鉄道 てつどう 企業 きぎょう 体 たい スロバキア (てつどうきぎょうたいスロバキア、Železničná spoločnosť Slovensko, a.s., 略称 りゃくしょう :ZSSK)は、スロバキア の国有 こくゆう 企業 きぎょう 。2002年 ねん にスロバキア国鉄 こくてつ (ŽSR) の列車 れっしゃ 運行 うんこう 事業 じぎょう を継承 けいしょう した鉄道 てつどう 企業 きぎょう 体 たい 株式会社 かぶしきがいしゃ (Železničná spoločnosť, a.s., ZSSK) の再 さい 分社 ぶんしゃ 化 か (2005年 ねん 1月 がつ 1日 にち )にともない、同社 どうしゃ の旅客 りょかく 列車 れっしゃ 運行 うんこう 事業 じぎょう を継承 けいしょう している。
本社 ほんしゃ
381形 かたち 交直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ (2011年 ねん 製造 せいぞう 初年 しょねん )とプッシュプル運転 うんてん 用 もちい 951系 けい 電車 でんしゃ (951形 かたち 制御 せいぎょ 客車 きゃくしゃ +051形 かたち 付随 ふずい 客車 きゃくしゃ )。951系 けい は全車 ぜんしゃ ノヴェーザームキ機関 きかん 区 く に配置 はいち されブラチスラヴァ中央 ちゅうおう 駅 えき を中心 ちゅうしん とする近郊 きんこう 列車 れっしゃ として運用 うんよう
合理 ごうり 化 か が進 すす む地方 ちほう 線区 せんく (バンスカーシュチアウニツァ鉄道 てつどう 駅 えき )
国産 こくさん の861系 けい ディーゼル動 どう 車 しゃ (フメンネー鉄道 てつどう 駅 えき )
鉄道 てつどう 企業 きぎょう 体 たい 株式会社 かぶしきがいしゃ (旧 きゅう ZSSK)の貨物 かもつ 部門 ぶもん 売却 ばいきゃく に備 そな えて2005年 ねん 1月 がつ 1日 にち に行 おこな われた再 さい 分社 ぶんしゃ 化 か に伴 ともな い、スロバキア共和 きょうわ 国 こく 政府 せいふ 決議 けつぎ 2004年 ねん 第 だい 662号 ごう (2004年 ねん 7月 がつ 7日 にち )に基 もと づき同社 どうしゃ の旅客 りょかく 鉄道 てつどう 事業 じぎょう を承継 しょうけい するために発足 ほっそく した国有 こくゆう の株式会社 かぶしきがいしゃ である。
2015-2016年度 ねんど ダイヤにおける同社 どうしゃ 旅客 りょかく 列車 れっしゃ の総 そう 運行 うんこう 本数 ほんすう は1,455本 ほん /日 にち で、スロバキア国鉄 こくてつ 線 せん のうち47路線 ろせん で運行 うんこう している(隣国 りんごく 国鉄 こくてつ 系 けい 事業 じぎょう 者 しゃ による国際 こくさい 運用 うんよう 区間 くかん を含 ふく む)。内訳 うちわけ はスーパーシティ (SuperCity) 2本 ほん 、ユーロシティ (EuroCity) 22本 ほん 、急行 きゅうこう 列車 れっしゃ (Expresný vlak) 27本 ほん 、区間 くかん 急行 きゅうこう (Regionalný expres) 136本 ほん 、ユーロナイト (EuroNight) 6本 ほん 、高速 こうそく (Rýchlik) 45本 ほん 、区間 くかん 高速 こうそく (Regionálny rýchlik) 13本 ほん 、旅客 りょかく 列車 れっしゃ (Osobný vlak: 各駅 かくえき 停車 ていしゃ 列車 れっしゃ ) 1,185本 ほん 。同 どう 年度 ねんど ダイヤではインターシティ (InterCity) が一時 いちじ 廃止 はいし されたが、翌 よく 2016-2017年度 ねんど ダイヤで復活 ふっかつ した。
