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日本にっぽんeスポーツ連合れんごう

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（JeSUから転送てんそう）
一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんeスポーツ連合れんごう
Japan esports Union
団体だんたい種類しゅるい 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん
国内こくない競技きょうぎ連盟れんめい
設立せつりつ 2018年ねん1月がつ22日にち
所在地しょざいち 東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く日本橋にほんばし茅場かやば町まち1-12-4 茅場町かやばちょう会館かいかん 2F
北緯ほくい35度ど40分ふん45.5秒びょう 東経とうけい139度ど46分ふん51.5秒びょう / 北緯ほくい35.679306度ど 東経とうけい139.780972度ど / 35.679306; 139.780972座標ざひょう: 北緯ほくい35度ど40分ふん45.5秒びょう 東経とうけい139度ど46分ふん51.5秒びょう / 北緯ほくい35.679306度ど 東経とうけい139.780972度ど / 35.679306; 139.780972
法人ほうじん番号ばんごう 9010005028011 ウィキデータを編集
起源きげん 日本にっぽんeスポーツ協会きょうかい（JeSPA）
日本にっぽんeスポーツ連盟れんめい（JeSF）
e-sports促進そくしん機構きこう
主要しゅよう人物じんぶつ 会長かいちょう 早川はやかわ英樹ひでき
活動かつどう地域ちいき 日本の旗 日本にっぽん
主眼しゅがん eスポーツの振興しんこうを通とおして国民こくみんの競技きょうぎ力りょくの向上こうじょう及およびスポーツ精神せいしんの普及ふきゅう を目指めざし、これをもって国民こくみんの健康けんこうとともに、社会しゃかい・経済けいざいの発展はってんに寄与きよすること（定款ていかん第だい2章しょう第だい3条じょう）
活動かつどう内容ないよう eスポーツの振興しんこうに関かんする調査ちょうさ、研究けんきゅう、啓発けいはつ
eスポーツの競技きょうぎ大会たいかいの普及ふきゅう
eスポーツのプロライセンスの発行はっこうと大会たいかいの認定にんてい
eスポーツの選手せんしゅ育成いくせいに関かんする支援しえん
eスポーツに関かんする関係かんけい各所かくしょとの連携れんけい
会員かいいん数すう 正会員せいかいいん59、賛助さんじょ会員かいいん35
ウェブサイト https://jesu.or.jp/
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一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんeスポーツ連合れんごう（にほんイースポーツれんごう、英えい: Japan esports Union、略称りゃくしょう: JeSU）は、eスポーツに関連かんれんする日本にっぽんの一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん、国内こくない競技きょうぎ連盟れんめいである。日本にっぽんeSportsセミプロ連盟れんめいとは区別くべつされる。

概要がいよう

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JeSUは2018年ねん2月がつ1日にちより活動かつどうを開始かいしした団体だんたい。コンピュータエンターテインメント協会きょうかい（CESA）が主導しゅどうし、日本にっぽんオンラインゲーム協会きょうかい（JOGA）の後援こうえんのもと、日本にっぽん国内こくないの日本にっぽんeスポーツ協会きょうかい（JeSPA）、日本にっぽんeスポーツ連盟れんめい（JeSF）、e-sports促進そくしん機構きこうの3団体だんたいを1つに統合とうごうした団体だんたいである[1]。統合とうごうの理由りゆうは、将来しょうらいのeスポーツの五輪ごりん種目しゅもく採用さいように向むけた働はたらきかけに当あたって、乱立らんりつした業界ぎょうかい団体だんたいが障害しょうがいとなるためである[2]（ただし、後述こうじゅつするように5月に日本にっぽんeスポーツリーグ協会きょうかいが新規しんき設立せつりつされている）。発足ほっそく当初とうしょの団体だんたいの理事りじは7人にん中ちゅう4人にんがCESA出身しゅっしんであり、CESAの影響えいきょう力りょくを大おおきく受うけている。

主おもな活動かつどう目的もくてきはeスポーツの普及ふきゅうで、活動かつどう内容ないようはeスポーツに関かんする調査ちょうさやプロライセンスの発行はっこう、大会たいかいの認定にんてい、関係かんけい各所かくしょとの連携れんけい、eスポーツ選手せんしゅの育成いくせいや支援しえんとされている[3]。

