RBU-12000

RBU-12000
RBU-12000
種類しゅるい	対たい潜せん迫撃はくげき砲ほう
原はら開発かいはつ国こく	ソビエト連邦れんぽう
運用うんよう史し
配備はいび期間きかん	1980年代ねんだい – 現代げんだい
諸しょ元もと
重量じゅうりょう	6,200 kg (本体ほんたいのみ)
全長ぜんちょう	3,000 m
全幅ぜんぷく	2.2 m
全ぜん高こう	0.3 m
砲弾ほうだん重量じゅうりょう	250 kg
口径こうけい	300 mm
銃砲じゅうほう身み	10 連装れんそう
有効ゆうこう射程しゃてい	3,000 m
炸薬さくやく量りょう	120 kg
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RBU-12000「ウダフ1」^[1]（ロシア語ご: РБУ-12000 «Удав1»、ボアの意い）は、ソビエト連邦れんぽう（ソ連それん）が開発かいはつした300mm口径こうけい対たい潜せん迫撃はくげき砲ほう。投射とうしゃされる爆雷ばくらいをロケット弾だんとして、射程しゃていを延伸えんしんしている。RBU-6000を大型おおがた化か・射程しゃてい延長えんちょう化かしたもので、1980年ねん頃ごろからソ連それん海軍かいぐんの艦艇かんていに搭載とうさいされた。現在げんざいも、ロシア海軍かいぐんの艦艇かんていに搭載とうさいされている。

設計せっけい

RBU-12000は、「ウダフ1」防御ぼうぎょシステムを構成こうせいするKT-153発射はっしゃ機きと火器かき管制かんせい装置そうち、自動じどう装填そうてん装置そうち、地上ちじょう支援しえん装置そうちの総称そうしょうである。この防御ぼうぎょシステムは潜航せんこう中ちゅうの潜水せんすい艦かんの攻撃こうげきだけではなく、魚雷ぎょらいの針路しんろ上じょうに爆雷ばくらいの弾幕だんまくを展開てんかいすることで、魚雷ぎょらいからの防御ぼうぎょにも用もちいることが可能かのうである。

KT-153発射はっしゃ機きは、緩ゆるやかな弧状こじょうに配置はいちされた10本ほんの発射はっしゃ筒とうを備そなえる。発射はっしゃ機きは仰角ぎょうかく方向ほうこうと横よこ方向ほうこうのスタビライザーを有ゆうしており、次つぎ弾だんの装填そうてんなどは火器かき管制かんせい装置そうちと自動じどう装填そうてん装置そうちを介かいして遠隔えんかく操作そうさで行おこなう。

RBU-12000に用もちいられる爆雷ばくらいは、111SG爆雷ばくらいと111SZ爆雷ばくらい、111SOデコイがある。111SG爆雷ばくらいは対たい潜せん爆雷ばくらいで、着発ちゃくはつ信管しんかんと榴弾りゅうだん弾頭だんとうを有ゆうする。111SZ爆雷ばくらいは対たい魚雷ぎょらい爆雷ばくらいで、魚雷ぎょらいの進路しんろ上じょうに浅あさ深ふか2面めんの弾幕だんまくを形成けいせいし、近接きんせつ信管しんかんで作動さどうする。111SOデコイはホーミング魚雷ぎょらいに対たいするデコイで、111SZ爆雷ばくらいと共ともに発射はっしゃされ、音響おんきょう標的ひょうてきとなることでホーミング魚雷ぎょらいを逸そらす。

配備はいび

KBMコロムナ設計せっけい局きょくで開発かいはつされたRBU-12000は、1987年ねんに竣工しゅんこうしたキエフ級きゅう航空こうくう母艦ぼかん「バクー」にRBU-6000に代かわって搭載とうさいされた^[1]。さらに、1988年ねんに竣工しゅんこうした11442型がた重じゅう原子力げんしりょくミサイル巡洋艦じゅんようかん「カリーニン」（後のちに「アドミラル・ナヒーモフ」に改名かいめい）と1998年ねんに就役しゅうえきした「ユーリ・アントロポフ」（後のちに「ピョートル・ヴェリーキイ」に改名かいめい）にRBU-1000と共ともに1基きのRBU-12000が搭載とうさいされた^[1]。さらに、1990年ねんに就役しゅうえきした「アドミラル・クズネツォフ」の艦かん尾お両りょう舷ふなばたにRBU-12000が各かく1基き搭載とうさいされた^[1]。