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A・E・ヴァン・ヴォークト

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
A・E・ヴァン・ヴォークト
A. E. van Vogt
誕生たんじょう Alfred Elton van Vogt
アルフレッド・エルトン・ヴァン・ヴォークト
1912年ねん4月がつ26日にち
カナダ・マニトバ州しゅうグレトナ
死没しぼつ (2000-01-26) 2000年ねん1月がつ26日にち（87歳さい没ぼつ）
カリフォルニア州しゅうロサンゼルス
職業しょくぎょう 小説しょうせつ家か
国籍こくせき カナダの旗 カナダ→アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ジャンル サイエンス・フィクション
代表だいひょう作さく 『スラン』（1940年ねん）
『宇宙船うちゅうせんビーグル号ごうの冒険ぼうけん』(1950年ねん)
ウィキポータル 文学ぶんがく
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ハーラン・エリスン（左ひだり）、A・E・ヴァン・ヴォークト、リディア・ヴァン・ヴォークト

アルフレッド・エルトン・ヴァン・ヴォークト（Alfred Elton van Vogt, 1912年ねん4月がつ26日にち - 2000年ねん1月がつ26日にち）は、カナダ出身しゅっしんの小説しょうせつ家かで、20世紀せいき中頃なかごろのSF黄金おうごん期きを代表だいひょうするSF作家さっかの一人ひとり[1]。「van Vogt」の発音はつおん記号きごうは[væn voʊt]であり「g」は発音はつおんしないが、日本語にほんごのカタカナ表記ひょうきではヴァン・ヴォークトやヴァン・ヴォクトと表記ひょうきされることが多おおい。また「ヴァン」も苗字みょうじの一部いちぶであり、「ヴォークト」や「ヴォクト」の単独たんどく表記ひょうきは、その意味いみで誤あやまりである。[要よう出典しゅってん]

最初さいしょの配偶はいぐう者しゃは作家さっかのエドナ・メイン・ハル（英語えいご版ばん）。

「ワイドスクリーン・バロック」と呼よばれる作風さくふうを確立かくりつしたとも言いわれ[誰だれによって?]、その作品さくひんは、SFの古典こてんとして、様々さまざまな作品さくひんに多大ただいな影響えいきょうを及およぼした。日本にっぽん、フランスといった諸しょ外国がいこくでも人気にんきを博はくし、ボリス・ヴィアンらにも愛読あいどくされた。

SF黄金おうごん時代じだい[編集へんしゅう]

カナダのマニトバ州しゅうグレトナの東ひがしにあるウィニペグの、ロシア系けいメノナイトのコミュニティでオランダ系けい移民いみんの3世せいとして生うまれた。子供こども時代じだいは『アメージング・ストーリーズ』を愛読あいどくし、20歳さい頃ごろから低俗ていぞく雑誌ざっしで実話じつわ風ふうの告白こくはくものやラジオドラマを書かいていた。27歳さいの時ときにドラッグストアで『アスタウンディング』誌しを立たち読よみしてジョン・W・キャンベルの「影かげが行いく」に感動かんどうし、同誌どうし編集へんしゅう長ちょうでもあったキャンベルに送おくった第だい2作さく、凶暴きょうぼうな宇宙うちゅう生物せいぶつクァールと人類じんるいとの遭遇そうぐうを描えがいた「黒くろい破壊はかい者しゃ」が、『アスタウンディング』1939年ねん7月がつ号ごうに掲載けいさいされて、SF界かいにデビュー。この作品さくひんはその号ごうの巻頭かんとうを飾かざり、この号ごうからSF黄金おうごん時代じだいが始はじまったと言いわれることがある[2]。この小説しょうせつは即座そくざに一種いっしゅの古典こてんとなり、いくつかのSF映画えいがに着想ちゃくそうを与あたえた。この作品さくひんに「神経しんけいの戦たたかい」（1950年ねん）、「緋色ひいろの不協和音ふきょうわおん」（1939年ねん）、「M-33星雲せいうん」（1943年ねん）を組くみ合あわせて長編ちょうへん『宇宙船うちゅうせんビーグル号ごうの冒険ぼうけん』（1950年ねん）に仕立したてている。