またオーストリア連邦 れんぽう 鉄道 てつどう (ÖBB, オーストリア )が中心 ちゅうしん となって運行 うんこう している新 あたら しい国際 こくさい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ レイルジェット については、2014年 ねん 11月にチェコ鉄道 てつどう 保有 ほゆう 編成 へんせい がスロバキア国鉄 こくてつ の主要 しゅよう 幹線 かんせん で走行 そうこう 試験 しけん を行 おこな ったあと、2018年 ねん 12月よりÖBB保有 ほゆう 編成 へんせい を用 もち いてZSSKがブラチスラヴァ中央 ちゅうおう - ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ間 あいだ の運行 うんこう を担当 たんとう する形 かたち でブラチスラヴァ中央 ちゅうおう -チューリヒ間 あいだ の運行 うんこう を開始 かいし した。
運行 うんこう 本数 ほんすう が特 とく に多 おお い主要 しゅよう 路線 ろせん は、ブラチスラヴァ - ズヴォレン およびズヴォレン - ジリナ 、ズヴォレン - コシツェ 間 あいだ とブラチスラヴァ - プリエヴィジャ間 あいだ 。2010年 ねん における列車 れっしゃ 運行 うんこう の正確 せいかく 度 ど (主要 しゅよう 駅 えき 間 あいだ 遅延 ちえん 5分 ふん 以内 いない )は94.83%で、国際 こくさい 列車 れっしゃ 運行 うんこう の正確 せいかく 度 ど (国境 こっきょう での遅延 ちえん 5分 ふん 以内 いない )は83.01%であった[1] 。近年 きんねん [いつ? ] は速達 そくたつ 性 せい の向上 こうじょう を図 はか っており、2015-2016年度 ねんど ダイヤではブラチスラヴァ - バンスカービストリツァ間 あいだ の所要 しょよう 時間 じかん を2時間 じかん 以内 いない とした。またスロバキア国鉄 こくてつ が保有 ほゆう する狭軌 きょうき 地方 ちほう 線 せん であるタトラ電気 でんき 鉄道 てつどう およびシュトルブスケープレソ - シュトゥルバ間 あいだ ラック式 しき 鉄道 てつどう の運行 うんこう も行 おこな っている。
経営 けいえい の現状 げんじょう [ 編集 へんしゅう ]
スロバキア国内 こくない の旅客 りょかく 鉄道 てつどう 輸送 ゆそう は、1990年代 ねんだい に発達 はったつ した稠密 ちゅうみつ な民間 みんかん バス網 もう にシェアを奪 うば われたほか、近年 きんねん [いつ? ] は経済 けいざい 発展 はってん に伴 ともな って自家用車 じかようしゃ が急速 きゅうそく に普及 ふきゅう したため、ローカル輸送 ゆそう を中心 ちゅうしん に大 おお きく減少 げんしょう し続 つづ けている。スロバキア国鉄 こくてつ 時代 じだい の2001年 ねん に6347万 まん 3000人 にん あった旅客 りょかく 輸送 ゆそう 実績 じっせき は、2003年 ねん に5127万 まん 4000人 にん に減少 げんしょう 。現 げん ZSSK発足 ほっそく 初年 しょねん の2005年 ねん には初 はじ めて5000万 まん 人 にん 台 だい を割 わ り込 こ み、2006年 ねん は5年 ねん 前 まえ を25.9%下回 したまわ る4702万 まん 1000人 にん にとどまっている。
このため、経営 けいえい 改善 かいぜん を目的 もくてき に人員 じんいん 整理 せいり や地方 ちほう 線 せん など閑散 かんさん 線区 せんく の運行 うんこう 休止 きゅうし 、列車 れっしゃ 本数 ほんすう 削減 さくげん などの急激 きゅうげき な合理 ごうり 化 か が進 すす められた結果 けっか 、労働 ろうどう 者 しゃ 側 がわ と当局 とうきょく との対立 たいりつ も深 ふか まり、2006年 ねん 夏 なつ の総 そう 選挙 せんきょ で新 しん 政党 せいとう スメル (SMER) が第 だい 1党 とう となる背景 はいけい ともなった。またZSSK当局 とうきょく は、スロバキア国鉄 こくてつ に支払 しはら う路線 ろせん 使用 しよう 料 りょう が欧州 おうしゅう 諸国 しょこく に比 くら べて高額 こうがく で、ZSSKの営業 えいぎょう 経費 けいひ の15%を占 し めている現状 げんじょう を問題 もんだい 視 し している。
