鄭 てい 幹 みき 文化 ぶんか 年 ねん 1811年 ねん ） - 万延 まんえん 元年 がんねん 7月 がつ 20日 はつか （1860年 ねん 9月5日 にち ）[ 1] 江戸 えど 時代 じだい 後期 こうき 幕末 ばくまつ 唐 から 通事 つうじ 教育 きょういく 者 しゃ 言語 げんご 学者 がくしゃ 江戸 えど 幕府 ばくふ 昌平 しょうへい 坂 ざか 学問 がくもん 所 しょ 教授 きょうじゅ 通称 つうしょう 昌 あきら 延 のべ 幼名 ようみょう 大助 おおすけ 来 らい 助 すけ 号 ごう 敏 さとし 斎 とき 通事 つうじ 通訳 つうやく 者 しゃ 養成 ようせい 力 ちから 入 い 外交 がいこう 活躍 かつやく 多 おお 門人 もんじん 輩出 はいしゅつ [ 2] [ 3]
崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 三門 みかど 楼門 ろうもん 唐 から 通事 つうじ 鄭 てい 官 かん 十郎 じゅうろう 子 こ 長崎 ながさき 生 う 鄭 てい 家 か 始祖 しそ 宗 そう 明 あきら 第 だい 代 だい 鄭 てい 茂 しげる 左衞門 さえもん 時 とき 稽古 けいこ 通事 つうじ 以来 いらい 代 だい 唐 から 通事 つうじ 勤 つと 家格 かかく 高 たか [ 2] [ 3]
幹 みき 同家 どうけ 代 だい 年 ねん 文政 ぶんせい 年 ねん 稽古 けいこ 通事 つうじ 見習 みならい 唐 から 通事 つうじ 界 かい 入 はい [ 2] [ 3]
1827年 ねん 文政 ぶんせい 年 ねん 小 しょう 通事 つうじ 末席 まっせき 昇進 しょうしん 後 ご 周 しゅう 壮 たけし 十郎 じゅうろう 推薦 すいせん 得 え 通事 つうじ 要職 ようしょく 就 つ 先輩 せんぱい 通事 つうじ 来航 らいこう 唐人 とうじん 厚 あつ 信頼 しんらい [ 3]
1837年 ねん 天保 てんぽう 年 ねん 頃 ごろ 昌平 しょうへい 坂 ざか 学問 がくもん 所 しょ 唐 から 話 はなし 教授 きょうじゅ 選 えら 江戸 えど 年間 ねんかん 出向 しゅっこう [ 2] [ 3]
その後 ご 長崎 ながさき 戻 もど 唐 から 通事 つうじ 業務 ぎょうむ 担 にな 中国 ちゅうごく 語 ご 学習 がくしゅう 世話 せわ 掛 かけ 若手 わかて 通事 つうじ 通事 つうじ 家 か 子弟 してい 指導 しどう 行 おこな [ 2] [ 3]
1844年 ねん 天保 てんぽう 年 ねん 小 しょう 通事 つうじ 年 ねん 嘉 よしみ 永 なが 年 ねん 大 だい 通事 つうじ 助 すけ 年 ねん 安政 あんせい 年 ねん 大 だい 通事 つうじ 過 か 人 ひと 昇任 しょうにん 年 ねん 安政 あんせい 年 ねん 教育 きょういく 指導 しどう 実績 じっせき 功 こう 同家 どうけ 初 はじ 大 だい 通事 つうじ 任 にん 唐 から 通事 つうじ 界 かい 重 おも [ 2] [ 3]
「訳 わけ 司 し 九 きゅう 家 いえ 身 み 置 お 幹 みき 唐 から 通事 つうじ 満 まん 洲 しゅう 語 ご 研究 けんきゅう 事業 じぎょう 担当 たんとう 英語 えいご 学修 がくしゅう 積極 せっきょく 的 てき 提唱 ていしょう [ 3] 長崎 ながさき 奉行 ぶぎょう 岡部 おかべ 長常 ながつね 対 たい 英語 えいご 兼修 けんしゅう 求 もと 建白 けんぱく 行 おこな [ 4] 年 ねん 安政 あんせい 年 ねん 月 がつ 日 にち 安政 あんせい 年 ねん 正月 しょうがつ 日 にち 游 ゆう 龍彦 たつひこ 三郎 さぶろう 大次郎 だいじろう 大田 おおた 源三郎 げんざぶろう 何 なに 礼 れい 之 の 助 すけ 何 なに 礼 れい 之 の 平井 ひらい 義 よし 十郎 じゅうろう 希 まれ 昌 あきら 他 た 名 めい 率 ひき 長崎 ながさき 停泊 ていはく 中 ちゅう 船 せん 赴 おもむ 宣教師 せんきょうし 医師 