2024年ねん6月がつ11日にち、2026年ねんに愛知あいち県けんで開催かいさい予定よていのアジア競技きょうぎ大会たいかいなどの国際こくさい大会たいかいへの出場しゅつじょうを目的もくてきとして、2027年ねん3月がつまでの期限きげん付つきで日本にっぽんオリンピック委員いいん会かい（JOC）に準じゅん加盟かめいした[4][5]。

課題かだい

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JeSUはプロライセンスにより選手せんしゅが高額こうがくな賞金しょうきんを受うけ取とれると考かんがえているようである[6]。JeSU代表だいひょう理事りじ岡村おかむらは、日本にっぽんeスポーツ連合れんごう発表はっぴょう会かいにて、賞金しょうきんの獲得かくとくについて法律ほうりつ的てきな懸念けねんを示しめす記者きしゃの質問しつもんに対たいし、プロの定義ていぎからして法律ほうりつ的てきに問題もんだいないと回答かいとうしている[1]。また、JeSU副ふく会長かいちょう浜村はまむらは、消費しょうひ者しゃ庁ちょうからプロライセンス発行はっこうの提案ていあんが行おこなわれ、消費しょうひ者しゃ庁ちょうや関係かんけい省庁しょうちょうとも相談そうだんを行おこなったため、法律ほうりつ的てきにグレーな部分ぶぶんはないとの認識にんしきを示しめしている[7]。2018年ねん2月がつ7日にちの国会こっかい答弁とうべんにおいても、世よ耕こう弘ひろ成なり経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんが「プロというものを民間みんかんの団体だんたいが始はじめようとしており、プロに対たいする報酬ほうしゅうであれば（賞金しょうきんの提供ていきょうは）問題もんだいないということで消費しょうひ者しゃ庁ちょうと整理せいりがついている」旨むねの発言はつげんをしている[8]。しかし、以下いかの課題かだいが指摘してきされている。

  • 既存きそんのプロゲーマーからはまだライセンス制度せいどに対たいする疑問ぎもんの声こえもあり、対話たいわしていくことが今後こんごの課題かだいとされている[9]。
  • 当初とうしょ発表はっぴょうされたプロライセンス発行はっこうタイトルの選考せんこう基準きじゅんも不明ふめいで、どのように追加ついかされていくかも不明ふめい[1]。選考せんこう過程かていの透明とうめい化かが求もとめられる[10]。
  • 高額こうがくな賞金しょうきんには日本にっぽんの法律ほうりつ的てきに問題もんだいがあるとする意見いけんもある[11]。
  • プロゲーマーになることにより仕事しごととみなされるため、すでに会社かいしゃに所属しょぞくしている人ひとはプロゲーマーが副業ふくぎょうとなる。副業ふくぎょうが出来できない場合ばあい、活動かつどうが難むずかしくなる恐おそれがある[12]。JeSU浜村はまむらは、「所属しょぞく団体だんたいと話はなしてもらうしかない」と述のべている。また会社かいしゃに副業ふくぎょうを指摘してきされた場合ばあいも、事前じぜんに書面しょめんにて確認かくにんすることになっており、個人こじんに任まかせるしかないとの発言はつげんをしている[8]。

ライター・畑はたけ史し進しんの取材しゅざいによりJeSUのオフィスがレンタルオフィス[13]であることが明あかされている。畑はたけ史し進しんは「ペーパーオフィス」と表現ひょうげんしている[13]。

法律ほうりつとの兼かね合あい

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刑法けいほう賭博とばく罪ざい

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参加さんか者しゃから、高額こうがくな賞金しょうきんを出だすために、参加さんか費ひを集あつめる事ことは賭博とばく罪ざいに相当そうとうするため、できないとされている。無料むりょう参加さんかとし、大会たいかい主催しゅさい者しゃが賞品しょうひんを提供ていきょうする場合ばあいであれば問題もんだいはない[14]。また、参加さんか費ひをとる場合ばあいでも、参加さんか費ひの用途ようとが大会たいかいの賞金しょうきん以外いがいに使用しようされるとはっきりしている場合ばあいは問題もんだいない[15]。