利用 りよう 率 りつ の高 たか い幹線 かんせん 系 けい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ の客車 きゃくしゃ については、スロバキア国鉄 こくてつ 時代 じだい の1990年代 ねんだい からEU 水準 すいじゅん 並 な みの更新 こうしん 工事 こうじ を行 おこな うとともに、2008年 ねん 以降 いこう 、新造 しんぞう 客車 きゃくしゃ の投入 とうにゅう を継続 けいぞく しており、体質 たいしつ 改善 かいぜん が著 いちじる しく進 すす んでいる。2006年 ねん 12月からはチェコ鉄道 てつどう 680系 けい 電車 でんしゃ によるスーパーシティを、2018年 ねん 12月からはÖBBレイルジェット用 よう 客車 きゃくしゃ 編成 へんせい によるレイルジェットエクスプレスを、それぞれ国内 こくない 区間 くかん の運行 うんこう を担当 たんとう する形 かたち で共同 きょうどう 運行 うんこう している。
一方 いっぽう 、地方 ちほう 都市 とし の近郊 きんこう 輸送 ゆそう についても、2010年 ねん 夏 なつ からジリナ 、トレンチーン 、コシツェ などの近郊 きんこう 区間 くかん にチェコ・シュコダ車両 しゃりょう 製 せい 総 そう 2階 かい 建 だ て交直流 ちょくりゅう 電車 でんしゃ 671系 けい (愛称 あいしょう 「ヤーノシーク 」)を投入 とうにゅう [2] しているほか、2012年 ねん にかけて新型 しんがた の381形 かたち 交直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ および671系 けい 電車 でんしゃ と同型 どうけい のプッシュプル運転 うんてん 用 よう 951系 けい 電車 でんしゃ [3] による区間 くかん 急行 きゅうこう 列車 れっしゃ や、ŽOSウルートキ (ŽOS Vrútky) 製 せい の低 てい 床 ゆか 式 しき 国産 こくさん 3両 りょう 固定 こてい 編成 へんせい ディーゼル動 どう 車 しゃ 861系 けい の営業 えいぎょう 運転 うんてん を開始 かいし するなど、積極 せっきょく 的 てき な体質 たいしつ 改善 かいぜん が進行 しんこう 中 ちゅう である。
民間 みんかん 事業 じぎょう 者 しゃ との競合 きょうごう [ 編集 へんしゅう ]
旧 きゅう ZSSKが運行 うんこう 休止 きゅうし したブラチスラヴァ県内 けんない の地方 ちほう 線区 せんく におけるローカル列車 れっしゃ の運行 うんこう を一時 いちじ 手 て がけたブラチスラヴァ地域 ちいき 鉄道 てつどう 線 せん 企業 きぎょう 体 たい (BRKS, 2011年 ねん 破産 はさん )が旅客 りょかく 輸送 ゆそう 事業 じぎょう から撤退 てったい したのち、周辺 しゅうへん 諸国 しょこく の国有 こくゆう 会社 かいしゃ による乗 の り入 い れ列車 れっしゃ を除 のぞ きスロバキア国鉄 こくてつ 線 せん で旅客 りょかく 列車 れっしゃ を運行 うんこう する唯一 ゆいいつ の事業 じぎょう 体 たい だったが、チェコのレギオジェット株式会社 かぶしきがいしゃ (RegioJet, a.s.) が2010年 ねん にスロバキア運輸 うんゆ 郵政 ゆうせい 通信 つうしん 省 しょう (当時 とうじ )と9年間 ねんかん の旅客 りょかく 列車 れっしゃ 運行 うんこう 契約 けいやく を締結 ていけつ し、2012年 ねん 3月からブラチスラヴァ - コマールノ鉄道 てつどう 線 せん においてプラハ中央 ちゅうおう 駅 えき とブラチスラヴァ中央 ちゅうおう 駅 えき を結 むす ぶチェコ - スロバキア間 あいだ 国際 こくさい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ の運行 うんこう を開始 かいし した。さらにチェコのレオエクスプレス株式会社 かぶしきがいしゃ (LEO Express, a.s.) も、チェコ国内 こくない で運行 うんこう していたプラハ - オストラヴァ間 あいだ の優等 ゆうとう 列車 れっしゃ を延長 えんちょう 運行 うんこう する形 かたち でスロバキア国鉄 こくてつ 線 せん での運行 うんこう に参入 さんにゅう した。
