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高麗こうらい (中世ちゅうせい)

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高麗こうらい(こうらいご)は、こううらら王朝おうちょう時代じだい918ねん - 1392ねん)にどう王朝おうちょう領域りょういきない使用しようされていた言語げんごである。

概要がいよう

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具体ぐたいてきにどのような言語げんご使用しようされていたかについては、資料しりょうてき制約せいやくのため中期ちゅうき朝鮮ちょうせんほどつまびらかにされていないが、『にわとりりんるいごと』や『救急きゅうきゅうきょう薬方やくほう』といった数少かずすくない高麗こうらい資料しりょうかぎり、基本きほんてきにはしんながれを言語げんごであったとかんがえてよさそうである。ただし、語彙ごいうえでは高句麗こうくり共通きょうつうするものも少数しょうすうふくまれていることから、高句麗こうくり影響えいきょうけていることはたしかである。

もともと高麗こうらい統一とういつしん支配しはいしていたきゅう高句麗こうくりりょうからこった王朝おうちょうであり、ひらききょうきゅう高句麗こうくりりょう位置いちするので、同地どうち言語げんごには高句麗こうくり影響えいきょう色濃いろこのこっており、それが高麗こうらい時代じだいになっても一部いちぶ語彙ごい残存ざんそんしたものであろう。ただしこれらの高句麗こうくりけい語彙ごいのほとんどは、とき経過けいかとともに順次じゅんじしんけい語彙ごいえられていったようである。

韓国かんこく言語げんご学界がっかいでは、高麗こうらい前期ぜんき中世ちゅうせいというあつかいをけている。

他方たほう計量けいりょう比較ひかく言語げんごがくによる解析かいせき結果けっかによれば、高句麗こうくりはかなりしんとおいということもわかってきている。ただし、これらの比較ひかく手法しゅほうは、ヨーロッパ語族ごぞく分岐ぶんき研究けんきゅうでかなり正当せいとうせいたかいとされているが、アジアけい言語げんごでの検証けんしょうはまだ実証じっしょうされているわけではない。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 日本人にっぽんじん日本にっぽん文化ぶんか形成けいせい』(はにはら和郎かずおへん)(朝倉書店あさくらしょてんISBN 4254101228
  • 歴史れきし比較ひかく言語げんごがく』(ちょきむかおるかん)(岩谷いわたに道夫みちお)(いずみ書店しょてんISBN 4900448397
  • 韓国かんこく系統けいとう』(ちょきむかおるかん )(大林おおばやし直樹なおき)(さんいち書房しょぼうISBN 4380852318
  • 日本語にほんご比較ひかく研究けんきゅう』 (ちょ村山むらやま七郎しちろう)( さんいち書房しょぼう) ISBN 4380952401

関連かんれん項目こうもく

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