しかし翌年よくねん頃ごろから一ひとつ覚おぼえの怪物かいぶつ屋やという評ひょうも現あらわれ、シートンの『灰色はいいろグマの伝記でんき』をヒントにして『スラン』の第だい1章しょうを書かき、『アスタウンディング』1940年ねん9−12月号ごうに連載れんさい、キャンベルはこれに「ノヴァ・ストーリー」の称号しょうごうを与あたえ、当時とうじの人気にんき投票とうひょうで『スラン』への投票とうひょうが100％（投票とうひょう者しゃ全員ぜんいんが1位いに推おした）になるという快挙かいきょを成なし遂とげた。スランと呼よばれる超ちょう人類じんるいと旧きゅう人類じんるいが葛藤かっとうしている世界せかいを描えがいたもので、類似るいじのテーマはその後ごもよくヴァン・ヴォークト作品さくひんに登場とうじょうする。ヴォークトの死後しご、晩年ばんねんに残のこした草稿そうこうに基もとづく続編ぞくへん Slan Hunter が、未亡人みぼうじんのリディアとケヴィン・J・アンダースンにより執筆しっぴつされ、2007年ねんに出版しゅっぱんされた (ISBN 978-0765316752)。

1941年ねん、専業せんぎょう作家さっかとなることを決きめ、カナダ国防省こくぼうしょうを退職たいしょくした。その後ご数すう年間ねんかん、大量たいりょうの短編たんぺん小説しょうせつを書かいた。1950年代ねんだいになると、それらを後ごから繋つなぎ合あわせて長編ちょうへんに仕立したてて上あげた（これを自身じしんでは "fix-up" と呼よんでいた）。

戦後せんごの変化へんか[編集へんしゅう]

1944年ねん、ヴァン・ヴォークトはハリウッドに移うつり、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが終おわると彼かれの作風さくふうは新あらたな次元じげんへと進化しんかした。ヴァン・ヴォークトは常々つねづね、知識ちしきの網羅もうら的てき体系たいけいという考かんがえ方かたに興味きょうみを持もっていた。初期しょきの作品さくひん（ビーグル号ごう）にも 'Nexialism' （ネクシャリズム）と名付なづけた総合そうごう的てき学問がくもんによって異い星ほし人じんの行動こうどうを分析ぶんせきするという話はなしが出でてくる。

またこの頃ころ注目ちゅうもくを集あつめていたアルフレッド・コージブスキーの一般いっぱん意味いみ論ろんに興味きょうみを持もち、これをテーマとして2冊さつの長編ちょうへん『非ひAの世界せかい』、『非ひAの傀儡かいらい』を書かく。「非ひA（Null-A、なる・えー）」の「A」は「アリストテレス」の略りゃくであり、一般いっぱん意味いみ論ろんの別名べつめい「非ひアリストテレス的てき論理ろんり」を意味いみし、再帰さいき的てきかつ条件じょうけん付つきの演繹えんえき的てき推論すいろんよりも、直観ちょっかん的てきな帰納きのう的てき推論すいろんを重視じゅうしし、それを実践じっせんするための能力のうりょくの開発かいはつを唱となえたものである。1980年代ねんだいにはこの3作さく目め Null-A Three を書かいている。

ヴァン・ヴォークトはまた、戦後せんご明あきらかになった全体ぜんたい主義しゅぎ、警察けいさつ国家こっかの内情ないじょうに大おおきな衝撃しょうげきを受うけた。彼かれは大陸たいりくの中国ちゅうごくを舞台ぶたいにした主流しゅりゅう小説しょうせつ The Violent Man （1962年ねん）を書かいた。この執筆しっぴつのために中国ちゅうごくに関かんする本ほんを100冊さつほど読よんだという[3]。同時どうじに、彼かれは専制せんせい君主くんしゅ制せいを擁護ようごするような小説しょうせつも書かいている[4]。具体ぐたい例れいとして、《武器ぶき店てん》シリーズや『宇宙うちゅう嵐あらしのかなた』がある。

ヴァン・ヴォークトは、原語げんごで800語ご前後ぜんこうに分わけられた一いち場面ばめんごとに冒頭ぼうとうと末尾まつびで状況じょうきょうの簡潔かんけつな描写びょうしゃを行おこない、その中なかに起承転結きしょうてんけつの山場やまばを盛もり込こむ独特どくとくの構成こうせい方法ほうほうを特徴とくちょうとしている。時間じかん軸じくを錯綜さくそうさせることもよくある。その創作そうさく技法ぎほうを考案こうあんした原点げんてんとして、Thomas Uzzell の Narrative Technique と John Gallishaw の The Only Two Ways to Write a Story と Twenty Problems of the Short-Story Writer を挙あげている[5]。

