Debian GNU/kFreeBSD

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 Debian GNU/kFreeBSD
Debian GNU/kFreeBSD 6.0 (GNOMEデスクトップ)
開発かいはつしゃ Debian Project
OSの系統けいとう Unixけい
開発かいはつじょうきょう 開発かいはつちゅう
ソースモデル Debian Free Software Guidelines
最新さいしん安定あんていばん 7.0 (コードネーム: wheezy) / 2013ねん5がつ4にち (10ねんまえ) (2013-05-04)
最新さいしん開発かいはつばん 8.0 (コードネーム: jessie)
アップデート方式ほうしき APT
パッケージ管理かんり dpkg
プラットフォーム i386, AMD64
カーネル種別しゅべつ モノリシックカーネル
ユーザランド Debian
ウェブサイト https://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu/index.ja.html
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Debian GNU/kFreeBSDは、Debian GNU/LinuxのLinuxカーネル部分ぶぶんFreeBSDのカーネルにえたシステムである。名前なまえがその構成こうせいをほぼそのままあらわしており、「k」はKernelのである。

標準ひょうじゅんCライブラリは(FreeBSDのlibcではなく)GNU Cライブラリであるが、プロジェクトがわれている。とくに、システムコールについては、FreeBSDにはLinuxのシステムコールを実行じっこうする機能きのうがあるがそれを使つかっているわけではなく、FreeBSDのシステムコールで動作どうさしている[1]

Debian GNU/kFreeBSDは、2002ねんつくられた[2]。kFreeBSDは、Debian 6.0(Squeeze)のリリースにテクノロジープレビューとしてふくまれ、Debian 7.0(Wheezy)では、公式こうしきのポートであった。しかし、Debian GNU/kFreeBSDは、公式こうしきにサポートされるプラットフォームとしては、Debian 8.0で中止ちゅうしされた。これは、プロジェクトがその負荷ふか正当せいとうするのに必要ひつようなユーザーをひきつけることができなかったからである。Debianの開発かいはつしゃは、OSS、pf、jails、NDISZFSをFreeBSDカーネルにかんする興味きょうみ理由りゆうとして言及げんきゅうしていた[3]

kFreeBSDは、Debian 8からアップデートされていない[4]。しかし、2019ねん7がつ段階だんかいで、非公式ひこうしきにメンテナンスされるOSとしてはつづいている[5]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ https://wiki.debian.org/Debian_GNU/kFreeBSD_FAQ#Q:_Which_syscall_kernel_interface_is_used_by_binaries_compiled_for_Debian_GNU.2FkFreeBSD.3F
  2. ^ Chrooted NetBSD environment available for testing
  3. ^ Debian_GNU/kFreeBSD_why”. Debian Wiki (2011ねん10がつ5にち). 2013ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  4. ^ https://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu/
  5. ^ debian-bsd Jul 2019 by thread”. lists.debian.org. 2019ねん7がつ31にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]