国際こくさいカジノ研究所けんきゅうじょ所長しょちょうである木曽きそ崇たかしによると、賭博とばくには次つぎの3要素ようそがある[16]。「偶然ぐうぜんの勝敗しょうはい」「財産ざいさん上じょうの利益りえき」「得喪とくそう（得失とくしつ）を争あらそうこと」である。木曽きそは「偶然ぐうぜんの勝敗しょうはい」に関かんしては、偶然ぐうぜんが関与かんよしない将棋しょうぎや囲碁いごですら「偶然ぐうぜんの勝敗しょうはい」とみなされることから、ゲームに関かんしても不可避ふかひであるとしている。「財産ざいさん上じょうの利益りえき」に関かんしては、ゲーム内ないのレアアイテムが交換こうかん機能きのうを持もっていたり、現金げんきんで売買ばいばいできるものである場合ばあい、リスクがある（賭博とばくとみなされる）可能かのう性せいがあると指摘してきしている。「得喪とくそうを争あらそうこと」とは、一方いっぽうのプレイヤーが得とくをしたら、もう一方いっぽうが損そんをするような相互そうご性せいがあることで、相互そうご性せいが重視じゅうしされる。囲碁いごや将棋しょうぎの賞金しょうきん制せい大会たいかいは、参加さんか費ひ無料むりょうで第三者だいさんしゃから賞金しょうきんが出だされるが、参加さんか者しゃは得とくをしても損そんはしないため、相互そうご性せいは存在そんざいしない。参加さんか費ひを徴収ちょうしゅうして運営うんえい費ひに充あてる場合ばあいは、参加さんかできる対価たいかとして参加さんか費ひを払はらうため、プレイヤーは損そんをしたことにならず、相互そうご性せいは存在そんざいしない。参加さんか費ひを徴収ちょうしゅうして参加さんか費ひのなかから賞金しょうきんを出だす場合ばあいは、「得喪とくそうを争あらそう」とみなされる。

対戦たいせん者しゃ同士どうしが金品きんぴんを賭かけた場合ばあいも囲碁いごや将棋しょうぎの真剣しんけん師しと同おなじく賭博とばく罪ざいに相当そうとうする。

景品けいひん表示法ひょうじほう

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景品けいひん表示法ひょうじほうでは景品けいひん類るいの最高さいこう額がくを制限せいげんし、過大かだいな景品けいひん類るいの提供ていきょうを防ふせいでいる[17][14]。景品けいひん類るいとは、消費しょうひ者しゃを誘引ゆういんする手段しゅだんとして、取引とりひきに付随ふずいして提供ていきょうされる、物品ぶっぴんや賞金しょうきんなどの利益りえきのことである[18]。景品けいひん類るいを提供ていきょうする方法ほうほうで、くじ等とうの偶然ぐうぜん性せいや特定とくてい行為こういの優劣ゆうれつ等とうで提供ていきょうするものを「懸賞けんしょう」とよび、これには競技きょうぎ、遊戯ゆうぎ等とうの優劣ゆうれつで提供ていきょうした場合ばあいも含ふくまれる。

メーカーが販売はんばいしたゲームで、賞金しょうきん付つき大会たいかいを開催かいさいした場合ばあい、このメーカーは自社じしゃゲームの大会たいかいで賞金しょうきんを出だしたことで消費しょうひ者しゃを誘引ゆういんした、とみなされやすい。しかし、このメーカーと（利益りえき的てきに）無関係むかんけいの第三者だいさんしゃが賞金しょうきんを出だす場合ばあいは、景品けいひん表示法ひょうじほうに抵触ていしょくしない[15]。

