Debian Almquist shell

Debian Almquist shell
最新さいしん版ばん	0.5.11.5 / 2021年ねん9月がつ3日にち (2年ねん前まえ)
リポジトリ	git.kernel.org/pub/scm/utils/dash/dash.git;
種別しゅべつ	POSIX互換ごかんUNIXシェル
ライセンス	BSDライセンス、GNU General Public License
公式こうしきサイト	http://gondor.apana.org.au/~herbert/dash/
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Debian Almquist shell (dash)は、Debian版はんAlmquist Shell(ash)の意いで、軽量けいりょうかつPOSIX互換ごかんを目指めざすUnixシェルである。基本きほん的てきな特徴とくちょうはashと共通きょうつうであり、そちらの記事きじを参照さんしょうのこと。この記事きじでは主しゅとしてDebian版ばんに固有こゆうな点てんや、Debianにおける用途ようとについて述のべる。

1997年ねん初頭しょとうにHerbert XuによってNetBSD版はんashをベースにLinux版はんとして書かかれた。その後ご2002年ねんに「dash」に改名かいめいされた。

bashよりもシェルスクリプトの実行じっこうが高速こうそくであり、依存いぞんするライブラリが少すくない。またアップグレードの問題もんだいやディスク破損はそんに対たいする信頼しんらい性せいは高たかいと考かんがえられている^[2]。dashは以下いかの用途ようとで使用しようされることを想定そうていしている:

フロッピーディスクへのインストール用ようシェル
スーパユーザー専用せんようのシェル
/bin/sh の代替だいたい
シェルスクリプトがPOSIX互換ごかんの文法ぶんぽうを正ただしく使用しようしているかのチェックのためのテスト環境かんきょう

Debianは 5.0 (コードネーム: lenny)から、デフォルトの/bin/shをdashに置おき換かえた^[3]^[4]。

Ubuntuも2006年ねん 10月にリリースされた6.10からデフォルトの/bin/shはdashである^[5]。Ubuntuでは、多おおくのスクリプトがbashの使用しようを明示めいじしないままbash固有こゆうの機能きのうを使用しようしていることが、dashへの移行いこう作業さぎょうの際さいに発覚はっかくした^[6]^[7]。エラーを回避かいひするため、bash前提ぜんていのスクリプトには、dashで適切てきせつに動作どうさするような改変かいへん、もしくは、明示めいじ的てきにbashを使用しようするように宣言せんげんする（すなわち、スクリプトのシバン行ぎょうに「#!/usr/bin/env bash」というかたちでbashの使用しようを指示しじする）改変かいへんを加くわえた。