2018年 ねん 現在 げんざい は昼 ひる 行 ぎょう がプラハ中央 ちゅうおう - ブルノ - ブラチスラヴァ中央 ちゅうおう (レギオジェット)、プラハ中央 ちゅうおう - オストラヴァ - ジリナ - ポプラト - コシツェ(レギオジェット社 しゃ )およびプラハ中央 ちゅうおう - オストラヴァ - ジリナ - ポプラト - コシツェ - プレショウ(レオエクスプレス社 しゃ )で、夜行 やこう がプラハ中央 ちゅうおう - オストラヴァ - ジリナ - ポプラト - コシツェ - フメンネー(レギオジェット社 しゃ )で、それぞれZSSKと競合 きょうごう している。
ロシアのウクライナ侵攻 しんこう (2022年 ねん )への対応 たいおう [ 編集 へんしゅう ]
2022年 ねん 2月 がつ 24日 にち に始 はじ まったロシア軍 ぐん によるウクライナ侵攻 しんこう にあたって、ZSSKは2月 がつ 26日 にち 、チェコの貨物 かもつ ・旅客 りょかく 列車 れっしゃ 運行 うんこう 事業 じぎょう 者 しゃ でドイツ鉄道 てつどう (DB) グループのアリーヴァ列車 れっしゃ 有限 ゆうげん 責任 せきにん 会社 かいしゃ (Arriva vláky, s.r.o.) が運行 うんこう したオストラヴァ(チェコ)発 はつ チョプ(ウクライナ)行 い き臨時 りんじ 列車 れっしゃ の運行 うんこう 支援 しえん を行 おこな った[4] 。同 どう 列車 れっしゃ は医療 いりょう ・衛生 えいせい 用品 ようひん 、寝袋 ねぶくろ 、毛布 もうふ 、その他 た の資材 しざい をウクライナ側 がわ に提供 ていきょう するもので、翌 よく 27日 にち に運行 うんこう された折 お り返 かえ しのチョプ発 はつ プラハ経由 けいゆ プルゼニュ行 い き臨時 りんじ 列車 れっしゃ で数 すう 百 ひゃく 人 にん のウクライナ難民 なんみん をチェコに輸送 ゆそう した。
2008年 ねん - 2012年 ねん 新 しん 製 せい の高速 こうそく 用 よう Bmpeer形 がた 二 に 等 とう 客車 きゃくしゃ
2014年 ねん - 2015年 ねん 新 しん 製 せい のBdmpeer形 がた 二 に 等 とう 客車 きゃくしゃ の車内 しゃない
旅客 りょかく 列車 れっしゃ 用 よう 客車 きゃくしゃ の旧 きゅう 塗 ぬり 色 しょく
高速 こうそく 用 よう 客車 きゃくしゃ の旧 きゅう 塗 ぬり 色 しょく
スロバキア国鉄 こくてつ から継承 けいしょう したチェコスロバキア国鉄 こくてつ 時代 じだい の車両 しゃりょう およびその更新 こうしん 車 しゃ がほとんどを占 し める。2007年 ねん 現在 げんざい の標準軌 ひょうじゅんき 用 よう 機関 きかん 車 しゃ は、電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ 146両 りょう (直流 ちょくりゅう 機 き 45両 りょう 、交流 こうりゅう 機 き 55両 りょう 、交直流 ちょくりゅう 機 き 46両 りょう )、ディーゼル機関 きかん 車 しゃ 50両 りょう (すべて電気 でんき 式 しき )。狭軌 きょうき 用 よう 機関 きかん 車 しゃ は蓄電池 ちくでんち 機関 きかん 車 しゃ 1両 りょう 、ディーゼル機関 きかん 車 しゃ 5両 りょう 。電車 でんしゃ は標準軌 ひょうじゅんき 用 よう 近郊 きんこう 形 がた 120両 りょう (直流 ちょくりゅう 電車 でんしゃ 80両 りょう 、交流 こうりゅう 電車 でんしゃ 40両 りょう )、狭軌 きょうき 用 よう 51両 りょう (うちラック式 しき 電車 でんしゃ 3編成 へんせい 6両 りょう )。気動車 きどうしゃ は203両 りょう で、このうち191両 りょう が1973年 ねん 以降 いこう に大量 たいりょう 投入 とうにゅう された標準 ひょうじゅん 形 がた レールバス 810形 かたち とその更新 こうしん 車 しゃ であった。