賞金しょうきんを大会たいかいで使つかわれるゲームのメーカー自身じしんが提供ていきょうすると景品けいひん表示法ひょうじほうに引ひっかかることは2016年ねん夏なつに木曽きそが消費しょうひ者しゃ庁ちょうに確認かくにんしている[19]。しかし、消費しょうひ者しゃ庁ちょうが定さだめている、『景品けいひん類るい等とうの指定していの告示こくじの運用うんよう基準きじゅんについて』では、「取引とりひきの相手方あいてがたに提供ていきょうする経済けいざい上じょうの利益りえきであっても、仕事しごとの報酬ほうしゅう等とうと認みとめられる金品きんぴんの提供ていきょうは、景品けいひん類るいの提供ていきょうに当あたらない」とされている[20]。ただ、メーカーが賞金しょうきんを支払しはらう場合ばあい、大会たいかいのただの参加さんか者しゃに対たいして、大会たいかいに参加さんかした報酬ほうしゅうとしただけでは、景品けいひん類るいの金銭きんせんとみなされる可能かのう性せいがあった。JeSUは、ゲーム大会たいかいに参加さんかする参加さんか者しゃが、プロライセンスを獲得かくとくし、プロゲーマーの仕事しごととして報酬ほうしゅうを獲得かくとくできるようにするため、プロライセンス制度せいどを導入どうにゅうした[12]。

2018年ねん3月がつにデジタルライターの岡安おかやすが消費しょうひ者しゃ庁ちょう表示ひょうじ対策たいさく課かの担当たんとう者しゃに確認かくにんした際さいには、『興行こうぎょう性せいのあるeスポーツ大会たいかいの賞金しょうきんは「景品けいひん類るい」に該当がいとうしないと考かんがえられる』という趣旨しゅしの回答かいとうを得えている[21][22]。

風俗ふうぞく営業えいぎょう法ほう

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e-Sports大会たいかいはゲームセンターと同様どうように風営法ふうえいほうが適用てきようされると木曽きそと山本やまもと一郎いちろうは見みている[19]。ゲームセンターは風俗ふうぞく第だい五ご号ごう営業えいぎょうに相当そうとうする[23][24]。木曽きそによると「風営法ふうえいほう上じょう、ゲームセンターの無む許可きょか営業えいぎょうは刑事けいじ罰ばつ」になると警告けいこくしており[25]、許可きょかを得える必要ひつようが出でてくる模様もよう。

風営法ふうえいほうは営利えいり目的もくてきの事業じぎょう者しゃが対象たいしょうのため、参加さんか費ひをとらなければ風営法ふうえいほうに抵触ていしょくしない[16]。

他たのeスポーツ組織そしきの動向どうこう

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JeSU発足ほっそく後ごにJリーグ[26]、Supercell[27]、よしもとクリエイティブ・エージェンシー（のちの吉本興業よしもとこうぎょう）が日本にっぽん国内こくないでeスポーツに関かかわると発表はっぴょうされたが、2018年ねん3月がつ現在げんざい、それぞれJeSUに加入かにゅうの予定よていはない。

2018年ねん5月がつ7日にち、日本にっぽんeスポーツリーグ協会きょうかい（JeSA）が設立せつりつ[28]されたことで、JeSUは国内こくない唯一ゆいいつの統括とうかつ団体だんたいという名目めいもくを失うしなう。

2019年ねん4月がつ10日とおかには一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんesports促進そくしん協会きょうかいが発足ほっそく[29]。

他たに障害しょうがい者しゃのeスポーツの団体だんたいである一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん障さわがい者しゃeスポーツ協会きょうかいがある。

ライセンス認定にんていタイトル

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当初とうしょコール オブ デューティ ワールドウォーII、レインボーシックス シージ、ストリートファイターV アーケードエディション、鉄拳てっけん7、パズル&ドラゴンズ、モンスターストライクの6タイトルがプロライセンス発行はっこう予定よていタイトルとして発表はっぴょうされ、今後こんご順次じゅんじ増ふえていくことが発表はっぴょうされた[1]。

プロライセンスを獲得かくとくするためには、JeSU公認こうにん大会たいかいで優秀ゆうしゅうな成績せいせきを収おさめる（過去かこの公認こうにんタイトルの大会たいかいで優秀ゆうしゅうな成績せいせきを収おさめた）だけでなく、JeSUの指定していするプロゲーマーの定義ていぎへの誓約せいやく、および指定していされた講習こうしゅうを受講じゅこうする必要ひつようがある。ライセンス発行はっこうには手数料てすうりょうとして5000円えん。ジュニアライセンスの場合ばあいは3000円えんの実費じっぴがかかる[30]。