いし 瑪高温 こうおん 、マゴオン）に英語 えいご 教 おそ 高 たか 評価 ひょうか [ 3] 前年 ぜんねん 年 ねん 月 がつ 蘭 らん 通詞 つうじ 名 めい 楢 なら 林 はやし 栄 さかえ 左衛門 さえもん 西 にし 冨 とみ 太 ふとし 名村 なむら 五 ご 八 はち 郎 ろう 横山 よこやま 又之丞 またのじょう 北 きた 村元 むらもと 七郎 しちろう 石橋 いしばし 助十郎 すけじゅうろう 政 せい 方 かた 岩瀬 いわせ 弥四郎 やしろう 三島 みしま 末太郎 すえたろう 磯田 いそだ 慶之 よしゆき 助 すけ 長崎 ながさき 寄港 きこう 米国 べいこく 軍艦 ぐんかん ポウハタン号 ごう 付 づけ 牧師 ぼくし ヘンリー・ウッド から約 やく ヵ月 かげつ 間 あいだ 渡 わた 英語 えいご 教育 きょういく 受 う 唐 から 通事 つうじ 蘭 らん 通詞 つうじ 負 ま 英語 えいご 教育 きょういく 強化 きょうか 着手 ちゃくしゅ [ 5] 年 ねん 月 がつ 日 にち 日米 にちべい 修好 しゅうこう 通商 つうしょう 条約 じょうやく 署名 しょめい 年 ねん 月 がつ 日 にち 神奈川 かながわ 横浜 よこはま 長崎 ながさき 開港 かいこう 予定 よてい 中 なか 税関 ぜいかん 業務 ぎょうむ 担 にな 通事 つうじ 通訳 つうやく 英語 えいご 教育 きょういく 求 もと 中 なか 動 うご [ 6] 日米 にちべい 修好 しゅうこう 通商 つうしょう 条約 じょうやく 署名 しょめい 調印 ちょういん 翌月 よくげつ 旧暦 きゅうれき 安政 あんせい 年 ねん 月 がつ 長崎 ながさき 英語 えいご 伝習 でんしゅう 所 しょ 設立 せつりつ [ 7] [ 8] 蘭 らん 通詞 つうじ 楢 なら 林 はやし 栄 さかえ 左衛門 さえもん 栄 さかえ 七郎 しちろう 高明 こうめい 西 にし 吉 よし 十郎 じゅうろう 成 なり 度 ど 頭取 とうどり 務 つと [ 9] 中国語 ちゅうごくご 通 つう 生徒 せいと 唐 から 通事 つうじ 考慮 こうりょ 中国 ちゅうごく 語 ご 媒介 ばいかい 彼 かれ 英語 えいご 教授 きょうじゅ [ 7]
上述 じょうじゅつ 明治 めいじ 入 はい 幹 みき 死後 しご 年 ねん 経 た 年 ねん 明治 めいじ 年 ねん 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 第 だい 一 いち 峯 みね 門前 もんぜん 建 た 鄭 てい 幹 みき 顕彰 けんしょう 碑 ひ 敏 さと 斉 ひとし 鄭 てい 先生 せんせい 遺徳 いとく 碑 ひ 以下 いか 記 しる [ 10] [ 3] 碑 いしぶみ 撰文 せんぶん 頴川重 じゅう 寛 ひろし （のち外務省 がいむしょう 漢語 かんご 学 がく 所 しょ 教授 きょうじゅ 現 げん 東京外国語大学 とうきょうがいこくごだいがく 中国 ちゅうごく 語 ご 学科 がっか 書 しょ 呉 ご 来 らい 安 やす 外務省 がいむしょう 漢語 かんご 学 がく 所 しょ 教授 きょうじゅ 現 げん 東京外国語大学 とうきょうがいこくごだいがく 中国語 ちゅうごくご 学科 がっか [ 11] [ 12]
「
戊 つちのえ 午 うま 春 はる 幕 まく 府議 ふぎ 准 じゅん 外国 がいこく 開 ひらき 横浜 よこはま 港 こう 先生 せんせい 官 かん 国人 くにびと 温 あつし 氏 し 子弟 してい 就学 しゅうがく 英語 えいご 時 とき 言 げん 者 しゃ 異 こと 先生 せんせい 愈 いよいよ 激 げき 勸 すすむ 諸 しょ 學生 がくせい 」