スロバキア国鉄 こくてつ 時代 じだい の2000年 ねん にはŽOSウルートキがスイス ・スタッドラーなどと共同 きょうどう 企業 きぎょう 体 たい を組 く んで製造 せいぞう した狭軌 きょうき 用 よう 低 てい 床 ゆか 電車 でんしゃ 425.9系 けい 、旧 きゅう ZSSK時代 じだい の2003年 ねん には同 おな じ共同 きょうどう 企業 きぎょう 体 たい による標準軌 ひょうじゅんき 用 よう 低 てい 床 ゆか 気動車 きどうしゃ 840系 けい を導入 どうにゅう し、有名 ゆうめい 観光 かんこう 地 ち として国内外 こくないがい で人気 にんき が高 たか まっている中 なか 北部 ほくぶ のタトラ山脈 さんみゃく 一帯 いったい の路線 ろせん に投入 とうにゅう している。
広軌 こうき 用 よう を含 ふく む客車 きゃくしゃ は1263両 りょう を保有 ほゆう (2007年 ねん 12月 がつ 末 まつ 現在 げんざい )。旅客 りょかく 列車 れっしゃ 用 よう 客車 きゃくしゃ (vozne osobných vlakov, 二 に 等 とう 車 しゃ のみ)、高速 こうそく 用 よう 客車 きゃくしゃ (rýchlikové vozne, 一等 いっとう 車 しゃ および二 に 等 とう 車 しゃ )の二 に 種類 しゅるい に大別 たいべつ され、大半 たいはん が旧 きゅう 東欧 とうおう 圏 けん 標準 ひょうじゅん 型 がた のOSShD 規格 きかく 車両 しゃりょう である。1980年代 ねんだい 新 しん 製 せい 車 しゃ を対象 たいしょう に、1996年 ねん からŽOSウルートキおよびŽOSトルナヴァ (ŽOS Trnava) で、アコモデーションをEU水準 すいじゅん に揃 そろ えた新 しん 製 せい 車 しゃ 同等 どうとう のものにし、最高 さいこう 速度 そくど を140 - 160 km/hに向上 こうじょう させる大 だい 規模 きぼ な更新 こうしん 工事 こうじ が実施 じっし された。
現 げん ZSSK発足 ほっそく 後 ご 、2008年 ねん から2012年 ねん までの4年間 ねんかん を計画 けいかく 期間 きかん とする車両 しゃりょう の近代 きんだい 化 か プロジェクトが実施 じっし された。継続 けいぞく 実施 じっし した客車 きゃくしゃ 更新 こうしん 工事 こうじ の内容 ないよう グレードアップ化 か に加 くわ え、ユーロフィマ融資 ゆうし を受 う けたUIC-Z規格 きかく 準拠 じゅんきょ の新形 しんがた 高速 こうそく 列車 れっしゃ 用 よう 客車 きゃくしゃ の導入 どうにゅう 、既存 きそん 810形 かたち ディーゼル動 どう 車 しゃ に空調 くうちょう 装備 そうび ・車 くるま いす対応 たいおう などとした813系 けい ディーゼル動 どう 車 しゃ の更新 こうしん 改造 かいぞう 、1971年 ねん から1978年 ねん にかけて導入 どうにゅう された近郊 きんこう 用 よう の460系 けい 直流 ちょくりゅう 電車 でんしゃ ・560系 けい 交流 こうりゅう 電車 でんしゃ 置 お き換 か え用 よう の2階 かい 建 だ て671系 けい 交直流 ちょくりゅう 電車 でんしゃ の導入 どうにゅう 、162形 かたち 直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ (最高 さいこう 速度 そくど 140 km/h)と363形 かたち 交直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ (同 どう 120 km/h)の台車 だいしゃ 振 ふ り替 か えによる交直流 ちょくりゅう 機 き の高速 こうそく 化 か (363形 かたち →362形 かたち 、162形 かたち →163.1形 かたち )などの大 だい 規模 きぼ な近代 きんだい 化 か が行 おこな われ、プロジェクト終了 しゅうりょう 後 ご も新 しん 製 せい 客車 きゃくしゃ の投入 とうにゅう が継続 けいぞく している。
