FGFA (航空機こうくうき)

FGFA / PMF

FGFAの原型げんけいであるT-50 (Su-57 試作しさく機き)

• 用途ようと：戦闘せんとう機き
• 分類ぶんるい：マルチロール機き
• 製造せいぞう者しゃ：スホーイ、HAL
• 運用うんよう者しゃ： インド（インド空軍くうぐん）(予定よてい)
• 運用うんよう状じょう況きょう：開発かいはつ凍結とうけつ

FGFAとは、Fifth Generation Fighter Aircraftの略称りゃくしょうで第だい五ご世代せだい戦闘せんとう機きを指さし、ロシアのスホーイ社しゃとインドのヒンドスタン航空機こうくうきによる第だい5世代せだいジェット戦闘せんとう機き開発かいはつ計画けいかくである。

FGFAは、単座たんざもしくは複ふく座ざ式しきの機体きたいであり、PAK FA計画けいかくによって開発かいはつされたSu-57とは異ことなっていると推測すいそくされる。これはステルス機能きのうの追加ついか、スーパークルーズ能力のうりょく、センサー機器きき、ネットワーク能力のうりょく、戦闘せんとう用ようの航空こうくう電子でんし装備そうびなど43箇所かしょの改良かいりょうによる。

スホーイ社しゃのディレクターであるミハイル・ポゴシャンは、次つぎの40年間ねんかんに1,000機きの戦闘せんとう機きを市場いちばに送おくり出だす計画けいかくを立たてた。これはインドの合弁ごうべん事業じぎょうで生産せいさんされるもので、ロシアとインド向むけに各かく200機きずつ、また、他国たこく用ようとして600機きが作つくられるとしている。彼かれはまた、現在げんざいの合意ごうい下かでのインドの助力じょりょくは、合弁ごうべん事業じぎょうというよりむしろ共同きょうどう作業さぎょうを成なしていると言及げんきゅうした。インド空軍くうぐんはおそらく、複ふく座ざ式しきのFGFAが開発かいはつされるよりも早はやく「ロシア・バージョンの単座たんざ戦闘せんとう機きを50機き取得しゅとくする」としている。

経緯けいい

2010年ねん9月がつ11日にち、インドとロシアの交渉こうしょうにおいて、内閣ないかく承認しょうにんを必要ひつようとする設計せっけい準備じゅんび契約けいやくの同意どういが報告ほうこくされた。共同きょうどう開発かいはつの取引とりひきでは、それぞれの国くにが60億おくドルを投資とうしし、FGFA戦闘せんとう機きの開発かいはつに8年ねんから10年ねんを要ようするとされた。戦闘せんとう機きの設計せっけい準備じゅんびに関かんするこの同意どうい事項じこうは、2010年ねん12月に調印ちょういんが予定よていされた。設計せっけい準備じゅんびには2億おく9500万まんドルがかかり、18ヶ月かげつ以内いないに完了かんりょうするとみなされた。2011年ねん8月がつ17日にち、ロシアの国営こくえいメディアは、新型しんがた戦闘せんとう機き開発かいはつのためにロシアとインドは60億おくドルを必要ひつようとし、また、インドはコストの約やく35%を負担ふたんすると報ほうじた。開発かいはつは順調じゅんちょうに進すすむかに見みえたが、蜜月みつげつは長ながくは続つづかなかった。インドは独自どくじの第だい5世代せだいジェット戦闘せんとう機きであるAMCAを並行へいこうして開発かいはつ中ちゅうでFGFAの7機きの原型げんけい機きの飛行ひこう試験しけんをロシアで実施じっししたところ、 ステルス性せい、レーダをはじめとする戦闘せんとう用よう電子でんし機器きき、センサなどがインド側がわの要求ようきゅうを満みたしていなかったことが判明はんめいしており、2018年ねん4月がつ20日はつかに開発かいはつコストと技術ぎじゅつ的てき能力のうりょくを理由りゆうにFGFAの共同きょうどう開発かいはつから撤退てったいすると報ほうじられ、開発かいはつはロシア単独たんどくで継続けいぞくされる模様もよう。

関連かんれん項目こうもく

• F-22 (戦闘せんとう機き)
• Su-57 (航空機こうくうき)（PAK FA）
• AMCA (航空機こうくうき)