LFK NG

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LFK NG
種類しゅるい 短距離たんきょり防空ぼうくうミサイル
製造せいぞうこく ドイツの旗 ドイツ開発かいはつちゅう
性能せいのうしょもと
ミサイル直径ちょっけい 110 mm
ミサイル全長ぜんちょう 1780 mm
ミサイル重量じゅうりょう 28 kg
弾頭だんとう 直撃ちょくげき破壊はかいしき(2.5kg)
射程しゃてい 10 km (5.4 nmi)
だか 5 km (16,000 ft)
推進すいしん方式ほうしき 固体こたい燃料ねんりょうロケット
誘導ゆうどう方式ほうしき 赤外線せきがいせん画像がぞう(IIR)
飛翔ひしょう速度そくど マッハ 2.2
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LFK NGドイツ: Lenkflugkörper Neue Generation, しん世代せだいミサイル)は、ドイツ連邦れんぽう共和きょうわこくMBDAドイツ(LFK)しゃディール・ディフェンス(BGT)しゃ開発かいはつちゅう短距離たんきょり防空ぼうくうミサイルである。

開発かいはつ経緯けいい[編集へんしゅう]

LFK NGは、ドイツ陸軍りくぐんあたらしい野戦やせん防空ぼうくうシステムSysFla(Systems Flugabwehr)を構成こうせいするサブシステムとして開発かいはつちゅうのミサイルシステムである。SysFlaは、アメリカ陸軍りくぐんCounter-RAMシステムと同様どうようロケットだん迫撃はくげき砲弾ほうだんなどから野戦やせん部隊ぶたい防御ぼうぎょするためのシステムである。

2007ねんにドイツ政府せいふラインメタル・ディフェンスしゃMBDAドイツしゃによる合弁ごうべん企業きぎょうSysFlaしゃ野戦やせん防空ぼうくうシステム全体ぜんたい開発かいはつしゃとして選定せんていした。SysFlaしゃ開発かいはつ計画けいかくによれば、対空たいくう機関きかんほうMANTIS次期じき空間くうかん防護ぼうごシステム旧称きゅうしょう NBS C-RAM))と、短距離たんきょり防空ぼうくうミサイルLFK NGによって、たてふかてき防御ぼうぎょもう構築こうちくすることが期待きたいされた。なおMANTIS次期じき空間くうかん防護ぼうごシステムは、 GDF-020 35mm機関きかんほうから派生はせいした35mm AHEADだん利用りよう対空たいくう機関きかんほうシステムである。

LFK NGの開発かいはつは、MBDAドイツ(LFK)しゃディール・ディフェンス(BGT)しゃ共同きょうどうおこなわれることとなった。BGTしゃ参加さんかした欧州おうしゅうすうカ国かこく企業きぎょうにより国際こくさい開発かいはつされた短距離たんきょりそら対空たいくうミサイルIRIS-Tをベースとしている。C-RAM用途ようと要請ようせいにより弾頭だんとう方式ほうしき変更へんこうされ、運動うんどうエネルギーだんによる直撃ちょくげき破壊はかいしき採用さいようされている。

また、LFK NGは、ティーガー攻撃こうげきヘリコプター自衛じえい兵器へいきとしても搭載とうさい検討けんとうされている。

参照さんしょう[編集へんしゅう]

  • deagel.com (2011ねん3がつ10日とおか). “LFK NG / LFK NG leFla” (英語えいご). 2011ねん9がつ10日とおか閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • IDAS (ミサイル) - 同様どうようにIRIS-Tをベースとした潜水艦せんすいかん発射はっしゃがたかん防空ぼうくうミサイル
  • MEADS - ちゅう高度こうど防空ぼうくうミサイル・システム。ドイツぐんでは、IRIS-Tの垂直すいちょく発射はっしゃがたであるIRIS-T SLによって補完ほかんさせる計画けいかくがある。