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ピーター・フレデリック・ストローソン

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ピーター・ストローソン
生誕せいたん 1919ねん11月23にち
イングランドの旗 イングランド・ウエストロンドン・イーリング
死没しぼつ 2006ねん2がつ13にち(2006-02-13)(86さいぼつ
イングランドの旗 イングランド・ロンドン
時代じだい 現代げんだい哲学てつがく
地域ちいき 西洋せいよう哲学てつがく
学派がくは 分析ぶんせき哲学てつがく
研究けんきゅう分野ぶんや 言語げんご哲学てつがくしん哲学てつがく
おも概念がいねん 日常にちじょう言語げんご学派がくは
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ピーター・フレデリック・ストローソン (Peter Frederick Strawson、1919ねん11月23にち - 2006ねん2がつ13にち)は、イギリス哲学てつがくしゃオックスフォおっくすふぉド大学どだいがくモードリン・カレッジウェインフリート形而上学けいじじょうがく教授きょうじゅ

くなったさいには、『ガーディアン』つぎ追悼ついとうぶん掲載けいさいされた。「オックスフォードは、1950ねんから1970ねんまで、世界せかい哲学てつがく首都しゅとであり、アメリカの学者がくしゃたちがこぞってあつまったものである。その黄金おうごん最高さいこう哲学てつがくしゃとして在籍ざいせきしていたのがピーター・ストローソンだった」[1]

学生がくせい時代じだい[編集へんしゅう]

ピーター・ストローソンは西にしロンドンのイーリングにまれ、きたロンドンのフィンチリーでそだった。両親りょうしんともに教師きょうしであった。フィンチリーのクライスト・カレッジを卒業そつぎょうオックスフォおっくすふぉド大学どだいがくセントジョンズ・カレッジにすすみ、哲学てつがく政治せいじがく経済けいざいがくまなんだ。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

ストローソンは1950ねん発表はっぴょうした「On Referring」という論文ろんぶんによってられるようになった。バートランド・ラッセルの記述きじゅつ理論りろん批判ひはんしたものである(「確定かくてい記述きじゅつ」も参照さんしょう)。

ストローソンの哲学てつがく方法ほうほうろんには、2つの相互そうご関連かんれんした重要じゅうようてんがある。1つは、「記述きじゅつてき形而上学けいじじょうがくであり、2つは、日常にちじょう生活せいかつもちいられる概念がいねんから構成こうせいされる、共有きょうゆうされた概念がいねん枠組わくぐみというアイデアである。著書ちょしょ『Individuals』では、人間にんげん共有きょうゆうする概念がいねん枠組わくぐみをなしている、相互そうご連関れんかんした網目あみめじょう概念がいねんたちについて記述きじゅつあたえられている。とくに、基礎きそてき特殊とくしゅしゃ(basic particular)についての観念かんねんと、それがいかにして時空じくうあいだてき概念がいねんのもとに包摂ほうせつされるのかが議論ぎろんされている。この研究けんきゅう形而上学けいじじょうがくてきなプロジェクトであるとされる所以ゆえんは、我々われわれ世界せかいについていだ思考しこう構造こうぞうてき特徴とくちょう精査せいさし、人間にんげん現実げんじつについてかんがえうる限界げんかい正確せいかく見定みさだめようとしていることによる。

ストローソンは1960ねんブリティッシュアカデミーのフェローとなり、1971ねんにはアメリカ芸術げいじゅつ科学かがくアカデミー国外こくがい名誉めいよメンバーとなった。1969ねんから1970ねんにかけてアリストテレス協会きょうかい会長かいちょうつとめた。1977ねんには、哲学てつがくにおける功績こうせきもとづき、ナイトの称号しょうごうた。

私生活しせいかつ[編集へんしゅう]

ストローソンは戦時せんじちゅう軍隊ぐんたい指揮しきかんつとめたのち、1945ねんにアン・マーティンと結婚けっこんし、4にんもうけた。息子むすこ一人ひとり哲学てつがくしゃゲーレン・ストローソンである。成人せいじん生涯しょうがいのすべてをオックスフォードでごし、2006ねん2がつ13にちやまいによって病院びょういんいきった。ストローソンのおとうとはイギリス陸軍りくぐん少将しょうしょうのジョン・ストローソンである。

著作ちょさく[編集へんしゅう]

たんちょ[編集へんしゅう]

  • Introduction to Logical Theory. London: Methuen, 1952.
    つねしゅんそう三郎さぶろう木村きむらまこと哉、やぶ栄夫ひでおやく論理ろんり基礎きそ日常にちじょう言語げんご形式けいしき論理ろんりがくうえした)』法律文化社ほうりつぶんかしゃ、1994ねん
  • Individuals: An Essay in Descriptive Metaphysics. London: Methuen, 1959.
    中村なかむら秀吉ひでよしやく個体こたい主語しゅご』みすず書房しょぼう、1979ねん
  • The Bounds of Sense: An Essay on Kant's Critique of Pure Reason. London: Methuen, 1966.
    熊谷くまがいただしおとこ鈴木すずき恒夫つねお横田よこた栄一えいいちやく意味いみ限界げんかい―『純粋じゅんすい理性りせい批判ひはん論考ろんこう』勁草書房しょぼう、1987ねん
  • Logico-Linguistic Papers. London: Methuen, 1971
  • Freedom and Resentment and other Essays. London: Methuen, 1974
  • Subject and Predicate in Logic and Grammar. London: Methuen, 1974
  • Skepticism and Naturalism: Some Varieties. New York: Columbia University Press, 1985.
  • Analysis and Metaphysics: An Introduction to Philosophy. Oxford: Oxford University Press, 1992.
  • Entity and Identity. Oxford: Oxford University Press, 1997.
  • Philosophical Writings. Oxford: Oxford University Press, 2011.

論文ろんぶん[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Philosophical Subjects: Essays Presented to P. F. Strawson, ed. Zak Van Straaten (Oxford: Clarendon Press, 1980)
  • Leibniz and Strawson: A New Essay in Descriptive Metaphysics, Clifford Brown (Munich: Philosophia Verlag, 1990)
  • Ensayos sobre Strawson, ed. Carlos E. Carosi (Montevideo: Universidad de la Republica, 1992)
  • The Philosophy of P. F. Strawson, ed. Pranab Kumar Sen and Roop Rekha Verma (Indian Council of Philosophical Research, 1995)
  • The Philosophy of P. F. Strawson, Lewis E. Hahn, ed. (Open Court, 1998)
  • Theories of Truth, Richard Kirkham (MIT Press, 1992). (Chapter 10 contains a detailed discussion of Strawson's performative theory of truth.)
  • Strawson and Kant, ed. Hans-Johann Glock (Oxford: Oxford University Press, 2003)
  • Sir Peter Strawson (1919–2006), Univ Newsletter, Issue 23, page 4, Hilary 2006.
  • Peter Strawson, Clifford Brown (Acumen Publishing, 2006)
  • Free Will and Reactive Attitudes: Perspectives on P. F. Strawson's 'Freedom and Resentment'. Micheal McKenna and Paul Russell, forthcoming.

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]