アイデアは夢ゆめから生しょうじたものが多おおいという。彼かれは睡眠すいみん中ちゅうに90分ふんごとに起おき、夢ゆめで見みたことを書かき残のこしていた[6]。

マーチン・ガードナーの『奇妙きみょうな論理ろんり』（原題げんだいin the Name of Science, 1952年ねん）によれば、ヴァン・ヴォークトは何なん度どとなく疑似ぎじ科学かがく・宗教しゅうきょうに騙だまされている。弱視じゃくしに悩なやまされたゆえか、「眼鏡めがねをかけなければ視力しりょくが回復かいふくする」というインチキ科学かがく（ベイツ式しき近視きんし矯正きょうせい法ほう。アメリカの眼科がんか医いウィリアム・ホレイショ・ベイツが唱となえたもので眼め筋すじ鍛錬たんれんで回復かいふく出来できるという）に騙だまされた。ガードナーがヴァン・ヴォークトに会あいに行いった時ときには、眼鏡めがねをはずしていたため何なん度どとなく頭あたまを壁かべにぶつけていた。

1950年代ねんだい、ヴァン・ヴォークトはL・ロン・ハバードのプロジェクトに関与かんよするようになっていった。彼かれはハバードが創始そうししたダイアネティックス（現在げんざいのサイエントロジー教会きょうかい）の西海岸にしかいがん支部しぶを作つくった。その後ごハバードとは決別けつべつしたが、その信者しんじゃに脅おどされるなどして悩なやまされ、数すう年間ねんかん作家さっか活動かつどうが停滞ていたいしたと主張しゅちょうしている。1952年ねんに税金ぜいきん対策たいさくからアメリカに帰化きか。この時期じきは古ふるい短編たんぺんの "fixup" に終始しゅうしした。1960年代ねんだいにはフレデリック・ポールに励はげまされ作家さっか活動かつどうを再開さいかいした。

1979年ねんに映画えいが『エイリアン』が「緋色ひいろの不協和音ふきょうわおん」に酷似こくじしているとして20世紀せいきフォックス社しゃを訴うったえ、同社どうしゃは翌年よくねん示談じだん金きん5万まんドルを払はらった。1990年代ねんだいに入はいってから、アルツハイマー症しょうを患わずらい執筆しっぴつ不能ふのうとなる。2000年ねん1月がつ26日にちに肺炎はいえんの合併症がっぺいしょうために死去しきょした。

評価ひょうか[編集へんしゅう]

1942年ねんに発表はっぴょうした「地球ちきゅう最後さいごの砦とりで」などから込こみ入いったプロットが特徴とくちょう的てきになり、L・スプレイグ・ディ・キャンプは「まるで八はち組くみの野球やきゅうチームが、おなじダイヤモンドで同時どうじに試合しあいをし、どのベースもホーム・プレートで、一人ひとりのピッチャーを全部ぜんぶのチームがわけあっている感かんじ」と評ひょうした[7]。1946年ねん、ヴァン・ヴォークトは最初さいしょの妻つまであるE・メイン・ハルと共ともに第だい4回かいのワールドコンのゲストとして招待しょうたいされた[8]。

1980年ねんには "Casper Award"（後ごのカナダのSFの賞しょうであるオーロラ賞しょうの前身ぜんしん）の功労賞こうろうしょうを受賞じゅしょうした[9]。1995年ねんにはアメリカSFファンタジー作家さっか協会きょうかいからグランド・マスター賞しょうを授与じゅよされた。1996年ねんにはワールドコンで長年ながねんの作家さっか活動かつどうを称となえて特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうし、Science Fiction and Fantasy Hall of Fame では最初さいしょに殿堂でんどう入いりする4人にんの中なかに選えらばれた。

SF作家さっか仲間なかまのフィリップ・K・ディックは、ヴァン・ヴォークトの小説しょうせつの説明せつめいされていない部分ぶぶん、主人公しゅじんこうが認識にんしきしていない部分ぶぶんでもっと何なにかが起おきていたと感かんじ、それによってSFへの興味きょうみが駆かり立たてられたと述のべている。

デーモン・ナイトはヴァン・ヴォークトの作品さくひんについてまた違ちがった見方みかたをしている。In Search of Wonder[4]という評論ひょうろん集しゅうの中なかの "Cosmic Jerrybuilder: A. E. van Vogt" と題だいした節ふしで『非ひAの世界せかい』を「ことによるとこれまで出版しゅっぱんされた中なかで最悪さいあくの大人おとな向むけSF小説しょうせつ」だとしている。ナイトはヴァン・ヴォークト作品さくひん全般ぜんぱんについて次つぎのように述のべている。