マクゴーワンが停泊 ていはく 船 せん 週間 しゅうかん 英語 えいご 教 おし 後 のち 船 ふね 出航 しゅっこう 以後 いご 出島 でじま 滞在 たいざい 米国 べいこく 人 じん ウォルシュ兄弟 きょうだい の3番目 ばんめ 弟 おとうと 出島 でじま 居宅 きょたく 及 およ 興善 こうぜん 町 まち 唐 から 通事 つうじ 会所 かいしょ 英語 えいご 教 おし [ 7] 年 ねん 安政 あんせい 年 ねん 月 がつ 下旬 げじゅん 初代 しょだい 米国 べいこく 総領事 そうりょうじ タウンゼント・ハリス が外交 がいこう 拠点 きょてん 整備 せいび 長崎 ながさき 訪 おとず 同 どう 月 がつ 初 はじ 出身 しゅっしん 実業 じつぎょう 家 か 兄弟 きょうだい 番目 ばんめ 弟 おとうと 長崎 ながさき 米国 べいこく 領事 りょうじ 選任 せんにん 同年 どうねん 月 がつ 日 にち 上海 しゃんはい 米国 べいこく 聖 せい 公会 こうかい 宣教師 せんきょうし ジョン・リギンズ が長崎 ながさき 来日 らいにち 領事 りょうじ 支援 しえん 提供 ていきょう 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 境内 けいだい 広徳 ひろのり 院 いん 長崎 ながさき 奉行 ぶぎょう 岡部 おかべ 長常 ながつね 要請 ようせい 立教大学 りっきょうだいがく 源流 げんりゅう 私塾 しじゅく 開設 かいせつ 公式 こうしき 通事 つうじ 名 めい 英学 えいがく 教 おし 同年 どうねん 月 がつ 日 にち チャニング・ウィリアムズ も来日 らいにち 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 広徳 ひろのり 院 いん 同居 どうきょ 英学 えいがく 教 おし [ 13] 英学 えいがく 教 おし 背景 はいけい 前年 ぜんねん 長崎 ながさき 一時 いちじ 滞在 たいざい エドワード・サイル の準備 じゅんび 交渉 こうしょう 効 き 加 くわ [ 14] 英語 えいご 学 まな 英語 えいご 強 つよ 学 まな 望 のぞ 通事 つうじ 後押 あとお [ 15] 最初 さいしょ 生徒 せいと 名 めい 中 なか 英語 えいご 学 まな 鄭 てい 幹 みき 始 はじ 何 なに 礼 れい 之 の 助 すけ 何 なに 礼 れい 之 の 平井 ひらい 希 のぞみ 昌 あきら 義 よし 十郎 じゅうろう [ 16] [ 6]
鄭 てい 幹 みき 若手 わかて 通事 つうじ 指導 しどう 養子 ようし 鄭 てい 右 みぎ 十 じゅう 郎 ろう 鄭 てい 永 えい 寧 やすし 門下生 もんかせい 平井 ひらい 希 のぞみ 昌 あきら 呉 ご 来 らい 安 やす 頴川君平 くんぺい （在 ざい 米国 べいこく 領事 りょうじ [ 17] [ 18] 何 なに 幸 こう 五 ご 高尾 たかお 恭治 きょうじ 神代 かみしろ 延長 えんちょう 盧 の 高 こう 朗 あきら 平野 ひらの 祐之 ひろゆき 篤 あつ 義 よし 柳谷 やなぎや 謙太郎 けんたろう 昌実 まさみ 清川 きよかわ 磯 いそ 次郎 じろう 呉 ご 栄 さかえ 正 ただし 二 に 早野 はやの 貞明 さだあき 永太郎 えいたろう 游 ゆう 龍 りゅう 鷹 たか 作 さく 岩永 いわなが 範 はん 兵衛 ひょうえ 河 かわ 副 ふく 作 さく 十 じゅう 郎 ろう 種 しゅ 弘 ひろし 周 しゅう 昌平 しょうへい [ 3]
先 さき 顕彰 けんしょう 碑 ひ 以下 いか 記 しる
「
未 み 數 すう 年 ねん 業 ごう 多 た 為 ため 時 じ 用 よう 故 こ 際 きわ 明治 めいじ 中興 ちゅうこう 外交 がいこう 滋 しげる 盛 もり 譯 やく 司 し 前後 ぜんこう 輩出 はいしゅつ 得 とく 成 なり 名 めい 朝野 ちょうや 之 の 間 あいだ 者 しゃ 多 た 出 で 先生 せんせい 之 の 賜 たまもの 」
明治 めいじ 入 はい 外交 がいこう 盛 さか 英語 えいご 使 つか 翻訳 ほんやく 者 しゃ 自分 じぶん 能力 のうりょく 発揮 はっき 場 ば 与 あた 鄭 てい 幹 みき 先生 せんせい 讃 たた [ 10]