最新さいしんライセンス認定にんていタイトルは公式こうしきサイトにて公開こうかいされている。

問題もんだい点てん

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プロライセンス制度せいどを巡めぐる問題もんだい

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JeSUは当初とうしょから消費しょうひ者しゃ庁ちょうなどに確認かくにんしてプロライセンス制度せいどでないと高額こうがく賞金しょうきんを受うけ取とれないと言いっていた。そこでゲーム雑誌ざっしのファミ通ふぁみつうはeスポーツ特集とくしゅうの中なかで消費しょうひ者しゃ庁ちょう表示ひょうじ対策たいさく課長かちょうの大だい元もと慎二しんじに直接ちょくせつ話はなしを聞きいている。その中なかで消費しょうひ者しゃ庁ちょうの回答かいとうは「esports大会たいかい出場しゅつじょう者しゃが優すぐれた技術ぎじゅつによって観客かんきゃくを魅了みりょうする仕事しごとをし、その報酬ほうしゅうとして賞金しょうきんを得える場合ばあい、その賞金しょうきんはプロ・アマを問とわず、景けい表ひょう法ほうで言いう"景品けいひん類るい"には該当がいとうしない。」というものでありJeSUの説明せつめいに反はんするものであった[32]。

2019年ねんにJeSUは消費しょうひ者しゃ庁ちょうに対たいしてノンアクションレター制度せいどに基もとづく法令ほうれい適用てきよう事前じぜん確認かくにん手続てつづきを用もちいて回答かいとう書しょを受領じゅりょう、「当該とうがい大会たいかい等とうにおける当該とうがい参加さんか者しゃへの賞金しょうきんの提供ていきょうは（中略ちゅうりゃく）『仕事しごとの報酬ほうしゅうと認みとめられる金品きんぴんの提供ていきょう』に該当がいとうし、景品けいひん類るいの提供ていきょうに当あたらない」との見解けんかいが出でている[33]。

2019年ねん12月、JeSUはプロライセンス制度せいどが物議ぶつぎをかもして炎上えんじょうしていることから説明せつめい文ぶんを掲載けいさい。法的ほうてきに問題もんだいないように各かく省庁しょうちょうと話はなし合あった。その上うえで「JeSU公認こうにんプロライセンス制度せいど」を考案こうあんした。賞金しょうきんを仕事しごとへの対価たいかとする形かたちも模索もさくしたが、賞金しょうきんが仕事しごとの報酬ほうしゅう等とうとして認みとめられる条件じょうけんについて具体ぐたい的てきな見解けんかいがまとまっていなかったため、リスクがあった。ライセンス制度せいどによって「選手せんしゅの活動かつどうが仕事しごとであること」を明確めいかくにすることで賞金しょうきん大会たいかいを目指めざしたとしている[34]。

JeSUのプロライセンス制度せいどをめぐる説明せつめい文ぶんではライセンス制度せいど外がいで開催かいさいされる賞金しょうきん制せい大会たいかいについて消費しょうひ者しゃ庁ちょうに問とい合あわせて回答かいとうを得えたとしており、「一定いっていの方法ほうほうで参加さんか者しゃを限定げんていしているケースにおいて」法的ほうてきな問題もんだいはないというものだった。これはカジノ研究けんきゅう者しゃの木曽きそ崇たかしが以前いぜんに消費しょうひ者しゃ庁ちょうに確認かくにんを取とった回答かいとうと同おなじであり、木曽きそが言いい続つづけているようにライセンス制度せいどが不要ふような大会たいかいが存在そんざいすることになる[34]。

