食 変光星
食 変光星 の分類
[1981
の3つの
光度 曲線 による分類
[EA、EB、EP、EWの4つに
- アルゴル
型 (EA)
食 のとき以外 は大 きな光度 変化 が起 こらない型 で、平常 光度 ははっきりしているのが特徴 。この型 の連 星 系 は、星 同士 が比較的 離 れている。
- こと
座 β 型 (EB)
星 の表面 の明 るさが一定 ではなく、アルゴル型 のような平常 光度 は存在 しない。連 星 がかなり接近 しているため潮汐 力 によって星 の形 が楕円 になっていることや、片方 の星 がもう片方 の星 を照 らす反射 効果 が起 こることがその理由 である。このタイプの変光星 を Lyrid ともいう。
- (EP)
惑星 によって食 が起 こる。ペガスス座 V376星 をプロトタイプとする。
- おおぐま
座 W型 (EW)
同 じくらいの大 きさの星 による接触 した連 星 系 で、星 は完全 に楕円 形 になっていて共通 の大気 を持 っている。主 極小 と副 極小 の差 が小 さく、滑 らかに光度 変化 をし、食 と食 外 の区別 がはっきりしない。また、短 周期 (1日 以下 )の星 が多 い型 である。
ロッシュ・ローブと星 の相対 的 な大 きさによるコパールの分類
[分離 型 (D)連 星 を構成 する2つの恒星 が、いずれもロッシュ・ローブの内側 に存在 するもの。そのうち連 星 を構成 する恒星 が双方 とも主 系列 星 のものをDM型 と[3]、連 星 を構成 する恒星 の片方 が主 系列 星 でもう一方 が準 巨星 のものをDS型 と[3]、連 星 を構成 する恒星 が双方 とも準 巨星 のものをAR型 と細 分類 し[3]、DM型 の中 でも特 に成分 星 の物理 的 性質 が後述 するKW型 に似 ているが接触 系 ではないものをDW型 と細分 類 する[3]。半 分離 型 (SD)連 星 を構成 する恒星 の片方 がロッシュ・ローブを満 たしており、もう一方 は満 たしていないもの。接触 型 (K)連 星 を構成 する恒星 が双方 ともロッシュ・ローブを満 たしているもの。そのうち連 星 を構成 する恒星 のスペクトル型 がA型 より高温 のものをKE型 と[3]、連 星 を構成 する恒星 のスペクトル型 がF型 より低温 のものをKW型 と細分 類 する[3]。
連 星 系 を構成 する星 の特徴 による分類
[- GS
- 1つまたは
両方 の成分 星 が巨星 ・輝 巨星 または超 巨星 の型 [3]。 - PN
成分 星 に惑星 状 星雲 の中心 星 を含 む型 [3]。- RS
回転 変光星 のRS型 のうち食 変 光 が見 られる型 。食 外 で正弦 曲線 のような光度 変化 があり、その原因 が成分 星 の黒点 活動 によるものである。- WD
成分 星 に白色 矮星を含 む型 。- WR
成分 星 にウォルフ・ライエ星 を含 む型 [3]。- N
新星 のうち食 変 光 が見 られる型 [3]。- UG
- 矮新
星 のうち食 変 光 が見 られる型 [3]。
主 な食 変光星
[- アルゴル(ペルセウス
座 β 星 ) -- 2.867日 の周期 で2.12等 ~3.39等 の範囲 を変 光 する。 - こと
座 β 星 -- 12.9075日 の周期 で3.4~4.6等 の範囲 を変 光 する。 - カシオペヤ
座 RZ星 -- 1.195日 の周期 で6.18等 ~7.72等 の範囲 を変 光 する。主 星 は脈動 変光星 でもある。 - ぎょしゃ
座 ε 星 --約 9,892日 (27.1年 )の周期 で3.0等 ~3.8等 の範囲 を変 光 する。
脚注 ・出典
[- ^ a b c d 『
文部省 学術 用語 集 天文学 編 (増 訂 版 )』(第 1版 )丸善 株式会社 、191頁 頁 。ISBN 4-8181-9404-2。 - ^ a b
天文 年鑑 編集 委員 会 『天文 年鑑 2007年版 』誠 文 堂 新光 社 、2006年 11月30日 、p.176-頁 。ISBN 4-416-20629-1。 - ^ a b c d e f g h i j k l
西城 恵一 「変光星 観測 のススメ」(誠 文 堂 新光 社 発行 『天文 ガイド』1990年 2月 号 の79-83頁 に掲載 )、81頁 。