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.380ACPだん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
.380ACPだん
ユーゴスラビアせいの.380 ACPだん
種類しゅるい 拳銃けんじゅうだん
はら開発かいはつこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
製造せいぞう歴史れきし
設計せっけいしゃ ジョン・ブローニング
製造せいぞうしゃ コルト・ファイヤーアームズ
生産せいさん期間きかん 1908
特徴とくちょう
薬莢やっきょう形状けいじょう Rimless, straight
弾丸だんがんみち .355 in (9.0 mm)
くびみち .373 in (9.5 mm)
底面ていめんみち .374 in (9.5 mm)
リムみち .374 in (9.5 mm)
リムあつ .045 in (1.1 mm)
薬莢やっきょうちょう .680 in (17.3 mm)
全長ぜんちょう .984 in (25.0 mm)
弾丸だんがん性能せいのう
弾頭だんとう重量じゅうりょう/種類しゅるい 初速しょそく エネルギー
90 gr (6 g) JHP 1,000 ft/s (300 m/s) 200 ft⋅lbf (270 J)
95 gr (6 g) FMJ 980 ft/s (300 m/s) 203 ft⋅lbf (275 J)
算出さんしゅつ銃砲じゅうほうながさ: 3.75
出典しゅってん: Federal Cartridge [1]

.380ACPだんは、ジョン・ブローニング設計せっけいした中型ちゅうがた自動じどう拳銃けんじゅうよう弾丸だんがんである。

なお、おなじくジョン・ブローニングによって設計せっけいされ、コルトしゃによって開発かいはつされた.38ACPだん英語えいごばんとは、名称めいしょう近似きんじしているがべつ弾薬だんやくであるため、注意ちゅうい必要ひつようである。

歴史れきし

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380は口径こうけい1000ぶんの380インチ、ACPはコルト自動じどう拳銃けんじゅうよう(Automatic Colt Pistol)をしめす。1908ねんコルトしゃ製造せいぞう開始かいしし、コルトM1908(コルトM1903派生はせいがた外見がいけんはM1903とわらない)が最初さいしょにこの弾丸だんがん使用しようし、そのFN ブローニングM1910などの中型ちゅうがた自動じどう拳銃けんじゅうにおいてブローニングが設計せっけいした兄弟分きょうだいぶん.32ACPだんともひろ普及ふきゅうし、とくヨーロッパにおいては警察けいさつよう弾丸だんがんとして一世いっせい風靡ふうびした。

その、ヨーロッパの警察けいさつよう拳銃けんじゅう9x19mmパラベラムだん使用しようする大型おおがた拳銃けんじゅう更新こうしんされたが、現在げんざいでも個人こじん護身ごしんようとしてひろ使つかわれている。

概要がいよう

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.380 ACPだんは、きゅう西側にしがわ諸国しょこく自動じどうしき拳銃けんじゅうよう弾丸だんがんとしては一般いっぱんてきショートリコイルなどの閉鎖へいさ機構きこう必要ひつようとしない、ストレートブローバック機構きこう射撃しゃげき可能かのうかつ容易ようい操作そうさできるものでは最大さいだい威力いりょく弾丸だんがんであるとわれている。

H&K VP70アストラ600S&W シグマなど、いくつかはストレートブローバックで9mmパラベラムだん発射はっしゃしている拳銃けんじゅうはあるが、VP70は発射はっしゃガスをがすことによりてい反動はんどうおこなっているため、エネルギーも.380 ACPだんどう程度ていどまで大幅おおはば低下ていかしている。アストラ600では強力きょうりょく弾薬だんやく対応たいおうするためリコイスルスプリングがつよく、その圧力あつりょく人力じんりき操作そうさする実際じっさいじょう限界げんかいともわれる。きゅう東側ひがしがわではマカロフよう9x18mmマカロフだん存在そんざいし、マカロフもストレートブローバック機構きこう使用しようするが、9x18mmだん威力いりょくは.380 ACPのつよ装弾そうだんどう程度ていどある。

この弾丸だんがん使つか拳銃けんじゅうほとんどはバリエーションとして.32ACPだん仕様しよう存在そんざいし、銃身じゅうしんとマガジン以外いがいはほぼ共通きょうつう部品ぶひん使用しよう可能かのうである。.32ACPだん仕様しよう装弾そうだんすうが.380ACPだん仕様しようより1はつおおいので、どちらをえらぶかは威力いりょくたますうとを勘案かんあんすることになる。

表記ひょうきほう

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  • 9mmブローニング
  • 9mmオート
  • 9mmショート(Short:英語えいご
  • 9mmクルツ(Kurz:ドイツ
  • 9×17mm
  • きゅうみりめーとるたんだんブローニング拳銃けんじゅう実包じっぽう[2]

おもしょう火器かき

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拳銃けんじゅう
サブマシンガン

脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ Federal Cartridge Ballistics”. 2007ねん9がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん9がつ25にち閲覧えつらん
  2. ^ Ken Elks, Japanese Ammunition 1880-1945: Pistol, Rifle and Machine-gun Ammunition up to 20mm, Vol. 1, Solo Publications, 2007, pp. 30-31. 日本にっぽんぐん将校しょうこうとう所持しょじする外国がいこくせい拳銃けんじゅうようとして、東京とうきょう工廠こうしょう王子おうじ製造せいぞうしょ東京とうきょうだい陸軍りくぐん造兵ぞうへいしょう王子おうじ工場こうじょう)にて少数しょうすう製造せいぞうされた。

関連かんれん項目こうもく

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