が出 ているなら、それにどう対処 するか、主人公 と相棒 は相対 する性格 ならば、ここでその性格 を明確 にする。「起 」の「結 」の中 での起承転結 では、主人公 、または相棒 の立 てた方法 にどちらかが引 っ張 られていく、または別 な登場 人物 が助 けを求 めにくるならそれを決定 し、「承 」の「起 」の中 の起承転結 につなげていく。 - ここまでで、「
大 バコの起承転結 」からさらに「中 バコの起承転結 」、そして「小 バコの起承転結 」まで具体 化 し、必要 ならば「小 バコの起承転結 の中 の起承転結 」まで具体 化 する。各々 の人物 像 が浮 かび上 がる、または確定 しているはずなので、言 うべき台詞 も決 まることが多 い。あえて台詞 を作 り込 むことで人物 を強調 させる。 作家 または作品 により、順序 を踏 まえて書 く。他 に、大 バコから小 バコに移 る。または小 バコを書 いてから、大 バコに直 して整理 するなどの方法 をとる。
脚本 料金 の目安 ・基本 相場
[- テレビドラマ
基本 相場 は放映 時間 1分 =1万 、2時 間 ドラマを例 にすると実質 放映 時間 100分 ×1万 円 =100万 円 。ただし、拘束 時間 は1本 につき1 - 3か月 、その間 何 回 も修正 がある。中堅 からベテランの場合 、1時 間 ドラマ:80万 - 100万 円 、2時 間 ドラマ:120 - 200万 円 契約 によるが、再 放送 されると脚本 料 の半額 が入 る(最初 の脚本 料 に再 放送 1回分 が含 まれている契約 の場合 、2回 目 の再 放送 から)。プロット:1本 =1 - 10万 円 。映画 脚本 新人 なら1本 5 - 50万 円 。新人 以外 は1分 =1万 円 。ベテランになれば、300万 円 以上 。大作 では1000万 円 もある(ただし拘束 期間 も長 い)。二 次 使用 料 (DVD等 )著作 者 印税 :1.75%。例 )DVD(3980円 )×1000本 ×0.0175=69650円 の二 次 使用 料 。これらの収入 が定期 的 に入 るわけではない(2007年 7月 現在 )。
映像 作品 のシナリオで用 いる略語
[- F・I=フェードイン(
徐々 に現 れる) - F・O=フェードアウト(
徐々 に消 える) - C・I=カットイン(
突然 現 れる) - C・O=カットアウト(
突然 消 える) - O・L=オーバーラップ(
二 つのカットが重 なり合 って次 のシーンに変 わる) - W・O=ワイプ・アウト(
車 のワイパーを振 るごとくシーンが変 わる、若 しくは消 える)
映像 作品 のシナリオの描写 手法
[- フラッシュ(
非常 に短 い回想 、若 しくはイメージ) - シャドウ(
実態 を見 せずに状況 を表現 する) - モンタージュ(
異 なるカットやシーンの積 み重 ねで状況 を説明 する) - スライド・ショウ(
一連 のシークエンスをカットで積 み重 ねる)
脚本 ・脚色 と著作 権
[脚本 と学校 教育 (とくに義務 教育 )
[漫画 原作
[漫画 原作 漫画 作品 の原作 の中 には脚本 形式 のものもある。漫画 原作 者 が置 かれる場合 、基本 的 には編集 者 や作画 担当 と打 ち合 わせをして書 いてゆく。つまりこの場合 、編集 者 、漫画 原作 者 、作画 者 の三 人 で作業 は進 められる。- ただし
原作 と作画 を分業 制 で行 うか、漫画 家 がひとりで原作 執筆 と作画 の両方 をするか、についてはさまざまスタイルがある。グルメ、法律 、技術 などの専門 性 の高 い作品 は、漫画 原作 者 が別途 立 てられることも多 い。小説 を原案 とする漫画 も、通常 、いきなり小説 から直接 に漫画 が描 かれるのではなく、一旦 漫画 原作 (脚本 )が書 かれ、それをもとに作画 される。漫画 は1コマ1コマのカットの積 み重 ねによって成立 するため、漫画 原作 は映像 作品 よりも具体 性 を要求 される。 漫画 原作 には複数 の手法 がある。映像 脚本 同様 の手法 で書 かれる脚本 形式 、通常 の文体 で内容 を描写 する小説 形式 、漫画 家 が描 くネームと同様 の絵 コンテ形式 のものの3種類 である。
関連 項目
[脚注
[- ^ a b c d e 『
日本 大 百科全書 』「脚本 」 - ^ a b 『
日本 大 百科全書 』「シナリオ」 - ^ “シナリオ”.
国語 英和 和英 カタカナ漢字 - Infoseek マルチ辞書 .三省堂 . 2008年 11月5日 閲覧 。 - ^
田中 純一郎 『日本 映画 史 発掘 』冬樹 社 、1980年 、160-161頁 - ^
中川 裕幸 、他 「特集 《平成 19年度 著作 権 ・コンテンツ委員 会 》: アニメの著作 権 」『パテント』第 61巻 第 8号 、日本 弁理 士 会 、2008年 、11-47頁 、NDLJP:8226018。 - ^ a b
加藤 君 人 『コンテンツビジネスにおける各種 契約 』経済 産業 省 /ユニジャパン、2018年 。 - ^ a b
酒井 麻 千 子 「著作 者 の同一 性 保持 権 と「慣行 」に関 する一 考察 」『東京大学 大学院 情報 学 環 紀要 情報 学 研究 』第 77号 、東京大学 大学院 情報 学 環 、2009年 8月 、167-181頁 。 - ^
田中 宏和 「著作 者 人格 権 に関 する課題 と検討 :著作 者 人格 権 の不 行使 特約 と放棄 の問題 を参考 に」『岡山大学 大学院 社会 文化 科学 研究 科 紀要 』第 29巻 、岡山大学 大学院 社会 文化 科学 研究 科 、2010年 、111-130頁 、doi:10.18926/20324。
参考 文献
[新井 一 『シナリオの基礎 技術 』、ダヴィッド社 、1985年 新版 。ISBN 9784804801759。新井 一 『映画 テレビ シナリオの技術 』、ダヴィッド社 、1986年 。ISBN 4804801812。
外部 リンク
[脚本 データベース -日本 放送 作家 協会 が平成 17-23年度 に収集 した脚本 ・台本 のデータベース。現在 は、日本 脚本 アーカイブズ推進 コンソーシアムへ移行 。