鉄道 てつどう 企業 きぎょう 体 たい (旧 きゅう ZSSK)発足 ほっそく 当初 とうしょ 、客車 きゃくしゃ 塗 ぬり 色 しょく はスロバキア国鉄 こくてつ 時代 じだい に制定 せいてい された旅客 りょかく 列車 れっしゃ 用 よう 客車 きゃくしゃ =ライトグリーン、高速 こうそく 用 よう 客車 きゃくしゃ =ワインレッド、寝台 しんだい 車 しゃ =ダークブルーの規定 きてい 色 しょく を承継 しょうけい したが、国鉄 こくてつ 時代 じだい にあった車体 しゃたい 腰部 ようぶ の3本 ほん の白線 はくせん は廃 はい して塗装 とそう 工程 こうてい を簡略 かんりゃく 化 か した。また電気 でんき 車 しゃ は、電車 でんしゃ を含 ふく めてチェコスロバキア国鉄 こくてつ 規定 きてい 色 しょく を承継 しょうけい し、電気 でんき 方式 ほうしき に応 おう じた直流 ちょくりゅう =緑 みどり 、交流 こうりゅう =赤 あか 、交直流 ちょくりゅう =青 あお の各 かく 色 いろ を基調 きちょう とした塗 ぬり 色 しょく としていた。
鉄道 てつどう 企業 きぎょう 体 たい スロバキア(現 げん ZSSK)発足 ほっそく の2005年 ねん 、ブラチスラヴァのデザイン事務所 じむしょ 、スタジオ001有限 ゆうげん 責任 せきにん 会社 かいしゃ (Studio 001, s.r.o.) が策定 さくてい した赤 あか ・白 しろ ・灰色 はいいろ の新 あたら しい規定 きてい 色 しょく が採用 さいよう され[5] 、車種 しゃしゅ を問 と わず既存 きそん の全 ぜん 車両 しゃりょう を対象 たいしょう に塗 ぬり 色 しょく 変更 へんこう を行 おこな った。新 しん 規定 きてい 色 しょく 導入 どうにゅう 後 ご の新 しん 製 せい 車両 しゃりょう については、塗 ぬ り分 わ けパターンのみ形式 けいしき ごとに変 か えているものの、配色 はいしょく は規定 きてい 色 しょく に準 じゅん じている。
クラリョヴァニ鉄道 てつどう 駅 えき を通過 つうか する362形 かたち 交直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ 牽引 けんいん のブラチスラヴァ中央 ちゅうおう 発 はつ コシツェ行 い きIC505列車 れっしゃ 「タトラン」。362形 かたち は台車 だいしゃ 振 ふ り替 か えで高速 こうそく 化 か された旧 きゅう 363形 がた (2012年 ねん )
トレンチーン鉄道 てつどう 駅 えき に進入 しんにゅう する350形 かたち 交直流 ちょくりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ 牽引 けんいん のブラチスラヴァ中央 ちゅうおう 発 はつ コシツェ行 い きR613列車 れっしゃ 「ルジーン」(2018年 ねん )
トポリュチャニ鉄道 てつどう 駅 えき で発車 はっしゃ を待 ま つ750形 かたち ディーゼル機関 きかん 車 しゃ 牽引 けんいん のプリエヴィジャ行 い きOs5043列車 れっしゃ (2012年 ねん )
ZSSKが運行 うんこう する旅客 りょかく 列車 れっしゃ の列車 れっしゃ 種別 しゅべつ は次 つぎ の通 とお り[6] 。
Railjet xpress (RJX , レイルジェットエクスプレス )運行 うんこう 区間 くかん :ブラチスラヴァ中央 ちゅうおう - ウィーン中央 ちゅうおう - チューリッヒ間 あいだ
特 とく ・一 いち ・二 に 等 とう 国際 こくさい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。2018年 ねん 12月9日 にち 改正 かいせい の2018-2019年 ねん ダイヤで運行 うんこう を開始 かいし した。ÖBBが保有 ほゆう するレイルジェット専用 せんよう のシーメンス 製 せい ヴィアッジオ・コンフォルト形 がた 客車 きゃくしゃ と同社 どうしゃ の1116形 かたち 複 ふく 電気 でんき 式 しき 交流 こうりゅう 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ を使用 しよう し、ウィーンにあるÖBBの訓練 くんれん センターで1116形 かたち 電気 でんき 機関 きかん 車 しゃ 操縦 そうじゅう 資格 しかく を得 え た機関 きかん 士 し がスロバキア国鉄 こくてつ 線 せん 区間 くかん を乗務 じょうむ する。一等 いっとう 車 しゃ 、二 に 等 とう 車 しゃ のほか、特等 とくとう の「ビジネス」(Business) を設 もう けており、全 ぜん 等級 とうきゅう で特別 とくべつ サービスがある。事前 じぜん の座席 ざせき 指定 してい 予約 よやく を行 おこな わなくても乗車 じょうしゃ することができる。
