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EndNote

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
EndNote
開発元かいはつもと Clarivate Analytics (Thomson Reuters)
最新さいしんばん
EndNote 21 / 2023ねん5がつ
対応たいおうOS macOS, Windows
種別しゅべつ 引用いんよう管理かんりソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト https://www.usaco.co.jp/endnote/
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EndNote (エンドノート)は文献ぶんけん引用いんよう管理かんりソフトで、EndNoteは有料ゆうりょうソフトだが、EndNote onlineは無料むりょうである[1]

1985ねんにRichard Niles 博士はかせが、参考さんこう文献ぶんけんリストを投稿とうこう規定きてい指定していする形式けいしき変換へんかん苦労くろうしている夫人ふじんからヒントをて、EndNoteを考案こうあんした。[2]

文献ぶんけん収集しゅうしゅう管理かんり閲覧えつらん共有きょうゆう引用いんようおこなうソフトウェアであり、文献ぶんけんかか収集しゅうしゅう管理かんり引用いんようなどの事務じむ作業さぎょう効率こうりつする。

概要がいよう

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EndNote文献ぶんけん管理かんり引用いんよう管理かんりソフトウェアであり、おも文献ぶんけん収集しゅうしゅう管理かんり閲覧えつらん共有きょうゆう引用いんようおこなうソフトウェアである。

引用いんようではMicrosoft WordMicrosoft PowerPointなどと連携れんけいし、書誌しょし情報じょうほう引用いんよう参考さんこう文献ぶんけんリスト作成さくせいをおこなう。

ソフトウェアの開発かいはつClarivate Analytics英語えいごばん (きゅうThomson Reuters)がおこなっている。

ソフトウェアの形態けいたいはデスクトップばん、EndNote Online、iOSようアプリがあり、日本にっぽん国内こくないにおけるデスクトップばん国内こくないそう代理だいりてんはユサコ株式会社かぶしきがいしゃとなっている。

しゅ機能きのう

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  • データベースから文献ぶんけん情報じょうほう取得しゅとく
  • 文献ぶんけん情報じょうほうからPDFの取得しゅとく
  • ソフトウェアからのデータベース検索けんさく文献ぶんけん情報じょうほう取得しゅとく
  • 文献ぶんけん書誌しょし情報じょうほう管理かんり
  • 文献ぶんけんのグループ管理かんり
  • 検索けんさく機能きのう
  • PDFの閲覧えつらん、ハイライトや注釈ちゅうしゃく
  • 多数たすう雑誌ざっし様式ようしき準拠じゅんきょした参考さんこう文献ぶんけんリストの出力しゅつりょく
  • 重複じゅうふく文献ぶんけん管理かんり
  • EndNote Onlineをかいしたライブラリの同期どうき
  • EndNote Onlilneアカウントあいだでのライブラリの共有きょうゆう

EndNote デスクトップばん

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WindowsやMacで使用しようするPCソフトウェア。EndNoteという場合ばあい通常つうじょうはデスクトップばんす。同期どうき機能きのう使つか場合ばあいはEndNote Onlineのアカウントを作成さくせいする必要ひつようがある。

EndNote デスクトップばんでは参考さんこう文献ぶんけんリスト作成さくせいさいに、引用いんようする箇所かしょにドラッグアンドドロップで引用いんようすることができる。使用しよう可能かのうなアウトプットスタイルすうは7000種類しゅるい以上いじょう[3]

デスクトップばんには、EndNote Onlineを容量ようりょう制限せいげんで2年間ねんかん使用しようできる利用りようけん付属ふぞくしている。デスクトップばんとEndNote Onlineを連携れんけいさせることで、ライブラリを同期どうきさせ、複数ふくすうだいのPC、iOSじょうおなじライブラリを使用しようすることができる。容量ようりょう制限せいげん有効ゆうこう期間きかん次期じきバージョンの発売はつばいによって延長えんちょうされることがある。過去かこ事例じれいでは、EndNote X7 から X8 のリリース間隔かんかくやく3ねんはんあったため、それにわせて期間きかん延長えんちょうされた。[4] 添付てんぷ容量ようりょう制限せいげん利用りようできる期間きかん経過けいかした場合ばあい添付てんぷ可能かのう容量ようりょうが 2GB までとなるなど無償むしょうばん EndNote basic と同等どうとう機能きのう制限せいげんされる。[5]