ライセンス非ひ所持しょじ者しゃ、ジュニアライセンス所持しょじの中学生ちゅうがくせいに対たいする賞金しょうきんの扱あつかい

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2018年ねん12月に開催かいさいされたカプコンカップ2018でももちが7位い入賞にゅうしょう、賞金しょうきん50万まん円えん獲得かくとくの権利けんりを得えたがライセンス非ひ所持しょじを理由りゆうに賞金しょうきんを10万まん円えんに減額げんがく[35]、東京とうきょうゲームショウ2019の場ばで開催かいさいされたCAPCOM ProTour 2019アジアプレミアはももちが優勝ゆうしょうし賞金しょうきん500万まん円えんの権利けんりを獲得かくとくしたが同様どうようにライセンス非ひ所持しょじを理由りゆうに賞金しょうきんを10万まん円えんに減額げんがくされた。更さらに後者こうしゃではももちは配信はいしんの場ばで実際じっさいに贈呈ぞうていされたのは減額げんがくされた賞金しょうきん10万まん円えんから、副賞ふくしょうのモニター代だい39800円えんを差さし引ひいた60200円えんであったと発言はつげん。JeSU東京とうきょう支部しぶ事務じむ局長きょくちょうの溝口みぞぐち晃あきら太郎たろうはTwitterで「賞金しょうきん減額げんがくの判断はんだんを下くだしたのはカプコン」と弁明べんめいしたがアカウントに鍵かぎをかけた後のち当該とうがいツイートを削除さくじょ、その後ご鍵かぎを開あけて謝罪しゃざいした[36]。

TGS2019ではドラゴンブースト presents パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2019で優勝ゆうしょうしたジュニアライセンスを所持しょじする中学生ちゅうがくせいに対たいして賞金しょうきんが出でないという事態じたいも起おきたが、これは規約きやくによって決きめられていた。

中学生ちゅうがくせいに対たいして賞金しょうきんが出でないと炎上えんじょうしている件けんについてJeSUの説明せつめいは年少ねんしょう者しゃがeスポーツに取とり組くめる社会しゃかい環境かんきょうが整備せいびされていないことや高額こうがく賞金しょうきんを提供ていきょうすることは社会しゃかい的てきに広ひろく受うけ入いれられている訳わけではないことなどを理由りゆうとしている[34]。

賞金しょうきん問題もんだいに対たいする取材しゅざい対応たいおうの酷ひどさ
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ライセンス非ひ所持しょじ者しゃ、ジュニアライセンス所持しょじの中学生ちゅうがくせいに対たいする賞金しょうきんの扱あつかいについてJeSUが批判ひはんされていたこともあり、ネットメディアの「ねとらぼ」は9月17日にち、事実じじつ確認かくにんのためJeSU広報こうほうに質問しつもんをメールで送付そうふした。回答かいとう期日きじつを提案ていあんしたところ、JeSU側がわから時間じかんがほしいとの返信へんしんが来きたが、それきりで連絡れんらくがないのでねとらぼは、9月26日にちに回答かいとうはいつ貰もらえるのかとメールをした。翌よく27日にちに来週らいしゅう前半ぜんはんにはどうにかと連絡れんらくが来きたが、その後ご翌々週よくよくしゅうまで連絡れんらくはなく、10月8日にちには回答かいとうしていないことへの謝罪しゃざいとうやむやにするつもりはないとの返信へんしんが来きた。しかしまた連絡れんらくが途絶とだえ、再ふたたび10月がつ16日にちに回答かいとうを求もとめた。このようにJeSU側がわは回答かいとう延期えんきを繰くり返かえしていた。11月8日にちにライセンス制度せいどに関かんする説明せつめい文ぶんを作成さくせい中ちゅうであるとの回答かいとうがきたが、ねとらぼの質問しつもんへの回答かいとうは得えられなかった[37]。