InterCity (IC , インターシティ )運行 うんこう 区間 くかん :ブラチスラヴァ中央 ちゅうおう - ジリナ - コシツェ間 あいだ
一 いち ・二 に 等 とう 都市 とし 間 あいだ 連絡 れんらく 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。「IC列車 れっしゃ に関 かん するZSSK輸送 ゆそう 規則 きそく 」(Prepravný poriadok ZSSK pre IC vlaky) により特別 とくべつ 料金 りょうきん が設定 せってい されている。全席 ぜんせき 指定 してい で両 りょう 等級 とうきゅう とも特別 とくべつ サービスがある。2016年 ねん 1月 がつ にいったん種別 しゅべつ 消滅 しょうめつ したが同年 どうねん 12月 がつ に復活 ふっかつ した。公共 こうきょう 交通 こうつう サービスの域 いき を越 こ えた商業 しょうぎょう 運行 うんこう 列車 れっしゃ として、ZSSKは本 ほん 種別 しゅべつ 列車 れっしゃ の運行 うんこう に対 たい する国庫 こっこ 補助 ほじょ 金 きん を受 う けていない。
SuperCity (SC , スーパーシティ )運行 うんこう 区間 くかん :プラハ中央 ちゅうおう - ジリナ - コシツェ間 あいだ
一 いち ・二 に 等 とう 国際 こくさい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。チェコスロバキア 時代 じだい から続 つづ くチェコ - スロバキア間 あいだ 長距離 ちょうきょり 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ を受 う け継 つ ぐもので、チェコ鉄道 てつどう との共同 きょうどう 運行 うんこう 。車両 しゃりょう はチェコ鉄道 てつどう 680系 けい 電車 でんしゃ を使用 しよう 。途中 とちゅう 駅 えき の停車 ていしゃ 時分 じぶん は5分 ふん 以内 いない と定 さだ められている。本 ほん 種別 しゅべつ の料金 りょうきん には国外 こくがい にまたがって乗車 じょうしゃ する場合 ばあい の割引 わりびき 制度 せいど が適用 てきよう されており、国内 こくない 区間 くかん のみ乗車 じょうしゃ の場合 ばあい は座席 ざせき 指定 してい 料金 りょうきん を含 ふく む追加 ついか 料金 りょうきん が必要 ひつよう 。全席 ぜんせき 指定 してい でポーターサービスを含 ふく む特別 とくべつ サービスがある。
EuroCity (EC , ユーロシティ )
一 いち ・二 に 等 とう 国際 こくさい 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。本 ほん 種別 しゅべつ の料金 りょうきん には国外 こくがい にまたがって乗車 じょうしゃ する場合 ばあい の割引 わりびき 制度 せいど が適用 てきよう されており、国内 こくない 区間 くかん のみ乗車 じょうしゃ の場合 ばあい は1ユーロ の追加 ついか 料金 りょうきん が必要 ひつよう 。全席 ぜんせき 自由 じゆう で事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい も可能 かのう 。一等 いっとう 車 しゃ のみ特別 とくべつ サービスがある。
EuroNight (EN , ユーロナイト )
昼 ひる 行 ぎょう のユーロシティ列車 れっしゃ に準 じゅん ずる一 いち ・二 に 等 とう 国際 こくさい 夜行 やこう 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。追加 ついか 料金 りょうきん なしで国内 こくない 区間 くかん のみ乗車 じょうしゃ も可能 かのう 。全席 ぜんせき 指定 してい で一等 いっとう 車 しゃ はすべて寝台 しんだい 車 しゃ 。
Expres (Ex , 急行 きゅうこう )