インターフェイス画面がめん英語えいごであるが、EndNote 8からUnicodeに対応たいおうし、日本語にほんごデータのあつかい(入力にゅうりょく/出力しゅつりょく/表示ひょうじ)に対応たいおうしている。

EndNote Online

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Clarivate Analyticsしゃ提供ていきょうするウェブサービス。オンラインじょう文献ぶんけん管理かんり可能かのうである。

EndNote Onlineの利用りようけんはデスクトップばん付属ふぞくしているが、無料むりょうでも使用しようすることができる。無料むりょうユーザーはbasicユーザーとなり、ファイル容量ようりょう制限せいげんや、可能かのうなデータベースすう対応たいおうアウトプットスタイルすうなどにちがいがある。[6]

所属しょぞく機関きかんWeb of Science導入どうにゅうしている場合ばあいWeb of Science導入どうにゅう機関きかんようのbasicとなり、可能かのうなデータベースすう使用しよう可能かのうなアウトプットスタイルすうなどが通常つうじょうのbasicとはことなる。[6]

basicユーザーがEndNoteデスクトップばん導入どうにゅうした場合ばあい、basicのデータはデスクトップばんにそのまま移行いこうすることができる。

iOSようアプリ EndNote for iOS

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文献ぶんけん情報じょうほう表示ひょうじ編集へんしゅう整理せいり共有きょうゆう可能かのうなiOSようアプリ。

EndNote Onlineのアカウントにアプリからログインすることで、自身じしんのライブラリにアプリからアクセスでき、添付てんぷしたフルテキストPDFなどをアプリじょうから参照さんしょうできる。

デスクトップばんやOnlineとはことなり、参考さんこう文献ぶんけんリスト作成さくせいなどの引用いんようけい機能きのうゆうしていない。[7]

2013ねん1がつにver1.0がiPad専用せんようアプリとしてリリース。[8] EndNote for iPadとばれていた。 2019ねん2がつ14にちにVer.3.0がリリースされ、iPhone対応たいおうとなり、endnote.comじょう表記ひょうきわせてEndNote for iOSに変更へんこうされた。[8][9]

アプリばんのみの特徴とくちょうとして、PDFに手書てがきでメモをることができる。[7] AirDropに対応たいおうしており、文献ぶんけん情報じょうほう共有きょうゆうがAirDrop経由けいゆ可能かのうである。[8]

EndNote Click (きゅうKopernio)

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EndNote Click (きゅうKopernio)はClarivate Analyticsしゃ提供ていきょうする無料むりょう文献ぶんけん取得しゅとくようウェブブラウザ拡張かくちょう機能きのうである。EndNote 20のリリースのさい、KopernioからEndNote Clickへ名称めいしょう変更へんこうした。

EndNoteと連携れんけいすることができ、Google ScholarPubMedなど20,000をえる文献ぶんけんデータベースから文献ぶんけん情報じょうほうとフルテキストPDFを取得しゅとくできる。[10] 検索けんさくとほぼ同時どうじにフルテキストPDFが入手にゅうしゅ可能かのうかわかり、入手にゅうしゅできる場合ばあいはワンクリックで入手にゅうしゅすることができる。[10]

利用りよう可能かのうなブラウザはGoogle ChromeFirefox

特徴とくちょう

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EndNote グループ引用いんようデータは、ファイル属性ぞくせいに *.enf や *.enl がく。

ライブラリ引用いんようデータを追加ついかするには、リファレンス種類しゅるい書籍しょせき新聞しんぶん記事きじ)などを選択せんたくし、ドロップダウンメニューのウインドウを使つかう。そして、以下いか種類しゅるい(ISBN番号ばんごう報告ほうこくしゃ発行はっこう)を特定とくていし、著者ちょしゃ、タイトル、発行はっこうねんのフィールドの範囲はんい指定していする。もし必要ひつようなフィールドをたすとき、EndNote は 2000をえたかくスタイルの引用いんようフォーマットを選択せんたくして自動じどう作成さくせいする。