また、1850年 ねん 嘉 よしみ 永 なが 年 ねん 長崎 ながさき 遊学 ゆうがく 中 ちゅう 吉田 よしだ 松陰 しょういん 今 こん 鄭 てい 先生 せんせい 者 もの 訳 わけ 局 きょく 評判 ひょうばん 聞 き 日 にち 日 にち 間 あいだ 回 かい 鄭 てい 幹 みき 訪 たず 行 い 知名度 ちめいど 影響 えいきょう 力 りょく 持 も [ 3] 遊学 ゆうがく 中 ちゅう 松陰 しょういん 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 訪 おとず [ 19]
1860年 ねん 鄭 てい 幹 みき 亡 な 後 ご 彼 かれ 語学 ごがく 遺志 いし 後進 こうしん 受 う 継 つ [ 10] 年 ねん 文久 ぶんきゅう 年 ねん 鄭 てい 幹 みき 下 か 英学 えいがく 学 まな 何 なに 礼 れい 之 の 平井 ひらい 義 よし 十郎 じゅうろう 唐 から 通事 つうじ 長崎 ながさき 奉行 ぶぎょう 許可 きょか 得 え 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 境内 けいだい 空地 くうち 子弟 してい 訳 わけ 家 か 学校 がっこう 積 つ 立 た 資金 しきん 用 もち 設置 せっち 中国 ちゅうごく 語 ご 英語 えいご 学習 がくしゅう 教授 きょうじゅ 行 おこな [ 3] [ 7] 年 ねん 文久 ぶんきゅう 年 ねん 元治 もとはる 元年 がんねん 月 がつ 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 広 こう 福 ぶく 庵 あん 同 おな 門下 もんか 瓜生 うりゅう 寅 とら 前島 まえじま 密 ひそか 何 なに 礼 れい 之 の 許可 きょか 得 え 苦学 くがく 生 せい 私塾 しじゅく 倍 ばい 社 しゃ 開 ひら [ 20]
国 くに 指定 してい 重要 じゅうよう 文化財 ぶんかざい 指定 してい 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 三門 さんもん 楼門 ろうもん 龍宮 りゅうぐう 門 もん 呼 よ 年 ねん 嘉 よしみ 永 なが 年 ねん 月 がつ 上 うえ 梁 はり 再建 さいけん 門 もん 鄭 てい 幹 みき 游 ゆう 龍彦 たつひこ 十郎 じゅうろう 子 こ 彦三郎 ひこさぶろう 翻訳 ほんやく 満 まん 語 ご 編纂 へんさん 者 しゃ 建設 けんせつ 発願 ほつがん 主 ぬし [ 12] [ 21] [ 22] [ 23] 年 ねん 明治 めいじ 年 ねん 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 鄭 てい 幹 みき 碑 いしぶみ 傍 かたわ 門下 もんか 頴川重 じゅう 寛 ひろし を顕彰 けんしょう 重 じゅう 寛 ひろし 先生 せんせい 之 の 碑 いしぶみ 門弟 もんてい 建 た [ 12] 鄭 てい 幹 みき 重 じゅう 寛 ひろし 碑 いしぶみ 戦前 せんぜん 拓本 たくほん 写 うつ 長崎 ながさき 市立 しりつ 博物館 はくぶつかん 保存 ほぞん [ 12] 長崎 ながさき 市立 しりつ 博物館 はくぶつかん 長崎 ながさき 県 けん 長崎 ながさき 市 し 共同 きょうどう 設置 せっち 長崎 ながさき 歴史 れきし 文化 ぶんか 博物館 はくぶつかん 開館 かいかん 年 ねん 日 にち 伴 ともな 年 ねん 日 にち 閉館 へいかん [ 24]
鄭 てい 幹 みき 死後 しご 養子 ようし 鄭 てい 右 みぎ 十 じゅう 郎 ろう 鄭 てい 永 えい 寧 やすし 家業 かぎょう 継 つ 鄭 てい 永 えい 寧 やすし 実兄 じっけい 呉 ご 碩 せき 三郎 さぶろう 明治 めいじ 以降 いこう 外務省 がいむしょう 登用 とうよう 近代 きんだい 中日 ちゅうにち 交渉 こうしょう 大 おお 活躍 かつやく [ 3] 鄭 てい 幹 みき 墓 はか 崇 たかし 福 ぶく 寺 てら 鍜冶 かじ 屋 や 町 まち 鄭 てい 家 か 墓地 ぼち [ 2]