国内 こくない および国際 こくさい 運行 うんこう の一 いち ・二 に 等 とう 長距離 ちょうきょり 優等 ゆうとう 列車 れっしゃ 。国内外 こくないがい 区間 くかん とも追加 ついか 料金 りょうきん なしで乗車 じょうしゃ 可能 かのう 。全席 ぜんせき 自由 じゆう で事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい も可能 かのう 。
Rýchlik (R , 高速 こうそく )
国内 こくない 幹線 かんせん および地方 ちほう 線区 せんく の一 いち ・二 に 等 とう 長距離 ちょうきょり 列車 れっしゃ 。全席 ぜんせき 自由 じゆう で事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい も可能 かのう 。
Regionálny rýchlik (RR , 区間 くかん 高速 こうそく )
国内 こくない 幹線 かんせん および地方 ちほう 線区 せんく の一 いち ・二 に 等 とう 長距離 ちょうきょり 列車 れっしゃ 。高速 こうそく 列車 れっしゃ よりも短 たん 区間 くかん またはより多 おお くの停車駅 ていしゃえき をもつ列車 れっしゃ に与 あた えられる種別 しゅべつ 。全席 ぜんせき 自由 じゆう で事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい も可能 かのう 。
Regionálny expres (REX , 区間 くかん 急行 きゅうこう )
国内 こくない 地方 ちほう 間 あいだ 連絡 れんらく または国境 こっきょう 連絡 れんらく の二 に 等 とう 列車 れっしゃ 。原則 げんそく として高速 こうそく 列車 れっしゃ より多 おお くの停車駅 ていしゃえき をもつ。国内 こくない 運賃 うんちん が適用 てきよう され、地域 ちいき 割引 わりびき を使用 しよう することができる。通常 つうじょう 二 に 等 とう 車 しゃ のみで全席 ぜんせき 自由 じゆう 、事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい も可能 かのう 。ウィーン中央 ちゅうおう (旧 きゅう ・ウィーン南 みなみ )- ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ 間 あいだ でÖBBが運行 うんこう している都市 とし 間 あいだ 連絡 れんらく 列車 れっしゃ の種別 しゅべつ (RegionalExpress) を由来 ゆらい とし、2015-2016年 ねん ダイヤでZSSK運行 うんこう の国内 こくない すべての快速 かいそく 列車 れっしゃ (Zrýchlené vlaky) が区間 くかん 急行 きゅうこう 列車 れっしゃ に改称 かいしょう された。
Zrýchlené vlaky (Zr , 快速 かいそく 列車 れっしゃ )
定期 ていき 列車 れっしゃ 種別 しゅべつ としては区間 くかん 急行 きゅうこう (REX) の前身 ぜんしん で、2015-2016年 ねん ダイヤ (GVD 2015/2016) でいったん種別 しゅべつ 消滅 しょうめつ したが、2020年 ねん 夏季 かき において観光 かんこう 用 よう 季 き 節 ぶし 運行 うんこう 列車 れっしゃ の種別 しゅべつ として使用 しよう された。
Osobné vlaky (Os , 旅客 りょかく 列車 れっしゃ )
各駅 かくえき 停車 ていしゃ の二 に 等 とう 列車 れっしゃ で、国内 こくない 運賃 うんちん が適用 てきよう され、地域 ちいき 割引 わりびき を使用 しよう することができる。二 に 等 とう 車 しゃ のみで全席 ぜんせき 自由 じゆう 、事前 じぜん 座席 ざせき 指定 してい はできない。
Súpravový vlak (Sv , 編成 へんせい 列車 れっしゃ )
非 ひ 営業 えいぎょう の回送 かいそう 列車 れっしゃ 。
Rušňový vlak (Rv , 機関 きかん 車 しゃ 列車 れっしゃ )
機関 きかん 車 しゃ のみを単機 たんき または重 じゅう 連 れん で回送 かいそう する列車 れっしゃ 。