一般いっぱんにヴァン・ヴォークトは私わたしから見みると次つぎのような基本きほん的てきな点てんで作家さっかとして失敗しっぱいしている。第だい一いちに彼かれのプロットは検証けんしょうに耐たえない。第だい二にに彼かれの言葉ことばの選えらび方かたや文ぶんの構造こうぞうは手探てさぐりであって無自覚むじかくである。第だい三さんに彼かれは光景こうけいを視覚しかく化かできないし、人物じんぶつもリアリティに欠かける。

ナイトはこのエッセイでヴァン・ヴォークトについて「全まったく偉大いだいではない。彼かれは巨大きょだいなタイプライターを操作そうさすることを学まなんだ小人こどもだ」と結論けつろんしている。

ジョン・W・キャンベルの書簡しょかん集しゅうの中なかで、キャンベルは「奴やつは最初さいしょの一文いちぶんであなたをつかまえ、一文いちぶんごとに目めをひきつけ、最後さいごまであなたを離はなさないだろう」と書かいている[3][10]。

ハーラン・エリスンは10代のころにヴァン・ヴォークトを読よみ始はじめたが、「ヴァンは宇宙うちゅうや人類じんるいについての考かんがえ方かたを教おしえてくれた最初さいしょの作家さっか」だと記しるしている[3]。

大原おおはらまり子こは『武器ぶき製造せいぞう業者ぎょうしゃ』を自身じしんの考かんがえるベストSFとしてあげ、「私わたしはこの小説しょうせつから、政治せいじ、歴史れきし、恋愛れんあいについて学まなんだ。豪華ごうか絢爛けんらんなSF、まさにSF!」と記しるしている[11]。

2012年ねんには彼かれの名なを冠かんしたA・E・ヴァン・ヴォークト賞しょうがカナダで創設そうせつされた。

作品さくひんリスト[編集へんしゅう]

長編ちょうへん[編集へんしゅう]

  • 『スラン』 SLAN, 1946年ねん
  • 『武器ぶき製造せいぞう業者ぎょうしゃ』 The Weapon Makers, 1947年ねん
  • The Book of Ptath 1947年ねん
  • 『非ひ（ナル）Aの世界せかい』 The World of Null A, 1948年ねん
  • 『宇宙船うちゅうせんビーグル号ごうの冒険ぼうけん』 The Voyage of the Space Beagle / Mission:Interplanetary, 1950年ねん
  • 『ロボット宇宙船うちゅうせん』 The House That Stood Still, 1950年ねん（The Mating Cry, 1960年ねん）
  • 『イシャーの武器ぶき店てん』 The Weapon Shops of Isher, 1951年ねん
  • 『宇宙うちゅう嵐あらしの彼方かなた』 The Mixed Man / Mission to the Stars, 1952年ねん
  • 『宇宙うちゅう製造せいぞう者しゃ』 The Universe Maker, 1953年ねん
  • 『惑星わくせい売うります』 Planets for Sale, 1954年ねん（E・メイン・ハル（夫人ふじん）と共著きょうちょ）
  • 『非ひ（ナル）Aの傀儡かいらい』 The Pawns of Null-A / The Player of Null-A, 1956年ねん
  • The Mind Cage, 1957年ねん（The Great Judge(1948)の長編ちょうへん化か）
  • 『見みえざる攻防こうぼう』 Siege of the Unseen, 1959年ねん
  • The War Against the Rull, 1959年ねん（1940 – 1950発表はっぴょうの6短編たんぺんのFix-up）
  • Earth's Last Fortress, 1960年ねん
  • 『銀河ぎんが帝国ていこくの創造そうぞう』 The Wizard of Linn, 1962年ねん - 『原子げんしの帝国ていこく』(Empire of the Atom)の続編ぞくへん
  • The Violent Man, 1962年ねん - 非ひSFのサスペンス小説しょうせつ
  • 『月つきのネアンデルタール人じん』 The Beast, 1963年ねん（Moonbeast, 1969）
  • 『目的もくてき地ちアルファ・ケンタウリ』 Rogue Ship, 1965年ねん
  • The Winged Man, 1966年ねん（E・メイン・ハルと共著きょうちょ）
  • The Changeling, 1967年ねん
  • The Silkie, 1969年ねん（1964 – 1967発表はっぴょうの3短編たんぺんのFix-up）
  • 『未来みらい世界せかいの子供こどもたち』 Children of Tomorrow, 1970年ねん
  • Quest for the Future, 1970年ねん（1943 – 1946発表はっぴょうの3短編たんぺんのFix-up）
  • The Battle of Forever, 1971年ねん
  • The Darkness on Diamondia, 1972年ねん
  • Future Glitter, 1973年ねん（Tyranopolis, 1977）
  • The Man with a Thousand Names, 1974年ねん
  • The Secret Galactics, 1974年ねん（Earth Factor X, 1976）
  • Supermind, 1977年ねん（1942 – 1968発表はっぴょうの3短編たんぺんのFix-up。1965発表はっぴょう「Research Alpha」はジェイムズ・H・シュミッツと共とも作さく）
  • The Anarchistic Colossus, 1977年ねん
  • Renaissance, 1979年ねん
  • Cosmic Encounter, 1979年ねん
  • Computerworld, 1983年ねん（Computer Eye (1985)）
  • Null-A Three, 1984年ねん
  • To Conquer Kiber, 1985年ねん（フランス語ふらんすご版ばん、ルーマニア語ご版ばんのみ刊行かんこう）

