電磁でんじ相互そうご作用さよう

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電磁でんじ相互そうご作用さようでんじそうごさようは、電場でんじょうあるいは磁場じばから電荷でんかちからける[疑問ぎもんてん] 相互そうご作用さようのことをいい、基本きほん相互そうご作用さようひとつである。電磁気でんじきがくによって記述きじゅつされる。理論りろんにおいてラグランジアンたいして1ユニタリぐん(U(1))ゲージ対称たいしょうせい付与ふよすることであらわれるU(1)ゲージじょう成分せいぶん電磁気でんじきがくにおけるいわゆるスカラーポテンシャルおよベクトルポテンシャル対応たいおうし、また自身じしんについても対応たいおうする自由じゆうラグランジアンっている。ラグランジュ形式けいしき議論ぎろんすることで、物質ぶっしつ対応たいおうする変数へんすうオイラー=ラグランジュ方程式ほうていしきくことで電磁場でんじばから物質ぶっしつたいしての影響えいきょうを、ぎゃく電磁場でんじば対応たいおうする変数へんすうでオイラーラグランジュ方程式ほうていしきくことで物質ぶっしつがわから電磁場でんじばあたえる影響えいきょうみちびすことができ、それぞれ、通常つうじょう力学りきがくでのローレンツつとむマクスウェル方程式ほうていしきのうちのガウスの法則ほうそくとアンペールマクスウェル方程式ほうていしき導出どうしゅつすることになる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

電磁でんじ相互そうご作用さよう発生はっせいするちから電磁気でんじきりょくでんじきりょくといい電荷でんかにはプラスとマイナスがあり、おなじもの同士どうし斥力せきりょくことなるもの同士どうし引力いんりょくはたらく。ゲージじょう理論りろんより、相互そうご作用さよう媒介ばいかいする粒子りゅうし存在そんざいし、電磁でんじ相互そうご作用さよう場合ばあい光子こうし媒介ばいかいする。電磁でんじ相互そうご作用さよう媒介ばいかいする光子こうし仮想かそう光子こうしこともある。

また、電磁でんじ相互そうご作用さようよわ相互そうご作用さよう1967ねんに、ワインバーグサラムによって統一とういつされた(ワインバーグ・サラム理論りろん)。

電磁気でんじきりょく[編集へんしゅう]

電磁でんじ相互そうご作用さようによるちからはマクロなけいでは電気でんきりょく磁気じきりょくとしてあらわれる[疑問ぎもんてん]電磁気でんじきりょく強度きょうど距離きょりぎゃく二乗にじょう比例ひれいし、クーロンの法則ほうそく電気でんきりょく)として定式ていしきされている。

なお、電磁気でんじきりょく電気でんきりょく磁気じきりょく理論りろんてきおなじものであるとして統一とういつしたものである。