プロライセンス制度せいどは不要ふよう

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2019年ねんにJeSUが公表こうひょうした消費しょうひ者しゃ庁ちょうの見解けんかいは、カジノ研究けんきゅう者しゃの木曽きそ崇たかしが以前いぜんからeスポーツの賞金しょうきん問題もんだいで消費しょうひ者しゃ庁ちょうにノンアクションレター制度せいどを利用りようし確認かくにんを取とって公表こうひょうしたものと一貫いっかんしており変かわりはく、木曽きそはその上うえでプロライセンス制度せいどは不要ふようと見解けんかいを説明せつめいしていた[33]。 木曽きそは当時とうじのJeSUは消費しょうひ者しゃ庁ちょうなどに確認かくにんしてプロライセンス制度せいどを作つくった。ライセンス制度せいどに賛同さんどうし、公認こうにんタイトルになっている競技きょうぎに関かんしては、いまの法ほうを順守じゅんしゅする仕組しくみで継続けいぞくして大会たいかい運営うんえいが行おこなわれると声明せいめいを出だしていたが、2019年ねんのJeSUが公表こうひょうした消費しょうひ者しゃ庁ちょうの見解けんかいを見みるとJeSUのライセンス制度せいど適用てきようは不要ふような「上乗うわのせ」規制きせいでしかなく最初さいしょから必要ひつようなかったことになると指摘してきしている[33]。木曽きそは「一定いっていの方法ほうほうで参加さんか者しゃを限定げんていしているケースにおいて」法的ほうてきな問題もんだいはないとの回答かいとうを得えたとしており、ももちが参加さんかした大会たいかいは「一定いっていの方法ほうほうで参加さんか者しゃを限定げんていしているケース」でありこの大会たいかいにおいてJeSUのライセンスは不要ふようであったと主張しゅちょうしている。

消費しょうひ者しゃ庁ちょうがプロライセンス制度せいどの推奨すいしょうを否定ひてい
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JeSUの浜村はまむら副ふく会長かいちょうはプロライセンス制度せいどについて消費しょうひ者しゃ庁ちょうから賞金しょうきん付つき大会たいかいを開催かいさいする方法ほうほうとしてプロライセンス制度せいどの提示ていじがあって決きめたかのように説明せつめいをしていた[38]が、消費しょうひ者しゃ庁ちょうはこれを否定ひていした。消費しょうひ者しゃ庁ちょうによるとJeSUからライセンス制度せいどの提案ていあんを受うけ会話かいわしていく中なかで「わかりやすいかもしれないね」と言いうような返答へんとうはしたかもしれないが、JeSUの言いうように積極せっきょく的てきに作つくれなどと推奨すいしょうしたことはないとしている[39]。

JeSUは世界せかい的てきに異例いれいのガラパゴスeスポーツ団体だんたい

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JeSUは、いろいろなメーカーやCESA（一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんコンピュータエンターテインメント協会きょうかい）関係かんけい者しゃが会員かいいんにいるが、一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんesports促進そくしん協会きょうかい（JEF）の青木あおきによると、世界中せかいじゅうで人気にんきを集あつめているeスポーツのゲームのディベロッパーが、eスポーツの国内こくない競技きょうぎ連盟れんめいに加盟かめいすることは、海外かいがいではまずないと指摘してきしている[40]。

日本にっぽんeスポーツアワード

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日本にっぽんeスポーツアワードは、日本にっぽんeスポーツ連合れんごう （JeSU）が2023年度ねんどにスタートさせたeスポーツに携たずさわる選手せんしゅ、関係かんけい者しゃ、団体だんたいを表彰ひょうしょうする式典しきてんである[41]。