しかし、選択せんたくする引用いんようスタイルについての情報じょうほうがあるとき、EndNote は自動的じどうてきには引用いんようスタイルをめない。

また、プログラムは冗長じょうちょう情報じょうほう検出けんしゅつしない。たとえば、もし新聞しんぶん記事きじで 2005ねんと2005ねん4がつ7にちがすぐのちにあった場合ばあい、 EndNote の日付ひづけフィールドは、2005ねん2005ねん4がつ7にち出力しゅつりょくされる可能かのうせいがある。

EndNoteは、プレーンテキスト, Rich Text Format, HTML or XMLとして引用いんよう出力しゅつりょくすることができる。バージョン1.1からOpenDocument対応たいおう

MendeleyやZoteroと同様どうように、DropboxやiCloudなどのクラウドストレージじょう保存ほぞんしたファイルをひらくとデータベースファイルが破損はそんする可能かのうせいがある。開発元かいはつもとはクラウドストレージの使用しよう推奨すいしょうしておらず、保存ほぞんにはローカルコンピューターとEndNote Onlineを使つかうことを推奨すいしょうしている [1]

バージョン履歴りれき

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2023ねん5がつ:EndNote 21 リリース

2020ねん10がつ:EndNote 20 リリース

2020ねん4がつ:EndNote X9.3.3 リリース。このバージョンよりライブラリのフォーマットがわったため、このバージョン以降いこう作成さくせいされたライブラリは以前いぜんのバージョンではけない。

2019ねん6がつ:EndNote X9.2 リリース

2019ねん3がつ:EndNote X9.1 リリース[11]

2018ねん9がつ:EndNote X9 (19) リリース

2016ねん11月:EndNote X8 (18) リリース

2014ねん10がつ:EndNote X7.2 リリース

2013ねん9がつ:EndNote X7 (17) リリース[2]

2013ねん:EndNote Web を EndNote basic に改名かいめい一般いっぱん公開こうかい[2]

2012ねん6がつ:EndNote X6 (16) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2011ねん6がつ:EndNote X5 (15) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2010ねん6がつ:EndNote X4 (14) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2009ねん6がつ:EndNote X3 (13) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2008ねん7がつ:EndNote X2 (12) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2007ねん6がつ:EndNote X1 (11) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2006ねん6がつ:EndNote X (10) リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2006ねん:EndNote Web サービス開始かいし限定げんてい公開こうかい[2]

2005ねん7がつ:EndNote 9 リリース MacばんとWindowsばん発売はつばい

2005ねん1がつ:EndNote 8 for Mac リリース (Unicodeに対応たいおうし、正式せいしき日本語にほんご対応たいおう)

2004ねん6がつ:EndNote 8 for Windows リリース (Unicodeに対応たいおうし、正式せいしき日本語にほんご対応たいおう)

2003ねん6がつ:EndNote 7 リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2002ねん6がつ:EndNote 6 リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2001ねん6がつ:EndNote 5 リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

2000ねん3がつ:EndNote 4 リリース MacintoshばんとWindowsばん発売はつばい

1998ねん4がつ:EndNote 3 for Mac リリース

1994ねん:EndNote 2 for Mac リリース

1988ねん:EndNote (1) をリリース[2]

1985ねん:Richard Niles 博士はかせが、参考さんこう文献ぶんけんリストを投稿とうこう規定きてい指定していする形式けいしき変換へんかん苦労くろうしている夫人ふじんからヒントをて、EndNoteを考案こうあん[2]

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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出典しゅってん

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  1. ^ Reference management software | Karolinska Institutet University Library”. kib.ki.se. 2023ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f https://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manual/endnoteb_20160420.pdf
  3. ^ EndNote ユサコ株式会社かぶしきがいしゃ”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  4. ^ 転送てんそう同期どうき共有きょうゆう機能きのうようウェブアカウントの期限きげんについて”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  5. ^ 転送てんそう同期どうき共有きょうゆう機能きのうようウェブアカウントの期限きげんについて”. 2019ねん5がつ14にち閲覧えつらん
  6. ^ a b EndNote,EndNote basic 機能きのう比較ひかくひょう”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  7. ^ a b iOSようアプリ EndNote for iOS”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  8. ^ a b c EndNote app”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  9. ^ EndNote for iOS App”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  10. ^ a b 文献ぶんけん検索けんさく革新かくしんてきツール「Kopernio」”. 2019ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  11. ^ EndNote X9.1 リリースのおらせ”. 2019ねん5がつ9にち閲覧えつらん