短たん編集へんしゅう[編集へんしゅう]

  • 『拠点きょてん』 The Rull - 日本にっぽんオリジナル
  • 『地球ちきゅう最後さいごの砦とりで』 Earth's Last Fortress / Masters of Time, 1950年ねん
  • 『時間じかんと空間くうかんのかなた』 Away and Beyond, 1952年ねん
  • 『終点しゅうてん：大だい宇宙うちゅう』 Destination: Universe!, 1952年ねん
  • 『原子げんしの帝国ていこく』 Empire of the Atom & Siege of the Unseen, 1959年ねん
  • 『モンスターブック』 Monsters, 1965年ねん

他たに短編たんぺん、エッセイ等とうあり。

脚注きゃくちゅう・出典しゅってん[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ 「（ヴァン・ヴォークトは）パルプ雑誌ざっしの要求ようきゅうに迎合げいごうしつつも、情緒じょうちょ的てきインパクトとストーリーの複雑ふくざつさを追求ついきゅうした」 Clute, John & Nicholls, Peter, ed. The Encyclopedia of Science Fiction. New York: St. Martin's Press, Inc.. p. 1268. ISBN 0-312-13486-X .
  2. ^ 例たとえば Peter Nicholls は(Clute, John & Nicholls, Peter, ed. The Encyclopedia of Science Fiction. New York: St. Martin's Press, Inc.. p. 199. ISBN 0-312-09618-6 ) 、「キャンベルのSF黄金おうごん時代じだいの始はじまりはピンポイントで1939年ねんの夏なつということができる」とし、1939年ねん7月がつ号ごうから内容ないようを論ろんじている。レスター・デル・レイ (del Rey, Lester (1979). The World of Science Fiction and Fantasy: The History of a Subculture. New York: Ballantine Books. p. 94. ISBN 0-345-25452-X ) は「7月がつ号ごうが転換てんかん点てんだった」と記しるしている。
  3. ^ a b c Drake, Harold L. (1989). The Null-A Worlds of A.E. van Vogt. C. Drumm Books. ISBN 093605543X 
  4. ^ a b Knight, Damon (1967). In Search of Wonder. Chicago: Advent 
  5. ^ Alexei Panshin, The Abyss of Wonder, Man Beyond Man, The Early Stories of A. E. van Vogt[リンク切きれ].
  6. ^ Charles Platt, Who Writes SF?[リンク切きれ] Savoy Books, 1980.
  7. ^ 浅倉あさくら久志ひさし（『地球ちきゅう最後さいごの砦とりで』早川書房はやかわしょぼう 1971年ねん）
  8. ^ Beetz, Kirk H. (1996). Beacham's Encyclopedia of Popular Fiction. Beacham Publishing. ISBN 0933833385 
  9. ^ Mullin, Dennis (2007年ねん10月がつ27日にち). “Prix AURORA Awards”. Canadian Science Fiction and Fantasy Association. 2008年ねん5月がつ2日にち閲覧えつらん。
  10. ^ Campbell, John W. (1991). The John W. Campbell Letters With Isaac Asimov and A.E. van Vogt, Volume 2. A.C.Projects. ISBN 0931150191 
  11. ^ http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488609030

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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