第だい1回かい（2024年ねん1月がつ25日にち）
2023年ねん10月がつ1日にち‐12月31日にちまでWeb上じょうのファン投票とうひょうが行おこなわれ、eスポーツ業界ぎょうかい関係かんけい者しゃからなる審査しんさ委員いいん会かいの協議きょうぎを経へて全ぜん16部門ぶもんで表彰ひょうしょうが行おこなわれた[42][41]。
  • 年間ねんかん最優秀さいゆうしゅうeスポーツプレイヤー賞しょう:あcola(Under18最優秀さいゆうしゅうeスポーツプレイヤー賞しょう、最優秀さいゆうしゅう格闘かくとうゲームプレイヤー賞しょうを含ふくむ3冠かん)[41][42]
  • 最優秀さいゆうしゅうeスポーツチーム賞しょう:ZETA DIVISION
  • 最優秀さいゆうしゅうeスポーツクリエイター賞しょう:k4sen
  • 最優秀さいゆうしゅうMOBAプレイヤー賞しょう:Evi
  • 最優秀さいゆうしゅうシューティングゲームプレイヤー賞しょう:Laz
  • 最優秀さいゆうしゅうマインドゲームプレイヤー賞しょう:あめみやたいよう
  • 最優秀さいゆうしゅうスポーツゲームプレイヤー賞しょう:うでぃ
  • 最優秀さいゆうしゅうeモータースポーツゲームプレイヤー賞しょう:宮園みやその拓つぶせ真しん
  • 最優秀さいゆうしゅうノンセクションゲームプレイヤー賞しょう:Mugi
  • 最優秀さいゆうしゅうストリーマー賞しょう:SHAKA
  • 最優秀さいゆうしゅうeスポーツゲーム賞しょう:ストリートファイター6
  • 最優秀さいゆうしゅうeスポーツキャスター賞しょう:岸きし大河たいが
  • 最優秀さいゆうしゅうeスポーツ大会たいかい賞しょう:VALORANT MASTERS TOKYO
  • eスポーツ功労賞こうろうしょう:豊田とよだ風かぜ佑たすく（TOPANGA代表だいひょう取締役とりしまりやく）、松本まつもと祐ゆう輝てる（西村にしむらあさひ法律ほうりつ事務所じむしょ弁護士べんごし）、Yossy（吉村よしむら尚志ひさし）（Negitaku）

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d “「日本にっぽんにおけるeスポーツ発展はってんの大おおきな一いち歩ほ」 日本にっぽんeスポーツ連合れんごう（JeSU）発足ほっそく”. GAME Watch (2018年ねん2月がつ1日にち). 2018年ねん3月がつ21日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “「eスポーツ」プロ制度せいど立だち上あげ ライセンスはゲーム別べつ”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル (2018年ねん2月がつ1日にち). 2018年ねん5月がつ6日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “日本にっぽんeスポーツ連合れんごう（JeSU）設立せつりつ記者きしゃ会見かいけんを行おこないました。”. 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんeスポーツ連合れんごうオフィシャルサイト (2018年ねん2月がつ1日にち). 2018年ねん3月がつ21日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “JOC、eスポーツの準じゅん加盟かめい承認しょうにん 27年ねん3月がつまでの期限きげん付つき”. 共同通信きょうどうつうしん (2024年ねん6月がつ11日にち). 2024年ねん6月がつ15日にち閲覧えつらん。
  5. ^ 日本にほんテレビ (2024年ねん6月がつ11日にち). “日本にっぽんeスポーツ連合れんごうがJOCに準じゅん加盟かめい ゲームが将来しょうらいオリンピック種目しゅもくに？”. 日にっテレNEWS NNN. 2024年ねん6月がつ15日にち閲覧えつらん。
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  35. ^ “「ストV AE」大会たいかいでももち選手せんしゅが7位い入賞にゅうしょうも10万まん円えんしか賞金しょうきん受うけ取とれず　物議ぶつぎを呼よんだ“プロ制度せいど”、JeSUの見解けんかいは”. ねとらぼ (2019年ねん2月がつ24日にち). 2019年ねん9月がつ19日にち閲覧えつらん。
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  38. ^ “プロライセンス制度せいど、「消費しょうひ者しゃ庁ちょうと相談そうだんして決きめた」　eスポーツ団体だんたいの見解けんかいとプロゲーマーの思おもい”. itmedia (2020年ねん1月がつ26日にち). 2018年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  39. ^ “日本にっぽんの｢eスポーツ｣が世界せかいに遅おくれる根本こんぽん理由りゆうプロライセンス制度せいどは本当ほんとうに必要ひつようなのか”. 東洋とうよう経済けいざい (2020年ねん1月がつ26日にち). 2020年ねん1月がつ26日にち閲覧えつらん。
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  42. ^ a b “『第だい1回かい 日本にっぽんeスポーツアワード』受賞じゅしょう者しゃ・作品さくひん発表はっぴょう 初代しょだい年間ねんかん最優秀さいゆうしゅうプレイヤーはあcola 最優秀さいゆうしゅうチームはZETA DIVISION【受賞じゅしょう者しゃ一覧いちらん】”. ORICON NEWS (2024年ねん1月がつ25日にち). 2024年ねん3月がつ9日にち閲覧えつらん。

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